このページのまとめ
- 面接対策として、よく聞かれる質問の回答を準備しておく必要がある
- 面接を通過するには、模擬面接や企業研究・業界研究が欠かせない
- 面接後のお礼メールは必ずしも必要ではないものの、好印象を残せる可能性はある
「面接対策は何をするべきなのか分からない」「どのような質問をされるのか」と焦りを感じている就活生もいるでしょう。面接対策として、事前に当日の流れやよく聞かれる質問を把握しておくと、安心して選考に臨めます。
この記事では、面接当日の入室から退室までの流れや押さえておきたいマナーについて解説しています。頻出質問や回答例、Web面接における注意点も紹介しているので、直前の準備や対策に役立ててください。
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- 面接対策|当日の流れとマナーを知っておこう
- 受付で名乗る
- 控室で待機する
- 入室する
- 面接する
- 退室する
- 面接対策|よく聞かれる質問13選
- 1.ここまでどのようにして来ましたか
- 2.自己紹介をお願いします
- 3.志望動機を教えてください
- 4.自己PRをしてください
- 5.学生時代に頑張ったことを教えてください
- 6.あなたの長所・短所を教えてください
- 7.今までで挫折した経験はありますか
- 8.△年後はどうなっていたいですか
- 9.趣味や特技は何ですか
- 10.就活の軸は何ですか
- 11.ほかに受けている企業はありますか
- 12.最近気になっているニュースはありますか
- 13.質問はありますか
- 面接対策|突破するための3つの方法
- 1.模擬面接をする
- 2.業界研究・企業研究を行う
- 3.よくある質問の回答を準備する
- Web面接対策
- 面接対策|前日に確認すべきこと
- 面接日時と会場の事前確認
- 持ち物のチェック
- 面接で答える内容の最終確認
- 面接後のお礼メールは必ずしも必要ではない
- 面接対策に不安を感じているあなたへ
面接対策|当日の流れとマナーを知っておこう
面接当日は、会場に到着する前に、髪型やスーツの身だしなみをチェックしましょう。面接会場には指定された時間の5~10分前に到着するようにします。交通機関の遅延など、やむを得ず遅刻しそうな場合は、できるだけ早く採用担当者へ連絡を入れましょう。
ここでは、当日の面接の流れに沿って、意識したいマナーを解説します。
受付で名乗る
まずは、面接会場の受付で名乗ります。「学校名・氏名・面接の件で来たこと・担当者名」を簡潔かつ明るい声で伝えましょう。以下は受付での挨拶の一例です。
「本日△時に面接のお約束をしております、△△大学の△△と申します。採用ご担当の△△様はいらっしゃいますか」
このように、用件と担当者名を明確に伝えるのがポイントです。また、受付で名乗る際は、以下のマナーに気をつけてください。
・「えっと」などのあいまいな言葉は避ける
・声のトーンは明るくやや大きめの声で話す
・うつむかず相手の目を見て話す
コートを着ている場合は、面接会場に入る前に脱ぎ、畳んで腕にかけておくのがマナーです。手袋や小物類はあらかじめカバンにしまっておきましょう。
控室で待機する
受付を済ませたあと、控室に案内される場合があります。控室では私語やスマートフォンの使用を控え、静かに待機しましょう。
姿勢を正して待つ、荷物はきちんとまとめておくなどを意識するとスマートな印象になります。ほかの受験者や社員とすれ違う場合には、会釈などの基本的な礼儀も大切です。
面接は受付からすでにスタートしています。面接での言動だけでなく、会社に入ってから出るまでがすべて選考の一部だと考えて行動しましょう。
入室する
担当者に名前を呼ばれたら、速やかに控室から面接室に移動します。入室の際は、以下のポイントに注意しましょう。
・ドアを3回ノックする
・「どうぞ」と返事があったら、「失礼いたします」と言ってドアを開ける
・完全に背を向けず、体をやや斜めにして静かにドアを閉める
・ドアの前で面接官にお辞儀する
・椅子の横に立つ
・面接官から大学名と氏名を聞かれたら答える
・着席を促されてから「失礼いたします」と言い、座る
着席したら、背もたれを使用せずに背筋を伸ばして座りましょう。大学名と名前を述べるときは、「△△大学の△△と申します。本日はよろしくお願いします」といった挨拶を添えると丁寧です。
自己紹介は求められてからで問題ありません。初めは、大学名と名前を簡潔に伝えます。
面接する
