大学指定の履歴書は就活に有利?概要や注意点を解説

このページのまとめ

  • 大学指定の履歴書は市販のものよりも自己PRがしやすい
  • 大学指定の履歴書を使用しなくても選考の合否には影響しない
  • 履歴書を書くときはきれいな字で丁寧に書き、間違えたら書き直す
  • 大学指定の履歴書でなくても、各項目の注意点を把握しておく

大学指定の履歴書は就活に有利?概要や注意点を解説のイメージ

「大学指定の履歴書って就活に有利なの…?」と考えている人もいるでしょう。履歴書は、自分の基本情報や志望動機など、企業に向けてさまざまな情報を記載する大事な選考書類です。大学指定の履歴書は、市販の履歴書との違いだけでなく、新卒の就活に有利な点が多数存在します。このコラムでは、大学指定の履歴書の注意点や正しい書き方も解説しているので、参考にしてください。

 

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市販の履歴書と大学指定の履歴書の違い

市販と大学指定の履歴書の違いは、以下のとおりです。

市販の履歴書

市販の履歴書は、アルバイト用や転職者用などさまざまな仕様のものがあります。その中で、日本産業規格である「JIS規格」が製造しているものが、就活におすすめの市販の履歴書です。「JIS規格」とは、日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことです。市販の履歴書は100円ショップでも簡単に購入することができるうえ、自己PRや志望動機などの欄よりも学歴や職歴の欄が大きいことが特徴。そのため、熱意をアピールするよりも学歴や職歴を多く記入できる仕様になっています。

大学指定の履歴書

大学指定の履歴書は、新卒の就活生向けに作成されています。そのため、自己PRや志望動機を記入する欄が大きいことが市販の履歴書との大きな違いです。新卒性が履歴書を使用するときは、大学指定の履歴書のほうが、志望意欲を伝えられるでしょう。就活生に最適なフォーマットといえる仕様で、自己アピールしやすい構成になっています。

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大学指定の履歴書かどうかは合否に影響する?

大学指定の履歴書かどうかが合否に影響することはありません。企業が知りたい情報が記載されていれば、履歴書の種類は問われないので安心してください。大学指定と市販の履歴書では構成が異なるため、自分の書きやすいほうを使用すると良いでしょう。そのために、大学指定と市販の履歴書の違いをよく理解し、比較して選べるようにしておくことが大切です。

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履歴書を書くときの注意点

大学指定に関わらず、どの履歴書でも共通する注意点があります。自分の情報を企業に示す書類として、丁寧に記入しましょう。

きれいな字で分かりやすく書く

履歴書は、企業の採用担当が目を通す大事な選考書類となるため、きれいに分かりやすく書きましょう。心配な場合は、下書きをするのがおすすめです。誰が読んでも読みやすい丁寧な文字を心がけ、印象が下がらないようにしましょう。

修正せずに最初から書き直す

履歴書は、修正ペンや修正テープの使用はNG。また、訂正印でのもおすすめしません。誤字・脱字があった場合はそのまま修正せず、新しい用紙を使用して最初から書き直しましょう。また、あまり文字を大きく書きすぎると枠の中に収まりきらず、書き直しになる場合があります。そのため、文字の大きさも考えながら履歴書を書いていくことが大切です。記入する際は誤字脱字に十分注意し、枠内に収まるかどうかも下書きで確認しましょう。

簡潔にまとめる

履歴書は、全体的に簡潔にまとめることが重要です。特に、志望動機は結論から先に書いて端的に記入しましょう。短すぎても良くないですが、長すぎて主張したいことが分からない場合は企業からの印象が下がってしまいます。枠内ぴったりに収まる程度の文章量を心がけましょう。

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履歴書の基本的な書き方

ここでは、履歴書の基本的な書き方を解説します。履歴書の項目ごとに注意点があるため、履歴書に記入する際は以下の点を踏まえて書くことを心がけましょう。

基本情報

基本情報は氏名や生年月日、住所などを記入する個人情報の基礎となる部分です。苗字と名前の間は必ず空け、読みやすく記載しましょう。ふりがなや日付の記載も忘れないように注意してください。また、住所はマンション名や建物名まで記載すること。連絡先は内定通知など企業からの大事な連絡が入ることもあるので、繋がりやすい電話番号を記入しましょう。

学歴や職歴

学歴、職歴の順に書き、各項目の上に一行「学歴」、「職歴」と書いてから続けてください。学歴は中学校卒業から書くのが一般的です。アルバイトは職歴に含まれないので、アルバイト経験があっても職歴は「なし」と書きましょう。職歴欄を書き終わったら、次の行の右端に「以上」と記入し、これ以上の経歴はないことを示します。新卒の場合は職歴がありませんので、「職歴 なし 以上」と書くことになるでしょう。

資格

資格の欄には、自分が所持している資格を記載します。国家資格に限らず、民間資格でもOK。ただし、資格があることを証明できる内容を記載することが鉄則です。履歴書は虚偽の記載はせず、正直に記載することが重要です。

趣味・特技

趣味・特技の欄には、自分が企業での仕事に活かせるもの書くのがおすすめです。採用担当が見たときにインパクトのある趣味や特技であれば、その内容で面接の会話が弾むこともあるでしょう。。記入を控えたほうがいい趣味として、ギャンブル系が挙げられます。また、「特になし」と記入してしまうと、印象が下がる可能性も。自分のイメージがマイナスになりやすい内容は書かないことを心がけましょう。

自己PR・志望動機

自己PRや志望動機の欄では、根拠をつけて分かりやすく記載することがポイントです。結論から先に記載し、その後にエピソードや根拠を盛り込みましょう。内容が心配なときは、紙やスマホなどに書き出して客観的に読んでみることがおすすめです。また、文章が枠内に収まりきるか不安な場合も、シャープペンで履歴書に下書きをしてみると良いでしょう。

本人希望記入欄

本人希望記入欄は、配属部署や勤務地など働くうえでの自分の希望を記載するものです。とはいえ、好き勝手に希望を書いて良いわけではありません。たとえば、「給与の希望額」や「異動は不可」など個人の主張が強い内容は企業からの印象が下がる可能性があります。
ただし、勤務形態や勤務地の異動などで、持病や家庭の事情(介護など)によってやむを得ず不可となる場合は記載しても問題ありません。希望記入欄には、基本的に希望部署や直近の入社可能日を記入するなど、前向きな内容を書くようにするのがおすすめです。
ただし、あくまで「希望」のため、記載した内容の希望がすべて企業に通るとは考えないでおきましょう。また、「特になし」「ありません」などと記入すると、企業への関心ややる気が浅いと捉えられてしまう可能性も。企業への絶対条件がない場合は、「貴社の指示に従います」と記入すると良いでしょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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