履歴書を速達で送りたい!正しい書き方や注意点、料金までご紹介

このページのまとめ

  • 履歴書は正しい書き方を押さえれば速達で送っても問題ない
  • 速達に必要な赤線の書き方は、縦書きなら「右上」横書きなら「右下」
  • 赤線の書き方に太さや長さの規定はないが、見落とされないよう太めに書くことが大切
  • 履歴書で速達を送るとき、切手の料金は430円の場合が多い
  • 速達が料金不足した場合、不足分を送り先に請求されてしまう可能性があるため注意する

履歴書を速達で送りたい!正しい書き方や注意点、料金までご紹介のイメージ

忙しい就活の中で、履歴書を送る日が期限ギリギリになってしまった、ということはないでしょうか?そんな中、覚えておきたいのは「速達」のサービスです。
速達で送れば、ギリギリの期限でも間に合う場合があります。このコラムでは、そんな速達の書き方をご紹介。詳しい送り方や注意点などと共に、チェックしておきましょう!

 

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速達とは

日常生活で使用する機会があまり多くない速達。
そもそも速達とは、その名の通り「速やかに配達される」という意味で、ほかの郵便物よりも優先的に配達される特殊取扱郵便のひとつ。
急ぎで履歴書などの書類を送りたいときには、便利なサービスです。速達の書き方や料金などに注意して、送り先である企業先に失礼がないよう、活用しましょう。

 

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速達でかかる日数

通常の郵便物は配達までに1日~数日かかりますが、速達であれば1日程度で到着します。
もし都内から都内までの距離で速達を利用した場合、出した翌日の午前中には到着するのが基本的です。午前中に発送した場合にいつ到着するのか、具体的な例を以下に挙げました。

・東京都渋谷区から神奈川県横浜市まで…翌日の午前(通常郵送は翌日)
・東京都渋谷区から愛知県名古屋市まで…翌日の午前(通常郵送は翌日)
・東京都渋谷区から福岡県福岡市まで…翌日の午前(通常郵送は翌々日)
・東京都渋谷区から北海道札幌市まで…翌日の午前(通常郵送は翌々日)

このように多くの範囲が、午前中に発送すれば翌日の午前に到着します。

最寄りの郵便局から企業先まで、いつ届くのかを具体的に知りたい場合は、日本郵便のWebサイトにて、日数を調べるサービスが利用可能です。
速達を利用する際に、到着日が気になる場合は、活用してみましょう。

 

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履歴書は速達で送って良い?

履歴書は、速達で送っても問題はありません。
急いで履歴書を速達で送りたいと思っても、このような正式な書類を送る場面で速達を利用して良いのか不安に思ってしまうこともあるでしょう。基本的な郵送のマナーや速達を利用するときの注意点に気をつければ、速達がマナー違反になることはありません。

しかし、日数に余裕がある場合は速達を避け、普通郵便で送りましょう。
速達で送ると、企業先に「志望度が低い」「スケジュール管理が出来ない」などのマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。

履歴書を作成する際は、期日を意識して普通郵便で済むように心がけましょう。
速達で履歴書を送る時のポイントについては「履歴書を速達で送ると印象が悪いって本当?急いで郵送したいときのポイント」も参考にしてください。

 

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速達に必要な赤線の書き方

速達で郵送する場合、赤線を指定の箇所に引くことで速達扱いになります。
具体的にどこに線を引くのか、注意点と一緒にチェックしてみましょう。

縦書きは「右上」、横書きは「右下」

履歴書を郵送する場合には、縦書きで文字を書く方が一般的ですが、場合によっては横書きが望まし場合も。
縦書きの場合は、封筒の口を閉じた状態での「右上」部分に、横書きの場合は、封筒の口を閉じた状態での「右下」部分に赤線を引きます。

また、速達郵便には「速達」という文字が入っているイメージがあるかもしれませんが、文字は必須ではありません。郵便局では赤線で速達かどうか判別しているため、重要なのは赤線です。
しかし、書いても問題はないので赤線だけでは不安という方は、赤色で「速達」と書いて四角で囲い、表記しておきましょう。この際に「速達」の字の大きさや書く場所に決まりはありません。縦書きのときは縦に、横書きのときは横に「速達」の字を書きます。四角で囲うときは、定規などを使うときれいに引けるのでおすすめです。

