履歴書に書く卒業見込みとは?書き方のポイントや注意点を解説!

このページのまとめ

  • 履歴書に書く「卒業見込み」とは単位を取得して卒業できる状態のこと
  • 「卒業見込み」は卒業の要件を満たしている場合は書くようにする
  • 「卒業見込み」は「卒業予定」よりも確実に卒業できる印象を与える

履歴書に書く卒業見込みとは?書き方のポイントや注意点を解説!のイメージ

「卒業見込みってどのタイミングから書くのだろう?」「履歴書への書き方を知りたい」などと悩んでいませんか。「卒業予定」「在学中」など似たような意味を持つ言葉もあり、どの書き方が正しいか混乱してしまいがちです。

この記事では、「卒業見込み」の書き方や、履歴書に書ける条件を解説します。正しい書き方で、採用担当者にいい印象を与えるためにも参考にしてください。

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目 次

履歴書に書く「卒業見込み」とは?似た言葉との違いも解説

卒業見込みとは、必要な単位を取得し、卒業できる状態のことです。新卒の採用活動は大学在学中であり、卒業と記載ができません。そのため、「卒業見込み」と記載する必要があります。

在学中との違い

在学中とは、大学に在学している状態です。企業は卒業が確定している就活生を採用したいため、就活の履歴書に「在学中」と書くのはNGです。

大学生がアルバイトに応募する際には、「在学中」と記載しても問題ありません。

卒業予定との違い

卒業予定とは、卒業を事前に決めている状態を指します。「卒業見込み」とほぼ同じ意味ですが、少し確定度合いが低い印象を与えてしまいます。

採用担当者に、「卒業できるだろうか」と思わせないためにも、「卒業見込み」と書くようにしましょう。

履歴書に「卒業見込み」と書くか迷った際には、「履歴書には「卒業見込み」と「在学中」どちらを書く?正しい使い分けを解説」の記事も参考にしてください。

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履歴書に「卒業見込み」と書けるケース

正しい情報を記載するために、「卒業見込み」と書ける条件を把握しておきましょう。ここでは、「卒業見込み」と記載しても問題ない、2つのケースを解説します。

卒業に必要な単位を取得予定の場合

卒業に必要な単位を取得している、または取得予定の場合、「卒業見込み」と記載してOKです。大学3年生の時点で、卒業に必要な単位を取得予定であれば問題ありません。

ただし、大学1〜2年生の場合には、「卒業見込み」を使わないようにしましょう。卒業まで期間があり、確実に卒業できるかはわからないからです。大学1〜2年生は「在学中」3年生以降で単位に問題なければ「卒業見込み」と記載しましょう。

留年の条件に該当していない場合

留年してしまう場合には、「卒業見込み」が使用できません。留年の条件に該当していないか確認しておきましょう。

たとえば、「単位が足りない」「必修単位を落としている」などの場合は留年になります。4年生であっても、「卒業見込み」と記載しないようにしましょう。

就活時に留年してしまうリスクについては、「卒業できないと内定取り消しになる?留年した場合の対応を解説」の記事で解説しています。留年しないように、計画的に単位を取得しておきましょう。

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履歴書に学歴を書く際のポイント

ここでは、履歴書に学歴を書く場合のポイントを解説します。印象のいい履歴書にするためにも、参考にしてください。

学歴は上から古い年度順に書く

履歴書に書く学歴は、上から古い年度順にしましょう。

学歴欄の1行目中央に、「学歴」と明記します。2段目以降には、学校名と入学・卒業の経歴を記載してください。

中学校卒業から記入を始める

学歴の正しい書き方は、中学校卒業からです。高校については、入学と卒業の両方を書きましょう。

大学についても、入学と卒業を記載します。新卒の就活はまだ在学中にあたるので、卒業ではなく「卒業見込み」と記載しましょう。

学校名は正式名称で書く

学校名は、「△△市立△△中学校」や「私立△△高等学校」のように、正式名称で記入します。「△△高校」と略すのはNGです。

大学は学校名だけでなく、学部や学科、専攻までしっかりと書きましょう。

年号は和暦か西暦で統一する

年号の書き方は、和暦か西暦で統一します。どちらでも問題ありませんが、履歴書全体で統一するようにしてください。

和暦で記入する際は、「H」「R」などのアルファベットによる省略はNGです。「平成」「令和」のように、正式名称で記載しましょう。

年号の書き方については、「履歴書は西暦と和暦どちらで書く?基本マナーと注意点をご紹介」の記事で解説しています。細かな部分が評価に影響するので、忘れずにチェックしておきましょう。

