このページのまとめ
- 自己PRで柔軟性をアピールポイントにすることは可能
- 柔軟性を自己PRに書く場合は、エピソードを交え具体的に伝えよう
- 柔軟性を自己PRに書く際は「結論」から先に述べよう
「自己PRに柔軟性を使いたいけど、どう書けばいいか分からない…」と悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか。このコラムでは、自己PRに書く際の適切な方法について紹介します。自己PRにおける柔軟性のアピールポイントやアピールする際の注意点についても解説。また、例文も紹介しているので、参考にしながら自己PRを作成してください。柔軟性を高評価に繋げましょう!
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柔軟性とは
柔軟性とは、その場の状況に合わせて行動を決定することができる性格を指します。柔軟性のある人は臨機応変に物事を進めることができるので、企業にも求められる人材といえるでしょう。柔軟性があることを上手くアピールできれば、好印象を与えられます。
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柔軟性という長所は多くのポジティブイメージを持つ
「柔軟性」は多くのポジティブな要素を持っています。
状況に応じて臨機応変に対応できる
柔軟性のある人は、場面ごとに機転を利かせて素早く対処できます。仕事では状況や場面に合わせて適切な対応や判断が求められます。また、社員や顧客との間でトラブルが発生することも少なくありません。そのような状況でも柔軟に対応できることは強みとなります。
チャレンジ精神がある
企業はどのようなことにもチャレンジし、積極的に仕事をこなす柔軟性のある人材を求めています。言われたことをこなすだけではなく、自ら進んで新しいアイデアを発信し、チャレンジしていく姿勢が大事になるでしょう。
相手の言葉を素直に受け入れられる
柔軟性のある人は、相手の言葉を素直に受け入れられるといった印象を与えます。上司のアドバイスや同期の意見など相手の言葉を受け入れて行動できることは、伸びしろがあり成長しやすいともいえるでしょう。相手からのアドバイスを素直に受け入れ、周囲とのコミュニケーションを大事にできることは、企業にとっても好印象です。
他者の意見を尊重できる
柔軟性のある人は自分の考えにこだわりすぎず、他者の意見も尊重できる人が多いです。仕事をするうえでは話し合いをする場面も多いため、他者の意見を尊重できることは重要でしょう。
物事を多角的に捉えられる
柔軟性のある人は視野が広いので、物事を多角的に捉えることができます。多角的な視点を持つことは、特定の考えに固執せず、より良い考え方を見つけられることにも繋がるでしょう。
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柔軟性のネガティブなイメージにも配慮する
「柔軟性がある」ということは強みですが、伝え方によっては悪い印象を与えてしまうこともあります。自己PRに書く際は、マイナス面を払拭するような内容も同時に伝えるよう心がけましょう。
受け身の姿勢
柔軟性は悪い見方をすれば受け身と評価されてしまう傾向にあるため、積極性も一緒にアピールすることが大事です。積極性をアピールするためにも、相手の意見に耳を傾けるだけではなく、自分の考えも取り入れて行動できることを伝えましょう。
器用貧乏
柔軟性がある人のマイナスイメージとして、器用貧乏が挙げられるでしょう。器用貧乏とは、「何でも器用にこなせるが、全て中途半端になってしまい、大成しないこと」を指します。どのようなことにも対応できても、「中途半端になっているのでは?」と思われてしまうこともあるでしょう。器用貧乏なイメージを与えないためにも、取り組んできた物事に対して、最後までやり遂げたエピソードを同時に伝えると効果的です。
持続性がない
どのようなことにも対応する姿勢は、見方によっては飽き性で持続性がないように見えてしまうこともあるでしょう。持続性がないと思われないためにも、粘り強さも一緒にアピールしてみてください。
優柔不断
柔軟性のある人は、他者の意見を取り入れるといったイメージがある一方で、自分自身で決断できない優柔不断な人という印象を与えることも。柔軟性をアピールする際には、周囲に流されるような気弱さや自分の意見を周囲に合わせてしまう点を強調しすぎないようにしましょう。
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柔軟性を効果的にアピールする3つのポイント
この項目では、柔軟性をアピールするポイントについて解説します。効果的にアピールして、企業に好印象を与える自己PRにしましょう。
1.具体的なエピソードを入れる
