志望動機を面接で魅力的に伝えよう!例文と失敗の避け方を新卒向けに解説

このページのまとめ

  • 志望動機を面接で問う理由として、会社と応募者のミスマッチを防ぐ意図がある
  • 志望動機を面接で伝える際は「結論→根拠→どのように貢献できるか」の順番で伝える
  • 志望動機では「なぜその企業なのか」を明確にすると、説得力のある志望動機になる

志望動機を面接で魅力的に伝えよう!例文と失敗の避け方を新卒向けに解説のイメージ

「志望動機を面接で上手く伝える方法を知りたい」と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。志望動機を伝える際は、なぜ応募先でなければならないのかや、将来のビジョンなどを盛り込むことが大切です。

この記事では、志望動機を面接で答える際のポイントや必要な準備、例文などを解説しています。「志望動機を面接で効果的にアピールしたい」という就活生はぜひ参考にして、面接突破を目指しましょう。

志望動機の作り方について相談したい

   
目 次

志望動機を面接で質問する企業の割合は約70%

志望動機は、多くの企業の面接で聞かれる質問の1つです。

マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況(97p)」によると、面接でよく聞かれた質問の中で多かったのは、1位「自己紹介、自己PR(76.5%)」、2位「学生時代に打ち込んだこと(73.6%)」、次いで「その会社を志望した理由(67.5%)」が3位でした。

この結果から、企業は志望動機を重視していることが分かります。なお、面接でよく聞かれた質問の上位5位は以下の通りです。

順位 質問内容
1位 自己紹介、自己PR(76.5%)
2位 学生時代に打ち込んだこと(73.6%)
3位 その会社を志望した理由(67.5%)
4位 自分の長所、短所(61.9%)
5位 就職活動の進捗状況・他社の選考状況(56.4%)

引用元:マイナビキャリアリサーチLab「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況(97p)

よく尋ねられると判明している質問は対策しやすいため、本記事で解説している志望動機のポイントを押さえて面接に臨みましょう。

面接でよく聞かれる自己紹介のポイントを知りたい人は、「就活の自己紹介を1分でまとめるコツは?自己紹介の意義や例文と合わせて解説」を参考にしてみてください。

参照元
マイナビキャリアリサーチLab
2023年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況

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志望動機が面接で問われる3つの理由

ここでは、面接で志望動機を問われる3つの理由を解説します。

志望動機を面接で回答した際に好印象を持ってもらうために、なぜ質問されるのかを面接官の視点で理解したうえで作成しましょう。

1.入社し働く熱意があるか確認するため

企業が面接で志望動機を問う理由として、「就活生が入社し働く意欲があるか」を見極める目的が考えられます。

新卒採用は採用条件のある募集を除き、基本的に誰でも応募できるようになっているため、何となく気になったからという理由で応募する人も多いかもしれません。

そして、とりあえず応募した人の中には、真剣に選考を受ける気持ちがなく、浅い企業研究で面接に臨む人もいます。しかし、企業研究を蔑ろにすれば、志望動機が固まりにくいです。

企業は志望動機の内容から、応募者が真剣に選考を受けているか確認し、自社で働く意欲の高い人材を通過させたいと考えているでしょう。

2.会社と応募者の方向性が合うか確認するため

採用担当者は志望動機の内容から、応募者が入社後にやりたい仕事や目標を把握する必要があります。なぜなら、応募者が会社に入って取り組みたい仕事と、会社の事業方針が一致していなければ、ミスマッチが起こってしまうためです。

たとえば、海外で活躍したい人が日本市場のみで勝負するタイプの企業に入っても、自分の望む働き方は叶わないでしょう。ミスマッチが起これば、入社後すぐに退職してしまう可能性があるため、企業の方針と合うか見極めているのです。

3.応募者の人柄と社風がマッチするか確認するため

企業が面接で志望動機を質問するのは、応募者の人柄を見る目的もあります。

たとえば、「若手でも実力次第で大きな仕事を任せてもらえる部分に惹かれた」という応募者には、上昇志向やハングリー精神が感じられるでしょう。

そして、応募先が外資系企業やベンチャー企業といった個人の実力を重んじる会社であれば、自社の社風と応募者の人柄がマッチしていると判断され、選考を通過する確率が高まります。

