このページのまとめ
- 履歴書には専攻名まで書くことで、自分がどのような学習をしてきたかを示せる
- 履歴書の学歴欄には、学部・学科・専攻を省略せずに正式名称で書く
- 新卒の就活では中学校卒業から記入し、専攻名が長い場合は2行にする
- 中退や休学がある場合は理由も添えて書き、履歴書で学歴詐称をしない
履歴書の学歴欄には、自分が在籍している学科や専攻名を正式名称で記入する必要があります。専攻名までを詳細に書けば、自分が学習してきた分野を企業側にアピールすることが可能です。
しかし、誤った書き方で履歴書を提出してしまうと、書類選考を通過できなかったり入社後のトラブルに繋がったりすることも。
採用担当者に好印象を与えるためにも、履歴書の学歴欄における正しい書き方を理解しましょう。
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履歴書の学歴欄はなぜ書く必要がある?
履歴書の学歴欄には、学校名のあとに学部・学科・専攻を記入する必要があります。
採用担当者は学校名の知名度を見て評価を左右している訳ではありません。企業によっては大学卒業を応募条件としているケースがあるので、最終学歴まできちんと確認しているようです。
書類選考は履歴書に記入されている情報で判断されるため、学歴欄を正しく記入しないと通過できない可能性があります。
ひと目でどのような分野を専攻していたのかがわかる
履歴書の学歴欄を詳細に記入することで、自分が大学でどのような分野を学んできたのかをひと目で伝えられます。「応募者が大学でどのような専攻をしていたのか」は、企業が採用活動において知りたい情報の一つ。
職種によっては、学習してきた分野そのものが強みになる場合があります。例えば、福祉やデザイン学科などの専門性の高い領域では、専攻名まで書くことでアピールに繋がるでしょう。
応募者が経験してきた分野を知ることで、どのような能力があるか、どのような働き方を実現できるかをイメージしています。
採用担当者へ正確な情報を伝えるためにも、学歴欄は正しく書きましょう。
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履歴書には専攻名まで書くべき?
履歴書の学歴欄には、学部や学科、専攻名の記入が必須です。学校名だけではどのような経験を積んできたのかを伝えられません。
専攻名までをしっかりと記入することで、あなたが学習してきた分野を明確に示せます。
履歴書には学部・学科・専攻を正式名称で書く
履歴書の学歴欄は「○○大学○○学部○○専攻」のように、学部・学科・専攻を必ず正式名称で記入します。
大学によって学部や専攻の正式名称は異なるので、学生証や証明書などで確認を取って間違えないように書きましょう。
専攻名は長くても省略しない
専攻名がどれだけ長くても、省略せずに正式名称で書くことが大切です。「面倒くさいから」「履歴書の記入ミスを減らしたいから」と思っても、自分の判断で専攻名を省略してはいけません。
履歴書のような重要書類で略語を使用することは、一般常識に欠けていると判断されるため、注意しましょう。
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学歴欄の書き方における3つのポイント
「履歴書の学歴欄をどのように書いたら良いか分からない」という人もいるのではないでしょうか。下記では、学歴欄における書き方のポイントをご紹介します。
学歴は「中学校卒業」から記入
新卒の場合、履歴書の学歴欄は中学校卒業から大学の卒業見込みまでを書きます。西暦と和暦はどちらを使用しても構いませんが、履歴書全体で表記を統一しましょう。
<記入例>
平成○○年 3月 △△県立△△中学校 卒業
平成○○年 4月 △△県立○○高等学校 入学
平成○○年 3月 △△県立○○高等学校 卒業
平成○○年 4月 ○○大学○○学部○○学科 入学
平成○○年 3月 ○○大学○○学部○○学科 卒業見込み
学歴欄では入学・卒業ごとに同じ学校名を繰り返し記入します。手間を感じるからといって「同上」を用いると、正確な学歴を伝えられないので避けましょう。
学科や専攻名が長い場合は2行にする
学科名や専攻名を1行に収めるのが難しい人は、以下のように2行に分けて記入しましょう。
「平成 ○○年 4月 ○○大学 ○○学部
○○○○○○○○専攻 入学」
学歴欄にも読みやすさが求められます。小さい文字で1行にするのではなく、2行で書いて枠内に余裕を持たせましょう。
専攻名を改行する場合は一文字分を空けてから書くと、続きであることを伝えやすくなります。
専攻が変わった場合は編入学の事実を明記する
在学中に編入した場合は、学歴欄にその旨を書く必要があります。
【同じ大学内で編入する場合】
「平成○○年 4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学」
「平成○○年 9月 ○○大学 △△学部 △△専攻 編入学」
「平成○○年 9月 ○○大学 △△学部 △△専攻 卒業見込み」
【違う大学に編入学する場合】
「平成○○年 4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学」
「平成○○年 9月 △△大学 ○○学部 △△△△専攻 編入学」
「平成○○年 9月 △△大学 ○○学部 △△△△専攻 卒業見込み」
このように、所属する専攻を変更した場合には、学科や専攻名のあとに「編入学」と明記しましょう。
同じ大学内での編入であっても、大学名を省略せずに書いた方がより丁寧な印象を与えられます。
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履歴書の学歴欄を書く時の注意点
履歴書の学歴欄を正しく記入しなければ、選考や入社後のトラブルに繋がる可能性があります。以下のポイントにも注意して記入しましょう。
学歴詐称をしない
履歴書作成時に、大学名や専攻名を勝手に変更してはいけません。書類で学歴詐称をしても、面接で詳しく質問されて嘘が発覚してしまいます。
学歴詐称が判明すれば、内定取り消しや解雇に繋がるケースも考えられるでしょう。入社後に解雇されなかったとしても、人間関係が悪化したり減給されたりと、社内での風当たりが強くなる可能性も。
「少しだけなら…」という気持ちが取り返しのつかない結果に繋がるので、学歴詐称は絶対にやめましょう。
中退や休学がある場合は理由を書く
中退や休学をした場合は、事実と合わせて理由を明記します。理由を書いていなければ事実のみが伝わり、「自社に向いていないのではないか」と思われる場合も。
中退や休学については面接で聞かれることがあります。やむを得ない理由や前向きな理由を明記しておけば、その後のやり取りがスムーズになるでしょう。
「平成○○年 4月 ○○大学○○学部○○専攻 休学
△△のため入院。療養のため休学」
履歴書では、「1年以上休学した場合」にその事実を明記します。休学が1年以内で進級に影響が出なかった場合は、わざわざ記入する必要がありません。記入が必須でない場合は避けた方がマイナスイメージを与えずに済むでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。