就活で使う推薦状とは?メリットデメリットや使用する影響を解説

このページのまとめ

  • 就活での推薦状とは、大学や教授から推薦してもらう際の書類
  • 就活で推薦状を使うと、選考を有利に進めやすい
  • 就活で推薦状を使う場合、基本的に内定辞退ができないので気をつける

就活で使う推薦状とは?メリットデメリットや使用する影響を解説のイメージ

「就活で推薦状の提出を求められたけど何のこと?」と疑問に思う就活生もいるでしょう。就活での推薦状とは、大学や教授からの推薦を示す書類です。選考前に求められる場合もあれば、内定直前で求められる場合もあります。

この記事では、就活で推薦状を使うメリットデメリットを解説。使用する場合に就活へ与える影響も紹介しているので、ぜひチェックしてください。

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目 次

就活の推薦状とは学校や教授から推薦してもらう書類

就活での推薦状とは、選考を受ける企業に対して、学校や教授から推薦してもらうための書類です。「この生徒は△△のような人物であり、このような点に優れているので貴社で活躍できると思い、推薦する」といった旨が書かれていることが多くあります。

就活は基本的に、自分で応募先を探す自由応募が基本です。しかし、なかには推薦応募を受けられるケースもあり、その場合には推薦状が必要になります。推薦状をもらえる就活生は学校や教授から認められている人材と捉えられるため、採用に関して安心感を与えられる点がメリットです。

就活での推薦については、「教授推薦とは?理系就活で利用する際のメリット・デメリットを解説」の記事を参考にしてください。

自己推薦状もある

推薦状には、自分で推薦する自己推薦状もあります。自己推薦状は、自分がどれだけ企業の役に立てるか、自分で考えて記載し、アピールするものです。

しかし、就活シーンでは「推薦状」といえば学校や教授からの推薦状を指すケースが一般的。推薦状が必要になった場合は、学校や教授に相談するようにしましょう。

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就活で推薦状をもらうメリット

推薦状をもらえれば、選考を有利に進めやすくなります。ここでは、推薦状のメリットを解説するので参考にしてください。

選考を有利に進めやすい

推薦状をもらえれば、自由応募の就活生と比べて選考を有利に進めやすくなります。書類選考など、一部選考が免除される場合があるからです。

自由応募の場合は、履歴書やエントリーシートなどを提出し、グループディスカッションや面接を受ける場合もあります。一部選考が免除されれば、残りの選考対策に注力しやすいのもメリットでしょう。

就活の選考対策については「就活の仕方がわからない!流れ・進め方・準備・選考対策のやり方を一挙公開」の記事を参考にしてください。推薦状があるからと油断せず、選考対策は実施しておきましょう。

早期内定が期待できる

推薦状で選考が一部免除される場合、早期内定も期待できます。ほかの就活生よりも違うスケジュールで選考が進む可能性があるからです。

また、企業としても、推薦がもらえるほど優秀な人材は早く採用しておきたいと考えます。推薦状をもらえる場合は、早期に結果が決まることもあるので覚えておきましょう。

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就活で推薦状をもらうデメリット

推薦状をもらって就活する場合、内定辞退ができなかったり、他社との併願ができなかったりする場合もあります。ここでは、推薦状をもらう場合のデメリットを解説するので参考にしてください。

内定辞退ができない

推薦状をもらって就活する場合、内定辞退は基本的にできません。本当に行きたい企業なのか、しっかりと考えてから推薦状をもらいましょう。

志望企業を見極めるには、就活の軸を決めておくのが大切です。「就活の軸とは?見つけ方や伝える際のポイントを解説」の記事を参考に、企業選びの基準を明確にしておいてください。

他社との併願ができない

他社との併願ができないケースもあるので注意しましょう。推薦状をもらった企業の選考しか受けられないということです。

ほかの企業を受けたい場合は、学校推薦を受け、落ちた場合が基本になります。推薦状をもらう際は、慎重に考えることが重要です。

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就活での「後付け推薦」に気を付ける

就活の場面では、「後付け推薦」に気を付けてください。「後付け推薦」とは、自由応募で選考に参加したにもかかわらず、最終面接など内定の直前になってから推薦状を求められることです。

推薦状を提出すると、内定辞退が難しくなります。そのことを利用し、内定辞退を阻止し、人材獲得を目指す企業もあることは覚えておいてください。

就活でトラブルが起きた場合は、周囲に相談するのが大切です。就活での相談先については、「就活相談先のおすすめ15選!相手を見極めるポイントや注意点も解説」の記事も参考にしてください。

