履歴書の年号は平成で書くの?正しい書き方を解説します

このページのまとめ

  • 履歴書の年号は西暦でも和暦でもよい
  • 年号の書き方は統一すること
  • 年号早見表をつかえば年号の書き間違えを防げる
  • 計算式をつかえば西暦から和暦、和暦から西暦に変換できる
  • 学歴は省略せず事実のとおりに書こう

履歴書に年号を書くときは、「平成××年と20××年のどちらで書けばいいの?」と疑問に思う方が多いでしょう。
履歴書の年号は、西暦・和暦どちらをつかってもかまいません。
ただし、年号の表記はどちらかに統一し、西暦と和暦が混在しないようご注意ください。
年号の表記がバラバラだと、採用担当者にマイナスイメージを与える危険性があるからです。
年号の正しい書き方や注意点を把握し、書類選考通過を目指しましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

年号は西暦と和暦どちらもつかえる

履歴書の年号は、西暦と和暦どちらをつかってもかまいません。
ただし、履歴書に書くときは年号をどちらか1つに統一して書きましょう。
西暦と和暦が混在した履歴書は、ひと目で時系列が把握しづらいため、採用担当者に「配慮が足りない人間」とみなされるおそれがあるからです。
年号は西暦、和暦どちらか1つを使用し、採用担当者が読みやすい履歴書を仕上げましょう。
ちなみに、外資系やIT企業の場合は、和暦ではなく西暦をつかうのが一般的です。
企業によっては履歴書の年号の表記に指定があるので、履歴書を書く前に応募要項を確認しておきましょう。

▼関連記事
年号は西暦と和暦どっち?履歴書の作成時に注意したいこと

 

25卒の就活について相談したい

 

年号は省略せずに書こう

履歴書を書くときは、年号を省略せずに書きましょう。
ビジネス文書では、正式名称を省略して書くのはマナー違反だからです。
たとえば、和暦の場合は平成を「H」、令和を「R」と省略して書いてはいけません。
必ず「平成」「令和」と正式名称を漢字で書いてください。
また、西暦の場合は、「2019/〇/〇〇」のように「/」をつかって書いてはいけません。
西暦をつかうときは「/」をつかわず、「2019年〇月〇〇日」のように漢字をつかって書きましょう。
採用担当者に「社会常識がない人間」と思われないためにも、年号は省略せず読みやすい字で書いてください。

▼関連記事
履歴書の年号は西暦と和暦どっちで書く?基本マナーと注意点

 

25卒の就活について相談したい

 

学歴を書くときは年号早見表を確認しよう 

履歴書の学歴欄を記載するときは、年号早見表を確認しましょう。
年号早見表を見れば、自分が学校に入学した年と卒業した年がすぐにわかるからです。
年号早見表とは、生まれた年と学校に入学した年、卒業した年を参照した表のことです。
一般的に西暦と和暦の両方で記載されているので、どちらの年号をつかっても参考にできます。
年号早見表は、インターネットで「年号早見表」と検索すれば複数の候補が表示されるので、自分にあうものを選んでください。
履歴書を書くときは年号早見表を参照しながら書き、年号の書き間違えを防ぎましょう。

▼関連記事
履歴書に年号を書くときに注意したいポイント【入学・卒業年度の早見表付き】

 

25卒の就活について相談したい

 

西暦と和暦は計算で割り出せる

履歴書を書くときは、「20××年は、平成何年?」「平成〇年は西暦だと何年になるんだっけ?」とわからなくなりがち。
西暦から和暦、和暦から西暦に変換したいときは、計算式をつかうのがおすすめです。
それぞれの計算式を確認しておきましょう。

西暦から平成に変換する計算式

西暦から平成に変換するときは、西暦の年号に12を足しましょう。
12を足したあとの下2桁を見れば、平成の年号を割り出せます。
たとえば、2018年を平成に変換するときは以下のように計算します。
2018+12=2030
2030の下2桁を見れば、2018年=平成30年ということがわかります。

平成から西暦に変換する計算式

平成から西暦に変換するときは、平成の年号から12を引いて、2000を足してください。
たとえば、平成27年の場合の計算式は以下のとおりです。
27-12+2000=2015
平成27年=2015年ということが計算で割り出せました。

年号早見表が手元にないときは、計算式をつかえば「西暦→和暦」「和暦→西暦」どちらも簡単に計算できます。
いざというときに便利なので、この機会に計算式を覚えておきましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書の学歴の書き方

履歴書を書く前に、学歴の正しい書き方を確認しておきましょう。

学歴は中学校を卒業した年から書こう

履歴書の学歴は、中学校を卒業した年から書きましょう。
就活の履歴書では、義務教育以降の学歴から書くのが一般的だからです。
学歴欄は「中学校卒業→高等学校入学→高等学校卒業→大学入学→大学卒業見込み」の順番で記載してください。
それぞれの学校名は省略せず、学部や学科名まで正式名称を正しく書きましょう。
ちなみに、高校名は「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と書くのが正しい表記なので、間違えないようご注意ください。

「〃」はつかわない

履歴書に学歴を書くときは、「〃」をつかってはいけません。
前文と同じことを書くときに「〃」をつかって省略するのは、ビジネスの場にふさわしくないからです。
学歴欄に「〃」をつかって書くと、採用担当者に「いい加減な人間」とみなされる危険性があります。
学校名を重複して書くときは省略せず、正式名称をきちんと書いてください。

