履歴書の年月の正確な書き方とは?注意点や和暦と西暦の変換方法も解説

このページのまとめ

  • 履歴書の年月表記は「和暦」「西暦」どちらでも構わないが統一するのがマナー
  • 履歴書の年月は省略せずスラッシュなどの記号も使用しない
  • 履歴書の年月は、「和暦」と「西暦」の変換は正確に行うこと
  • 2019年5月1日以降は「令和元年」と表記するのが一般的

履歴書には、生年月日や学歴などの年月を記載する項目が複数あります。年月日は和暦と西暦のどちらでもかまいませんが、応募書類のなかで統一するのがマナーです。このほかにも、履歴書での年月では押さえておきたいポイントがいくつかあります。このコラムでは、年号と西暦の変換方法や年月表記の注意点などを解説。ぜひご一読いただき、参考にしてみてください。

 

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履歴書の年月日は年号を揃えるのが基本

履歴書に年月を記入する際は、「和暦」と「西暦」どちらを使用しても問題ありません。ただし、必ず履歴書内ではどちらかに統一します。エントリーシートなど、ほかの応募書類も同様です。和暦と西暦が混在していると全体が読みにくく、採用担当者から「読み手を考慮しない」「几帳面さに欠ける」といった印象を抱かれてしまうことも。履歴書に年号が印字されている場合や、企業からの指示があった場合は、そのまま従って記入しましょう。

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年月表記の3つの注意点

この項目では、履歴書に年月日を記入する際の注意点を説明します。

1.省略しない

平成を「H」、2006年を「06」と書くなど省略するのは避けましょう。正式な年号や西暦で記入してするのがマナーです。

2.記号は使用しない

「2019/4」や「2020・3」など、記号を使用しないように気をつけてください。1つ上の行と同じ場合でも、「〃」を使うのは避けましょう。項目のスペースが小さいと記号を使いがちになるので、注意が必要です。

3.正しい年月日を調べておく

学歴や資格の欄は、特に年月日を間違えやすいポイント。1年間を「2018年度」などのように考えていると、卒業した年を勘違いしやすくなるため注意が必要です。学歴の場合、どこかに記入ミスがあると全体にズレが生じてしまうでしょう。故意でなくても「経歴詐称」というマイナスなイメージがついてしまいます。資格や免許の取得日も記憶だけに頼らず、合格日や認定証が発行された日、合格証書の日付などを確認しましょう。

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西暦と元号の変換方法

履歴書に多いミスでは、和暦から西暦、西暦から和暦への変換を正しく行わず、間違った年月が記載されているケースです。年月表記の際には、正確に和暦と西暦の変換をしましょう。

和暦を西暦にする

平成の場合、平成の年から12を引き、2000を足すという方法です。平成5年であれば、「5-12+2000=1993」になり、1993年と変換できます。昭和を西暦に変換する場合は、昭和の年から「25」を足して、「1900」を足します。

西暦を和暦にする

西暦を和暦に変換する場合は、和暦を西暦に変換する場合と逆の方法です。1993年を平成にする場合は、1993に12を足して、2000を引きます。式は「1993+12-2000=5」であり、平成5年となります。

西暦が昭和か平成か迷ったら

西暦は、ひと目で「昭和」なのか「平成」なのか判断つきにくいもの。ですが、平成元年の西暦の年号だけ覚えておけば解決できます。平成が始まったのは1989年なので、1989年より前を昭和、1989年より後を平成だと考えてください。

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2019年の和暦は「令和元年?」「平成31年」?

2019年の5月1日より、元号が「平成」から「令和」に変わりました。ここで悩むのが、「2019年」の和暦表記です。2019年1月1日~2019年4月30日までは「平成31年」、2019年5月1日からは「令和元年」とする考えが一般的。ただ、年度の考え方は各企業によっても変わることもあるようです。2019年以降の年月を和暦で記入する際は、「令和」「平成」の表記に注意しましょう。

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履歴書の基本的な書き方

履歴書の各項目の記入方法を確認していきます。生年月日や学歴の年月は、特に注意して正確に記載しましょう。

日付

提出する日付を記入します。日付は、郵送だと投函日当日、手渡しの際は持参した日にちを書きます。

生年月日

自身の生まれた年月日を記入します。満年齢を記載する欄がある場合は、その時点での年齢を書きましょう。

住所

基本的に住民票に記載されている住所です。番地や建物名も省略せず、正確に記入しましょう。

メールアドレス

企業から選考に関する連絡が届くことがあるため、日常的に使用しているメールアドレスの使用をおすすめします。数字の「6」と「0」など、紛らわしい表記は、違いが明確に分かるよう記載しましょう。

学歴

1行目の中央に「学歴」と記載し、2行目から学歴の詳細を書き始めるのが一般的な書き方です。
年月は、中学校の卒業年から書き始めるのが一般的です。大学は「卒業見込み」と記入しましょう。

職歴

学歴の最終行から1行空けて、中央に「職歴」と記載します。
次の行から職歴を書くのが一般的です。アルバイトは職歴に含まないため、新卒の学生は基本的に「なし」とだけ書きましょう。

資格・免許

資格と免許は、取得年月の古い順に上から書きましょう。志望企業の業務に活かせそうな資格は優先して記入すると効果的です。卒業と同時に取得予定のものは、取得見込みの年月を書きましょう。

本人希望欄

「貴社の規定に従います」と書くのが一般的です。「特になし」と書くのは避けましょう。

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履歴書を作成する3つのポイント

この項目では、履歴書を書く際の押さえておきたいポイントを確認しましょう。

1.文字は読みやすく丁寧に書く

文字は大きさを揃え、相手が読みやすいよう丁寧に書きましょう。色は必ず「黒」を使います。カラーペンやマーカーペンの使用は避けましょう。

2.書き間違えたら初めから書き直す

履歴書の誤字脱字は必ずチェックしましょう。先述したように、年月表記は間違いやすいので、要注意。書き間違いは修正液を使わず、新しい履歴書に書き直しましょう。

3.郵送する場合はA4の白い封筒に入れる

履歴書を郵送する場合は、A4サイズの白い封筒に、二つ折りの状態のまま入れます。その際、応募書類は採用担当者が扱いやすいよう、クリアファイルに入れると良いでしょう。履歴書以外に提出する書類がある場合、「送付状(添え状)→履歴書→その他書類」の順で重ねるのが一般的です。

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履歴書の「自己PR」と「志望動機」の書き方

履歴書の中でも、「自己PR」と「志望動機」は、特に注力して書きたい項目です。
この2つは、自分の人となりや魅力、「この企業でこそ働きたい」という熱意のアピールポイントになります。

自己PR

自己PRとは、自分の強みや長所をアピールする項目です。これまでの経験を具体的なエピソードとして提示し、仕事としてそれがどう活きていくのかを伝えます。
志望先の企業ニーズに合った資質をPRできるような強みを考えましょう。
自己PR文の構成は、「結論(私の長所は~です)→根拠となる具体的なエピソード→仕事への活用法」という流れを用いるのが一般的です。

志望動機

志望動機の欄には、「多くの企業の中からどうしてこの企業を選んだのか」をしっかり企業に伝えられる文章を書きましょう。企業の経営方針や風土など、競合他社を含めた情報をしっかり調べ、それに対しての自分の意見を伝えられるようにしましょう。

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