このページのまとめ
- 新卒の履歴書では、中学校卒業から学歴を記載し大学などは卒業見込みと書くのが一般的
- 学校名や学部名は省略せずに正式名称で書き、年号は西暦か和暦のどちらかに統一しよう
- 浪人や留年は記載不要だが、休学や中退などは理由を添えて正しく書くことが大切

新卒の履歴書の学歴欄の書き方について知りたい就活生もいるでしょう。学歴欄は、あなたの歩みを正確に伝えるだけでなく、基本的なビジネスマナーが備わっているかを確認される大切な項目です。
本記事では、新卒向けの学歴欄の書き方や、浪人・留年・留学などのケース別の記入例を解説します。採用担当者へ好印象を与えるためのポイントを理解し、自信を持って提出できる履歴書を完成させましょう。
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- 履歴書の学歴の書き方や基本的なマナー【新卒向け】
- 1行目の中央に「学歴」と記入する
- 学校名は省略せず正式名称で書く
- 在学中の大学は「卒業見込み」と記載する
- 年号は「西暦」か「和暦」のどちらかに統一する
- 学歴の後に1行空けて「職歴」と記入する
- 履歴書の学歴はどこから書く?最終学歴別の書き方
- こんなときはどうする?ケース別・学歴欄の書き方
- 留年・浪人した場合
- 休学した場合
- 中途退学した場合
- 留学した場合
- 転校した場合
- 学部・学科を変更した場合
- 中高一貫校の場合
- 履歴書の学歴欄から企業が見ているポイント
- 正確な書類作成能力と一般常識があるかを見ている
- 教育背景から専門性や自社への適応力を見ている
- 好印象を与える履歴書を完成させたいあなたへ
- 履歴書の学歴欄についてよくある質問
- Q.学歴欄に予備校や塾は記載したほうが良い?
- Q.バイトは職歴欄に書くべきでしょうか?
- Q.在学中に学校名が変わったときの書き方は?
履歴書の学歴の書き方や基本的なマナー【新卒向け】
履歴書の学歴欄は、あなたがこれまでどのような教育を受け、どんな専門性を身につけてきたのかを企業へ伝える大切な項目です。採用担当者がひと目であなたの学歴を把握できるように、基本のマナーを守って正しく記載しましょう。
ここで解説する履歴書の学歴・職種欄の書き方や基本的なマナーについて、以下の記入例も参考にしてみてください。

1行目の中央に「学歴」と記入する
学歴・職歴欄の最初の行には、中央に「学歴」とだけ記載します。上記で紹介した履歴書の学歴と職歴の見本のように、1文字ずつスペースを空けて「学 歴」と書くと、より整った印象を与えられるでしょう。
学校名は省略せず正式名称で書く
学校名や学部・学科名は、略さずにすべて正式名称で記載することが重要です。「△△高校」ではなく「△△県立△△高等学校」のように、設立母体から正確に書きましょう。私立校であれば「私立」、国立校であれば「国立」と名称の前に付けることも忘れないでください。
学科や専攻、コース名まで詳しく書くことで、あなたが学んできた専門性が採用担当者へ正しく伝わります。
在学中の大学は「卒業見込み」と記載する
現在通っている大学については、卒業予定の年月とともに「卒業見込み」と記します。「在学中」という表記はアルバイトに応募する際の履歴書で使われることが多いため、就職活動では避けましょう。
大学院生の場合は「卒業」ではなく「修了見込み」と記載するのが正しいルールです。単位の取得状況をあらかじめ確認したうえで、間違いのない修了年度を記入できるよう準備してください。
年号は「西暦」か「和暦」のどちらかに統一する
履歴書全体で、使用する年号を2026年などの「西暦」か、令和8年などの「和暦」のいずれかに揃えます。どちらを選んでも問題ありませんが、プロフィール欄や資格欄の表記とバラバラにならないよう注意しましょう。
最近の就活では、外資系企業やIT企業を中心に計算しやすい西暦が好まれる傾向にあります。提出日や生年月日と合わせ、書類全体の統一感を意識してみてください。
履歴書の年号の記載方法について詳しく知りたい方は、「西暦とは?和暦との違いや履歴書に書く際の正しい書き方・マナーを解説」をご覧ください。
学歴の後に1行空けて「職歴」と記入する
すべての学歴を書き終えたら、次の行は何も書かずに空けたうえで、その下の行の中央に「職歴」と書きます。新卒の学生には正社員としての就業経験がないため、次の行の左側に「なし」と記載してください。
さらにその下の行の右端へ「以上」と添えることで、これ以降の記述がないことを証明できます。この「以上」を忘れると、情報の不足を疑われる可能性があるため、最後に必ず確認しましょう。
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履歴書の学歴はどこから書く?最終学歴別の書き方
新卒の場合、履歴書の学歴欄は中学校の卒業年次から書き始めましょう。学歴をいつから書くかという明確な決まりはありませんが、新卒なら中学校卒業から記入するのが一般的です。
大学院に進学している方は、大学の卒業年次の後に「大学院 入学」と「大学院 修了見込み」を続けて記載しましょう。修士課程や博士課程など、自分が専攻している課程名まで正確に記入できているか確認してみてください。
どの最終学歴であっても、最新の状況が一番下に来るように順序を整えましょう。まずは自分の入学・卒業年度を正しく把握したうえで、落ち着いて記入を進めてみてください。