なお、就活で性格検査を実施する企業もあるでしょう。性格検査の内容や対策を詳しく知りたい人は、「性格検査とはどんなテスト?問題例や対策方法を解説!」を参考にしてみてください。

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履歴書と面接で伝える志望動機の3つのポイント

面接において、履歴書やESなどの選考書類に書いている志望動機と同じ内容を話してもよいか疑問に思う就活生も多いでしょう。

ここでは、選考書類に書いた志望動機の内容を面接でも伝える際のポイントを3つ解説します。

1.基本的には同じ内容の志望動機で問題ない

履歴書やESなどの選考書類に書いた志望動機について、面接で別の内容に変える必要はありません。

むしろ、選考書類と大きく異なる志望動機を話してしまうと、「一貫性がない」と判断され、評価が下がってしまう可能性もあります。また、選考書類の内容から変更したことで、自己PRや就活の軸などとの整合性が取れなくなる恐れもあるでしょう。

そのため、書類に記載した内容と関連性がない志望動機を話すのは控えるのがおすすめです。ただし、変えるべきポイントとして、言葉遣いが挙げられるでしょう。

書類は基本的に書き言葉で記載しますが、面接では話し言葉を使用します。たとえば、「貴社」「御社」といった部分は間違いやすいポイントです。

選考書類の内容を丸暗記して回答すると言葉遣いがTPOに合わなくなったり、話し方に抑揚がなくなったりするため注意してください。

2.選考書類の内容をさらに具体的に伝える

面接では、選考書類に書いた志望動機の内容をより詳しく伝えるのも大切なポイントです。

面接は採用担当者と直接会って自分をアピールできるチャンスなので、一歩踏み込んだ具体的な話を添えられると、より面接官の心に響く志望動機になります。

もし、履歴書でスペースが足りず記載できなかった内容があるなら、面接で付け加えてみてください。

また、伝えたいことをすべて書類に記載できた人も、より充実した志望動機にするために、さらに具体的に回答できないか見直してみましょう。また、分かりやすい表現に変えられる所はないかもチェックし、ブラッシュアップするのがおすすめです。

3.似た質問で志望動機を問われることもある

履歴書では「志望動機を教えてください」と問われても、面接では「企業選びの軸は何ですか」などと表現を変えて質問される場合があります。

履歴書と同じように「志望動機を聞かれる」という先入観を持っていると、似た質問に対応できなくなる恐れがあるため、志望動機につながる質問を事前に把握しておくのがポイントです。

なお、志望動機につながる質問は、以下のような例が挙げられます。

・業界・企業選びの軸は何ですか?
・なぜ弊社の選考を受けられたのですか?
・なぜほかの企業ではなく弊社を志望したのですか?
・入社後、どのような仕事に関わりたいですか?

これらは、志望動機を考える際に業界・企業分析を十分行っていれば回答できる内容なので、「想定と異なる質問が来た」と焦らず冷静に答えましょう。

履歴書を書く際のポイントや例文を知りたい人は、「履歴書を例文つきで解説!受かる自己PRと志望動機の書き方は?」を参考にしてみてください。

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志望動機を作るための8つの準備

志望動機を作るには、自己分析や企業研究といった事前準備が必要です。準備を怠ると、面接官からの評価につながる志望動機が作成できないため注意してください。

ここでは、志望動機を作る前にやっておくべき具体的な準備を8つ解説します。

1.自己分析を行う

志望動機を作成するために、自己分析は必須項目です。自己分析を行うことで、自分の内面・外面の要素を理解し、強みや関心、価値観を明確化できます。これらは志望動機に限らず、就活するうえで欠かせない情報なので、しっかり整理しておきましょう。