面接中は姿勢を正して座りましょう。話し方や所作に気を配り、採用担当者に好印象を与えることが大切です。
ぼそぼそと話さずに、ハキハキと発音する点を意識します。友人に話すような言葉は避け、社会人としてふさわしい言葉遣いと正しい敬語を使いましょう。堂々と自信を持って受け答えする姿勢が、面接官へのアピールにつながります。
質問には結論ファーストを意識し、内容も簡潔に伝えましょう。面接官と適度に目線を合わせ、質問内容にはうなずいたり相槌を打ったりして、聞いている姿勢を示すことも大切です。
また、面接は第一印象が重要。頻出質問への回答をあらかじめ準備し、十分な対策をしてから臨みましょう。
面接の第一印象については、「第一印象が勝負!面接で好印象を持ってもらうには」の記事を参考にしてください。
退室する
面接官から締めの言葉があったら、まずは椅子に座ったまま「ありがとうございました」とお辞儀してお礼を伝えましょう。椅子から立ち上がったあと、「本日はお忙しいなか、ありがとうございました」ともう一度お礼を伝えてから、深く一礼します。
ドアの前まで移動したら、面接官のほうを向き「失礼いたします」と伝えお辞儀をして、静かにドアを開けて退室してください。
なお、お辞儀の動作と挨拶の言葉が被らないよう意識すると、より丁寧な印象になります。
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面接対策|よく聞かれる質問13選
面接では、自己紹介や志望動機以外にもよく聞かれる質問があります。ここでは、頻出質問を紹介するので、事前に準備してしっかり対策しましょう。
1.ここまでどのようにして来ましたか
面接の冒頭では緊張をほぐすために、「面接会場までどのような交通手段で来たのか」「体調は崩していないか」といった軽い質問がされるケースがあります。
雑談のような質問では、答えの内容よりも会話のキャッチボールができるか、表情などのコミュニケーションの取り方が見られています。
「どのようにして来たのか」の質問は雑談なので、明るく簡潔に答えるのがポイントです。
どのようにして来たのかへの回答例文
はい、今日は電車で来ました。少し早めに家を出たので、スムーズに到着できました。天気も良くて、移動中は音楽を聞いていたら気持ちが少し落ち着きました。
2.自己紹介をお願いします
自己紹介では、「氏名」「学校名」「学科名」といった、基本的な情報が必ず聞かれます。また、専攻分野やサークル活動の内容、趣味などを30秒から1分程度で伝えましょう。話す内容や制限時間の指定がある場合には、面接官の指示に従います。
自己紹介の回答例文
△△大学△△学部の△△と申します。大学では、経営学を専攻しており、特にマーケティングや消費者心理に関心を持って学んできました。
フットサルサークルに所属し、副キャプテンとしてメンバーのスケジュール調整やイベント運営にも携わっています。
趣味はカフェ巡りで、休日は本を読んだり新しいお店を探したりして過ごしています。本日はどうぞよろしくお願いします。
3.志望動機を教えてください
志望動機も必ずといって良いほど聞かれる質問です。面接官は志望動機を通じて、「学生の志望度の高さ」「自社が求めている人物像と一致しているか」を見極めています。
同業他社ではなく、なぜこの企業を志望したのかを自分の言葉で伝えることが大切です。自分の強みや経験を具体的なエピソードを交えて話すと、説得力のある志望動機になります。
志望動機の回答例文
私は、生活を支えるモノやサービスを世界に届ける商社の仕事に魅力を感じ、志望いたしました。大学では、新興国の経済発展について学び、ゼミ活動やフィールドワークを通じて現地の生活やニーズの変化に関する研究をしています。
その経験から、社会の変化に合わせて最適な商材を届ける商社の仕事に興味を持ちました。中でも貴社は、新興国との取引実績が豊富で、生活インフラに関わる事業にも力を入れている点に魅力を感じています。
入社後は、現場の声に耳を傾けながら、価値ある提供ができる営業を目指したいです。
4.自己PRをしてください
自己PRも頻出質問のため、事前の対策が欠かせません。企業が求める人物像に合った強みを具体的なエピソードとともに伝えると効果的です。また、入社後にどのように活かせるかまであわせて述べると説得力のあるアピールになります。
自己PRの回答例文
私の強みは、相手に応じた柔軟なコミュニケーション力です。大学ではフットサルサークルで副キャプテンを勤め、50人を超えるメンバーのマネジメントを行ってきました。
