このページのまとめ
- TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測る世界共通の試験のこと
- 有利になるスコアの明確な基準はなく、企業や職種によって異なる
- 履歴書にTOEICのスコアを書くときは、免許・資格欄に記入する
- TOEICのスコアが平均点以下の場合は、履歴書に記載しない方が無難
- 履歴書へは正確なTOEICのスコアを記入しよう
履歴書に書けるTOEICのスコアが何点からか知りたい方は多いでしょう。
企業によって求められる英語レベルは異なります。そのため、TOEICのスコアを記載する際は、志望企業が求める英語力を把握しておく必要があるでしょう。
このコラムでは、TOEICのアピールできるスコアの目安や記入方法をご紹介します。TOEICを受検した方や記入時の注意点を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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TOEICとは
TOEICは「Test of English for International Communication」の略で、英語のコミュニケーション能力を測る世界共通の試験です。
TOEICには「TOEIC Listening & Reading Test」や「TOEIC Speaking & Writing Tests」、「TOEIC Speaking Test」などがあります。就活でのアピール材料としてよく使われるのは「TOEIC Listening & Reading Test」でしょう。こちらはリスニング(聞く)、リーディング(読む)の2つの能力を測る試験で、具体的なテスト形式は下記のとおりです。
・試験時間:約2時間(リスニング約45分、リーディング約75分)
・問題数:200問(リスニング、リーディングともに100問ずつ)
・回答形式:マークシート形式
テスト問題はすべて英語で記述されており、リスニングはPart1~4、リーディングはPart5~7までの問題構成になっています。
TOEICの場合、テスト結果は合格・不合格ではなく、スコアで表示されるのが特徴です。
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履歴書にTOEICのスコアは何点から書くべき?
「英語を使う職種であれば600点が目安」という声もありますが、有利になるスコアの明確な基準はないようです。
企業や職種によって評価される英語レベルは異なり、外資系企業や商社などでは、比較的高い英語力が求められます。
会社によっては、応募資格に「TOEIC800点以上」と記載されていることもあり、そのような企業を狙っている場合は基準をクリアしていないと選考に進むのは難しいでしょう。
どれくらいのスコアが求められるのか、企業の募集要項や会社説明会で確認しておくことが大事です。
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TOEICのスコアが平均点以下の場合
TOEICのスコアが高くない場合は、「英語ができない」という印象を与えかねないため、書かないのがベターです。
目安として、TOEICの平均点は560~580点となっているので、それ以下の場合は記載を避けましょう。
直近の平均点を把握しておきたい場合は、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会のWebサイトを確認してみてください。
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履歴書にTOEICのスコアを記入する方法
この項目では、履歴書にTOEICのスコアを書く際の方法をご紹介します。以下で確認してみましょう。
免許・資格欄に記入する
TOEICのスコアは、履歴書の免許・資格欄に記入してください。
その際に注意すべきなのは、TOEICには「公開テスト」と「IPテスト(団体特別受験制度)」の2種類の受検方式があることです。
公開テストは決められた試験会場で、IPテストは学校や企業などでテストを実施。そのため、通っている大学でTOEICの申し込み・受検をした場合は、「IPテスト」を受けたことになります。
両者に難易度の違いはありませんが、「公式認定証」が発行されるのは公開テストのみです。公式認定証には、スコアのほかに受験者の顔写真と署名が記載されるため、より信頼性の高いものとして扱われます。
以下では、公開テストとIPテストそれぞれの記入方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
・記入例
【2018年7月に公開テストで750点を取得した場合】
2018年 7月 TOEIC公開テスト 750点取得
【2018年7月にIPテストで750点を取得した場合】
2018年 7月 TOEIC IPテスト 750点取得
上記のように受検した日付とテストの正式名称を明記してください。
2年以内に取得したスコアを記載する
TOEICのスコアに有効期限は特に設けられていませんが、就活においては2年以内に取得したものを記載しましょう。
その理由としては、TOEICの公開テストの場合、試験を受けてから2年以内であれば、認定証が再発行できるためです。企業によっては、認定証の提出を求められることがあるため、試験日から2年以内のスコアを用いてください。
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履歴書にTOEICのスコアを書く際の3つの注意点
この項目では、履歴書にTOEICのスコアを書く際の注意点をご紹介します。以下の注意点を押さえておきましょう。
1.正確なスコアを書く
履歴書には、正確なTOEICのスコアを記入しましょう。
企業によっては、スコアの認定証の提出を求める場合があります。嘘のスコアを書くと企業側に見抜かれてしまう可能性が高く、マイナスイメージに繋がることも考えられるでしょう。TOEICのスコアは正直に書くよう心掛けてください。
2.TOEIC IPと間違えないようにする
履歴書に書く際は、TOEIC IPと間違えないように注意してください。
先述のとおり、TOEICは「公開テスト」と「IPテスト」の2種類あります。公式テストのスコアのみ認めている企業もあるため、記載する際は間違いのないよう気を付けましょう。
3.TOEIC以外に英語の資格があれば忘れずに記入する
TOEIC以外に、英語に関する資格を取得している場合は、忘れずに記入するようにしましょう。
そのほかの資格としては、「TOEFL」や「実用英語技能検定(英検)」などがあります。
自身の英語力だけではなく、物事に対して努力ができることのアピールにも繋がるでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。