自己分析の方法として、まずは自分の過去の経験で印象深いエピソードを書き出し、モチベーショングラフを作成するのがおすすめです。

人生で起こったイベント毎にどのような感情を抱いたかを理解すれば、自分がこれまでに何を大切にし、何を目指してきたのかなどを理解できます。

なお、印象に残っているエピソードを考える際は、自分に対して以下のような質問をしてみてください。

・楽しかったこと
・辛かったこと
・幸せを感じたこと
・努力したこと
・充実したこと
・達成したこと
・悔しかったこと

これらの質問から自分自身を客観的に見つめ直せば、次のようなことをより深く理解できます。

・性格や能力
・興味関心
・優れた特徴
・成し遂げたこと
・抱えている課題 など

自分について理解したうえで具体的な志望動機を作成すれば、自分の理想とする就職に向かって進めるでしょう。

2.企業選びの軸を設定する

企業選びの軸の設定も、志望動機を作る準備において重要な項目です。企業選びの軸を設定すれば、自分が仕事をするうえでの目的や、志望するキャリアパスと企業の方向性・価値観を比較し、一致する企業を見つけられます。

また、就活の軸に沿って、自分が関心や情熱を持って働ける仕事を選べば、仕事への情熱や意欲を高められるでしょう。

目的や成長のために欠かせない要素を軸にして企業を選べば、自分に最もフィットする企業を見つける近道になります。

3.企業研究・業界研究を行う

志望動機の作成には、企業研究や業界研究も重要です。企業研究や業界研究を通じて、志望する企業のビジョンや仕事内容、業界の特性や状況と、自分の目標や志望理由が一致しているか確認する必要があります。

企業が志望動機を聞く目的は、応募者が本気で自社や業界で働きたいと思っているのかを知るためです。

面接官は何十人・何百人もの就活生の志望動機を聞いているため、本気なのか取って付けただけなのかはすぐに分かります。

また、企業研究や業界研究が十分できていないと、たとえ本気であっても熱意が伝わらず、「本当にこの会社に入りたいのか」と疑問に思われかねません。

そのため、「とりあえず有名企業を受けよう」「何となくこの業界や仕事が好きだから」などの理由で就職先を決めるのではなく、企業研究や業界研究を入念に行ったうえで応募してください。

4.自己分析と企業・業界研究の共通点を見つける

自己分析と企業・業界研究の共通する部分から、志望理由につなげましょう。これらの共通点を見つけられない場合、説得力のない志望動機になってしまう可能性があります。

たとえば、いくら業界・企業研究を入念に行っても、自己分析で導き出した就活の軸と合わない会社に応募すれば、志望動機が曖昧になったり一貫性がなくなったりしかねません。

「自分の目標を達成するには、御社に就職する必要がある」と志望動機で明確に伝えるためにも、自己分析と企業・業界研究のすり合わせを行ってください。

5.会社説明会に参加する

志望動機を作成する際、会社説明会への参加も大切です。会社説明会では、志望動機の作成に必要な以下のような情報を得られます。

・企業の文化や価値観
・事業内容
・キャリアパス など

会社説明会では、代表者や現場の社員と直接対話したり、企業の雰囲気や社風を実際に感じたりする機会があるため、企業や仕事に関するより詳細な情報を得られるでしょう。これらの情報から入社後のイメージをよりリアルに想像でき、具体的な志望動機の作成にもつながります。

さらに、説明会に参加していた社員の名前を控えておくのも大切なポイントです。社員の人柄に焦点を当てた志望動機を作成する場合、誰のどのようなところに魅力を感じたのかを説明できると具体性が増し、面接官に伝わりやすくなるでしょう。

社員の人柄を志望動機とする場合の書き方や例文について詳しく知りたい人は、「社員の人柄は志望動機として適切?書き方の3ステップや例文をご紹介」を参考にしてみてください。

6.OB・OG訪問をする

OB・OG訪問でも、志望動機に必要な情報を得られます。

OB・OG訪問は現役社員との対話を通じて、日常の業務や職場環境などを把握できる貴重な機会です。会社説明会よりも踏み込んだ話が聞けるため、以下のような情報も得られるかもしれません。

・志望する企業や業界における実際の働き方
・実際の仕事内容
・OB・OGの体験談でしか知れない情報
・企業のカルチャーや社風 など

自分と企業の価値観がどの程度フィットしているか確認すれば、志望動機をより具体化させられるでしょう。

さらに、OB・OGの経験や意見を聞くことで、自身のキャリア選択や志望動機に対する新たな視点を得られる可能性もあります。

7.キャリアプランを明確にする

志望動機を作る前に、自分が理想とするキャリアプランを明確にしておきましょう。キャリアプランとは、自分が将来なりたい人物像やどのような仕事をしたいのかといった計画のことです。

