履歴書の資格・検定欄の正しい書き方とは?何級から書ける?例文つきで解説

このページのまとめ

  • 企業側は、履歴書の資格・検定欄から応募者の志向やスキルをチェックしている
  • 運転免許がある人は、履歴書の資格・検定欄に必ず記載する
  • 履歴書に書く資格・検定は「2級以上」が一般的
  • 勉強中の資格・検定でも履歴書に書いて構わない

履歴書の資格・検定欄の書き方が気になる就活生は、多いのではないでしょうか。
「資格なら何でも良い?」「書く順番は?」「ない場合はどうする?」など、人によって気になるポイントはさまざまです。
資格・検定欄の書き方によっては、専門的な知識やスキルのアピールになります。正しい書き方で資格・検定をアピールし、印象アップを目指しましょう。このコラムでは、資格・検定欄の書き方や気になる疑問を例文つきで解説します。

 

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企業側が資格・検定欄でチェックしているポイントとは?

企業側は、資格・検定欄から応募者の志向やスキルをチェックしています。
保有する資格・検定から、「何を目指して取得したか」「現在どんなスキルがあるか」が判断できるからです。
資格・検定は、向上心や目的意識のアピールにもなります。仕事に活かせる資格や検定を書けば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

企業によっては資格や検定を重視しない場合も

資格・検定は就活でのアピール材料になりますが、企業によっては重視しない場合も。そのような企業は、即戦力となるスキルよりも、ポテンシャルを評価する傾向にあります。
資格・検定を書いておけば、必ずしも高く評価されるわけではありません。自己PRや志望動機に力を入れ、成長意欲をアピールすることが大切です。

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履歴書に書きたい4種類の資格・検定

下記4種類の資格・検定は、就活でのアピール材料になる可能性が高いです。積極的に履歴書に書き、印象アップを目指しましょう。

1.国家資格

国家資格を持っている方は、積極的に履歴書に記載するのがおすすめです。国家資格は民間に比べて難易度が高い傾向にあり、努力家という証明になります。同じ資格で複数の級に合格している場合は、一番レベルの高い資格を書くのがポイントです。

2.語学資格

語学力を求める企業は多いため、TOEICや英検といった語学系の資格は積極的にアピールしましょう。
ただし、保有する資格・検定のレベルによっては、かえってマイナスイメージを与える恐れも。一般的に、ビジネスに求められるのは「TOEIC600点以上」「英検2級以上」です。基準以下では「レベルが低い」とみなされる恐れがあり、書かないほうが無難でしょう。

3.普通自動車免許

普通自動車免許を持っている方は、車を使わない仕事でも履歴書に書くのが基本です。業務に運転が含まれない職種であっても、将来的に必要になる可能性はゼロではありません。運転免許は働き方の可能性を広げるので、忘れずに記載することをおすすめします。

4.パソコンスキルの認定資格

MOS(Microsoft Office Specialist)などパソコンスキルの認定資格がある方は、履歴書に記載するのがポイント。パソコンスキルは多くの企業で求められるため、「即戦力となる人材」というアピールになるでしょう。

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資格・検定欄の正しい6つの書き方

資格・検定欄は、ただ持っている資格を書けば良いわけではありません。下記で正しい書き方を確認しておきましょう。

1.正式名称を略さず書く

履歴書に書く資格や検定名は、略称ではなく正式名称を書きましょう。民間資格の場合は、資格名と合わせて実施団体も書くのがマナーです。保有資格の正式名称が分からない方は、Webサイトで調べてみましょう。

代表的な資格、検定の正式名称

代表的な資格・検定の正式名称は下記のとおりです。

英検→実用英語技能検定
漢検→日本漢字能力検定
日商簿記→日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験
全商簿記→全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定
宅建→宅地建物取引士
FP→ファイナンシャル・プランニング技能士
秘書検→文部科学省後援 秘書技能検定
大型免許→大型自動車免許
中型免許→中型自動車免許
準中型免許→準中型自動車免許
普通免許→普通自動車免許
大型バイク免許→大型自動二輪車免許
バイク免許→普通自動二輪車免許

