このページのまとめ
- 書類選考に落ちる主な原因として、応募書類の不備や企業研究の不足などがある
- 具体的な経験や成果を盛り込むと、書類選考に落ちる可能性を下げられる
- 書類選考に落ちても諦めず、専門家のアドバイスを受けながら改善を重ねよう
書類選考に落ちることが続き、就活に不安を感じている方もいるでしょう。書類選考に落ちる主な原因として、応募書類の不備や具体性に欠けるアピールなどが挙げられます。
本記事では、書類選考に落ちる主な7つの原因と、改善するための具体的な対策を詳しく紹介。また、書類選考に落ちた後の対処法も解説します。書類選考に悩む方は、本記事を参考に前向きに就活を進めましょう。
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- 書類選考に落ちるのはなぜ?主な7つの原因
- 1.応募書類に不備がある
- 2.企業が求める人物像とのミスマッチ
- 3.アピールが具体性に欠ける
- 4.志望動機に説得力がない
- 5.ビジネスマナーが身についていない
- 6.企業研究が不足している
- 7.倍率が高い企業ばかり選んでいる
- 「書類選考に落ちる」を解消するための7つのコツ
- 1.自己分析で強みと弱みを明確にする
- 2.業界や企業への理解を深める
- 3.簡潔で分かりやすい文章を作成する
- 4.行動と成果を具体的に伝える
- 5.志望動機や自己PRに一貫性をもたせる
- 6.アピールに独自性をもたせる
- 7.第三者のフィードバックを受ける
- 書類選考に落ちたときの対処法
- 不採用通知から学ぶ
- 失敗から原因を分析する
- 専門家からアドバイスをもらう
- 失敗を次の選考に活かす
- 「書類選考に落ちる…」と悩んでいる方へ
書類選考に落ちるのはなぜ?主な7つの原因
書類選考に落ちる主な原因は、応募書類の不備や説得力に欠ける志望動機などが考えられます。今後の書類選考に通過するために原因を明確にし、適切な対策をとりましょう。
1.応募書類に不備がある
書類選考で落とされる原因の一つに、応募書類の不備が考えられます。特に、誤字脱字や記入漏れなどの初歩的なミスは、「仕事に対する注意力や責任感がない」と捉えられる可能性があるため、注意が必要です。
また、指定された書式や記入方法を守っていないのも、書類選考が通らない原因になります。たとえば、文字数制限を守っていない、書類に貼った写真が不適切、手書き指定なのにパソコンで作成した書類を提出しているなどの不備があると、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうでしょう。
2.企業が求める人物像とのミスマッチ
企業が求める人物像とのミスマッチも、書類選考に落ちる原因の一つです。
たとえば、「チームワークを重視する企業に対して単独での成功体験ばかりをアピールする」「グローバル企業なのに海外での活動経験や語学力についての記載がない」などが該当します。企業の求める人材像と自分の強みが合っていないと、書類選考の時点で適性なしと判断されてしまう可能性があるでしょう。
3.アピールが具体性に欠ける
企業に対するアピールが具体性に欠けていると、書類選考に落ちる可能性があります。
たとえば、「コミュニケーション能力が高い」「リーダーシップがある」などの抽象的な表現だけでは、多くの応募者が同じような表現を使用しているため、採用担当者の印象にはなかなか残りません。また、アピールに具体性がないと、「実際の経験や成果が伴っていないのではないか」という疑念をもたれてしまう恐れもあります。
ただ経験や強みだけを述べるのではなく、直面した課題にどのように向き合ったか、その結果どのような成果を得られたかを明確にすることが大切です。
4.志望動機に説得力がない
志望動機に説得力がないと、書類選考に落ちやすくなります。「御社の技術力に感銘を受けた」「成長できる環境だと感じた」などの表面的な表現では、その企業で働きたいという熱意が伝わりません。
「なぜその企業の特徴に惹かれたのか」「企業の強みが自身のキャリアプランとどのように結びつくのか」などを具体的に説明できていないと、「志望度が低い」「自社について理解できていない」と見なされる可能性があるでしょう。
5.ビジネスマナーが身についていない
書類選考ではビジネスマナーもチェックされているため、「社会人としての基本的なマナーが身についていない」と判断されると落ちる原因になります。たとえば、メールで応募書類を提出した際の文面が不適切、敬語の使い方が間違っているといった場合は要注意です。
ビジネスシーンにおける文章の書き方や言葉遣いは、社会人としての意識の高さを示す指標の一つになります。正しいマナーを身につけて、「ビジネスの場で適切なコミュニケーションができる」と印象付けることが大切です。
6.企業研究が不足している
企業研究が不足していると、志望動機の説得力が下がってしまい、書類選考に落ちる原因になります。企業への理解が浅いまま、Webサイトやパンフレットの情報をそのまま書き写しただけでは、企業に対する本気度が伝わりにくいでしょう。