「在学中」ではなく「卒業見込み」と書こう

最終学歴を書いたら、末尾に「在学中」ではなく「卒業見込み」と書きましょう。
新卒の履歴書では、「卒業見込み」と書くのが一般的だからです。
「卒業見込み」とは、卒業に必要な単位が順当に取得できている状態で、このまま進めば卒業できることを意味します。
一方、「在学中」は学校に籍を置いていることを表すので、卒業できるかどうかは文字だけでは判断できません。
企業の採用担当者は、卒業後の春から働ける学生を探しています。
採用担当者に「確実に卒業できること」を示すためにも、「在学中」ではなく「卒業見込み」をつかいましょう。

職歴は書かなくてよい

新卒の就活では、職歴を記載する必要はありません。
学生は就職した経験がないので、書ける職歴がないからです。
職歴欄には「なし」と書き、終わりに「以上」とつけておきましょう。
ちなみに、アルバイトやインターンシップの経験は職歴には入りません。
アルバイトやインターンシップの経験について書きたいときは、履歴書の自己PRをつかって記載してください。

▼関連記事
就活の疑問!履歴書の学歴はいつから書くべき?

 

25卒の就活について相談したい

 

イレギュラーな学歴の書き方

就活生のなかには、休学や中途退学、編入などイレギュラーな学歴を持つ方もいるでしょう。
どのような場合でも、履歴書には正確な情報を記載することが大切です。
イレギュラーな学歴の書き方を確認しておきましょう。

転校または編入した場合

転校または編入した場合は、転入した年、編入した年を学歴欄にそれぞれ記載します。
たとえば、〇〇高等学校から××高等学校に転校した場合は、「〇〇高等学校 入学」と書いた一段下に、「××高等学校 転入学」と記載します。
同様に、〇〇大学〇〇学部〇〇学科から××大学××学部××学科に編入した場合は、「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学」と書いた下に、「××大学××学部××学科 編入学」と書いてください。
履歴書に転校や編入の理由を記載する必要はありません。
ただし、面接時に採用担当者に質問される可能性があるので、あらかじめ答えを考えておきましょう。

中途退学した場合

中途退学した場合は、退学した学校名と理由を履歴書に記載します。
企業の採用担当者は、なぜ中途退学したのか理由が知りたいからです。
中途退学の場合、「〇〇学校 入学」と書いた一段下に「〇〇学校 中途退学」と書きます。
さらに一段下には「家庭の事情により退学」「留学のため退学」のように簡潔に退学理由を記載しましょう。
中途退学をしたからといって、必ずしも選考が不利になることはありません。
面接の場で中途退学について聞かれたときは、簡潔に理由を述べ、経験をとおして得たスキルや強みをアピールしましょう。

休学した場合

休学した場合は、履歴書に休学した期間と理由を記載してください。
採用担当者は、「休学=挫折しやすい人」というイメージを抱く傾向があるので、理由を述べて安心材料を提供する必要があるからです。
たとえば、大学2年次に病気のため1年間休学した場合は、「〇〇大学〇〇学部 入学」と書いた一段下に「2年次に病気療養のため1年間休学」と書きます。
病気が完治している場合は、文末に(現在は完治)と書き、採用担当者に仕事に支障がないことをアピールしてください。
なお、病気や介護のような休学理由が原因で、就業後の仕事に支障がある場合は、履歴書の本人希望欄に事情を記載しておきましょう。

浪人や留年をした場合

浪人や留年をした場合は、事実のとおりの入学した年と卒業した年を書いてください。
浪人や留年の理由を履歴書に書く必要はありません。
企業の採用担当者は、入学した年と卒業した年を見れば「浪人(留年)したんだな」と判断できるからです。
浪人や留年をした方は、必ず事実のとおりの学歴を記入し、経歴を詐称しないようにしましょう。

留学していた場合

1年以上の留学経験がある方は、履歴書の学歴欄に留学期間・渡航先の国名・留学先の学校名を記載しましょう。
たとえば、大学在学中に留学した場合は、「〇〇大学〇〇学部 入学」と書いた下の段に、「令和×年×月まで××国××大学に留学」のように書きます。
学校名はアルファベットとカタカナどちらで書いても構いませんが、カタカナで書いたほうが採用担当者が読みやすいでしょう。
なお、1年未満の留学の場合は、学歴とみなされないため注意が必要です。
1年未満の留学経験について書きたいときは、履歴書の学歴欄ではなく自己PR欄をつかいましょう。

▼関連記事
こんな時はどう書けば良い?履歴書の学歴欄の書き方を解説!


履歴書の書き方に不安がある方は、キャリアチケットを利用しましょう。
キャリアチケットとは、年間3,000人以上の相談実績を誇る就活相談サービスのことです。
就活アドバイザーがマンツーマンでカウンセリングし、あなたの就活を徹底的にサポートします。
事実、キャリアチケットを利用した方は、利用しない場合にくらべて選考通過率が39%もアップするという結果が出ています。
内定への道を早めたい方は、キャリアチケットの就活アドバイザーにご相談ください。

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。