このページのまとめ
- 自己PRで素直さをアピールする就活生は多いので、差別化が重要
- 自己PRで素直さをアピールすれば、適応力や成長の早さも印象付けられる
- 自己PRで素直さを伝える際は、面接での態度にも気を付ける
「自己PRで素直さは強みとしてアピールできる?」「素直さは企業に評価される長所なのか不安」などと思う就活生もいるでしょう。素直さを自己PRでアピールするためには、素直さ自体への理解度を高める必要があります。
この記事では、素直さを強み・長所として採用担当者に伝えるための自己PRの書き方を解説。書き方や伝え方をマスターして就活を成功させましょう。
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就活の自己PRで素直さは強みになる
就活の場面での素直さは、評価される要素になります。あらゆる業界・職種でも、仕事を円滑に進められる要素だからです。
ただし、就活で素直さをアピールする就活生は多くいます。ただ「素直です」とアピールするだけでは、評価されないので気を付けましょう。
素直さをアピールするためには、ほかの言葉に言い換えてみるのも大切です。
・指摘やアドバイスを受け止められる
・失敗から学ぶことができる
・必要なときは周りに助けを求められる
・環境の変化にも柔軟に対応できる
・協調性が高い
このように言い換えれば、素直さだけではなく、別の長所も合わせてアピールができます。説得力があり、差別化にもつながるので、言い換えも工夫して伝えてみてください。
自己PRのコツについては、「自己PRの内容は内定を左右する!書き方や注意点を例文つきで解説」の記事でも詳しく解説しています。
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就活の自己PRから企業が求める素直さ
自己PRで素直さをアピールするためには、企業がどのような長所を求めているか知っておくのもポイントです。素直さといっても幅広いため、具体的にどのような要素が必要なのかを知っておきましょう。
周りの意見を受け入れられる
企業が求める素直さの1つが、周りの意見を素直に受け入れられることです。先輩や上司からのアドバイスを素直に聞ける人材は、成長速度も速いでしょう。
知識も経験もない新入社員は、周囲からさまざまな意見を言われます。その際に、素直に受け取るか、反発するかでは、周囲からの評価にも差が出るでしょう。
自分と異なる考えであっても素直に受け入れて、指示に従える人物の方が、就活では評価されます。
環境の変化に適応できる
周りの意見を素直に受け入れられる人は、環境の変化にも柔軟に対応できます。変化があっても気にせず、素直に状況を受け入れられるからです。
たとえば、企業では部署異動のように大きく環境が変わる場合もあります。素直な人であれば、新しい環境を受け入れ、今の状況で自分なら何ができるかを中心に考えられるでしょう。
企業によっては、市場の変化や顧客のニーズの変化、方針の変化に対しても、臨機応変に対応できる能力が求められます。日々変化する環境を素直に受け止められることは、多くの企業が求める人材とマッチするでしょう。
周りの変化に対応できる場合は、適応力としてアピールするのもコツです。「自己PRで適応力をアピールするコツは?評価される書き方やポイントを解説」の記事も参考にしてみてください。
成長のスピードが早い
素直に他人の意見を受け入れられる人は、成長速度も速くなります。入社後の成長を期待され、評価されるケースも多いでしょう。
仕事は自分で考えるよりも、よく知っている先輩や上司に教えてもらう方が早く成長します。間違った自分のやり方に固執していては、なかなか成長できません。
企業は早く成長し、成果を出せる人物を求めています。周囲の意見を素直に聞ける人物は、成長も早いと考え、評価されるでしょう。
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自己PRで素直さをアピールする際の構成
ここでは、自己PRで素直さをアピールする際の構成を紹介します。構成を知っておけば、伝える内容が変わってもわかりやすい文章が作れるので勉強しておきましょう。
1.強みを伝える
まずは自分の長所や強みから伝えましょう。「私の強みは素直さです」のように、簡潔にアピールするのがコツです。
就活の質問で大切なのは、「結論から答えること」になります。自己PRは長所が聞かれているため、アピールしたい長所から答えましょう。
自己PRの書き出しについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」の記事も参考にしてください。
2.素直さを発揮して成功したエピソードを伝える
次に、素直さを発揮して、成果を出したエピソードを伝えましょう。具体的なエピソードを伝えると、長所の説得力が増します。
部活やゼミ、アルバイトやボランティア活動などを振り返り、素直さによって改善したこと、学びや指摘から得たものなどをアピールしてください。
3.仕事でどのように活かすかを伝える
最後に、素直さを仕事でどのように活かすかを伝えましょう。どんなに優れた長所でも、仕事で活かせなければ評価されません。
事前に企業研究を行い、素直さが活かせる場面を探してください。企業研究の方法は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しています。