また、企業研究が不十分だと、業界の動向や競合他社との違いも正しく理解できません。企業が直面している課題や、市場でのポジションなどを把握し、理解度の深さを示すことが大切です。採用担当者は、「応募者が自社をどれだけ深く理解しているか」を応募書類から判断していることを念頭に置きましょう。
7.倍率が高い企業ばかり選んでいる
高い倍率の企業ばかり選んで応募していると、書類選考に落ちやすくなるでしょう。
人気や知名度が高い大手企業は応募が集中しやすいため、競争率が高くなります。そのため、どれほど優れた内容の応募書類であっても、不採用になってしまうことは少なくありません。
また、採用枠が少ない企業や、早期選考を実施している企業に応募が集中した場合も、書類選考に通過しにくくなります。
倍率の高い企業にばかり応募して書類選考に落ちてしまっている場合は、自分の強みを十分に活かせる企業の見極めが必要です。知名度や人気だけでなく、幅広い視野をもって企業を探してみましょう。
書類選考は、就活における重要な工程の一つです。書類選考だけでなく、就活の全体的な流れややり方も把握しておきましょう。「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」や「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事もあわせて参考にしてみてください。
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「書類選考に落ちる」を解消するための7つのコツ
書類選考に落ちる状況を改善するためには、適切な対策をとることが必要です。ここでは、書類選考に受かりやすくするためのコツを7つ紹介します。「書類選考に落ちてばかり…」と悩んでいる方は、ご一読ください。
1.自己分析で強みと弱みを明確にする
書類選考を通過するには、自己分析を徹底して行い、自分自身について理解することが大切です。学生生活やアルバイト、インターンシップなどの経験を洗い出し、自分の強みや弱みを明確にしましょう。
自己分析を行う際は、以下のような観点から自分を見つめ直すと効果的です。
・学生時代に力を入れたこと
・周りの人から評価されていること
・困難を乗り越えた経験
・周囲と協力して達成したこと
上記の経験を具体的なエピソードとして整理することで、企業にアピールできる強みが見えてくるでしょう。また、弱みも明確にできれば、克服するための行動やカバーできる強みのアピールにも繋げられる可能性があります。
2.業界や企業への理解を深める
企業研究を行う際は、志望する企業の概要や競合他社との違い、業界内での位置づけなどを理解することが重要です。
また、その企業が現在直面している課題や、将来の展望についての理解を深めれば、自分がどのように貢献できるのか具体的にアピールすることも可能になります。
企業の公式サイトで表面的な情報収集をするだけでなく、ニュースや業界専門誌なども活用して、幅広い視点から情報を集めましょう。会社説明会やOB・OG訪問にも積極的に参加し、実際に働く社員の生の声を聞くのもおすすめです。働いている人から直接話を聞くことで、企業文化や職場の雰囲気も把握できます。
3.簡潔で分かりやすい文章を作成する
採用担当者は多くの応募書類を短時間で確認する必要があるため、簡潔で読みやすい文章に仕上げることが大切です。長い文章は適度に分割し、重要なポイントがひと目で分かるようにします。
「きっかけ→行動→結果→学び」という流れで経験を説明することで、自分がどのように成長してきたかが明確に伝わります。一部の人しか理解できないような専門用語や独自の略語などの使用は避け、誰でも理解できる表現を心掛けましょう。
4.行動と成果を具体的に伝える
「主体性がある」「リーダーシップを発揮した」などの抽象的な表現は避け、具体的な行動と成果を伝えましょう。たとえば、「サークルの部長として30名のメンバーをまとめ、年間予算100万円の運営を成功させた」「アルバイトで接客の方法を工夫し、売り上げが30%アップした」というように、数字や具体的な実績を交えて説明すれば、自己PRに説得力が増します。
また、ただ何をしたかを説明するだけでなく、その経験を通じて何を得たかにも触れることで、人柄や価値観も伝えられるでしょう。
5.志望動機や自己PRに一貫性をもたせる
志望動機や自己PRは、一貫性をもたせることが重要です。たとえば、履歴書やESでアピールした強みと、面接での発言が食い違ってしまうと、信頼性が損なわれてしまいます。
自分の強みと企業のニーズを結びつけ、なぜその企業で働きたいのか、どのように貢献できるのかを一貫した論理で説明することで、説得力が増すでしょう。
6.アピールに独自性をもたせる
