このページのまとめ
- 大学4年生からの就活は、通年・秋採用の企業で内定獲得のチャンスがある
- 自己分析や就活の軸を明確にすることなどが、大学4年からの就活を成功につなげる
- 周囲の就活生と比較せず、自分のペースで就活を進めることが大切
「大学4年で就活を何もしていない…」と焦りを感じている方もいるでしょう。しかし、効率的に就活を進めれば、大学4年からの就活で内定獲得は目指せます。
本記事では、大学4年生の就活事情や就活を成功させるステップを解説。また、大学4年で就活を何もしていない場合に生じるリスクや就活の注意点もまとめています。これから就活を始める大学4年生の方はぜひご一読ください。
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- 大学4年で就活を何もしていないとどうなる?
- 大学4年からの就活で内定獲得は目指せる
- 大学4年生の就活事情
- 大学4年生で就活していない人の割合
- 大学4年生の内定獲得者の割合
- 大学4年が就活で何もしていない理由
- 就活の始め方が分からない
- 時間的な余裕がない
- 興味のある業界・企業が見つからない
- 就活の開始時期が遅れた
- 就労意欲の欠如
- 大学4年が就活を何もしていない場合に生じるリスク
- 自己分析・企業研究・選考対策が不足する
- 早期採用選考への参加機会を逃す
- 周囲の内定獲得による焦りを感じやすくなる
- 大学4年から始める就活を成功させる7つのステップ
- 1.就活サービスを活用する
- 2.就活エージェントに登録する
- 3.自己分析を徹底的に行う
- 4.就活の軸を明確にする
- 5.業界・企業研究を効率的に進める
- 6.エントリーシート対策を行う
- 7.面接対策と練習で自信をつける
- 就活を始めるうえでの4つの注意点
- 1.できるだけ早く行動を始める
- 2.慎重に企業を選ぶ
- 3.周囲と比較しない
- 4.適度な休息で心身をリフレッシュする
大学4年で就活を何もしていないとどうなる?
「大学4年で就活を何もしていないとどうなる?」と不安に感じる方もいるでしょう。しかし、大学4年で何もしていない状態から就活を始め、内定を獲得することは可能といえます。以下では、大学4年からの就活で内定獲得を目指せる理由を解説するので、ぜひご一読ください。
大学4年からの就活で内定獲得は目指せる
大学4年からの就活で内定獲得を目指せる理由の一つとして、通年採用を行う企業が増えていることが挙げられます。通年採用とは、年間を通して随時採用活動を行う形態のことです。エントリーや選考の時期が決まっていないため、自分のペースで就活を進められます。
また、秋採用の企業があることも、大学4年生からの就活で内定獲得を目指せる理由として挙げられるでしょう。秋採用は10月以降に選考を行う形態で、一般的な新卒の一括採用とは異なる選考スケジュールの採用方法です。就活を始める時期によっては、大学4年生で内定獲得を目指せるでしょう。
IT・Web系企業、外資系企業、ベンチャー企業、中小企業など、さまざまな企業が通年採用や秋採用を実施しています。通年採用や秋採用を採用している業界や企業に注目してみてください。
通年採用の企業を受けるメリットや探し方は、「就活生が通年採用を受けるメリットは?通年採用を導入する企業の特徴も解説」の記事で詳しく解説しています。通年採用の企業への応募を検討している方は、こちらもあわせてご覧ください。
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大学4年生の就活事情
近年の大学4年生の就活事情は変化しつつあります。前述したように、従来の新卒一括採用に加え、通年採用や秋採用を実施する企業が増加し、就活のあり方が多様化しているためです。この変化は、学生たちに新たな選択肢を提供する一方で、就活の長期化や複雑化をもたらしています。
大学4年の就活の実態を把握するには、就活未経験者の割合と内定獲得者の割合をみることが重要です。以下で解説するので、就活を始める大学4年の方はぜひチェックしてみてください。
大学4年生で就活していない人の割合
文部科学省の「令和6年度学校基本調査 確定値について」によると、令和6年に大学を卒業する人のうち、76.5%が就職、12.6%が進学していることが明らかになりました。この結果から、残りの10.9%は就職や進学をせずに卒業したことがわかります。