実力や参加頻度の違いから意見が分かれる場面も多くありました。しかし、それぞれの考えや背景に耳を傾け、立場や価値観の違いを理解したうえで、最適な解決策を模索してきました。結果として、サークルの雰囲気も良くなり、大会でも上位に入るなど成果にもつながりました。
貴社で働くうえでも、社内外の多様な人と関わる場面があると想像しています。相手を尊重しながら、スムーズな関係を構築できるコミュニケーション力を強みに、信頼される存在を目指します。
5.学生時代に頑張ったことを教えてください
学生時代に頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」も頻出質問の一つです。ガクチカの質問では、課題に対してどのような取り組みや工夫をして乗り越えたかが見られています。
必ずしも輝かしいエピソードや実績を話す必要はありません。行動の背景や考え方、結果から得た学び、そして入社後どのように活かしたいのかまで伝えることが大切です。
学生時代に頑張ったことの回答例文
学生時代は、TOEICのスコア向上に力を入れました。将来は海外と関わる仕事がしたいと考え、英語力が必要だと感じたためです。
毎日最低1時間の勉強を続け、最初は苦手だったリスニングにも重点的に取り組んだ結果、1年でスコアを200点伸ばし、目標だった800点を達成しました。
また、個別指導塾で英語教師としてアルバイトしていた経験もあります。中高生に教えるなかで、自分の英語力をさらに磨く必要性を感じ、学習のモチベーション維持にもつながりました。
この経験から、目標達成に向けて継続して努力する力と、相手に合わせて伝える力が身についたと感じています。商社の業務でも、語学力と柔軟なコミュニケーション力を活かしていきたいと考えています。
6.あなたの長所・短所を教えてください
長所・短所の質問を通じて、面接官は客観的に自己分析ができているかどうかを見極めています。長所は企業が求める人物像や職場の雰囲気に合った特性を1つ選び、具体的な経験を交えて伝えると効果的です。
短所については、欠点を正直に伝えるだけでなく、克服するために取り組んでいる工夫や努力している点を盛り込んで伝える必要があります。
長所と短所を伝える際は、主張に一貫性があるかどうかも評価につながります。たとえば、「責任感の強さ」を長所として伝えた場合、短所を「楽観的過ぎる性格」すると、内容に矛盾が生じて説得力に欠けるでしょう。
回答の説得力を高めるためにも、長所と短所は矛盾がない内容に整理し、十分な面接対策をしておきましょう。
長所・短所の回答例文
長所は、臨機応変に対応できる力です。大学の塾講師アルバイトでは、予定していた教材で生徒がうまく理解できていないと感じたときには、すぐ別の解き方を提案したり、実例を加えたりして説明の工夫をしてきました。
こうした柔軟な対応の結果、担当していた生徒が目標の高校に合格し、ご家庭から感謝の言葉を頂きました。
短所は、慎重になり過ぎて行動が遅れてしまう点です。特に、新しい業務を任されたときは最初の一歩を踏み出すのに時間がかかってしまう傾向がありました。現在は、完璧を求め過ぎず、できる範囲から試して行動を早めるよう意識しています。
7.今までで挫折した経験はありますか
挫折経験も面接でよく聞かれる質問です。採用担当者は、挫折経験から「何を学び、どのように乗り越え、どう活かしているのか」を判断しています。
挑戦する精神やストレスへの耐性も問われるため、伝え方には工夫が必要です。以下のような構成で話すと説得力が増し、前向きな印象を与えられるでしょう。
・挑戦したことや目標
・直面した課題や失敗
・乗り越えた方法
・得た学びと今後への活かし方
ただ失敗した経験を話すだけではなく、そこからの学びや成長をあわせて伝えることが重要です。挫折経験が見つからない場合は、「挫折経験が見つからない人必見!探し方や面接でのアピール方法【例文8選】」の記事も参考にしてください。
挫折した経験の回答例文
大学のフットサルサークルで、副キャプテンとして練習計画やチームの運営にも携わっていました。チームで大会入賞を目指していたものの、初出場では予選敗退してしまいました。練習の質や意欲にばらつきがありながら、私は十分に働きかけられていなかったと反省しました。
そこで、副キャプテンとして練習日程を見直し、個別に声がけし、士気を高めるよう工夫しました。その結果、次の大会ではベスト8進出を果たしました。失敗を分析し、行動を変えることの重要性を学びました。