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自己PRで素直さをアピールする際の注意点
素直さをアピールする際は、面接での振る舞いにも気を付けましょう。また、短所だと思われないように、表現するのも大切です。
ここでは、素直さをアピールする際の注意点について解説します。
短所と勘違いされないように表現する
素直さは表現を間違えると、短所として認識されてしまいます。ポジティブな印象を与えられるように、伝えてください。
たとえば、素直な人は正直で、ほかの人の意見に素直に従える人です。しかし、裏を返せば、主体性がなく、人の指示に従って行動する人ともいえます。
そのため、「周囲のアドバイスに従って行動できます」「指示は必ず守ります」などのアピールをしてしまうと、「自分で考えて行動できないのでは?」と思われてしまうことも。
短所だと捉えられないように、伝え方には気を付けてください。
面接での態度にも気を付ける
面接での態度からも、素直さがアピールできるようにしましょう。面接での態度が素直ではないと、アピールしても信憑性にかけてしまいます。
たとえば、「面接時の挨拶や受け答えをしっかりする」「自分の回答に対して指摘を受けたりしても誠実に受け止める」など、素直さを行動で示すのが大切です。
模擬面接を行い、面接官から見て素直な印象を感じるかどうか、判断してもらうのもいいでしょう。
模擬面接は、就活セミナーや就活エージェントを活用して受けられます。詳しくは、「就活生は模擬面接セミナーを活用しよう!内容や参加時の注意点を紹介」の記事を参考にしてください。
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就活で素直さを伝える自己PRの例文
ここでは、素直さをアピールする際の自己PRの例文を紹介します。
アルバイトから素直さを伝える例文
私の長所は素直で協調性があるところです。学生時代レストランでアルバイトをしていた際に、自分の協調性の高さを活かし、仕事が円滑に進むよう改善できた経験があります。
私が働き始めた当初は、キッチンとホールがうまく連携できていない状況でした。そのため、オーダーミスが発生したり、お客さまを長時間お待たせしてクレームにつながってしまったりという問題が起こりました。
そこで私はキッチンとホールがお互いに、どう思っているかを素直に聞いてみました。その結果、業務がスムーズに行かないのは、お互いのコミュニケーション不足ということに気が付きました。
その後、問題が発生したときには『こうしたらキッチンは助かるらしいよ』など、相手の目線に立ったアドバイスをするように心がけ、お互いの理解が進むように促しました。徐々にスタッフも相手の立場で物事を考えるようになり、トラブルが減っていきました。
この経験により、組織全体がよくなることがお客さまへのサービス満足度につながり、結果として売上に貢献できるものだと学びました。社内外の多くの人と関わる貴社の業務においても、私の素直に人と話せる能力を活かしたいと思っております。
インターンシップから素直さを伝える例文
私の強みは「素直に行動できること」です。
大学2年のときには海外インターンとして、南アフリカ共和国のベンチャー企業で働くプログラムに参加しました。将来は世界をマーケットにした仕事がしたいと考えており、そのためには『語学力の向上』と『視野の拡大』が必要だと考えたからです。
その2つを効率的かつ実践的に習得できる方法として海外インターンを選択しました。
インターン先では、日本よりも積極的に意見を述べることが求められる環境でした。意見に対してフィードバックを受け、自分の常識とは違う考え方に触れることが視野の拡大につながりました。また、日本語を使わない生活が2ヶ月続いたことで語学力も向上しました。
この経験から、失敗を恐れずに行動することが目標達成のためには重要であることを改めて学びました。また、大きな挑戦は自信となり、次のステップアップに活かせることも実感しました。素直に行動できる強みは、スピードが求められるビジネスにおいても実践できると考えております。
自己PRの内容をよくするためには、複数の例文を読み、表現を広げるのが大切です。「自己PRは書き方が大事!企業に評価される構成やポイントを解説します」の記事も参考に、自己PRを考えてみてください。
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自己PRで素直さをアピールしたいあなたへ
素直さは採用担当者からの印象もよく、評価されやすい長所です。ほかの人の意見を聞き入れる姿勢や、成長の早さをイメージしてもらえるでしょう。
しかし、素直さをアピールする就活生は多いため、差別化が必要です。どのような素直さを持っているのか、具体的に伝えるようにしてください。
もし、「素直をアピールする自己PRの作成に行き詰っている」「プロからの専門的なアドバイスが欲しい」と悩んでいる方がいたら、キャリアチケットへの相談がおすすめ。
就活エージェントのキャリアチケットでは、就活生一人ひとりに応じたサポートを実施しています。自己PRはもちろん、志望動機や面接対策なども可能です。内定獲得に向けて、自分だけでは苦しいと感じたら、ぜひ相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。