参照元
文部科学省
学校基本調査-令和6年度 結果の概要-
このなかには、就活をしたものの就職先が見つからなかったという方も含まれるため、大学4年で就活していない人が約10%いるわけではありません。しかし、家庭や本人の状況によって就活をしていない大学4年生も少なくないことが推測できるでしょう。
大学4年生の内定獲得者の割合
大学4年生の内定・内々定獲得者の割合は、時期によって大きく変動します。2024年に内閣府が発表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、「2月までに約3割、5月までに約8割、6月までに約9割の学生が、最初の内々定を受けている」ことが明らかになりました。
引用:「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(8p)」
この調査は大学4年生のみに絞ったものではありませんが、大学4年生にも同様の傾向がみられると推察できるでしょう。
大学生の一般的な就活時期については、「大学生の就活はいつからいつまで?始めるタイミングや必要な準備を解説」の記事で解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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大学4年が就活で何もしていない理由
大学4年生で就活を何もしていない理由は人によって異なりますが、主なものとして「就活の始め方が分からない」「時間的な余裕がない」「興味のある業界・企業が見つからない」などが挙げられます。以下では、大学4年生が就活で何もしていない理由として考えられるものを5つご紹介します。
就活の始め方が分からない
大学4年生が就活をしていない理由の一つに、就活の始め方が分からないことが挙げられます。就職活動は、多くの学生にとって初めての経験です。そのため、その複雑さや、やるべきことの多さに戸惑う人もいます。たとえば、エントリーシートの書き方や自己分析の方法、業界研究の進め方、面接対策の仕方などで困難を感じるかもしれません。
しかし、就活の始め方が分からないからといって、行動を起こさないでいるのは得策ではありません。最初から上手く進めようと考えず、まずは小さな一歩から始めることが重要です。一つずつ課題を克服していくことで、徐々に就活の全体像が見えてくるでしょう。
「就活で何に取り組めば良いか分からない…」とお悩みの方には、「就活とは?いつから何をすればよい?基本の流れと8つのやるべきことを解説」の記事がおすすめです。ぜひチェックしてみてください。
時間的な余裕がない
大学4年生が就活をしていない理由には、時間的な余裕がないことも挙げられます。大学4年生は、卒業論文の執筆や資格試験の勉強、アルバイトなどで忙しい時期。そのため、就活に時間を割くことが難しいと感じる可能性もあるでしょう。
就活は将来の人生を左右する重要な活動です。時間管理を見直し、やるべきことに優先順位をつけて取り組む必要があります。たとえば、講義の隙間時間を利用して企業研究をしたり、休日を使って自己分析を進めたりするなど、工夫次第で就活を進められるでしょう。学業と就活の両立は、大学4年生の課題の一つ。早めに行動を起こすことで、焦りや追い込まれる状況を避けられます。
興味のある業界・企業が見つからない
自分の興味や適性にマッチする業界や企業が見つからないことも、大学4年生が就活を始められない理由の一つです。興味のある業界・企業が見つからない背景には、「自分の興味や強みを十分に理解していない」「業界や企業に関する情報不足」「将来のキャリアビジョンが描けていない」「選択肢が多過ぎて絞り込めない」などがあります。
この課題を解決するためには、まず自己分析や業界研究を行うことが大切です。自分や企業への理解が深まるうちに、自分に合った進路が見えてくる可能性があります。
就活の開始時期が遅れた
就活の開始時期が遅れたことで、大学4年生で就活をしていない状況になる場合もあります。一般的に、就職活動は3年生の後半から始まるとされていますが、さまざまな理由でこの時期を逃してしまう学生もいるようです。
