このページのまとめ
- 履歴書の年月日は西暦と和暦のどちらでもかまわないが、書類内で統一すること
- 履歴書に西暦で書く場合、スラッシュやドットなど記号の使用は避ける
- 履歴書内で西暦を元号に変換したい場合は年号早見表で確認すると良い
- 履歴書で同じ年月日が続いても「〃」マークは使わずに正式に書く
履歴書の生年月日や学歴欄を書く際、「西暦と和暦どちらで書くのが正しいの?」と思う方は多いでしょう。重要なのは、書き方を統一することです。このコラムでは、履歴書の年号の記入方法について、基本的なマナーをご紹介。また、学歴を書く際の間違えやすいポイントもお伝えしています。ぜひご一読いただき、参考にしてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
履歴書の年号は西暦と和暦どちらが正しい?
履歴書の年月日の表記に決まりはなく、西暦(例:2019年)、和暦(例:平成30年)のどちらでもかまいません。就活において「西暦の方が好印象」「和暦を使うと不利」といったこともありません。使用する履歴書のフォーマットによりますが、年号欄に「元号」と記載がなければ、自分が書きやすい方を選びましょう。
ただし、履歴書内では年号を統一することが重要です。同じ応募書類の中で西暦と和暦が混在するのは、マナーに反しています。必ずどちらかに統一してください。
▼関連記事
年号は西暦と和暦どっち?履歴書の作成時に注意したいこと
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
履歴書の年号を統一させる理由
履歴書内で年号を統一するのは、採用担当者が内容を把握しやすくするためです。和暦と西暦が混在すると経歴を時系列で追うのが難しくなり、読み手に負担がかかってしまいます。
下記に挙げた2つの例を比較してみましょう。
[年] [月] [学歴・職歴]
(表記を統一)
2009年 4月 東京都立□□高等学校 入学
2012年 3月 東京都立□□高等学校 卒業
2012年 4月 ◯◯大学△△学部××学科 入学
2016年 3月 ◯◯大学△△学部××学科 卒業見込み
(表記がバラバラ)
2009年 4月 東京都立□□高等学校 入学
2012年 3月 東京都立□□高等学校 卒業
平成24年 4月 ◯◯大学△△学部××学科 入学
平成28年 3月 ◯◯大学△△学部××学科 卒業見込み
このように、履歴書の途中から年号が変わると時系列が把握しにくくなります。「卒業と入学の年月日が合っているか」などの整合性をチェックするのも手間でしょう。採用担当者は、多くの履歴書に目を通さなければなりません。読みやすいように配慮するのは、基本的なマナーと心得ましょう。応募書類だけではなく、添え状など企業に提出する書類も表記を統一してください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
年号記入時の3つの注意点
この項目では、年号の記載における注意点をお伝えします。
1.略称は使わない
履歴書の年月日で、「2017/4」「2019.3」などのように、スラッシュやドットといった記号を使うのはマナー違反です。和暦の場合、「平成=H」や「令和=R」などのように頭文字のアルファベットで示す省略表記がポピュラーですが、正式な書類にはふさわしくありません。略称表記はせずに、正式な名称を使いましょう。
2.「〃」(繰り返しマーク)は使わない
同じ内容を繰り返し書く場合であっても、「〃(繰り返しマーク)」を使用するのは避けてください。「〃」は略式の書き方のため、履歴書という正式な文書では使いません。
3.企業から指示があれば従う
履歴書やエントリーシートといった応募書類の提出に際して、企業側から「年号は和暦で記載」などの指示があることも。念のため、そのような注意事項がないか、記入前に確認しておきましょう。
▼関連記事
履歴書の生年月日は西暦?和暦?正しい書き方と注意点を解説
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
年号が分からないときの調べ方
自分の学歴を記入する際、入学した年や卒業した年を正確に覚えていないときは、年号早見表などを元に確認してください。年号早見表は市販の履歴書に付いてる場合や、インターネットで確認できることもあります。曖昧なまま書き進めてしまうと、あとで間違いが発覚した場合、すべて書き直さなくてはなりません。一連の時系列に間違いがないか、事前に調べておきましょう。
また、下記の計算方法で元号→西暦の年数を算出することもできます。
・平成→西暦「(元号の数字-12)+2000」(例:平成26年→2014年)
・令和→西暦「元号の数字※+2018」(例:令和2年→2020年)※元年の年数は「1」と考える
西暦→元号にしたい場合は、計算式を逆にすればOKです。早見表を確認できないときのために、覚えておくと便利でしょう。
▼関連記事
履歴書に年号を書くときに注意したいポイント【入学・卒業年度の早見表付き】
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
資格取得日が分からないときの解決策
履歴書内には資格・免許欄がありますが、正確な取得日を記入する必要があります。分からない場合は、下記を参考に確認してしてください。
交付書類で確認
合格証明書や通知書、免許証などで日付を確認しましょう。その場合、発行日ではなく「取得日」を記入するように気をつけてください。
協会に問い合わせる
手元に証明書などの書類がない場合、試験を実施している協会に問い合わせてみるのも一つの方法です。その場合は、受験した時期や正式な試験名などを伝えましょう。場合によっては教えてもらえる可能性もあります。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
学歴欄を書くときの4つの基本マナー
この項目では、年号以外にも学歴欄を書くときの基本的なマナーを解説します。
1.小学校は書かなくて良い
新卒の場合は、義務教育を終了した「中学校の卒業」から記載するのが一般的です。それ以降は、入学と卒業の年月の両方を記載します。また、受験のために通った予備校などは書きません。
2.正式名称で書く
学歴は「〇〇県立××市立△△高等学校」などのように、必ず正式名称で記入しましょう。日常的に使っている「◯◯高校」などの名称は、簡易的な略称の可能性が高いので、学生証や卒業証書などで確認するのがおすすめ。大学の場合も省略せずに学部や学科まで記載します。学校名が長すぎて1行で収まりきらないときは改行し、2行に分けて書きましょう。
3.休学の期間がある場合
病気や家庭の事情など、やむを得ない理由で休学していた期間があった場合は、以下のように記述します。
2016年 10月 ◯◯大学△△学部××学科 休学(理由:怪我のため)
2016年 12月 ◯◯大学△△学部××学科 復学
休学の理由を簡潔に記載しておくと、相手にも伝わりやすいです。
また、浪人・留年についてはあえて記載する必要はありません。ブランクがあったり、在学期間が通常より長かったりする場合、採用担当者も浪人や留年であることは把握できるでしょう。
▼関連記事
就活の疑問!履歴書の学歴はいつから書くべき?
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら