就活で絶対使える!小論文の書き方教えます

このページのまとめ

  • 小論文では面接で判断しきれない応募者の人柄が評価される
  • 小論文では論理的思考や一般教養が評価される
  • 将来や仕事について、時事問題がよくあるテーマ
  • 文法や誤字脱字、わかりにくい文章に気をつけよう
  • 小論文の基本構成は、序論→本論→結論

就活の選考では、企業によって小論文を書かなくてはならないことがあります。
しかし、小論文は書き慣れない人が多く、「何を対策したら良いかわからない」と戸惑う学生もいるでしょう。
そこで今回は、説得力のある小論文を書くための方法を解説。企業が評価しているポイントを知り、対策方法を考えます!

 

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就活で小論文が求められる理由

企業は小論文から、どんな点を評価しているのでしょうか?

企業が小論文を書かせる理由

(1)面接ではわからない応募者の資質を判断したい
(2)論理的な思考力を判断したい
(3)常識や一般教養を判断したい

(1)にあるように、企業の主要な目的の1つは、小論文を通して面接ではわからない応募者の資質や考えを知りたいというもの。
面接では緊張して本来の自分を出せない学生も多いため、企業はよりリアルな人柄を知ろうと小論文の提出を求めます。文章には書き手の人柄が現れるため、そういった活用のされ方があるのでしょう。

また、就活で小論文が課される場合、テーマを的確に捉え、ロジカルな文章としてまとめる力もチェックされています。
そもそも小論文は、単なる感想文や作文ではなく、読み手を説得するための論理性を備えた文章。
客観的で説得力のある意見を持つこと、それを人に説明することは社会人に必要なスキルであるため、企業は小論文を通して、社会人としての基礎力を評価しているのです。

さらに小論文からは、正しい文章を書く日本語力や、漢字が書けるかという基礎的な学力も評価されます。
ほかには、与えられたテーマを的確に捉える理解力や、説得力のある論を展開するための背景知識、一般教養が見られている可能性もあるでしょう。

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小論文でよくあるテーマ

企業によって小論文のテーマは色々ですが、多いのは「自分の将来について」「自分の経験について」「仕事(志望企業)について」「時事問題」といった題目。
以下に具体例を挙げるので、イメージを膨らませてみてください。

小論文でよくあるテーマ例

自分の将来について

・将来の夢
・○年後にどうなっていたいか
・どんな社会人になりたいか

自分の経験について

・学生時代に力を入れたこと
・一番感動したこと
・学生時代に得たもの
・挫折体験

仕事について

・あなたにとって仕事とは
・企業に何を求めるか
・やってみたい仕事は何か
・学生と社会人の違い

時事問題

・日本はどうなるか
・高齢化社会について
・興味のあるニュース
・環境問題への対策

このほか企業によってさまざまな設問が考えられます。できれば応募先企業の過去の出題を調べ、テーマの方向性をつかんでおきましょう。
また、どんなテーマであっても、次項からご紹介する注意点と基本構成が役に立つのでご確認ください。

 

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小論文を書く時に気をつけること

小論文を書く時は、以下の点を意識しましょう。

時間配分

時間内に文章をまとめ上げるのは小論文の基本中の基本。「もっと時間があれば書けたのに!」と悔しがる人がいますが、制限時間の中でベストな回答を練り上げる、計画的に時間を使うことも評価のうちと考えましょう。
小論文を書く時は、「構成をつくる時間」「文章を書く時間」「見直しの時間」という風に、最初に時間配分を決めるのがコツ。それぞれに使える時間を意識すれば、「構成に時間をかけすぎて見直しができなかった」といった事態を防げます。

言葉遣いの違和感

論の流れが素晴らしくても、文法が滅茶苦茶だったり誤字脱字が多かったりすると、マイナスな印象になってしまいます。
文章のミスを防ぐには見直しが効果的なので、2度、3度と繰り返し見直しを行いましょう。読み直す時は、「主語と述語の関係がおかしくないか」「意味の通らない文章になっていないか」といった点を意識してください。
文章の間違いでやりがちなのは、文末の「である調」と「ですます調」を混合させてしまうミスです。特に指示がなければどちらの文体を使っても構いませんが、文末はどちらかに統一するのが基本となります。

文章はシンプルに

文法的に間違っていなくても、1文が長すぎる文章は読みにくくなります。文章は「一文一義」、つまり「一文で1つのことを言う」のが基本。一文の情報量が多いとかえって内容が伝わりずらい上、主語と述語のねじれが起こりやすいので気をつけましょう。
例えば、「私にとって仕事は、コミュニケーション能力や事務処理能力など社会人の基礎力が身につき、自分の成長につながり、人生を豊かにしてくれるものだと考えます」という文章は読みにくいと思いませんか?
長い文章は2文に分けられないか、省ける箇所がないか考えてみましょう。
「私にとって仕事は、自分の成長につながり人生を豊かにしてくれるものです。なぜなら、仕事を通してコミュニケーション能力や事務処理能力など、社会人としての基礎力が身につくからです」の文章の方が、情報がすっきりと頭に入ります。

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小論文の基本構成

小論文を書く時は、「序論→本論→結論」の構成を使うと書きやすく、読みやすい文章になります。
それぞれの書き方を確認していきましょう。

序論

序論では、これから本論でどんなことを述べるのかを提示します。与えられたテーマに対して、自分が最も言いたいこと(小論文で扱う主題、結論)を簡潔に述べましょう。

本論

序論で述べた結論を裏付けるのが本論です。この本論が論理的・客観的であるほど小論文は説得力が増すので、できるだけ多くの根拠や具体例を示しましょう。
小論文では結論や主張を裏付ける論拠が重要であるため、想像やあいまいな考えをもとにした文章は避けるべき。意見の根拠を示しながら書き進めるようにしてください。
序論・本文・結論の中では、本論が最もボリュームが大きくなる部分です。文章を書いているうちに論点がブレるミスが起こる箇所でもあるので、常に与えられたテーマと序論の内容を意識し、テーマからずれないように気をつけましょう。

結論

序論で述べた主張を再提示してまとめる部分。本論の内容を総括しつつ、まとめとなる文章を書きましょう。
結論部分では、序論と結論に主張のずれや食い違いがないか、細心の注意を払うのを忘れずに。結論を書き終わったら、小論文全体に矛盾や筋が通っていない部分がないか、入念に見直すことが大切です。

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小論文の対策

ご紹介したような基本の構成を頭に入れても、実際に書いてみないことには小論文は上達しません。
小論文の対策を考えている方は、応募企業が過去に出題したテーマや就活でよくあるテーマをもとに、実際に文章を書いて練習するのが良いでしょう。その際は自分で時間制限を設けて、時間内に書き上げることを意識してください。
最初は時間制限なしで納得いくまで文章を書き、慣れてきたら時間をはかりながら書くのもおすすめです。
そして、できあがった小論文は第三者の目線で評価してもらうのが理想的。友人や先輩、それが難しければ大学のキャリアセンターや就職エージェントなどに相談すると良いでしょう。


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