就活開始時期が遅れる主な原因として、就活スケジュールへの認識不足が挙げられます。就活がいつから始まるのか正確に把握していなかったり、「まだ大丈夫」と考えたりして、就活を始めるのを先延ばしにしてしまう場合があるでしょう。
就活時期を遅らせることにはリスクがあります。そのため、できるだけ早めに行動を起こし、計画的に就活を進めることが重要です。就活サイトへの登録や求人情報のチェックなど、今すぐにできることから始めてみましょう。
就労意欲の欠如
就労意欲の欠如も、就活を始められない理由の一つです。単に「働きたくない」というわけではなく、さまざまな要因が絡み合った結果、就労へのモチベーションが下がってしまう場合もあるでしょう。
就労意欲が低下してしまう要因として、将来のキャリアビジョンが描けていないことが挙げられます。就活を始めるにあたり、「何をしたいのか分からない」「自分に合う仕事が見つからない」といった悩みを抱える方もいるようです。
また、就職後の生活に対する不安や恐れも、就労意欲の低下につながることがあります。長時間労働や厳しい人間関係など、ネガティブな情報に触れることで、働くことへの抵抗感が生まれてしまうのです。メディアやSNSで目にする「ブラック企業」の話題なども、この不安を助長する一因となっている可能性があるでしょう。
さらに、学生生活の快適さや自由さに慣れてしまい、社会に出ることへの抵抗感をもつ学生もいます。「今のままでいたい」「責任ある立場に立つのが怖い」といった気持ちが、就活への一歩を踏み出せない原因となる場合があるようです。
ほかにも、経済的な要因が関係している可能性もあるでしょう。親からの経済的支援が続く場合、働く必要性を強く感じられないことも。また、アルバイトでの収入で当面の生活が成り立つと考え、正社員としての就職にこだわらない学生も増えています。
就労意欲の欠如は、単に「やる気がない」と片付けるべきではありません。背景にある不安や悩みに向き合い、一つずつ解決していくことが大切です。就活で抱えがちな不安や悩みと対処法は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事でご紹介しています。不安を解消して就労意欲を上げたい方はぜひご一読ください。
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大学4年が就活を何もしていない場合に生じるリスク
大学4年生になっても就職活動を始めていない場合、さまざまなリスクが生じる可能性があります。これらのリスクは、将来のキャリアに大きな影響を与える可能性があるため、十分に認識しておく必要があるでしょう。以下では、大学4年が就活を何もしていない場合に生じる可能性のある3つのリスクを解説します。
自己分析・企業研究・選考対策が不足する
大学4年生で就活を何もしていない場合に生じるリスクの一つに、自己分析・企業研究・選考対策が不足してしまうことがあります。就活の開始を先延ばしにすればするほど、自己分析や企業研究、選考対策に割ける時間が少なくなるでしょう。結果として、選考で自分のことを上手くアピールできずに選考に通過しにくくなったり、自分に合わない企業に就職してしまったりする恐れがあります。
早期採用選考への参加機会を逃す
多くの企業が実施している早期採用選考の機会を逃してしまうことも、大学4年で就活を何もしていないリスクの一つといえます。早期採用選考とは、主に大学3年生の冬から春にかけて行われる採用活動のことです。
早期採用選考に参加することのメリットは多岐にわたります。たとえば、早い段階で内定を獲得できる可能性があること、複数の企業の選考を経験することで面接スキルを向上させられること、企業の雰囲気や仕事内容をより深く知ることができることなどです。
これらの機会を逃すことで、就職活動の幅が狭まってしまう恐れがあります。特に人気企業や競争率の高い業界では、早期採用で多くの枠を埋めてしまう場合もあるようです。そのため、大学3年から就活を始めないことで応募先の選択肢が減ってしまったり、選考で不利な立場に置かれたりする恐れがあるでしょう。
また、早期採用選考に参加しないことで、就活の実践的な経験を積む機会も失ってしまいます。これは、本格的な就活シーズンに入ったときに、他の学生との差として表れる可能性があります。