企業に好印象を与える履歴書を作成するコツについては、「就活用履歴書の書き方は?迷わず作成するためのポイントを見本付きで紹介!」を参考にしてください。
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こんなときはどうする?ケース別・学歴欄の書き方
就活生の中には留学した方や休学した方、何かしら事情があって中途退学した方もいるでしょう。こちらでは、それぞれの理由ごとの学歴欄の書き方を例文つきでご紹介します。
留年・浪人した場合
留年や浪人をした場合は、履歴書に記載する必要はありません。入学年と卒業年の期間から、浪人や留年があった事実は採用担当者に伝わります。浪人や留年の経験があっても、その後の学習意欲や活動内容を重視する企業は多いでしょう。
ただし、面接では理由を質問される可能性があるため、事前に回答を準備しておくことが大切です。挫折をどう乗り越えたかなど、前向きな姿勢を伝えられるか整理してみてください。
休学した場合
休学した場合は、学歴欄に記入しましょう。記入しないと採用担当者に留年したと思われてしまうことも。以下のように学歴欄に簡単な理由を添えて記載すると分かりやすいでしょう。
「令和△△年△月 △△大学●●学部××学科 休学」
「療養のため6ヶ月休学。現在は完治し、勤務に支障なし。」
怪我や病気などが理由で休学した場合は、すでに完治して仕事に影響がないことを補足するのがおすすめです。
中途退学した場合
何らかの事情で中途退学した場合も、記入するのがマナーです。記入しないと大学に在籍していた期間が空白となってしまい、採用担当者は不自然に感じてしまいます。退学したことも履歴書に記載しておきましょう。
「△△大学●●学部××学科 中途退学」
例1:「長期療養に専念するため中途退学」
例2:「経済的に苦しくなったため中途退学」
履歴書に書く場合、「中退」や「退学」と省略せずに「中途退学」と記載します。また、退学に至った理由も添えると、採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。ただし、人間関係の悩みなど、主観的でネガティブな理由は避けるのが無難です。
留学した場合
留学期間が1年未満の短期留学や交換留学の場合は、学歴として扱える留学に該当しないため記載しないのが一般的です。正規の学歴として認められるのは、一般的に1年以上の継続した留学のみとなります。それ未満の短期留学などは、学歴欄ではなく自己PR欄などに記載しましょう。
なお、企業によっては「短期であっても●ヵ月以上であれば留学と認める」という場合もあるので、応募企業の指示をきちんと確認してください。
「令和△△年△月から令和△△年△月まで××国××大学××学部××学科に留学」
「留学期間」「国名」「留学先」の順に記入します。学校名の前に留学先の国名を書くのがポイントです。また、学校名は英字表記でも、採用担当者が分かりやすいように日本語表記でも問題ありません。
転校した場合
転校したことがある場合は、履歴書に記入する際に「転校」ではなく「転入学」と記載します。中学時代に転校したのなら、卒業した学校を記入すれば問題ありません。しかし、高校時代に転校したり大学を中退してほかの大学に編入したりした場合は、きちんと記載しましょう。
「△△県立△△高等学校 入学」
「△△県立△△高等学校 転入学」
「△△県立△△高等学校 卒業」
転校する前の学校名の1行下に、転校先の学校名を書きましょう。さらにその下に、卒業した年と学校名を書いてください。
学部・学科を変更した場合
なんらかの理由から学部や学科、専攻科を変更したり、転部したりする場合は「編入学」と書きましょう。転校した場合と同様に、変更前の学部や学科の1行下に編入先の学科や学部を記入してください。
「令和△△年△月△△大学△△学部××学科 入学」
「令和△△年△月△△大学△△学部××学科 編入学」
「令和△△年3月△△大学△△学部××学科 卒業見込み」
編入した月や学部名、学科名を間違えないように気をつけましょう。省略するのも厳禁です。また、在籍しているのが大学ではなく大学院の場合は卒業見込みではなく、「修了見込み」と記入しましょう。
中高一貫校の場合
卒業した学校が中高一貫校だった場合、履歴書の書き方は主に2つあります。まず1つ目は、中学と高校に分けて記入する方法です。
「平成△△年3月 私立△△中学校卒業」
「平成△△年4月 私立△△高等学校入学」
「平成△△年3月 私立△△高等学校卒業」
2つ目は、前期課程を中学に通っていた、後期課程を高校に通っていたとして記入する方法です。
「平成△△年3月 私立△△中等教育学校 前期課程卒業」
「平成△△年4月 私立△△中等教育学校 後期課程入学」
「平成△△年3月 私立△△中等教育学校 後期課程卒業」
どちらの書き方でも支障はありませんが、1つ目のほうが分かりやすくておすすめです。
ここでは紹介した履歴書の作成だけでなく、全体のスケジュールを把握することで、余裕を持って選考へ臨めるようになります。就活の準備から内定までの流れを詳しく知りたい方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」をご一読ください。
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履歴書の学歴欄から企業が見ているポイント