たとえば、「将来は社長になりたい」という目標がある場合、現状との距離を把握したうえで実現するために必要な方法や、いつまでに何をするべきかという具体的な計画を作ります。

同様に、キャリアプランを考える際は、今の時点での興味や適性、スキルセットを考慮し、仕事でどのような知識や技術を身につけ、将来的にどのようなキャリアを築きたいのかを具体化してみてください。

また、キャリアプランを作る過程で、自己理解も深まります。強みや弱み、興味、価値観などから、自分に合ったキャリアプランや向いている仕事の特徴の把握もできるでしょう。

キャリアプランを明確に伝えれば、企業は応募者がどのようなことに興味があり、どのような目標に向かっているのかを把握できます。

8.深掘りされた時の対策を練る

志望動機を作成する際は、面接で深掘りされることを想定した対策を練っておくのも重要なポイントです。

面接官は志望動機を尋ねる際、さらに具体的に聞けそうな部分や、一貫性を確かめるためにあえて就活生をゆさぶるような質問を追加するケースがあるでしょう。

なお、志望動機を深掘りする質問は、以下のような例が挙げられます。

・△△の経験についてより具体的に教えてください
・3年後、10年後のキャリアプランを教えてください
・就活の軸の中で優先順位が高いものを教えてください
・△△ならほかの企業でも達成できると思いますが、なぜ弊社なのでしょうか
・△△を目指すに当たって具体的にどのような経験を積みたいか教えてください

志望動機を作成したら、質問されそうな部分を第三者にピックアップしてもらうのがおすすめです。深掘りされた際に自信を持って回答するためにも、自己分析や企業研究にしっかり取り組んでください。

これらは自分に合った企業とマッチングするためにも重要な項目なので、入念に行いましょう。

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志望動機の面接における効果的な答え方

実際に面接で志望動機を答える際は、相手に伝わりやすい順序で話したり、将来への展望を含めたりするのが重要です。

ここでは、志望動機を面接官に分かりやすく伝えるためのポイントを解説します。

「結論→根拠→どう貢献できるか」の順番で伝える

志望動機に限らず、自分の話を相手に分かりやすく伝えるための順序を意識しましょう。伝わりやすい順序として、最初に結論を簡潔に述べた後、具体的な理由を伝え、最後に再度結論で締めるのがポイントです。

志望動機の場合は、まず結論となる志望した理由を簡潔に述べ、次に具体的な根拠となるエピソードを示し、最後に入社後のビジョンや目標を伝えてください。

具体的には、以下のような流れになります。

・「御社を志望した理由は、△△だからです」(結論)
・「なぜなら私は~」(根拠)
・「もし御社に入社できたら、△△に取り組みたいと思っています」(どう貢献できるか)

順序を無視して話すと、聞き手は内容の把握に時間がかかり、結局何が言いたいのか分からなくなったり、話が頭に入ってこなくなったりしてしまうため注意してください。

なぜその会社に応募したのかを具体的に伝える

志望動機では、その企業に応募した理由を明確に回答するのが大切です。志望動機で「その業界を志した理由」は述べたのに、「その会社を選んだ理由」を伝えていない人は多くいます。

他社ではなくその企業に応募した理由を明確に話せない場合、「同業界ならどの会社でもよいのではないか」と思われ、入社意欲が伝わりにくくなったり、評価が低くなったりしかねません。

マイナス評価を避けるためにも、応募した会社を選んだ具体的な理由は必ず盛り込みましょう。

事業内容および取り扱っている商品への共感を示す

会社独自の商品やサービスを取り上げ志望動機と関連させれば、「御社だからこそ働きたい」という意思をアピールできます。

企業の事業や商品について入念に調べた内容を志望動機として具体的に盛り込めば、説得力が増し入社意欲が伝わるでしょう。また、「よく企業研究をしている」と高評価につながります。

単に応募先の商品が好きだからといった抽象的な理由では、説得力がないため注意してください。「御社の△△を実際に使った際に思ったこと」などの実体験を盛り込み、会社の商品やサービスと自分を結ぶエピソードを交えて回答しましょう。