周囲の内定獲得による焦りを感じやすくなる
大学4年を迎えると、周囲の学生が次々と内定を獲得していく様子を目の当たりにすることになります。そのため、大学4年で就活を何もしていない場合には、焦りや不安を感じる可能性があるでしょう。この焦りは、冷静な判断を妨げる要因となる恐れがあります。たとえば、自分に合わない企業や職種にも応募してしまったり、十分な準備もなく面接に臨んでしまったりするかもしれません。
また、周囲との比較によって自信を失い、モチベーションが低下してしまう恐れもあります。これは、就活へのネガティブな感情を強め、さらに活動が停滞するという悪循環を生む可能性があるでしょう。焦りからくる精神的なストレスは、学業や日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。就活だけでなく、大学生活全体の質を低下させる要因となりかねません。
以上のリスクを考慮すると、大学4年になる前から計画的に就活準備を進めることが重要といえます。しかし、もし準備が遅れてしまった場合でも、諦めずに今からでも行動を起こすことが大切です。できることから始めていくことで、これらのリスクを抑えることができるでしょう。
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大学4年から始める就活を成功させる7つのステップ
大学4年生になってから就活を始める場合、効率的かつ効果的に活動を進めることが重要です。以下の7つのステップを踏むことで、遅れを取り戻し、成功につなげることができます。
1.就活サービスを活用する
大学4年からの就活を成功させるためのステップの一つは、就活サービスを活用することです。就活サービスを上手に活用することで、効率的に情報収集や選考対策を行えます。
たとえば、就活情報サイトに登録してみるのも一つの手。大型の就活サイトには、企業情報や求人情報が豊富に掲載されています。インターネット環境があればいつでもチェックできるので、隙間時間を利用して就活の情報を集められるでしょう。
また、就活イベントやセミナーを活用することもできます。合同企業説明会や業界研究セミナーなどに参加することで、短期間で多くの企業の情報を得ることができるでしょう。人事担当者や若手社員と直接話せる機会を得られる可能性もあるため、企業の雰囲気を肌で感じたい方におすすめです。
大学のキャリアセンターも積極的に活用しましょう。キャリアセンターでは、就活に関する個別相談や、エントリーシート・履歴書の添削、模擬面接などのサービスを提供している場合があります。大学独自の求人情報やOB・OG訪問の機会などを得られる可能性があるのもメリットです。
2.就活エージェントに登録する
大学4年から始める就活を成功させるために、エージェントに登録することを検討してみてください。就活エージェントでは、最新の就活情報を得ることができます。企業の採用動向や選考プロセスに精通しているため、効率的に情報収集を行えるでしょう。
また、エージェントでは自分に合った求人情報を紹介してもらえます。キャリアアドバイザーがスキルや希望に合った企業や職種を提案してくれるので、自分では見つけられなかった可能性のある求人にも出会えるチャンスが広がります。
さらに、履歴書やエントリーシートの添削、面接対策など、実践的なサポートを受けられることも、エージェントを利用するメリットです。特に、就活の経験が少ない場合、このようなサポートは非常に心強いでしょう。
ただし、エージェントを利用する際には、頼りきりにならないよう注意が必要です。あくまでも就活の主体は自分自身であることを忘れず、エージェントのアドバイスを参考にしながら、自分で考えて行動しましょう。
3.自己分析を徹底的に行う
大学4年から始める就活を成功させるには、自己分析を行うことも大切です。自分自身をしっかりと理解することで、自分に合った企業や職種を見つけやすくなり、面接などでも自信をもってアピールすることができます。
自己分析では、以下のような点について深く掘り下げて考えてみましょう。
・自分の強みと弱み
・価値観や大切にしていること
・これまでの経験(学業、アルバイト、課外活動など)から得たもの
・将来どのような人物になりたいか
・どのような環境で働きたいか