企業が履歴書の学歴欄を確認するのは、記載内容の正確さや、あなたがこれまで歩んできた背景から、自社で活躍できる人物像かを見極めています。採用担当者がどのような意図で学歴欄に目を通しているのか、2つの大きなポイントを理解しましょう。

正確な書類作成能力と一般常識があるかを見ている
学歴欄の記述からは、社会人としての基礎的な事務処理能力が備わっているかが判断されます。学校名の誤字脱字がないか、年号の計算が合っているかなど、細部まで注意を払えるかを確認しているのです。
正式名称で正しく書くというマナーを守れることは、実務においてもミスが少ないという信頼につながります。もし記入漏れや形式の乱れが多いと、入社後の仕事も丁寧さに欠けるのではないかと不安視されかねません。
細かなルールに沿って正確に記載できるかどうかが、あなたの誠実さを証明する第一歩となるでしょう。履歴書を書く際の基本のマナーについて知りたい方は、「履歴書のマナーを徹底解説!社会人に向けての一歩を踏み出そう」をご参照ください。
教育背景から専門性や自社への適応力を見ている
学部や学科、専攻の内容からは、あなたがどのような専門知識を習得してきたのかを把握します。大学で学んだ学問が、志望する職種の業務内容とどのようにつながるのかを人事は分析しているのです。
理系であれば研究テーマ、文系であればゼミや専攻科目の親和性から、自社への適応力を測ることもあります。たとえ業務と直接関係のない分野であっても、一つのことを継続して学んだ姿勢は評価の対象になるでしょう。
あなたが選んだ学びの道筋を示すことで、自身の強みや適性を論理的に裏付ける材料として活用してください。履歴書を提出したあとの流れや、エントリー時に気をつけるべきポイントについて知りたい方は、「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」を参考にしてください。
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好印象を与える履歴書を完成させたいあなたへ
履歴書の学歴欄を正確に埋める作業は、自分自身のこれまでの歩みを振り返る貴重な機会となります。 ルールに沿って丁寧に書き進めることで、採用担当者へあなたの誠実な人柄が真っ直ぐに伝わるでしょう。 まずは形式を正しく整え、自信を持って次の選考ステップへ進むための準備を完了させてみてください。
ただし、学歴欄を完璧に仕上げるだけでは、あなた自身の本当の魅力まで伝え切ることは難しいものです。 「この学歴からどのような強みをアピールすべきか」「企業が求める人物像に合っているか」と不安になることもあるでしょう。 もし一人で悩んで手が止まってしまったときは、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。
キャリアチケット就職エージェントでは、専任のアドバイザーがあなたの経歴や強みを一緒に整理し、納得のいく履歴書作成のサポートや添削を行います。 あなたの良さが最大限に伝わる履歴書を完成させて、納得の内定を掴みとりましょう。
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履歴書の学歴欄についてよくある質問
ここでは、履歴書の学歴欄についてよくある質問をまとめました。
Q.学歴欄に予備校や塾は記載したほうが良い?
A.履歴書の学歴欄には、予備校や塾、資格取得のために通っていたスクールなどは記載しないのが一般的です。予備校や塾、スクールは学校の補助を行う場所で、中学や高校、大学のような公的な教育機関ではありません。
ただし、学校以外で主体的に学んでいた経験自体は、有効なアピールポイントになり得るでしょう。もし、予備校や塾での学習内容を伝えたいときは、学歴欄ではなく資格欄や自己PR欄に記載してみてください。
自身の努力した過程を別枠で示すことで、前向きな姿勢を企業へ正しく伝えられるか検討しましょう。
Q.バイトは職歴欄に書くべきでしょうか?
A.新卒採用の履歴書では、アルバイトの経験を職歴欄に記載しないのが一般的なマナーです。職歴とは、一般的に正社員や契約社員として企業に雇用された経歴を指します。そのため、職歴欄には「なし」と記入し、アルバイトは自己PRなどで伝えられるか検討しましょう。
ただし、応募する職種に直結する長期の就業経験があれば、備考として書き添えることもあります。基本的には、仕事への意欲をアピールする場として自己PR欄を活用するのが良いでしょう。
履歴書にバイト歴を記載する際の書き方については、「履歴書にアルバイト歴を書いた方がいい?書き方のコツや例文を解説!」をご覧ください。
Q.在学中に学校名が変わったときの書き方は?
A.在学中に学校名が変更されたときは、現在の名称と旧名称の両方を併記して記載してください。1行に収める場合は、「△△大学(現:●●大学)卒業」のようにカッコ書きでまとめましょう。
これにより、採用担当者が古いデータと現在の学校名を照らし合わせて確認できるようになります。また、履歴書の作成時には、必ず現在の学校名がどうなっているかを調べることが大切です。
正式な名称を正確に記すことで、書類作成の丁寧さが相手へ正しく伝わるでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。