履歴書には西暦と和暦のどちらを書くべき?年月の正しい書き方を解説

このページのまとめ

  • 履歴書には西暦と和暦のどちらを書いても問題ない
  • 履歴書に西暦や和暦を書く場合、全体での統一が必要
  • 履歴書を和暦で書く場合、「R4年」のように年号を省略するのは避ける

履歴書には西暦と和暦のどちらを書くべき?年月の正しい書き方を解説のイメージ

「履歴書には西暦と和暦のどちらで書くのが正しいのだろう?」と迷う就活生も多いでしょう。実はどちらの表記でも問題なく、好きなほうを使用して大丈夫です。ただし、西暦も和暦も書き方のマナーがあるので、評価の高い履歴書を作成するためには確認が必要です。

この記事では、履歴書に西暦・和暦で表記する際のポイントや注意点を解説します。西暦・和暦の早見表も紹介するので、履歴書作成時の参考にしてください。

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目 次

履歴書の日付は「西暦」「和暦」どちらでも良い

履歴書に日付を書く場合、「西暦」「和暦」のどちらでも問題ありません。「令和6年」でも「2024年」でも、好きなほうを書きましょう。

なお、西暦とは「2024年」「2023年」などの表記のことです。和暦とは、「昭和」「平成」「令和」のように、年号を使って表記することを指します。

数字は算用数字で記載する

年号などの数字を記載する場合は、算用数字を記載しましょう。たとえば、「昭和四十年」ではなく「昭和40年」と記載します。

算用数字を使う理由は、履歴書が横書きだからです。また、担当者が読みやすくなる点もポイントになります。

すでに元号が印字されている場合は和暦で書く

履歴書に「昭和」「平成」などの元号が印字されている場合は、和暦で記入しましょう。書類全体で統一するように心掛けてください。

和暦と西暦で表記を迷う場合には、「年号は西暦と和暦どっち?履歴書の作成時に注意したいこと」の記事がおすすめです。基本的には好みで選んで大丈夫なので、自分が使いやすいほうを選んでください。

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西暦2019年は5月1日から「令和」になる

履歴書を書く場合、平成と令和の切り替わりに気をつけてください。2019年の場合、4月30日までは平成31年、5月1日からは令和元年になります。

ただし、2019年5月1日以降を平成31年と書いても問題はありません。平成と令和で両方の表記ができることも覚えておくと良いでしょう。

なお、令和元年以降は、平成は利用できません。2020年1月1日からは「令和2年」、2021年1月1日からは「令和3年」と書きます。

履歴書で年号を使う場合のポイントについては、「履歴書の年号は平成で書くの?正しい書き方を解説します」の記事も参考にしてください。

2019年度は令和元年度になる

2019年度は「平成31年度」ではなく、「令和元年度」になります。年度とは、カレンダー上の1月1日から12月31日までの1年間ではなく、会計や事業、学校などで用いられる便宜上の区切り方です。

内閣府の発表した「改元に伴う元号による年表示の取り扱いについて」では、基本的な考え方として、「国民生活への影響をできるだけ少なくすること」と表記したうえで、国の予算の会計年度の名称については、改元日以降は当年度全体を通じて「令和元年度」とすると定められました。

ただし、国の方針としては2019年度を令和元年度として扱いますが、国民全員のルールではありません。結局は企業次第であり、「平成31年度」または「令和元年度」の両方が使われる可能性も意識しておきましょう。

履歴書など企業に提出する書類の場合、企業からの指定がなければ「令和元年度」とするのが無難です。

参照元
内閣府
改元に伴う元号による年表示の取扱いについて

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履歴書で注意したい西暦・和暦の書き方

ここでは、履歴書で気をつけたい西暦と和暦の書き方を解説します。表記はどちらでも問題ありませんが、書き方にはルールがあるので確認しておいてください。

企業の指示を確認する

西暦や和暦を表記する前に、まずは企業や書類の指示を確認しましょう。指示がある場合は、従うようにしてください。

また、書類にすでに西暦や和暦で記載されている場合、表記を合わせるのがおすすめです。どちらも書いてなければ、自分の好きな表記で問題ありません。

年号は「R4年」のように省略しない

年号は「R4年」「S40年」のように、省略せずに記載しましょう。「令和4年」「昭和40年」のように書きます。

また、「2023/4/1」のように「/(スラッシュ)」を使って表記するのもNGです。正式名称で記載してください。

生年月日も西暦・和暦どちらでも問題ない

履歴書に生年月日を書く場合でも、西暦・和暦に指定はありません。ほかの箇所と統一して書いてください。

履歴書で西暦や和暦を書くケースは、学歴欄と職歴欄で多く見られます。「就活で役立つ!履歴書やESの「学歴」欄の正しい書き方は?」の記事をチェックしておくと、どのように書けば良いかの悩みが解消できるのでおすすめです。