自己分析を行う際は、友人や家族、先生などの周囲の人の意見を聞くことも効果的です。他者からの客観的な視点を取り入れることで、自分では気付かなかった特徴や長所を発見できる可能性があります。
また、就活エージェントやキャリアカウンセラーなどの専門家のアドバイスを受けることも、より深い自己理解につながります。彼らの経験や知識を活用し、自分自身を多角的に分析することができるでしょう。
4.就活の軸を明確にする
就活の軸を明確にすることは、大学4年から始める就活を効率的かつ効果的に進めるうえで重要なステップといえます。就活の軸とは、就職先を選ぶ際の判断基準のこと。軸を明確にするなら、自分に合った企業を絞り込みやすくなり、志望動機も説得力のあるものにできます。
就活の軸は、自己分析の結果をもとに設定しましょう。自分の希望する業界・職種や企業規模、企業文化、働き方、キャリアパスなどを具体的に思い浮かべてみるのがポイントです。ただし、軸を決め過ぎると選択肢が狭まってしまう可能性があるため、ある程度の柔軟性をもたせることも大切です。求める条件すべてを満たす企業だけを探すのではなく、条件に優先順位をつけ、幅広く求人を探してみてください。
就活の軸を明確にすると、企業研究や選考対策も効率的に進められます。また、面接で「なぜこの会社を志望したのか」という質問に対しても、自分の軸に基づいた説得力のある回答ができるようになるでしょう。
5.業界・企業研究を効率的に進める
大学4年生から就活を始める場合、限られた時間のなかで効率的に業界・企業研究を進めることが重要です。
業界・企業研究では、自分の興味のある業界について、全体的な動向や将来性を調べます。業界誌やニュース、就活サイトの業界研究ページなどを活用し、基本的な知識を身につけてください。
次に、具体的な企業について調べます。企業のウェブサイト、就活サイト、企業説明会などで情報収集を行いましょう。特に注目すべき点は、企業の事業内容と主力商品・サービス、企業理念や経営方針、最近のニュースや業績、求める人材像、社員の働き方や企業文化などです。
また、業界・企業研究の一環として、OB・OG訪問やインターンシップに積極的に参加することもおすすめします。特に、時間の制約から長期インターンシップへの参加が難しい大学4年生の場合は、1dayインターンシップといった短期プログラムへの参加も選択肢の一つです。
業界・企業研究ですべての会社を詳細に調べることは現実的ではありません。まずは自分の就活の軸に合う企業を10~20社程度に絞り込み、選んだ企業について深く研究することをおすすめします。
6.エントリーシート対策を行う
大学4年からの就活を成功させるには、エントリーシート対策も重要です。多くの企業では、エントリーシートを通過しないと次の選考に進めないため、しっかりとした準備が必要といえます。
まずは、エントリーシートの基本的な構成や書き方を学びましょう。一般的に、「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」などの項目がありますが、企業によって異なる場合もあります。各項目の目的を理解し、それに合わせた回答を考えることが大切です。
自己PR欄には、自己分析で明確にした自分の強みを、具体的なエピソードを交えて記載してみてください。学生時代に力を入れたことでは、その経験を通じて得た学びや成長を明確に示すのがポイント。志望動機では、自分の価値観や将来のキャリアプランと企業の特徴や求める人材像を結びつけてみましょう。
エントリーシートを作成する際は、企業ごとに内容をカスタマイズすることが重要です。同じ内容をコピー&ペーストするのではなく、各企業の特徴や求める人材像に合わせてアピールポイントを変える必要があります。
7.面接対策と練習で自信をつける
面接対策と練習を積み重ねて自信をつけることも、大学4年からの就活を成功させるコツといえます。面接に苦手意識がある方も、十分な準備と練習を重ねれば、自信をもって臨むことができるでしょう。
最初に、よく聞かれる質問への回答を準備しましょう。たとえば、「自己PR」「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」などのエントリーシートに関連する質問は、どの企業でも聞かれやすいといえます。また、「あなたの長所と短所は?」「5年後、10年後にどのようになっていたいですか?」といった定番の質問にも備えておくのが望ましいでしょう。