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履歴書に「卒業見込み」と書く際の注意点

履歴書に「卒業見込み」と記載する前に、注意点を確認してください。ここでは、4つの注意点を解説します。

卒業が見込める場合は書くようにする

卒業できそうな場合は、「卒業見込み」と書きましょう。記載されていない場合、「もしかしたら卒業できないのでは?」と思われてしまうからです。

卒業できない就活生は採用しにくいため、誤解されないように記載しておきましょう。

大学院を卒業する場合は「修了見込み」と書く

大学院を卒業する場合は、「修了見込み」を使ってください。すでに課程を修了している場合は、「修了」とだけ記載します。

修士課程と博士課程については、わけて記載しましょう。それぞれの課程に、「入学」「修了」「修了見込み」などと書く必要があります。「卒業見込み」または「卒業」と書かないように注意してください。

就活時に「在学中」は使わない

就活時には、「在学中」を使用しないようにしましょう。「在学中」は、大学1年生から2年生の時に、インターンシップで履歴書を出す際の書き方です。

就活で「在学中」を使うと、卒業できるか確認されることも。誤解を招くので、「卒業見込み」を使用しましょう。

「現在に至る」は社会人の転職活動時の言葉なので使わない

大学生の場合、「現在に至る」は使用しません。社会人の転職活動で使われる言葉なので気を付けましょう。

「現在に至る」とは、「今の状態」を表す言葉です。在学中を示す言葉ではないので、使わないようにしましょう。

履歴書を書く場合に備えて、基本的なマナーも確認しておきましょう。詳しくは、「履歴書のマナーを徹底解説!社会人に向けての一歩を踏み出そう」の記事で解説しています。

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「卒業見込み」を証明するために必要になる書類

「卒業見込み」を証明するために、「卒業見込証明書」や「成績証明書」が必要になるかもしれません。もしものときに備えて、どのような書類なのか、どこで入手できるかなどを知っておきましょう。

卒業見込証明書

卒業見込証明書は、卒業できる見込みであると示す書類です。大学に発行を依頼すれば、取得できます。依頼から1週間程度かかる場合もあるので、余裕をもって申請しておきましょう。

また、卒業見込証明書の発行には要件があります。たとえば、「△△単位以上を取得している」「必修単位が取得できている」などがあるので確認しておきましょう。

企業から卒業見込証明書の提出が求められた場合、発行できる状態にしておかなければなりません。必要な単位は取得し、卒業できるようにしておきましょう。

成績証明書

成績証明書とは、履修した講義の成績や取得した単位の成績を示す書類です。次のような理由から、企業が提出を求める場合があります。

・取得単位数の確認をするため
・面接での内容とのすり合わせをするため
・成績を確認するため
・学生が興味をもっている分野を探るため

企業が成績証明書を求める場合、成績を確認しています。成績が優秀か、単位取得ギリギリかによって印象が変わるからです。

また、面接での受け答えの内容と間違いがないか、確認する場合もあります。面接で答えた「学校で学んだ内容」と取得した単位が違う場合には、矛盾していると評価が下がるでしょう。

成績証明書については、「成績証明書は就活で使う?必要なケースや提出方法を紹介」の記事でも詳しく解説しています。いつ必要になってもいいように、確認しておきましょう。

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「卒業見込み」の書き方など履歴書の書き方を学びたいあなたへ

履歴書に「卒業見込み」と書くためには、意味や使い方を理解しておくのが欠かせません。正しい書き方を覚えておき、いい印象を与えられるようにしましょう。

履歴書には「卒業見込み」だけではなく、「在学中」「卒業予定」などのように、使い分けが必要な言葉があります。また、履歴書のマナーを知っておくのも重要です。履歴書の書き方に悩む場合には、キャリアチケットに相談してください。

就活エージェントのキャリアチケットでは、採用担当者にいい印象を与えられる履歴書の書き方をサポートしています。これから履歴書を書き始める方も、1からサポートするので安心してください。

また、履歴書の書き方だけではなく、エントリーシートの書き方や志望動機の考え方なども指導します。就活成功に向けてマンツーマンでサポートするので、就活に不安を抱える方はキャリアチケットに登録してみましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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