ただし、日商簿記や秘書検のように長い正式名称は、そのまま書かなくて構いません。履歴書では「日本商工会議所簿記検定試験〇級」「日商簿記検定試験〇級」「秘書技能検定〇級」と書いてOKです。

【例文】
令和元年4月 普通自動車運転免許 取得
令和2年3月 秘書技能検定2級 合格
令和2年10月 日本商工会議所簿記検定試験2級 合格

2.取得年月の古い順から書くのが基本

履歴書の資格・検定欄は、取得年月の古い順から書くのが基本です。卒業と同時に取得できる資格の場合は、「取得見込み」と書いてください。
資格取得日は、免許証や合格証明書に記載されているのが一般的。分からない場合は資格・検定を管理する団体に問い合わせてみましょう。

【例文】
令和元年4月 普通自動車運転免許 取得
令和2年8月 秘書技能検定2級 合格
令和3年3月 高等学校教諭一種免許状(公民) 取得見込み 

仕事に関連ある資格から書いてもOK

資格・検定欄は仕事に関連ある資格から書いてもOKです。多くの採用担当者は、1枚の履歴書に時間をかけられないのが一般的。仕事に活かせる資格を最初に書くことで、忙しい採用担当者の目を引く可能性が高いでしょう。

3.志望企業のニーズに合った資格・検定を書く

資格・検定欄には、志望企業の業種や業務内容に関連するものを記載すると良いでしょう。
仕事に関係ない資格や検定を記入すると、採用担当者に「どうしてうちを受けたのか」疑問を持たれる可能性があります。企業が求める能力を調べ、アピール力の高い資格・検定を選びましょう。

4.資格・検定は取得時の名称を書く

資格を取った後に資格名が変更された場合は、取得時の名称で記入します。下記は、名称が変更された資格・検定の一例です。

【旧】「宅地建物取引主任者」→【新】「 宅地建物取引士」
【旧】「国内旅行業務取扱主任者」→【新】「 国内旅行業務取扱管理者」
【旧】「一般旅行業務取扱主任者」→【新】「 総合旅行業務取扱管理者」
【旧】「Microsoft Office User Specialist(MOUS)」→【新】「 Microsoft Office Specialist(MOS)」

資格の名称が変わることは珍しくありません。保有している資格・検定の名称が変わっていないか、公式サイトなどで確認すると良いでしょう。

5.西暦・和暦表記は履歴書内で統一する

資格・検定の取得年月日は、西暦・和暦どちらでも構いませんが、履歴書内で表記を統一させるのが鉄則です。学歴欄や資格・検定欄で表記が統一されていないと、採用担当者が時系列を確認しづらくなります。

6.終わりに「以上」は書かない

学歴の場合、最後に「以上」を書きますが、資格・検定欄に書く必要はありません。資格取得年月と資格名を書き終わったら、そのままにしてOKです。

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就活生が気になる資格・検定欄6つのQ&A

資格・検定欄で分からないことがある方は、下記Q&Aをご確認ください。

1.資格・検定は何級から書ける?

レベルの低い資格はかえってマイナスイメージになるので、履歴書には2級以上の資格・検定を書くのがおすすめです。
ただし、資格・検定によって難易度は異なるため、一概には言えません。保有する資格・検定が何級から評価されるか調べ、基準をクリアする資格・検定のみを書きましょう。

2.書ける資格や検定がない場合は?

記入できる資格や検定がない場合は、無理して書く必要はありません。空欄にすると記入漏れを疑われるので、「特になし」と書くのがマナー。
語学やパソコンのスクールや、仕事に関わるセミナーを受けた経験がある方は、経歴を資格・検定欄に書いてもOKです。仕事に活かせる経歴は、資格・検定に準じるものとして評価される可能性が高いでしょう。

【例文】
資格・検定がない場合…「特になし」
スクールやセミナーに通っている場合…「Photoshop・Illustratorの使い方をオンライン講座で勉強中」

3.勉強中の資格・検定は書ける?

