このページのまとめ
- 自己PRで責任感の強さをアピールするときは、結論から述べる
- 自己PRで責任感の強さを伝えるときは、仕事でどのように活かすかを述べる
- 自己PRで責任感の強さをアピールするときは、実績と結びつけるのがポイント
- 自己PRポイントを責任感にするときは、受け身のエピソードを使用しない
「就活の自己PRで責任感の強さをアピールしたいけど、どう伝えたら良いのか分からない」と困っている人は多いのではないでしょうか。自己PRポイントを責任感の強さにするときは、物事を最後までやり抜く力とともに、目標達成のためにどう働きかけるかをアピールすることが重要です。このコラムで、責任感の正しいアピール方法を知り、自分の存在をしっかりと印象付けましょう。
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責任感とは自分の仕事の責任を果たそうとする気持ち
責任感とは、自分に与えられた仕事や役割への責任を果たそうとする気持ちのことです。責任感のある人の特徴としては、主に下記の2点が挙げられます。
・物事を最後までやり通す
・言ったことに責任を持ち、実現する
物事を最後までやり遂げる人は、たとえ困難な仕事であっても、結果が出るまで諦めずに取り組みます。言ったことに責任を持ち実現する人も、同じように、自分の決めたことを確実に成し遂げるでしょう。どちらも、最後まで諦めずにやり遂げるという意味で、責任感のある人に当てはまる特徴といえます。
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企業から求められる責任感の強さとは?
企業が求める責任感とは、常に考え、自ら行動して目標を達成することだといえます。働くうえで、最後まで仕事をやり遂げるのは当たり前のこと。社会人として働く以上は、さらに「どのように働きかければ業績が上がるのか」を考えて、最終的に結果を残すことが求められます。
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自己PRで責任感をアピールするときの3つの流れ
この項目では、自己PRで自分の強みをアピールするときの流れについてご紹介します。
1.結論から述べる
結論は、最初に述べましょう。結論を初めに述べることで、あとに続く文章を理解してもらいやすくなります。先に理由を長々と説明すると、「責任感の強さ」という一番重要なポイントが伝わらなくなる可能性があるため、注意しましょう。
2.結論の根拠をエピソードとともに述べる
結論を述べたあとは、必ず根拠を伝えましょう。根拠を伝えるときは、具体的なエピソードを添えるのがおすすめです。抽象的な言葉だけでは説得力が足りず、採用担当者の心に刺さらない可能性があります。実際のエピソードを入れて説明することで、責任感の強さを最大限にアピールしましょう。
3.仕事での活かし方を述べる
最後は、責任感の強さを仕事でどのように活かすかを述べましょう。企業側は一般的に、強みを活かして業務に貢献してくれる人材を探しています。いくら上手に強みを伝えても、実際の業務に活かせない内容であれば、効果的なアピールにはならないでしょう。自己PRをするときは、ただ長所を伝えるだけでなく、どのように仕事へ活かすかを述べることが重要です。
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自己PRで責任感をアピールするときのポイント
この項目では、自己PRで強みをアピールするときのポイントについてご紹介します。
言葉を具体的に言い換える
責任感をアピールするときは、具体的な言葉に言い換えるのがおすすめです。「責任感があります」という抽象的な文章だけではありきたりで、ほかの就活生と差別化できない可能性があります。「より良い結果を得るために常に試行錯誤しながら、物事を必ず最後までやり遂げる」などの具体的な言い回しを使用することで、その後に続く文章に興味を持ってもらいましょう。
実績と結びつける
責任感の強さは、実際に成し遂げた結果と結びつけてアピールしましょう。社会人として仕事をするうえでは、努力するだけでなく、結果を出すことが求められます。「自分はこれだけ努力した」というエピソードだけでは、十分なアピールになりません。どのような経緯で、どのような結果が出たのかを具体的に伝えることで、自分の強みをより効果的にアピールしましょう。
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自己PRポイントを責任感にするときの4つの注意点