将来の目標や展望を盛り込む

志望動機では、具体的な自分の目標や展望を会社の強みとリンクさせて回答するのも重要なポイントです。上手く伝えられれば、「自分の持っている特徴を活かして会社に貢献する意欲がある」と採用担当者を納得させられます。

たとえば、「御社で自分の強みを活かして業務経験を積み、△年後には△△のポジションに就きたい」といったキャリアプランを挙げ、会社独自のキャリアパス制度に魅力を感じていることをアピールすると、「自社で何を成し遂げたいのか」が採用担当者に伝わりやすいでしょう。

ただし、真実味を示すためにも根拠はしっかり伝えてください。

話し方や表情を工夫する

話し方や表情を工夫すれば、自分のアピールポイントや志望動機を明確に伝えられます。

たとえば、以下のポイントに注目してみましょう。

工夫する箇所 工夫するポイント
話し方 ・論理的な順序で整理したうえで要点を強調する
・声に抑揚をつける
・意識的にゆっくり適切な声の大きさで話す
表情 ・豊かな表情を心がける
・身振り手振りなどの非言語コミュニケーションも取り入れる

面接で緊張し、無意識のうちに早口になったり、小声になったりすることがあります。しかし、早口や小声では相手に聞こえなかったり、自信がないと思われたりして自分の魅力が伝わらなくなる場合もあるため注意してください。

面接を受ける際、姿勢や表情、声のトーン、話すリズム、手の動きなどを意識すれば、面接官に自信や熱意を伝えられます。

志望動機を面接で答える時の長さにも注意する

面接では、持ち時間の指定がない場合、1分~1分30秒を目安に回答するのがおすすめです。1分で話せる文字数は、約300文字と言われています。緊張して早口になることも考慮しておきましょう。

面接で自分の思いを伝えたいあまり、だらだらと話を続けるのは「論理的にまとめられない」「他人のことを考えた話し方ができない」などと面接官に思われてしまいかねないため避けてください。

なお、「△分以内に話してください」と指定される場合を想定して、柔軟に対応するために、およそ1分間の感覚を身につけておくのがおすすめです。

これらは一朝一夕で身につくスキルではないため、日頃から伝え方を意識したり、自分の考えから結論に至るまでの流れを言語化する癖をつけたりしておくとよいでしょう。

ほかの就活生より面接で評価される志望動機を作りたい人は「入社したい理由を明確に!評価される志望動機の作り方」も参考にしてみてください。

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人事に評価される志望動機の例文

ここでは、人事に評価されやすい志望動機の例文を紹介します。

企業理念への共感を盛り込んだ志望動機の例文

「地域の発展に貢献する」という企業理念に共感したため、御社を志望しました。

私は親の転勤が多かったため、県をまたぎさまざまな土地で暮らした経験があります。そこで感じたのが、町の発展度合いが地域によって全く異なる点でした。

そんな中、ある地方都市で、家の近所に大型の商業施設が建てられることが決まり、その後急速に住宅やマンションなどが増え、近隣が栄えていく様子を見ました。

私は、「地域を発展させるには、土地や建物をどのように利用するかが重要なんだ」ということを実感し、不動産業界に興味を持つようになりました。

御社のビジネスは、地域の発展にきっかけを与えて、地域に大きく貢献するビジネスだと思います。御社のテナント事業や土地開発などを通して、私も地域の発展のために尽くしたいと考えております。

一般的に、「企業理念への共感」は誰でもできることであり、ほかの会社でも使い回しやすい印象を与えかねません。そのため、実体験を交えた具体的な内容にし、説得力を持たせることが大切です。

企業の社風と自分の長所を合致させた志望動機の例文

御社を志望した理由は、個人の成果に重きを置いた評価制度に魅力を感じたからです。

私は大学時代、家電量販店で携帯電話を販売するアルバイトをしていました。そこでは、契約を取った件数に応じて時給が上がり、より責任あるポジションを任せてもらえる制度があり、やりがいを持って働くことができました。

この経験から、私のモチベーションの源泉は、「結果を出せば高く評価され、より高い目標に挑戦する機会を得られること」だと気づき、自分の企業選びの軸としています。営業職を選んだのは、アルバイトの経験から人と話すのが得意で、コミュニケーション力に自信があるためです。