勉強中の資格・検定があれば、「〇〇の資格取得に向けて勉強中」と履歴書に書いて構いません。企業の業務内容に合った資格・検定であれば、仕事への熱意をアピールできるでしょう。
合格の見込みがある場合は、「〇〇検定合格に向けて勉強中 12月合格見込み」と書くのもOKです。

【例文】
「現在、宅地建物取引士の資格取得に向けて勉強中」
「日本商工会議所簿記検定2級取得に向けて勉強中 3月合格見込み」

4.「合格」「取得」の違いって?

資格・検定の「合格」「取得」には、下記の違いがあります。

・合格…英検や簿記検定など、一定の基準に合格すると合格証が交付されるもの
・取得…運転免許や教員免許など、免許証がないと業務が行えないもの

「合格」「取得」は正しく使い、採用担当者にスマートな印象を与えましょう。

6.資格・検定を書ききれない場合は?

書ききれないほど資格・検定がある方は、難易度や知名度で絞るのがおすすめです。それでも書ききれない場合は、別紙で「取得資格一覧」を添えても良いでしょう。
ただし、持っている資格をすべて羅列するのではなく、仕事に関わる資格・検定を厳選して書くのが重要です。

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就活で役立つ主な4資格

就活までに時間がある方は、今から資格・検定を取るのがおすすめです。下記で、就活で役立つ代表的な資格を確認しておきましょう。

1.TOEIC

グローバル化を進める企業は多いため、TOEICの高スコアは強力な武器になるでしょう。一概にはいえませんが、一般的な企業はTOEIC550点を評価基準にする傾向にあります。
TOEICは年に10回ほど試験が実施されるので、短期間で何度も挑戦できるのがメリットです。

2.ITパスポート

現代では多くの企業がIT化しているため、ITパスポートは就活でのアピール材料になります。ITパスポートとは、「ITに関する基本的な知識がある」ことを証明するもの。どの職種でも通用する資格のため、今のうちに取っておいて損はないでしょう。

3.簿記

簿記は、経理や事務に活かせる資格で、主に銀行や証券など、金融関係の業種でアピールできます。
3級は難易度がやや低めなので、2級の取得を目指すと良いでしょう。

4.MOS

MOSとは、Word、Excel、PowerPointなど、マイクロソフト社のオフィスソフトのスキルを示す資格です。現在、ほとんどの企業ではパソコンを使用したオフィスワークが主流です。
選考段階でも、初歩的なパソコン操作ができるかを気にする採用担当者がほとんど。
MOSは取得していないがパソコン操作はできる、という方でも、資格の保有は自身のスキルを見える形として証明するものに違いありません。
時間があれば、ぜひMOSを取得してみてはいかがでしょうか。

 

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書かないほうが良い3つの資格・検定

資格・検定は何でも書いて良いわけではありません。下記で、避けたほうが良い資格・検定を確認しておきましょう。

1.趣味の資格や検定

資格・検定欄には、世界遺産検定や日本酒検定など、趣味の資格は書かないほうが無難です。仕事に関わる資格ではないので、採用担当者に場違いな印象を与える恐れがあります。
趣味に関する資格や検定は、趣味・特技欄に書くのがおすすめ。ユニークな資格や検定は目を引くので、面接での話題作りになるでしょう。

2.500点以下のTOEICスコア

TOEICは英語力のアピールになりますが、500点以下では「レベルが低い」と思われる可能性が高いです。繰り返しになりますが、ビジネスはTOEIC600点以上、外資系では700点以上のスコアが求められるのが一般的。マイナスイメージを与えないためにも、企業側から指定がない限りは500点以下のスコアを書く必要はありません。

3.虚偽の資格

書ける資格や検定がなくても、嘘を記載するのは絶対にやめましょう。勉強していない資格や検定を、「取得見込み」と書くのもNGです。
履歴書は法的には私文書にあたり、嘘の内容を書いた場合には経歴詐称として罪に問われる場合があります。履歴書ではうまくいったとしても、面接で深堀された場合に嘘がバレる恐れも。信用を大きく落とす原因になるので、履歴書は正直に書くのが鉄則です。
 

 

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