このページのまとめ
- 企業は応募動機を通し、自社にマッチした人材なのかを知りたい
- 企業研究はぬかりなく、競合他社との比較も忘れずに
- この企業でなくてはいけない理由を明確に
- 企業の特徴と自分の経験・人となりを結びつけて考える
- 入社後にしたいことは、企業のビジョンをふまえた上で具体的に書く
履歴書を書いていて、応募動機の書き方に悩み、つまずいている方も多いのではないでしょうか。
応募動機は、その人の資質や企業とのマッチ度を図る指標にもなります。
それだけ重要な項目ですが、逆に言うと、応募動機で企業に納得してもらえれば、採用率もぐっとあがるはずです。
本記事では、採用担当者に響く応募動機の書き方をご紹介します。
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企業が応募動機で知りたいこと
企業は、応募動機を通し、その人が自社の社風、ビジョン、仕事内容にマッチした人材かを見定めています。
履歴書を書く前に、企業が応募動機を通して具体的に何を知りたいのか把握しておきましょう。
資質を知りたい
企業は、その人が自社に与えられる影響が知りたいはずです。
「その企業に適した活躍ができる人材」だということをアピールする応募動機を考えましょう。
入社後にしたいことを知りたい
その企業で自分が何をしたいのか具体的なイメージができている人は、その企業のことをよく知っていると捉えられ、好印象を与える可能性が高いです。
なぜ自社なのか知りたい
数ある企業の中で、ひしめく競合他社の中で、どうしてこの企業を選んだのか。
その理由にこそ、その人の主体性や、志望企業に対する熱意が見えてくるはずです。
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企業研究をしよう
企業が応募動機を知りたい理由が分かったら、次に必要なことはぬかりない企業研究です。
前述した通り、その企業のことをよく知っている人間は好印象を持たれる可能性が高いです。企業研究を徹底し、説得力のある応募動機を仕上げましょう。
企業研究のポイント
企業研究をする際にチェックしておいた方が良いポイントを確認しましょう。
①企業名
履歴書に略称や間違った企業名を書くことは避けたいので、正式な企業名を知っておきましょう。
②企業の基本情報
「経営理念」「事業内容「設立年月日」「所在地」「社員数」などの基本情報は押さえておくと良いでしょう。
特に経営理念は、企業がどのようなセオリーのもと事業を展開しているのかといった、企業独自の色が明確に出る部分でもあると思うので、しっかり確認しておきましょう。
③競合との比較
その企業が、競合他社の中でのどのような位置にいるのかを知りましょう。他社との違いを知ることで、その企業のオリジナリティが浮き彫りになり、応募動機を考えやすくなるのではないでしょうか。
④企業のビジョン・将来設計
企業の目指すべきこれからのビジョンを知り、その未来と並走していけるような自身の人物像を考えてみましょう。
その際、企業が今後具体的にどういった会社になっていくか、自分なりに想像してみることで、主体性を持った独自の応募動機に仕上げやすくなります。
企業情報の集め方
企業の情報を知る手段は主に以下の通りです。
①企業の公式ホームページ
②書籍・雑誌・新聞
③OB訪問
④会社説明会
より企業の内部、現場での仕事内容を知りたいという方は、インターンシップを利用して実際に仕事を体験してみるのも良いでしょう。
企業の新卒採用ページはぬかりなく
企業が公開している新卒採用ページには、その企業が学生に向けてアピールしたいポイントや、どんな人材を求めているかなど重要な情報が載っているコンテンツです。
一つひとつの言葉の中に、企業からの大事なメッセージが隠されているかもしれないので、応募要項やエントリーシートのページだけでなく、全文を見落とさずに熟読すると良いでしょう。
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応募動機を書く時のポイント
志望企業の情報が頭に入ったら、さっそく応募動機を書いてみましょう。履歴書に応募動機を書く際のポイントは以下になります。
ポイント①この企業でないといけない理由は明確に
企業研究で調べたその企業のオリジナリティを、自分なりの解釈で伝え、納得してもらえるような独自性のある理由を示しましょう。
ポイント②企業と自分を結びつけて考える
企業の特徴と、自分の経験や人となりとを結びつけ、企業にマッチするような人物像をアピールしましょう。
ポイント③入社後にしたいことは具体的に
入社後のしたいことは、企業の事業内容を織り交ぜ、具体的なものにしましょう。
ポイント④履歴書には「貴社」と書く
会社を表す敬語は、話し言葉なのか、書き言葉なのかで変わってきます。「御社」は話し言葉、「貴社」は書き言葉です。
履歴書には必ず、「貴社」と書きましょう。
ポイント⑤結論→根拠(エピソード)→仕事への活用の流れを意識する
採用担当者に響く応募動機の書き方で大切なのは、伝え方です。
より自身の応募動機が伝わりやすいよう、構成は基本的に「結論」から述べ、根拠となる自分ならではのエピソードを示し、それがどう今後の仕事に活きていくのかを簡潔に述べましょう。
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例文
それでは、履歴書で応募動機を書く時のポイントをふまえた例文をみていきましょう。
例文①菓子業界
私が貴社を志望する理由は、和菓子づくりにおける「固定概念をぶち破る」柔軟性に惹かれたからです。
私はもともと「新しいもの」や、「今までにないもの」が好きで、学生時代はベンチャー企業で、斬新さを重視した若者向けスマートフォンアプリの開発を担当していました。
貴社は江戸時代から続く老舗の和菓子メーカーでありながら、近年では写真映えするカラフルなフルーツ羊羹を販売しており、時代の変化を柔軟に受け入れ新しいものを追求していくその姿勢に大変共感しました。
私は貴社で、アプリ開発のノウハウを活かし、貴社の運営するホームページとSNSを利用した和菓子を宣伝する若者向けコンテンツを作っていきたいと考えています。
例文②住宅メーカー
私が貴社に魅力を感じる理由は、「その人の思い描く暮らし」を徹底的に叶えようとする顧客ファーストな経営理念にあります。
学生時代、私の家族は引っ越しをきっかけに、貴社で家を建てていただきました。
貴社の担当者は、どうにか私たち家族の理想を実現できる家を建てようと、限られた予算の中で試行錯誤してくれました。
結果、母の夢だったオープンキッチン、父の所望した専用の書斎、私がどうしても譲らなかった屋上、全ての希望が叶い、思い描いた暮らしが実現したのです。
貴社担当者の、他メーカーにはない「どうしても顧客の夢を叶えたい」という執念を今でも忘れられず、自分もこの人のように、暮らしに夢を描く多くの人を喜ばせたいと思い志望させていただきました。
「理想の暮らし」の夢が叶った喜びを知っている私だからこそ、貴社の顧客ファーストを体現する人材になることができるはずです。
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以上、採用担当者に響く応募動機の書き方をご紹介しました。
それでもまだ、志望業界の情報収集や応募動書類の作成がうまくいかないという方は、キャリアチケットを利用してみてはいかがでしょうか。
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