御社においても、積極的に知識を吸収しながら、自らのパフォーマンスを十分に発揮し、会社の発展に貢献して参ります。

企業の社風や仕事環境、制度を理由に志望動機を作る場合は、「応募先の環境で力を発揮し貢献する意欲」をアピールしましょう。

これらの例文は、本記事で解説しているポイントに沿って作っています。自分で志望動機を作成する際も例文を真似するだけでなく、ポイントを把握しオリジナルの文章を作成しましょう。

志望動機を作成する際のルールや例文をより詳しく知りたい人は「新卒学生必見!志望動機の書き方がわかる12の例文と重要ポイントを紹介」も読んでみてください。

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面接官に響かない志望動機のNGな特徴5選

ここでは、面接官からの評価が低くなりやすい志望動機の特徴を5つ紹介します。

1.ただの企業説明になってしまっている

志望動機で「御社のどこに魅力を感じたか」を伝えようとするあまり、会社についての説明を延々としているのはNGケースです。

面接官は「何に魅力を感じたか」だけでなく、「なぜ魅力を感じたか」を知りたいと考えています。もちろん、ある程度の企業理解は求めていますが、会社についての話だけでは応募者の入社意欲が見えないため、あまりよい評価は得られないでしょう。

2.受け身の姿勢が強い

志望動機で受け身の姿勢を見せるのも避けるべきポイントです。たとえば、「御社に入社後、研修で学びたい」と話した場合、「自発的に努力する気がない」と面接官に思われてしまう可能性があります。

会社は学校と違い、給与をもらって働く場所です。そのため、社員として仕事をするうえで、自分から積極的に学んでいく姿勢は欠かせません。

もし、スキルアップに対する意欲を示したいなら、具体的に学びたいことを述べたうえで、「自分から積極的に情報をインプットし、御社の成長に貢献したい」といったアピールの仕方をすれば問題ないでしょう。

3.インターネットや参考書の例文を使っている

志望動機を作成する際、インターネットや参考書に記載している例文をそのまま使用するのは避けてください。

面接官はこれまで多くの応募者と面接を行っています。また、面接官の中には、就活生が調べている情報を把握するため、就活サイトやマニュアル本をチェックしている人もいるようです。

そのため、インターネットや参考書などに載っている例文を志望動機として話しても、「どこかで聞いたことがある」「自分の言葉ではない」とすぐに見抜かれてしまい、入社意欲を疑われかねません。

どのような構成や表現で作ればよいかの参考にする分には問題ありませんが、例文の完全一致はもちろん、具体的な部分を真似するのも控えてください。

4.この会社でなければならない理由が伝わらない

志望動機に応募先でなければならない具体的な理由が含まれていない場合、評価につながりにくいでしょう。

就活中は複数の企業を受けるため、それぞれに完璧な志望動機を作り上げることは難しい場合もあるかもしれません。しかし、だからといってありきたりな志望動機では、入社意欲や情熱が伝わらないでしょう。

たとえば、どの企業にも言える内容や、給与・福利厚生といった条件面を前面に出している志望動機の場合、「自社でなくてもよいのでは」と面接官に思われてしまう可能性が高いです。

入社への熱意が感じられない場合、「条件が変わればほかの企業に転職するのか」と思われてしまう恐れもあります。

志望動機の回答には、競合企業との違いや、応募先ならではの特色を盛り込むのがおすすめです。また、どうしても待遇面について述べる場合は、企業の特徴や入社後のビジョンなどと合わせて回答するとよいでしょう。

5.転職を前提に話している

志望動機で転職することを前提に話すのも避けてください。ほとんどの企業は長く勤めてくれる人を求めているため、転職を前提とした人を採用する可能性は低いです。

厚生労働省が公表した「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します(2p)」によると、平成31年3月に卒業した大学生の3年以内の離職率は31.5%でした。

新規学卒就職者の離職状況のグラフのイメージ

引用元:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します(2p)

採用して数年で転職されるのを避けるため、企業はできる限り働きやすい環境を整える努力をしつつ、自社とマッチした長く仕事を続けてくれる人を採用しようと取り組んでいます。