面接では、質問に対する回答の内容だけでなく、話し方や態度も重要です。面接練習に取り組む際には、明るくはっきりとした声で話すことや適度なアイコンタクトを取ること、姿勢を正すことなど、基本的なマナーも意識してみてください。
可能であれば、友人や家族、就活エージェントなどに協力してもらい、模擬面接を行うことをおすすめします。実際に質問を受け、回答する練習を重ねることで、本番での緊張を和らげることができるでしょう。
また、グループディスカッション対策も忘れずに行いましょう。友人たちと集まって練習したり、就活イベントのグループディスカッションに積極的に参加したりすることをおすすめします。
以上の7つのステップを着実に進めることで、充実した就活を行うことができます。これらのステップは必ずしも順番どおりに進める必要はないので、状況に応じて並行して進めたり、順序を入れ替えたりしながら、柔軟に対応していきましょう。就活の基本的な流れとやり方は、「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」で解説しているので、こちらもぜひご一読ください。
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就活を始めるうえでの4つの注意点
大学4年生から就活を始める場合、「できるだけ早く行動を始める」「周囲と比較しない」などに注意する必要があるでしょう。大学4年から限られた時間内で就活をスムーズに進めるためにも、以下の4つの注意点を確認してみてください。
1.できるだけ早く行動を始める
大学4年生からの就活は、できるだけ早く行動を開始することが重要です。多くの企業が採用活動を本格化させる春から夏にかけての時期を逃さないよう、迅速に準備に取り掛かりましょう。早期に行動を開始することで、自己分析や企業分析、エントリーシートの作成、面接対策にも十分な時間を割くことができます。
焦って準備不足のまま応募するのは避けるのが望ましいでしょう。計画的に、かつ着実に準備を進めることが大切です。早く始めることで、インターンシップや就活イベントにも参加しやすくなり、企業理解を深める機会を増やせます。
2.慎重に企業を選ぶ
大学4年からの就活は時間が限られているからこそ、企業選びを慎重に行う必要があります。自分の価値観や将来のキャリアプランと合致する企業を選ぶことが、長期的な職場満足度につながるでしょう。就活の軸を定め、企業研究を徹底的に行い、慎重に企業を選ぶことで、「やりたいこと」と「できること」のバランスが取れた就職先を見つけやすくなります。
3.周囲と比較しない
大学4年からの就活では、すでに内定を得ている友人や同級生と自分を比較しないよう注意しましょう。他人と自分を比較することは、不必要なストレスや焦りを生み出す原因となります。それぞれの学生が異なる背景やスキル、興味をもっていることを認識し、自分が今すべきことに集中するよう心掛けましょう。周囲に振り回されず、自分のペースで就活を進めることが、就活を成功させるポイントです。
4.適度な休息で心身をリフレッシュする
大学4年からの就活では、適度に休息を取り、心身をリフレッシュすることも大切。休息を取ることには、ストレス解消やモチベーションの維持、新たな視点・アイデアの獲得、健康維持などのメリットがあります。
ただし、大学4年からの就活は時間が限られているため、休息を取り過ぎて就活のペースが乱れないようにも注意してください。就活や学業と休息のバランスを保つことで、前向きな気持ちで就活に臨めるでしょう。
「大学4年生で就活を何もしていない」「大学4年からの就活を効率的に進めたい」という方は、キャリアチケットへご相談ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合った企業情報をご紹介します。自己分析や選考対策もサポートするので、限られた時間のなかで効率的に就活を進めたい方にもおすすめです。サービスは無料なので、ぜひ一度お問い合わせください。
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