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履歴書の学歴欄における西暦・和暦の書き方

ここでは、履歴書の学歴欄における、西暦や和暦の書き方を解説します。

履歴書の学歴欄に日付を書く場合の例

履歴書の学歴欄に日付を書く際は、次のように書きます。

【西暦の場合】
2014年3月 東京都△△区立△△中学校 卒業
2014年4月 東京都立△△高等学校 入学
2017年3月 東京都立△△高等学校 卒業

【和暦の場合】
平成26年3月 東京都△△区立△△中学校 卒業
平成26年4月 東京都立△△高等学校 入学
平成29年3月 東京都立△△高等学校 卒業

西暦・和暦は履歴書全体で統一する

西暦や和暦は、履歴書全体で統一しましょう。学歴欄以外の表記にも気をつけてください。

中学校卒業から記載する

学歴は、中学校卒業から大学卒業までを記載します。大学はまだ卒業していないので、「卒業見込み」と書くのを忘れないでください。

卒業見込みの書き方については、「履歴書に「卒業見込み」と書けるのはいつ?在学中との使い分けも解説」の記事で解説しています。履歴書には細かいマナーが多いですが、しっかりと確認しておけばより評価される履歴書を作成できますよ。

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履歴書を書くときに便利な西暦・和暦の早見表

ここでは、生まれた年別に、「中学」「高校」「大学」それぞれの入学年と卒業年を記載しています。履歴書に書く際に間違えないよう、確認しておきましょう。

留年や休学などを経験している場合は、調整しながら活用してみてください。

【1996(平成8)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2012(平成24)年
高校卒業・大学入学:2015(平成27)年
大学卒業:2019(平成31)年


【1997(平成9)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2013(平成25)年
高校卒業・大学入学:2016(平成28)年
大学卒業:2020(令和2)年


【1998(平成10)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2014(平成26)年
高校卒業・大学入学:2017(平成29)年
大学卒業:2021(令和3)年


【1999(平成11)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2015(平成27)年
高校卒業・大学入学:2018(平成30)年
大学卒業:2022(令和4)年


【2000(平成12)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2016(平成28)年
高校卒業・大学入学:2019(平成31)年
大学卒業:2023(令和5)年


【2001(平成13)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2017(平成29)年
高校卒業・大学入学:2020(令和2)年
大学卒業:2024(令和6)年


【2002(平成14)年生まれ】

中学校卒業・高校入学:2018(平成30)年
高校卒業・大学入学:2021(令和3)年
大学卒業:2025(令和7)年 

上記以外の西暦・和暦については、厚生労働省の「和暦西暦早見表」の確認もおすすめです。

また、「履歴書に年号を書くときに注意したいポイント【入学・卒業年度の早見表付き】」の記事でも年号の書き方を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

参照元
厚生労働省
和暦西暦早見表

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履歴書を書くときに使える和暦から西暦への変換方法

履歴書で和暦や西暦を書く場合、変換ミスに注意しましょう。西暦と和暦で変換ミスして記載してしまうと、採用担当者は正確な年齢や履歴を確認できません。

ここでは、和暦から西暦に変換する方法を紹介します。

平成から西暦に変換する場合

平成の年号から12を引いて、2000を足しましょう。

たとえば、平成20年の場合、20-12は8。2000を足して2008年になります。

昭和から西暦に変換する場合

昭和の年号に25を足して、さらに1900を足しましょう。

たとえば、昭和62年の場合、62 + 25は87。1900を足して1987年になります。

西暦から平成に変換する場合

平成に変換する場合、西暦に12を足した合計の下2桁が平成の年になります。

たとえば、2004年の場合、2004 + 12は2016。下2桁が16なので平成16年です。

西暦から昭和に変換する場合

昭和に変換する場合、西暦から25を引いた合計の下2桁が昭和の年になります。

たとえば、1970年の場合、1970-25は1945。下2桁が45なので昭和45年です。

履歴書の学歴や職務経歴については「新卒なのに履歴書と職務経歴書を求められた!対処法を解説」の記事も参考にしてみてください。

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西暦・和暦の使い方など履歴書の書き方に不安があるあなたへ

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