そのため、「とりあえず入社してスキルを得たら転職する」といった転職を前提にしている志望動機では、いくら優秀な人でも採用につながりにくいでしょう。

志望動機の回答では、応募先で働くうえでの目標や意思、企業に貢献する意欲を見せるのが大切です。

自分の志望動機がこれらに当てはまっていないか、面接前にしっかり確認してください。

志望動機のNG例文を知りたい人は、「志望動機のNGワード使っていない?ダメな例文と改善例を解説」を参考にしてするのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します

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面接で緊張した時の失敗を回避する対処法

最後に、緊張した際に失敗を回避するための対処法を解説します。

志望動機は面接の序盤で聞かれるケースが多く、緊張した状態が想定されるでしょう。緊張すると伝えたい内容を忘れたり、言葉が上手く出てこなかったりし、余計に焦ってしまうかもしれません。

そのような事態を避けるためにも、事前に対策しておきましょう。

志望動機を丸暗記せず構成で把握しておく

志望動機に関する想定質問の回答は、構成や要点を押さえる程度に覚えるのがおすすめです。

志望動機は序盤で聞かれることが多いため、緊張して丸暗記した流れを間違えただけで、後の言葉が続かなくなりかねません。その場合焦ってしまい、悪循環に陥る恐れがあります。

面接は、自分の熱意や意欲を伝える場です。志望動機に限らず、紙に書いたような完璧な回答をする必要はないので、まずは自分を安心させましょう。

そのうえで、「どのポイントをどのように回答すれば分かりやすいか」といった目線で要所を把握するようにしてください。

さまざまな角度からの質問練習を繰り返す

さまざまな角度から質問されることを想定し、面接の練習を反復することも重要です。

前にも述べたように、面接では志望動機に似た質問や、深掘りされるケースがあるでしょう。しかし、練習が足りなかったり、一辺倒な質問の回答だけを練習していたりすると、その感覚に慣れてしまい、想定外の問いに対応できなくなる可能性があります。

まずは自分が最も伝えたい内容を明確にし、どのような質問にも一貫性を持たせられるようにしておくのがポイントです。

そのうえで、できる限り複数の人に面接官役をお願いし、リアルな面接を想定した練習を行うとよいでしょう。

緊張が悪いことではないと心得る

「緊張=駄目なこと」と捉えず、自分を律するスパイスになると心得るのが大切です。

面接で緊張する理由は人によって異なりますが、「上手く話せず失敗したらどうしよう」「面接官にどのように思われているか怖い」といったケースも多いでしょう。

しかし、面接は特殊な場のため、面接官も応募者が緊張していることを想定しています。そのため、緊張で少し失敗しても、直接不採用につながることはないと考えられるでしょう。

少し失敗しても問題ないと心得えておけば、気持ちを切り替えられ、余裕が生まれます。余裕ができれば挽回するチャンスもあるので、気にしすぎないことが重要です。

なお、一歩進んだ対策として、緊張を乗り越えるよう表情や態度を意識しておくと、スムーズにコミュニケーションできる可能性が高まります。

面接に臨む前に、これらができているかチェックするのもおすすめです。

面接で失敗を回避するためのほかの方法を知りたい人は、「面接でうまく話せないのはなぜ?よくある原因と対策のポイント10選を解説」を参考にしてみてください。

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面接官に刺さる志望動機を作成したいあなたへ

志望動機を面接で回答する際は、相手が受け取りやすい構成に沿って、応募先でなければならない理由や入社意欲を具体的に述べることが重要です。本記事で解説したポイントや例文を参考に、自分なりの志望動機を作成しましょう。

なお、「自分でゼロから志望動機を考えるのは大変」「自分で作った志望動機をこのまま面接で話しても大丈夫だろうか」などと不安を抱えている人もいるかもしれません。

志望動機に自信が持てない人や不安が大きい人は、就活エージェントをはじめとした第三者に客観的なアドバイスをもらうのがおすすめです。

就活エージェントであるキャリアチケットでは、志望動機の添削はもちろん、自己分析の深掘りや業界・企業分析をサポートしています。

あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介することも可能なので、就活に不安がある人は相談し、自信を持って選考に臨みましょう。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。