このページのまとめ
- 面接後に玄関まで見送りされたからといって不採用とは限らない
- 面接での手応えのあり、なしは採用結果に直接結びつかないといえる
- 手応えに左右されず前向きな気持ちで就活に望むことが大切
「面接後に玄関まで見送りがあったら不採用」「面接中の世間話が多いと不合格」など、面接中や前後の態度や行動から合格・不合格を判断する就活生も多いようです。
しかし、玄関までの見送りは慣例的に行っていたり、就活生の人となりや思考を確認するためにあえて世間話を多くしたりと、面接官の言動で合否を判断するのは難しいのが実情。この記事では、一般的にいわれる「採用・不採用のサイン」を紹介します。
面接で玄関まで見送りされても不採用とは限らない
就職活動の面接後に玄関まで見送りをされた場合でも、不採用になるわけではありません。合否には影響がないケースがほとんどなので、心配しなくてよいでしょう。
不採用になると言われてしまうのは、「不採用にした会社に対して就活生が悪印象を持たないように、丁寧に対応している」という噂が流れてしまったからです。しかし、採用不採用に関係なく、見送りをする会社は多いので気にする必要はありません。
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面接後に玄関まで見送りされる理由
就職活動の面接で玄関まで見送りされるのは、会社側が丁寧な対応をしているからです。見送りのある理由を2つ紹介するので参考にしてください。
面接官が丁寧に対応しているから
玄関まで見送りされる場合、会社側が丁寧に対応しているケースがほとんどです。採用不採用に関係なく、どの就活生にも同じように対応しています。
面接官は会社の顔として、就活生と接する存在です。面接官の印象が悪いと、会社自体の印象が悪くなることから、丁寧に対応しています。
面接後の振る舞いを確認しているから
見送るなかで、玄関までの様子をチェックしている面接官もいます。面接では立ち振る舞いやマナーに問題がなくても、面接が終わったあとに「素」が出る就活生もいるからです。
面接が終わった後は、緊張が解け、就活生が油断しがちなタイミングです。あなたの言葉遣いや仕草が普段通りに戻ってしまいやすいので、最後まで気を抜かずに対応しましょう。
面接で求められるマナーについては、「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」の記事で紹介しています。どのような点が評価されているかを知り、準備しておきましょう。
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面接で玄関まで見送りがある場合のマナー
就職活動の面接で玄関まで見送りが合ったケースに備えて、立ち振る舞いや対応を覚えておきましょう。4つのマナーを紹介するので、準備しておいてください。
面接官の後ろを歩く
面接官が案内してくれる際は、面接官の後ろを歩きましょう。ビジネスでは、目上の人の隣を歩くのはマナー違反にあたるからです。
面接官と就活生であれば、面接官が目上の人になります。隣や前ではなく、後ろを歩くように意識してください。
社員の方には挨拶する
玄関までにすれ違った社員の方には、挨拶するように意識しましょう。「こんにちは」「失礼いたします」などがふさわしい言葉選びです。
仕事をしている社員のように、話しかけにくい場合は会釈でも問題ありません。「お疲れ様です」はふさわしくないため、避けたほうがよいでしょう。
エレベーターは自分が呼ぶ
エレベーターに乗る場合は、自分で呼ぶのがマナー。面接官にボタンを押してもらってはいけません。
ただし、面接官によってはエレベーターを呼んでくれる場合もあります。その場合は無理に自分で呼ぶのではなく、お礼を伝えるとよいでしょう。
お辞儀やお礼は忘れない
面接官と別れるタイミングで、お辞儀やお礼を忘れずに行ってください。「本日はお時間をいただきありがとうございました。」と伝えながら、お辞儀をするとよいでしょう。
エレベーターで別れる場合は、ドアが閉まるまでお辞儀をするのがマナーです。ドアが閉まったのを確認してから、顔を上げましょう。
面接に向けて、入退室のマナーもセットで覚えておくのがおすすめです。「知っておきたい!面接の入退室のマナーとは」もあわせて参考にしてください。
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面接中の採用サイン
ここでは、就職活動でよくある採用サインを紹介します。ただし、前述したように以下のサインがあっても採用とは限りません。あくまでも例として捉えましょう。
質問が多い
面接官が積極的に多くの質問をしてくる場合は、手ごたえがあるサインだと捉えられます。あなたに対して、面接官が興味を持っていると考えられるからです。
採用しようと思う学生に対しては、より多くの情報を集めたいと思うでしょう。「質問が多いな」「詳しく聞かれるな」と感じた場合は、採用の可能性があります。
面接時間が長い
面接時間が長い場合も、採用の可能性が考えられます。あなたについてより深く知るために、質問回数や時間が長くなるからです。
採用が難しいとなると、形式的な質問だけをして終わってしまうケースがあります。長時間面接をしてもらえるのは、採用に向けて前向きなサインだと考えられるでしょう。
掘り下げる質問をされた
質問に答えたあと、深掘りされる場合は採用の可能性があります。あなたのことをより詳しく知りたいと考えているからです。
面接官は採用に向けて、「どんな人物か」「自社に合いそうか」を判断しています。自社にマッチしていることを確かめるための深掘りであれば、採用される可能性もあがるでしょう。
質問にしっかりと回答できた
質問に対して自信を持って答えられた場合は、採用の確率もあがります。面接官との会話がスムーズな場合も、手ごたえを感じられるでしょう。
回答に困ったり、沈黙があったりすると、準備不足と思われて評価は下がりがち。落ち着いてはっきりと解答できた場合は、採用も近づくでしょう。
面接での合格サインについては、「面接での合格サインって何?不合格の見極め方とは」の記事も参考にしてください。
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面接で玄関まで見送りがある以外の不採用のサイン
ここでは、不採用の場合によくあるサインについて解説します。
面接時間が短い
あらかじめ聞いていた面接時間よりも大幅に短い時間で終了したときは、不採用の可能性も。採用が難しいと判断し、早めに面接を終えた可能性があります。
ただし、「すでに採用を決めている」「これまでの面接で質問しきっている」という理由で面接時間が短いケースも考えられるでしょう。
世間話が多い
世間話のように、就職活動と関係のない話が多い場合も要注意です。採用が難しく、ある程度会話だけして面接を終えようという意図があるのでしょう。
しかし、世間話から応募者の人となりや物事への考え方を確認する面接官もいるようです。世間話が長いからと気を抜かず、面接中は就活の軸や志望動機、自己PRを意識した回答を行いましょう。
不採用を思わせる発言をされた
ほかの会社を視野に入れることや別の職種を推薦されるケースです。面接官がわざわざ本人の希望と違うことを薦めてくるということは、不採用の伏線だと捉えられるかもしれません。
就職活動での不採用サインについては、「面接フラグから合否を予想できる?代表的な合格・不合格サインとは」の記事も参考にしてください。
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面接の合否フラグに左右されずに内定を獲得したいあなたへ
就職活動では面接で玄関まで見送りがあるかどうかだけで、採用不採用は判断できません。面接中の面接官の言動に左右されていては、合格できた面接も不合格となってしまう可能性があります。
大切なのは合格に向けて、しっかりと準備しておくことです。どんな状況でも手ごたえのある面接にできるよう、企業研究や自己分析、面接での受け答えなどを対策しておくことが大切でしょう。
一人での面接対策が難しいときは、自信をもって面接に望めるように対策やマナー、立ち振る舞いなどのアドバイスを受けましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。