書類選考では、アピールに独自性をもたせることが大切です。たとえば、企業の課題に対する独自の解決策や、業界の将来の展望についての考察など、自分なりの分析や提案などを盛り込むことで、印象的なアピールができます。
ただし、独自性を出そうとするあまり、極端に現実離れした内容にすることは避けましょう。企業の実態や業界の常識を踏まえたうえで、建設的な提案や意見を取り入れることが重要です。自分の経験や学びをもとに、その企業でどのように活躍したいか具体的に伝えます。
7.第三者のフィードバックを受ける
第三者からの意見をもらうことで、自分では気づかなかった応募書類の問題点を見つけられる可能性があります。大学のキャリアセンターの職員や就活の経験がある先輩、家族、友人など、複数の人からそれぞれの視点のフィードバックを受けることで、より良い応募書類を作成できるでしょう。
特に、自分が志望する業界や企業で働いた経験のある人からのアドバイスは貴重です。その企業や業界で求められる人材像や、効果的なアピールポイントについて、実践的なアドバイスをもらえます。
上記を踏まえて応募書類を作成したら、企業に送ります。その際も、油断せずマナーを守ることが大切です。企業によっては、郵送を指定してくる場合もあります。「エントリーシートを郵送する方法は?封筒の書き方や提出マナーも解説」の記事を参考に、マナーを守って企業に書類を提出しましょう。
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書類選考に落ちたときの対処法
書類選考に落ちた際は、失敗を今後に活かすことが大切です。ここでは、書類選考に落ちた経験を次に繋げるための対処法を紹介します。
不採用通知から学ぶ
書類選考後に不採用通知を受け取った際は、その企業からのフィードバックの有無を確認しましょう。最近では、不採用の理由が記載されている場合もあるからです。簡単なコメントであっても、そこから改善のヒントを得られるでしょう。
ただし、企業からの具体的なフィードバックがない場合も、選考過程で得た気づきを記録しておくことが大切です。記録をつけて確認しやすい状態にしておくことで、次回の応募に活かすことができるでしょう。
失敗から原因を分析する
書類選考に落ちた後は、冷静に原因を分析することが重要です。自己PRや志望動機の内容、自己分析や企業研究の深さなど、さまざまな観点から見直しを行いましょう。
特に、複数の企業で書類選考に受からないことが続く場合は、応募書類に共通する問題がないか確認が必要です。たとえば、志望動機が表面的、自己PRが抽象的など、改善点を見つけられる可能性があります。
専門家からアドバイスをもらう
書類選考に落ちることが続いて悩んでいる場合は、就活の専門家にアドバイスを求めましょう。大学のキャリアセンターや就職支援サービスを利用すれば、経験豊富なキャリアカウンセラーやアドバイザーから的確なアドバイスをもらえるでしょう。
プロの視点からのアドバイスをもらうことで、質の高い応募書類を作成でき、書類選考を通過できる可能性が高まります。
失敗を次の選考に活かす
失敗を次の選考に活かすことは、就活を成功させるための大切なステップになるでしょう。まずは不採用になった応募書類を見直し、改善点を洗い出しましょう。それを踏まえて、次に書類を作成する際は見つけた改善点を取り入れることが大切です。
たとえば、志望動機が表面的だった場合は、より深い企業研究を行い、得た情報を盛り込みましょう。自己PRが抽象的だった場合は、数値や具体的な成果を示すことで説得力を高めることが可能です。このように、一つひとつの経験を次の応募に活かすことで、採用担当者に良い印象を与える書類を作成できるようになります。
「書類選考で落ちない志望動機の書き方を解説!構成や業界別例文も」の記事では、書類選考に受かりやすい志望動機の書き方を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
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「書類選考に落ちる…」と悩んでいる方へ
書類選考に落ちることは、多くの就活生が経験している出来事といえるでしょう。大切なのは、諦めずに改善を重ねていくことです。
書類選考の段階で不採用になることが続いても、必要以上に落ち込むことはありません。より良い自己アピールを追及したり、企業への理解を深めるためのチャンスと捉えましょう。
「いつも書類選考に落ちる…」悩んでいる方は、就活エージェントを活用するのがおすすめです。キャリアチケットでは、プロのアドバイザーがヒアリングした内容をもとに、あなたに合った企業を紹介します。ESの添削も行うので、「企業の求める人物像とミスマッチだった」「自己PRが不十分」などの理由で書類選考に落ちることを防ぎやすくなるでしょう。応募書類の作成に不安があるなら、キャリアチケットにご相談ください。
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