物事に前向きに取り組む人は高い評価を得る傾向があります。それはなぜでしょうか? 今回は前向きな姿勢やポジティブな考え方が大切な理由と、就活や転職活動の自己PRでアピールする際のポイントを例文付きで解説します。
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「前向き」が評価されるのはなぜ?
そもそも前向きであることが評価されるのはなぜでしょうか?ここでは就活や転職活動に的を絞って、その理由を考えてみましょう。
・入社後も意欲的に仕事に取り組んでくれそうだから
前向きな考え方ができる人は、就職してからも仕事に対して意欲的に取り組むことが期待できそうだと採用担当者は考えます。変化を恐れず新しい仕事にも積極的に挑戦する姿勢は、社会人にとって大切な気質といえるでしょう。
・失敗してもすぐに切り替えられ仕事の効率が良いから
前向きな人は、たとえ失敗してもいつまでも落ち込まず、切り替えることができます。失敗したからと言ってすぐに挫折して投げ出さず問題解決に向けて取り組むため、結果的に仕事の効率も上がるのです。
・職場の雰囲気に良い影響を与えるから
誰でも消極的でネガティブな言動の人よりも、明るく前向きな人と一緒に働く方が気持ちが良いのではないでしょうか。「どうせだめだ…」という後ろ向きな人よりも仕事を頼みやすいのは当然のことです。
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「前向き」をアピールする時はここに注意
しかしここで注意すべきことがあります。それは「前向きと楽天は違う」という点です。いつも呑気に構えて深く考えなかったり、失敗しても反省しなかったりでは、前向きというよりはただの楽天です。もちろんある程度楽天的であることも必要なのですが、仕事で大切なのは、失敗しても適切に反省し、切り替えて次につなげられることや、困難にぶつかってもあきらめずに取り組み、解決策を見出すなど「結果」を出せるかどうかです。
また、自己PRで「前向き」をアピールする時は、裏付けとなる具体的なエピソードが必要です。ただ単に「私は前向きな人間です」と言っても、主観だけでは説得力がありません。前向きな性格というだけでなく、その姿勢でどんな困難を乗り越えたことがあるか、どんな効果をもたらしたかという経験を伝えましょう。第三者から前向きであると言われたエピソードがあれば、より説得力が増します。
また、面接の自己PRでアピールする時は、緊張でこわばった態度や暗い表情で「前向き」をアピールしても説得力に欠けてしまいます。自己PRの時は口角を上げてハキハキと話すことや、ポジティブであることが伝わるような態度を意識しましょう。
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自己PRで「前向き」はこうアピールする!
自己PRで「前向き」をアピールする際は、前項までのポイントを意識しましょう。
例文を参考にしてみてください。
例文
「私は、何事においても前向きであることを特に大切にしています。これは小学生の頃から大学時代まで続けてきた陸上競技を通じて学んだ姿勢です。スポーツを長く続ける中で何度か大きな怪我に見舞われたのですが、もうこれ以上続けられないかもしれないという事態になった時も、絶対にあきらめず前向きにリハビリに取り組んだ結果、医師の予想よりも早く回復することができました。さらに通常の練習以外にも独自の練習メニューを考えてトレーニングし続け、大学2年の時には全国◯位のタイムを出すことができました。部の後輩が怪我して辞めるかどうか悩んだ時、「選手生命が絶たれるような大きな怪我をしたのに、ネガティブに落ち込まずリハビリに取り組む先輩の前向きな姿を思い出して、自分も踏み留まってがんばれた」と言ってくれたことはとても嬉しかったです。社会人になってからも前向きな姿勢を大切に、しっかり仕事に取り組みたいと思います」
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