自己PRで柔軟性をアピールする場合には、その能力を裏付ける具体的なエピソードを盛り込みましょう。
柔軟性にはたくさんのイメージがあるため、アピールの仕方が重要です。「柔軟性がある」と言うだけでなく、自分が持つ柔軟性の種類に合わせたエピソードを話し、説得力を持たせましょう。
2.企業でどのように活かしていきたいかを伝える
柔軟性をどのように仕事に活かすかを具体的に伝えることが大事です。具体的な内容を伝えることによって、面接官により良い印象を与えることができます。
3.柔軟性という言葉のネガティブな要素を補う
先述のとおり、柔軟性は見方によっては悪い印象を与えてしまう可能性があるので、柔軟性という言葉のネガティブな要素を払拭する必要があります。たとえば、ただ「柔軟性がある」と表現するのではなく「他者の意見にも耳を傾けながら、自分の考えも尊重し行動を起こせる」というような表現にしましょう。ネガティブな要素を補えるポジティブな言い回しを決めておき、強みを具体的に伝えることによって、自分の良さが的確に伝わります。
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柔軟性を強みにした自己PRの例文
この項目では、「柔軟性」をアピールする自己PRの例文を紹介。例文を参考にして、自分の言葉で自己PRを作成してみましょう。
例文1.環境の変化に合わせて動ける「柔軟性」
「私には柔軟性があります。
大学時代にやっていたコンビニのアルバイトにおいて、『別支店のヘルプに入ってほしい』とお願いされることがありました。その支店は勤務先と比べると時間帯を問わずお客様の出入りが多いうえ、客層も異なります。環境が大きく変わりますが、抵抗は感じませんでした。私は環境の変化を前向きに受け入れて、新たなチャレンジとして取り組むことができます。ヘルプに入った店舗では今までのやり方と違う部分もありましたが、店長やスタッフに確認したり、働いている様子を参考にしたりして、着実に業務を覚えていきました。新しい環境で働くのは大変でしたが、初めて出会うスタッフとコミュニケーションを取りながら仕事を覚えていくことにやりがいを感じました。
貴社でも、この柔軟性を活かして、都度変化する状況や環境に対応し、業務に取り組みたいと考えております。」
先述のとおり、強みをアピールする際は結論を先に述べることが大切です。結論のあとに経験したエピソードをまとめましょう。
例文2.相手の言葉を素直に受け入れる「柔軟性」
「私の強みは相手の言葉を素直に受け入れられるところです。
大学時代のアルバイト先の飲食店で、お店に対するクレームをいただいたことがありました。私はそのご意見を真摯に受け止めたうえで、『もしかしたら他のお客様も不満を抱いているかもしれない』と思い、お客様へ向けたアンケートを作成・実施することを店長に提案しました。提案を採用していただき、実際に行われたアンケートには、お店に対する不満が書かれていることもありました。私はサービスを見直す必要があると感じ、従業員同士で話し合いの場を設けました。スタッフ全員でサービスの品質向上に努めた結果、アンケート用紙には感謝の言葉が並ぶことが増えました。お客様の言葉に耳を傾けることで、問題が解決しました。
入社後も傾聴する姿勢を持って業務に取り組みたいと考えています。自分の考えに縛られず、お客様や一緒に働く仲間の言葉を尊重し、より良いサービスを提案していきたいです。」
結果のみではなく、問題に対してどのように取り組んできたかを具体的に書きましょう。自己PRに説得力が増して、あなたの魅力が伝わります。
例文3.何事にも臆せず挑戦できる「柔軟性」
「私には何事にも挑戦できる強みがあります。
私は大学時代に演劇サークルに所属していました。しかし、未経験だったこともあり、思ったように芝居ができず、サークルの中でも自分の演技だけ下手に感じることが多かったです。そこで、サークルの先輩に練習に付き合ってもらったり、発声法についても教えてもらったりしました。先輩の演技を参考にして、自分のお芝居に活かしながら練習を重ねていきました。その結果、私の演技はうまくなっていき、自然に演じることができるようになりました。
舞台上で芝居をするようになってから、自分の中で演者としての理想は膨らんでいき、『こうなりたい』という理想像ができあがっていました。それがモチベーションの向上に繋がり、次の課題にも積極的に挑戦する活力になっていました。何事にも挑戦するこの柔軟性を貴社でも活かし、与えられた業務だけではなく、新たなことにも積極的に挑戦していきたいです。」
物事に対してどのような取り組みをし、どのような結果になったのかを明確に記載しましょう。明確化することによって、相手にも伝わりやすくなります。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。