8.△年後はどうなっていたいですか
「△年後の自分」の質問は、志望動機やキャリアの方向性が企業での仕事と合っているかを見るために、面接官がよく尋ねます。学生が描くキャリアプランについて尋ねることで、入社後のミスマッチを防ぎたいと考えているためです。
志望企業の業務内容を調べたり企業説明会に参加したりして、入念に対策しましょう。企業が求める人物像を把握し、自分のキャリアプランとすり合わせて伝えることが大切です。
特に、「5年後」「10年後」などの節目でどう成長していたいかを問われる傾向があります。「『5年後の自分』の考え方とは?質問の意図や回答例も紹介」の記事や「就活で『10年後の自分』を聞かれたときの作文のコツや例文を紹介!」の記事を参考にしてください。
△年後はどうなっていたいかの回答例文
△年後には、アジア地域を中心とした取引を担当し、現地の顧客とも信頼関係を築ける営業担当になっていたいと考えます。そのために、まずは国内業務で経験を積み、語学力や交渉力を磨きたいと思っています。
将来的には、社内や取引先からも「この分野なら任せられる」と言ってもらえるような専門性を身につけ、貴社の海外展開を支える存在になりたいです。
9.趣味や特技は何ですか
面接で趣味や特技を尋ねる目的は、就活生の「人柄」「価値観」「職場への適応力」など、人物面を総合的に判断するためです。興味や関心から、性格や考え方を把握しようとしています。
趣味や特技を伝える際は、自分の長所や強みを盛り込むと効果的です。たとえば、ジョギングが趣味だったら「忍耐力」「継続力」、旅行が好きなら「計画性」「行動力」のアピールにつながります。
夢中になったきっかけとあわせて述べると、より印象を残せるでしょう。
趣味や特技の回答例文
趣味は週末に行っているジョギングです。最初は体力づくりのために始めました。しかし、今では習慣になり、継続力や集中力の維持にもつながっていると感じています。
また、特技は人とすぐ打ち解けられることです。大学ではフットサルサークルに所属し、初対面のメンバーとも積極的にコミュニケーションを取り、円滑なチームづくりに貢献してきました。
入社後もこの強みを活かし、社内外問わず良好な関係を築いていきたいと考えています。
10.就活の軸は何ですか
就活の軸とは、「志望企業を選ぶうえで大切にしている自分の基準」です。就活の軸の質問では、学生の価値観や企業選びの考え方が、自社の方針とマッチしているかどうかを見極めようとしています。
軸が明確であれば、志望度の高さや企業研究の深さも伝わりやすくなります。あいまいな回答にならないよう、「どのような環境で働きたいか」「何を大切にしているのか」などを整理し、対策しておくことが大切です。
就活の軸の考え方が知りたい場合は、「就活の軸の回答例文12選!企業の質問に対する答え方のコツや注意点を解説」の記事も参考にしてください。
就活の軸の回答例文
私の就活の軸は、「海外を舞台に活躍できる環境があること」です。高校時代に短期留学を経験し、異なる文化や価値観に触れ、グローバルな環境で働く仕事への関心が芽生えました。
言葉や習慣の違いに戸惑う場合もありました。しかし、それ以上に文化や価値観の違いが興味深く、魅力を感じました。
この経験を通じて、将来は国や文化の垣根を越えて働ける人材になりたいと考えています。貴社は海外展開に積極的で、若手のうちから現地で経験を積むチャンスがある点に強く惹かれています。国や文化の壁を越えて信頼関係を築けるビジネスパーソンを目指したいと考えています。
11.ほかに受けている企業はありますか
面接官が、ほかに受けている企業の有無を聞く理由は、学生が何を重視して会社を選んでいるのかを知りたいためです。複数の企業と並行して就活をしている点は、面接官も理解しているため、正直に答えましょう。
ただし、業種や業界がバラバラ過ぎると、手当たり次第に就活をしている印象を与えてしまう可能性があるため、注意が必要です。
「共通して△△を大切にしている企業を受けています」などと補足すれば、就活の軸が明確である点もアピールできるでしょう。
ほかに受けている企業の回答例
はい、現在は貴社を含め、総合商社を中心に選考を受けています。具体的には、△△商事や△△物産などです。
いずれも、若手のうちから海外業務に携われる点や、グローバルな分野で活躍できる環境があることを軸に選んでいます。
その中でも、貴社の海外研修や現地での裁量の大きさに魅力を感じており、第一志望として考えています。
12.最近気になっているニュースはありますか
