就職活動の解禁時期はいつ?始動のタイミングを見極めよう

このページのまとめ

  • 「就職活動の解禁」とは企業が新卒者に向けて採用情報を公開したり、採用面接を開始する時期のこと
  • ルールに強制力はないため、解禁時期の制約を受けずに採用活動を開始している企業は多い
  • 本格的に指導するなら大学3年生の夏のインターンからがおすすめ
  • インターンには「短期」と「長期」があるので目的に合わせて参加を見極める
  • その他、OB訪問や志望業界でのアルバイトなどをして就活を進めよう

大学生活も後半に入ると、「就職活動」に意識が向くもの。とはいえ、最初のうちは情報も少なく、「解禁ってどういう意味?」「いつ動き出せば良いの?」などと考えることも多いでしょう。

このコラムでは就職活動の解禁時期や、始動に適したタイミングなどについてご紹介。まずは就活の基礎知識について学んでおきましょう。

就活の効率の良い進め方について知りたい方は、「就活は何から始める?基本の進め方や効率良く終わらせるためのコツが分かる!」も参考にしてください。

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就職活動の解禁とは?

「就職活動の解禁」とは企業が新卒者に向けて説明会などの採用情報を公開したり、採用面接を開始する時期のことを指します。
例として、下記に挙げた2020年卒業の大学生のスケジュールを確認してみてください。

・説明会の解禁→大学3年生の3月
・面接など選考の解禁→大学4年生の6月

こういった就活における解禁時期を定めているのは、通称「経団連」と呼ばれる日本経済団体連合会です。経団連には商社、銀行、メーカーなど約1,300の企業が所属しています。

先ほどのスケジュールは現在(2019年6月)適用されているルールですが、経団連会長は昨年(2018年10月)に2021年卒業の学生以降を対象に、現行のルールを撤廃すると発表。

しばらくの間は混乱を防ぐため、現状維持していくと予想されていますが、今後のルールに関しては見直しが決定しています。

とはいえ、このスケジュールは経団連に所属する企業を対象としたものです。さらに言えば、強制力もありません。そのため多くの企業はこの制約に縛られず、独自のスケジュールで選考を進めているのが現状です。

解禁時期に惑わされず就活を進めよう

前述の通り、解禁とはあくまでも経団連の定めたスケジュールであり、実際には企業によって選考時期が異なります。解禁時期に惑わされず、志望する会社の動向をチェックし、早めに始動しておくことが大切です。

特に就職活動に必要な「自己分析」や「業界・企業研究」は解禁時期にかかわらず進められるので、前もって取り組んでおきましょう。

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いつから始めればいいの?就活解禁の時期は?

 

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インターン参加のタイミングで始動する

本格的な始動としては、大学3年生の夏のインターン選考からがおすすめです。インターンは「ビジネスの成り立ち」「実際に働くとはどういうことなのか」といった社会人にならないと分からないことを体験できる貴重な機会。

また、業務を通して実務経験やスキルが身につきますし、企業への理解も深まります。参加することで就活にプラスな経験となるでしょう。企業によっては1~2年生でも参加可能なインターンもあるので、早い段階から探し始めるのも1つの手です。

そうはいっても、闇雲に参加しても得るものが少ないのも事実。インターンはきちんとした目的意識を持って選び、志望企業や職種を絞っていきましょう。

インターンには「短期インターン」と「長期インターン」の2種類があります。それぞれの特徴を下記にまとめましたので、参考にしてみてください。

短期インターンシップの特徴

短期インターンの場合、期間は短くて1~2日、長くとも2~3週間というケースが主流です。大手から中小まで、数多くの企業が実施しているので、複数参加を検討しても良いでしょう。

内容については、期間が短いこともあり、学生同士のグループワークを中心としていることが多いです。他学生と協力し合う環境なため、励まし会える仲間との出会いや、新たな視点を得られたりといった刺激があります。

「いろいろな企業の様子を大まかに知りたい」という人には短期インターンがおすすめ。反対に、「業務内容を深く理解したい」「実務に役立つスキルを手に入れたい」といった目的の場合には向かないでしょう。

長期インターンシップの特徴

長期インターンは、主にはベンチャー企業や中小企業が実施しています。期間は1ヶ月以上に及ぶことが多く、社員と一緒に実務を担うため、実践に近い経験やスキルを獲得できます。

実際に働いている社会人の先輩とコミュニケーションが取れることも大きな利点です。リアルなビジネスの場に身をおくことで、知見や視野が広がるでしょう。

さらに給与が支払われるケースが多いのも特徴。アルバイトをかねたちょっとしたお小遣い稼ぎになるので、拘束時間が長かったとしても参加するメリットは大きいです。

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インターンの他に取り組めること

インターンが就活に有用とはいっても、「研究が忙しい」「ゼミの発表時期と期間がかぶる」「留学を予定している」などの理由を抱えている学生には、参加が難しいこもあるでしょう。

そんな学生たちに向けて、インターンに参加できなかった場合、どんな方法で就活を進めれば良いのかをまとめました。

OB訪問や先輩に聞く

所属しているゼミやサークルの先輩に話を聞いてみたり、つながりがあればOBやOGを訪問してみましょう。社会で働いている人たちの話を聞くことで、企業説明会などでは得られない情報や会社の様子を知る良い機会となります。

また、大学の就職課などを利用し、卒業生の就職先を調べてみるのもおすすめです。自分が所属している学部や学科の先輩が、どんな企業に就職したのかを知ることで、選択肢が広がる可能性もあります。

興味のある業界でアルバイトをする

就活では「学生時代に力を注いだこと」や「自己PR」を語る機会があります。その際に「自分には何も話せることがない…」と悩みを抱える学生も少なくありません。

そんな事態を防ぐためにも、興味のある業界や職種でアルバイトをしてみてはいかがでしょうか。就活時にアピールしやすくなりますし、自分の強みにもなります。

その際、漫然と業務をこなすのではなく、「これを頑張った」「こんな成果を出した」と伝えられるか結果を意識しながら取り組むことをおすすめします。

就職活動は「解禁」の時期にとらわれず、徐々に準備を重ねていきましょう。「まだ先のこと」と無為な時間を過ごしていると、いざ解禁時期を迎えても情報や知識が足りず動き出せない可能性もあります。

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