細いボールペンの使用は避ける

赤線を引く際には、細字のボールペンは避けてください。赤線に太さや長さなどの具体的な決まりはありませんが、細い線を1本引いただけでは、見落とされてしまう可能性があります。
もし赤色の細いボールペンしか持っていないという場合は、定規を利用して繰り返し赤線を引いて、目立つようにしましょう。

 

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切手は通常料金+速達分の料金

速達を利用するには、通常の料金に追加して、速達分の料金を支払わなければいけません。郵便物の料金と速達の料金は、その郵便物の重さとサイズで変わってきます。

履歴書は重さは、封筒やファイルを含めても100g以内に収まることがほとんどです。また、サイズは、履歴書を折らずに郵送する場合、「定形外郵便(規格内)」に当てはまります。その料金が“140円”となり、速達分の料金は“290円”になります。これらの金額を合わせ、履歴書を郵送する際の金額は、“430円”になることが一般的です。

また、窓口まで行って郵送する場合、「速達でお願いします」といえば、速達分の料金が足された金額が提示されるので料金不足になる心配はありません。しかしポスト投函する場合には、自身で重さや料金を確認して切手を貼る必要があります。日本郵便のWebサイトでは金額を計算出来るサービスがあるため、活用してみましょう。

 

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書留は使わないほうが良い

速達と同じ特殊郵便のひとつに「書留」があります。
書留とは、郵送するモノに対して補償が付いたり、Web上で追跡ができたりする、というのが特徴の配送方法です。補償額の上限が5万円までの簡易書留と補償額が10万円までの一般書留、限度額が50万円である現金専用の現金書留があります。

この書留ですが、補償や追跡サービスがあることから、商品券や貴金属、チケットなどを郵送する際に使用されることがほとんどです。「重要書類だから…」と書留で送ることを検討する就活生もいるかもしれませんが、受け取る際に受領印が必要になるため企業側の手間になってしまいます。履歴書は、書留を使用せず、普通郵便か、急ぎの場合は速達で送りましょう。

履歴書の輸送方法については「履歴書を簡易書留で送るのはNG?適切な送り方や郵送時のマナーをご紹介」も参考にしてください。

 

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速達で履歴書を送るときの注意点

速達で履歴書を送るときには時間がない場合ですが、そんな状態でも注意しなければいけない点がいくつかあります。急いでいるからこそ、これ以上遅らせないために、注意点に意識して郵送の準備をしましょう。

切手の料金を間違えない

ポスト投函の場合は、金額を自身で確認し、切手を貼らなければなりません。料金が不足となった場合は、本人に返送されるか、受け取り人である企業先に不足分を請求されてしまう可能性があります。
返送によるさらなる遅れや、料金の負担によって自身の悪い印象に繋がる可能性もあるため、ポスト投函の場合には料金に不足がないかよく確認しましょう。

もし、請求額より上回った切手料金を貼って郵送した場合は、速達として扱われて配送されます。しかし上回った分の料金は返ってこないため注意してください。

履歴書を郵送するなら「白色の角2」封筒

速達に限らず、履歴書を郵送する場合の封筒は、「白色の角2」の封筒を選びましょう。白色の封筒は、かしこまった印象があるため正式な書類の送付に適しているといわれています。そのため、目上の方に送る履歴書として選ぶなら、白色の封筒が一般的といえます。

また角2(角型2号)封筒は、履歴書サイズのA4がそのまま入る大きさです。履歴書のような重要書類は折ることを避けた方が良いため、角2の封筒をおすすめします。

書類はファイルに入れる

速達に限らず、書類を封筒に入れるときには、クリアファイルに挟んで入れましょう。クリアファイルに入れることで、折れや水濡れを防いだり、担当者が扱いやすくなったりします。書類が多い場合はホッチキスではなくクリップで留めておきましょう。

ポストの収集時間を確認する

速達をポスト投函する際には、そのポストの収集時間に気をつけてください。場合によっては、投函した時間から、収集時間まで大きく時間が空いてしまうこともあります。
日本郵便のWebサイトには、各ポストの収集時間がわかる「ポストマップ」というサービスがあります。投函する前に、そのポストの収集時間を事前に確認しておくと安心です。

 

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心配なら郵便窓口へ

速達で送ることが初めての場合や、日常生活で郵便物を送り慣れていない場合は、利用する際に不安に思うこともあるでしょう。そのようなときは、窓口で速達を依頼することをおすすめします。
直接持ち込めば、料金不足になることもありませんし、赤線が見落とされて速達扱いにならないということもありません。
少しでも不安がある人は、窓口を利用して確実に速達を利用しましょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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