この項目では、自己PRで強みをアピールするときの注意点をご紹介します。
1.して当たり前のことをアピールしない
自己PRでは、して当たり前のことをアピールしないように気を付けましょう。たとえば、「アルバイトで頼まれた◯◯の仕事を、最後まで責任を持ってやり遂げた」という文は、一見責任感があるように感じます。しかし、アルバイトをするうえで、与えられた仕事をこなすのは当たり前のこと。ただ頑張ったというだけではアピールにならないため、注意が必要です。
2.仕事を一人で抱え込む印象を与えないようにする
責任感の強さをアピールするときは、1人ですべてを抱え込む印象を与えないようにしましょう。たとえば、「周りの人に一切頼らず、自分の仕事をやり遂げる」といった表現は、責任感を強く感じますが、同時に頑固なイメージを与える可能性があります。極端なアピールは、マイナスイメージを持たれることもあるため注意しましょう。
3.役職を強調し過ぎない
自己PRするときは、役職や肩書きを強調し過ぎないようにしましょう。責任感をアピールするうえで重要なのは、「どのような考えをもって物事に取り組み、最終的にどのような結果を出したか」です。「◯◯のリーダーを務めていたから責任感がある」といった表現は説得力に欠け、単なる役職のアピールになってしまうため注意してください。
4.受け身のエピソードは使用しない
常に指示を待っているような、受け身の姿勢をエピソードに盛り込むのは避けましょう。どれほど上手に責任感の強さをアピールできても、消極的な姿勢が伝わると、印象が下がる可能性があります。受け身な姿勢は、「指示がないと何もできない人」という印象を与えることもあるため注意しましょう。
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自己PRで責任感をアピールするときの3つの例文
この項目では、就活の自己PRにおいて責任感の強さをアピールするときの例文をご紹介します。
1.飲食店のアルバイト経験
私の強みは、何事も諦めずに必ず最後までやり遂げる所です。
私は、物事に対して、「どのように働きかければより良い結果が得られるか」を常に考えて行動しています。
レストランで接客のアルバイトをしていたとき、期間限定メニューの売り上げを他店と競うことがありました。初めは上手におすすめできず、中間発表では16位中14位という悪い結果でした。
その後、どのように行動すれば売り上げが伸びるか、仲間と一緒に試行錯誤を重ねました。私の提案でオリジナルのポスターを作成したり、お客さんに合わせたおすすめの仕方をしたりすることで、売り上げは徐々に伸びていきました。その結果、最終発表では見事売り上げ1位を取ることができました。
御社に入社いたしましたら、常により良い結果を得る方法を考え、業績アップに貢献したいと考えております。
2.家庭教師のアルバイト経験
私は、何事も最後までやり抜く力を持っています。また、ただ与えられた仕事をやり通すのではなく、常により良くするための方法を試行錯誤しています。
家庭教師のアルバイトでは、どのように教えれば担当の生徒に分かりやすく伝わるのかを、常に考えていました。生徒によって、理解の速度や勉強への向き合い方は異なります。理解に時間がかかる生徒には、基礎を重点的にまとめた資料を用意したり、勉強に意欲的な生徒には応用問題を多く用意したりするなど、生徒一人ひとりと向き合い、それぞれに合った勉強法を用意しました。その結果、担当した生徒全員が志望校に合格しました。
御社に入社した暁には、責任感の強さを活かし、常に課題に合った解決策を考えることで、目標達成を目指します。
3.部活動でマネージャーをした経験
私は、責任を持って自分の役割をやり遂げる所が強みです。また、与えられた役割をこなすだけでなく、常により良くするための方法を考えています。
バスケットボール部のマネージャーをしていたときは、どのように働きかければ部員に最善のパフォーマンスをしてもらえるのかを考え、常に試行錯誤していました。特に力を入れたのは、テーピングです。テーピングのあらゆる巻き方を習得することで、部員の症状に合った処置を瞬時に行えました。その結果、部員は常に本来の力を発揮でき、引退試合では優勝という大きな成果を得られました。
御社に入社いたしましたら、マネージャーとして育んだ責任感を発揮し、常により良い解決策を考えて実行します。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。