SPIの英語対策とは?テストセンターでの注意点も解説

このページのまとめ

  • SPIの英語能力検査はテストセンターで受検する
  • 英語能力検査では語彙、穴埋め、長文読解の問いが出題される
  • 中高レベルの教材やSPI用の問題集を使った対策を取ると良い
  • テストセンターでの受検当日は、持ち物や検査開始時間に注意する

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SPIは企業の採用活動で取り入れられている適性検査であり、応募者の資質や能力を測定するために活用されます。SPIの開発元は、リクルートキャリア社です。同社はSPIの受検会場としてテストセンターを設けており、応募者はここで検査を受ける場合もあります。
SPIの種類は言語分野と非言語分野に大別されますが、テストセンターでは英語能力検査が加わることも。そこで本記事では、SPI・テストセンターの概要とともに、英語能力検査の出題内容やその対策方法、受検当日の注意点について解説します。英語能力検査やテストセンターについて知りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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SPIとテストセンター

まずは、SPIとテストセンターの概要について説明します。

SPIとは

SPIは、リクルートキャリア社によって開発された適性検査です。正式名称を「Synthetic Personality Inventory」といい、企業の採用活動で応募者の資質や能力を測定するために活用されます。
応募者がどのような仕事に対する適性を持ち、どのような組織に向いているのかを確認できるのが、SPIの特長です。また、入社後に上司がその人物への理解を深めるためにも役立つと考えられています。

SPIの試験内容は、能力検査と性格検査の2種類に大別されます。
前者では言語分野・非言語分野の問題を通じて、課題を効率的に処理する能力を測定。企業によっては、能力検査の一環として英語能力検査が課されることもあります。
後者は、行動様式やものの考え方に関する質問に答えていくという検査です。受検者の人柄をチェックする意図で実施されます。

テストセンターとは

テストセンターとは、SPI実施時に用いられる会場のことです。受検者は指定された期間の中から、任意の日程と会場を選択。受検当日は、自ら選んだテストセンターでパソコンを使用しながら検査を受けることになります。

前述の英語能力検査は、テストセンターで受ける試験の1つです。英語能力検査以外には、構造的把握力検査がテストセンター特有の試験として挙げられるでしょう。
英語能力検査は、入社後に英語が必要になる企業の選考で課される傾向にあります。商社や旅行会社、外資系企業、グローバルな事業展開を行っている企業などです。

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英語能力検査の問題

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続いて、英語能力検査の内容を見ていきます。

出題される問い

英語能力検査で出題されるのは、語彙・穴埋め・長文読解の問題です。いずれの形式でも、おおよそ中学高校で習うレベルの問いが出題されます。

検査時間

英語能力検査の制限時間は、約20分です。短く感じられるかもしれませんが、言語分野・非言語分野を合わせた能力検査の時間が30分であることを考えれば、英語能力検査単体で約20分というのは長いといえるでしょう。

問題の難易度

英語能力検査の難易度は、大学受験に必要な英語力が身についている方であれば対処しやすいレベルであるとされています。
とはいえ、SPIに特化した対策をしなかった場合、難しいと感じる受検者も多いようです。短時間で多数の問題に対応するという性質が、英語能力検査を難しくしている一因であると考えられます。

英語能力検査で高得点を狙うためには、出題形式にあらかじめ慣れておく必要があるでしょう。もともと英語が得意であった方でも、日常的に英語に接していなければ文法事項や単語の意味を忘れやすくなりますし、文章を読み取って内容を理解する速度も落ちる可能性があるからです。

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英語能力検査の対策

英語能力検査の対策については、以下の方法を参考にしてみてください。

中高レベルの教材を使う

基礎から英語学習を行う場合は、中学・高校レベルの参考書や問題集を利用してみましょう。中高時代の教材には大切なポイントが体系的にまとめられているので、現時点での自分の英語力を把握するのに便利です。
理解できているところ・忘れているところを確認した上で、基本から応用に至るまでの英文法を概観することができるのも利点といえます。

単語帳を使う

穴埋めや長文読解で大切になるのは、語彙力です。英語能力検査の語彙は中高で教わるものが中心なので、同レベルの単語帳を活用するのが望ましいでしょう。単語帳の代わりに、単語アプリを使っても良いかもしれません。

SPIの問題集を使う

中高の教材とともに、SPI専用の参考書・問題集を活用するのも効果的です。こうした教材には最新の頻出問題が掲載されており、英語能力検査の出題形式に親しむのに役立ちます。また、すばやく解答することを想定した解法が紹介されているのもメリットです。

空いた時間を使う

まとまった勉強時間が取れない時は、「隙間時間」に英語学習をするのも手。1日のスケジュールを見直してみると、就寝前の数十分や電車に乗っている間など、空き時間が意外とたくさんあることに気づくのではないでしょうか。
短い時間であっても毎日少しずつ学習を進めていくことで、実力養成につながる可能性があります。

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受検当日の注意点

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最後に、受検当日の注意点を確認しておきましょう。

当日の持ち物と服装

受検当日に必要なものとしては、写真がついている身分証明書が挙げられます。学生証や免許証、パスポートといったものがこれに当たります。もう1つ必要なのは、受検票です。検査予約時の予約完了画面、または予約確認のメールを印刷したものを用意しておくようにします。
当日の服装は普段着で構わないとされています。受検と同じ日に面接の予定が入っている時は、リクルートスーツを着ていっても良いでしょう。

プリンターがない場合

自宅にプリンターがない場合は、無理に印刷を行わなくても大丈夫です。A4サイズの白い用紙に、氏名やテストセンターのID、日程、検査名、会場名、タームをメモすれば、それを受検票の代わりとすることができます。
ただし、サイズがA4以外であったり不要な情報が記されたりしていた場合、受検票として利用できなくなる可能性があるのでその点は要注意です。

当日の注意すべきこと

まずは、上記の持ち物を忘れないよう気をつけます。身分証明書の場合は、使用期限が切れていないかも要チェック。携帯電話や電卓、時計の持ち込みはできないということも覚えておきましょう。

また、遅刻も避けるようにします。もし開始時間に遅れた場合、その日は受検できなくなるケースがあるからです。テストセンターへの行き方、および公共交通機関の時刻は、事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
会場では受付が混み合うことも予想されるので、検査開始15分前ごろには会場入りしたいもの。単に遅刻をしないのではなく、時間に余裕を持ってテストセンターに到着するよう心がけるのがポイントです。

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