面接が終盤に近づくと、時事問題について聞かれるケースもあります。気になっているニュースを通して、就活生の関心領域や社会への関心度、情報収集力などが見られています。
まずは、関心を持ったニュースに具体的に答えたうえで、理由と内容、自分なりの考えや意見をあわせて伝えるようにしましょう。
日ごろから新聞やニュースサイトに目を通すなどして情報収集の習慣を身につけておくと、面接対策につながります。
気になっているニュースの回答例
最近気になったのは、日本の商社が東南アジアで再生可能エネルギー事業を拡大しているといったニュースです。経済成長が著しい東南アジアにおいて、環境負荷の少ないエネルギー導入に取り組む姿勢に関心を持ちました。
国政的な分野で社会に貢献できる仕事に携わりたいと考えているため、今後も関連するニュースを継続的に追っていくつもりです。
13.質問はありますか
「何か質問はありますか」と逆質問されるのは、面接の終盤でよくある流れです。この質問は、企業への関心や理解度をアピールするチャンスでもあります。聞かれても困らないように、事前に企業研究を行い、いくつか質問の候補を出しておくと安心でしょう。
ただし、企業理念や従業員数など、調べればすぐに分かるような質問は避けてください。ほかにも、給与や昇給、待遇についてもしつこく質問すると、印象を悪くする可能性があるので控えたほうが良いでしょう。
逆質問について詳しく知りたい場合は、「最終面接で社長にする逆質問の例文27選!考え方のポイントと避けたい内容」の記事も参考にしてください。
逆質問の質問例文
・入社前に勉強しておくとよいことがあれば、教えて頂けますか
・入社後はどのような流れで業務に取り組みますか
・10年後、貴社が描いている将来的なビジョンを聞かせて頂けますか
・貴社で活躍されている方に共通するスキルや姿勢があれば教えて頂けますか
・面接を通じて、私に足りないと感じた点や今後に向けてのアドバイスがあれば教えて頂けますか
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面接対策|突破するための3つの方法
面接で自分の魅力を伝えるには、事前の準備が欠かせません。ここでは、選考通過の可能性を高める3つの対策を紹介します。
1.模擬面接をする
面接対策として、模擬面接は効果的です。入退室の所作や質疑応答の練習を通じて、本番を想定した流れを身につけられます。
準備をせず本番の面接に臨むと、緊張から言葉に詰まってしまう場合もあります。そのため、自己PRや志望動機などの頻出質問にスムーズに答えられるよう、繰り返し練習しておくことが大切です。
模擬面接は、身につけておきたいマナーの確認にもつながる実践的な対策です。模擬面接は、主に大学のキャリアセンターや就活エージェントが実施しているほか、家族や友人に協力してもらう方法もあります。
2.業界研究・企業研究を行う
説得力のある具体的な志望動機を作成するためには、業界研究と企業研究が欠かせません。事業内容や強み、競合他社との違いを把握すると、志望理由に関する質問への回答にも深みがでます。
面接では、「なぜ同業他社ではなく、この企業を志望したのか」といった質問をされる可能性もあります。面接前には、志望企業の強みや特徴を把握して言語化できるよう、対策しておきましょう。
また、面接官は、自社が求める人物像と応募者が合っているかどうかも見極めています。企業が求める人柄や価値観を理解したうえで、自分の強みと重ねてアピールすることが大切です。
業界研修については、「業界研究のやり方は?効率的に進めるコツや行う目的を解説」の記事をご覧ください。
3.よくある質問の回答を準備する
自己PRや志望動機、学生時代に頑張ったことなど、頻出質問の回答を準備しておくと落ち着いて面接に臨めます。企業や業界によって面接内容は異なるものの、共通してよく聞かれる質問が多くあります。
頻出質問はあらかじめ回答をまとめておき、自分の言葉でスムーズに答えられるよう練習しておくと安心です。ノートやスマートフォンにメモをとるなどして、いつでも見返せるようにし、面接対策をしておきましょう。
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Web面接対策
近年では、新卒採用でもWeb面接を導入する企業が増えています。対面の面接とは異なる点も多いため、事前の対策が欠かせません。
Web面接を受ける前に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。