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就活では推薦状ハラスメントに注意

就活では「推薦状ハラスメント」にも気を付けましょう。「推薦状ハラスメント」は、内定後に推薦状の提出を求められることです。後付け推薦と同様に、学生の内定辞退を防ぐのが目的であり「オワハラ」の一種といえます。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)(p15)」によると、オワハラを受けたことがあると答えた学生は9.4%でした。そのうち、「内々定の条件として、急遽大学の推薦状を求められた」と答えた学生が7.8%います。

推薦状を求められた企業が第一志望であるなら、提出し、内定をもらえば問題ありません。しかし、「就活を行いたい」「第一志望が別にある」などの場合は、推薦状を出さない方がよいでしょう。教授や大学のキャリアセンターに相談するなどして、対応するようにしてください。

オワハラについては、「知っておきたい!オワハラの意味と実態」の記事でも解説しています。推薦状以外にもオワハラはあるので、どのような種類があるのか確認しておきましょう。

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就活での推薦状についてのキャリアアドバイザーのアドバイス

選考の途中で推薦状を提出を求められた場合は、可能な限り「推薦状を提出することで内定辞退ができなくなるかどうか」を確認しておくと安心です。
(※自己応募の認識だったのに、急に推薦応募に切り替えるような動きがあった場合)

とはいえ、ダイレクトに「内定をもらった後に辞退できますか?」とは聞きづらかったり、選考結果に響く可能性があったりするので、「今回は自己応募の認識だったのですが、相違ないでしょうか?」といった聞き方がおすすめ。
「内定辞退は可能」との回答が得られた場合は、文面などで残しておきましょう。

推薦状の提出が必須、かつ内定辞退ができない(もしくは辞退可否が不明)場合は、提出期日をいつまで待ってもらえるかを確認してください。
他の、志望度の高い企業を受け切ってからの提出で間に合うようであれば、そのあと提出しましょう。推薦状を提出したら、内定後の辞退は原則できなくなります。推薦者へ書面を依頼する必要があるため、推薦状の提出期限にはある程度融通が利く場合も多いです。「本当にこの会社に決めて後悔しない」と思えない状態で、とりあえず提出しないよう注意してください。

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就活で推薦状を提出したあとに内定辞退した場合の影響

推薦状の提出後に内定辞退をした場合、大学や後輩に迷惑をかける可能性があります。推薦状の影響を知ってから就活を行うようにしましょう。

「頼めば何通でも書いてもらえる」「とりあえず提出して内定をもらっておこう」と考えるのはNGなので気を付けてください。ここでは、推薦状提出後に内定辞退する場合の影響を解説します。

大学や教授に迷惑がかかる

推薦状提出後に内定辞退をすると、大学や教授が信頼を失う可能性があります。学校推薦や教授推薦は、その学校や教授の名前をもって就活生を推薦するということ。内定辞退が起きると、学校や教授が責任を果たしていないと捉えられてしまうからです。

教授や大学も推薦状を出すリスクがあるので、安易に推薦は行わないことを知っておきましょう。

後輩に影響がある

内定辞退をしたせいで、後輩が就職できなくなる可能性もあります。企業側が、「この大学に推薦されても、今後も辞退者が出る可能性がある」と考えるからです。

場合によっては、学校や教授からの推薦を受け付けない場合もあるでしょう。もしかすると、採用自体を控える可能性もあります。

後輩が企業を受けようとしても、内定辞退のせいで採用されなくなるケースも考えておかなければなりません。

内定辞退でのトラブルを避けるコツについては、「内定式後に辞退できる理由と方法|トラブルを避ける伝え方や例文も解説!」の記事で解説しています。ただし、基本的には推薦状提出後の内定辞退はできないと覚悟したうえで就活を行う必要があります。

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就活で推薦状を使って内定を目指しているあなたへ

就活での推薦状は、内定獲得に有利に働きます。推薦をもらって、内定先を決めたいと考える就活生も多いでしょう。

しかし、推薦状を使う際には、慎重になる必要があります。推薦後の内定辞退は難しく、ほかの企業の選考を受けるのも難しいことは覚えておきましょう。

「推薦状に頼らずに早期内定が欲しい」「自分に合う企業を見つけたい」という方におすすめなのが、新卒向け就職エージェントのキャリアチケット。年間3,000人以上の就活相談実績を持つのが特徴で、なかには最短3日で内定を得たケースもあります。

あなたを担当するのは、就活情報に詳しい専任スタッフ。カウンセリングを通してあなたの適性や希望を把握し、それに沿った企業を紹介することも可能です。

まだ内定を得ていない方はもちろん、「内定はあるけど納得できるまで就活をしたい…」という方もご相談ください。個々の状況に合わせたサポートで、満足できる就活を始めてみましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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