・インターネット環境や使用するデバイスに不備がないか確認する
・開始時間5分前には指定されたURLにアクセスし、余裕を持って待機しておく
・服装は対面と同様にスーツを着る
・画面越しでも清潔感が伝わるよう、シャツのシワや髪型にも気を配る
カメラには上半身しか映らないからといって、下半身は部屋着などのままでいるのは避けましょう。バッテリー切れなど、不意に立ち上がる場面で印象を損ねる可能性があります。
また、「画面ではなくカメラを見る」「表情やリアクションは対面より少しオーバーに」といった点もポイントです。
Web面接では、「終わった」と思って気を抜いた瞬間が相手に見られる場合があります。ブラウザやアプリを完全に閉じるまで気を抜かないように意識しましょう。
Web面接の準備については、「Web面接で必要な準備や聞かれることは?『やり方が分からない』を解消しよう」の記事も参考にしてください。
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面接対策|前日に確認すべきこと
面接前日は、会場の場所や頻出質問の回答などをチェックしておきましょう。以下で詳しく説明するので、確認してください。
面接日時と会場の事前確認
最寄り駅から会場までの経路と面接開始時間を再度確認しましょう。交通機関の遅延などのトラブルを想定して複数のルートを考えておき、時間に余裕を持って家を出ると安心です。
また、ビルやフロアが複雑な場合は、エレベーターの位置や受付方法なども事前に調べておくと良いでしょう。
持ち物のチェック
面接当日に慌てないように、必要な持ち物は前日のうちに確認しておきましょう。以下の持ち物は、事前にまとめておくと安心です。
・履歴書やエントリーシートのコピー
・企業情報や応募要項の詳細
・筆記用具
・学生証
・腕時計
移動中に面接対策できるよう、応募書類のコピーを手元に置いておくのも効果的です。また、天候の変化や身だしなみに備えて、折り畳み傘やモバイルバッテリー、衣類のほこり取りなどを持っておくと役立ちます。
面接で答える内容の最終確認
自己PRや志望動機など、面接でよく聞かれる質問の最終確認をしておきましょう。企業が求める人物像に自分の強みや経験がどう結びつくのか具体的に伝えることが重要です。
また、企業ごとに志望動機を使いまわさず、それぞれの企業研究に基づいた答えを用意しておきます。面接対策として、頻出質問には自分の言葉でスムーズに答えられるよう、声に出して何度か練習しておくと本番でも落ち着いて話せるでしょう。
面接のコツについては、「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」の記事もチェックしてください。
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面接後のお礼メールは必ずしも必要ではない
面接後にお礼メールを送るべきか悩む就活生もいるでしょう。しかし、お礼メールは必ずしも必要ではありません。
実際には送らない人のほうが多く、送信しなかったからといって合否に影響する確率は低いといえます。一方で、お礼メールを送ると、礼儀正しい印象を与えられるといったメリットがあります。企業が合否を決めかねている場合は、評価を後押しする材料になる可能性があるでしょう。
お礼メールを送る場合は、宛先や誤字脱字に注意して丁寧に作成することが大切です。メールの書き方を知りたい方は、「面接後にお礼メールを送らないとどうなる?選考に与える影響を解説!」の記事を参考にしてください。
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面接対策に不安を感じているあなたへ
面接対策には当日の流れやマナーを把握し、よく聞かれる質問の回答を事前に準備しておくことが不可欠です。志望動機や自己PRなどには具体的なエピソードを交えて話せるようにしておきましょう。
家族や友人、大学のキャリアセンターに頼んで、模擬面接をしてもらうのも効果的です。模擬面接の実施には、就活エージェントの活用もおすすめします。
就活エージェントのキャリアチケットでは、模擬面接を通して実践的なアドバイスを提供しています。模擬面接はもちろん、自己PRや志望動機の内容に自信がない場合も気軽に相談してください。
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