SPIテストセンターを初めて受ける人必見!受検の流れや注意点を解説

このページのまとめ

  • SPIのテストセンターとは、リクルート社が用意する会場で受検する方法のこと
  • 応募先企業から受検案内のメールが届いたら、速やかに予約手続きをする
  • 性格検査は自宅で受け、残りのテストを予約した会場で受検する

SPIテストセンターを初めて受ける人必見!受検の流れや注意点を解説のイメージ

就活の際、SPIをテストセンターで受けるよう企業から指定される場合があります。

テストセンターでSPIを受検する際は、どのような点に注意したらいい」のでしょうか。

本記事では、テストセンターで受検する際の流れや注意点、SPIテストセンターの対策についてを詳しく解説しています。

ぜひ、就職活動の参考にしてください。

目 次
 

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SPIのテストセンターとは?特徴を解説

SPIのテストセンターとは、開発元のリクルート社が用意する会場に行き、パソコンで適性検査(SPI)を受検する方法のことです。

SPIの受検方法には、テストセンターのほかにも「Webテスティング」や「ペーパーテスティング」、「インハウスCBT」があります。

テストセンターの常設会場が設置されているのは、東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡の7都市(2021年1月時点)です。受検者が多い時期には、すべての都道府県に臨時会場が設けられます。

テストセンターについては「テストセンターってなに?適性検査の種類と受検方法まとめ」も参考にしてください。

 

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SPIの主な検査内容

SPIの主な検査として「能力検査」と「性格検査」が挙げられますが、企業によってはこれらのほかに「英語能力検査」や「構造的把握力検査」を受けることもあります。

SPIの各検査の特徴は、下記のとおりです。

能力検査

基礎的な知識が身についているかを確かめるための試験で、出題分野は「言語分野」と「非言語分野」の2種類です。

言語分野では語彙力や文章の要旨を把握する力などを測る問題、非言語分野では計算力や論理的思考力をチェックする問題が出ます。

性格検査

性格検査は、応募者の人となりを知るためのテストです。受検者は日頃の行いや考え方についての質問に答えます。

英語能力検査

英語の語彙力や読解力を測るための試験です。英単語や英文の穴埋めのほか、長文読解の問題も出題されます。

構造的把握力検査

文章の構造や関係性の理解力を測るための試験。複数の文章を読んで構造が似ているものを選んだり、グルーピングしたりします。

 

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テストセンターで受検する際の流れ

ここでは、テストセンターでSPIを受ける際の流れを確認しましょう。

応募先企業から受検依頼のメールが届く

企業から届く受検案内メールには、下記の内容が記載されています。

・受検の申し込みをするページのURL
・受検期限
・企業別受検ID

「企業別受検ID」とは、SPIの受検予約をする際に必要なIDのことで、受検番号のようなものです。

なお、テストセンターでのSPI受検が初めての場合は、各自「テストセンターID」を取得する必要があります。テストセンターIDは、受検手続きのページで「初めてテストセンターを受検される場合」の「ID取得」をクリックし、氏名やメールアドレスなどを登録することで取得できます。

テストセンターIDは、SPIのテストセンター受検を申し込む際に毎回必要になるので、忘れないようにメモをとっておきましょう。

専用ページで受検日時や会場を予約する

メールで届いた受検手続きのページのURLをクリックし、ログインしてから受検日時や会場を予約します。このタイミングで能力検査、性格検査、英語能力検査、構造的把握力検査のどれを受けるかが分かるので、企業ごとにしっかり確認しておきましょう。

なお、日程や会場を予約した時点では、「仮予約」の状態であることに注意してください。性格検査を受けることで、「本予約」となる仕組みです。

そのほか前回結果送信を行いたい場合は、予約画面上で手続きをします。前回結果送信の手続きも、企業から指定された受検期間内に行う必要があるので注意してください。

自宅で性格検査を受ける

仮予約をすると性格検査の受検案内のメールが届くので、ここで性格検査の受検期限を確認しましょう。このとき提示される期日は「性格検査」の受検期限であって、企業からのSPIの受検期限とは異なるので気をつけてください。

また、期限までに性格検査を受けないと、仮予約はキャンセル扱いになります。受検案内メールが届いたら内容を確認し、速やかに自宅のパソコンやスマートフォンで性格検査を受けるようにしてください。

会場で残りの検査を受ける

テストセンターで能力検査などを受けると、試験が終わったタイミングで結果が企業に送られます。このとき、自宅で受検した性格検査の結果も合わせて送信されます。

 

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テストセンターで受検する際の注意点

ここでは、テストセンターでの受検に関する注意点をご紹介します。

早めに予約する

企業から受検案内のメールが届いたら、なるべく早く予約しましょう。受検期限の直前になってから予約しようとすると、都合のいい日がすでに満席で予約できないこともあります。

ほかの予定をやむを得ずキャンセルすることになるかもしれません。スケジュール調整に手間取ることがないよう、予約手続きは早めに済ませてください。

時間に余裕を持って会場に向かう

受検会場では、入場の際に本人確認が行われます。試験開始時間の直前は混雑するので、15分前に着くようにするといいでしょう。

服装は私服でOK

テストセンターに行く際の服装は、私服で大丈夫です。テストセンターは、企業とは別の外部会場で行われる試験になります。企業の採用担当者などは同席しないため、カジュアルな服装で問題ありません。

採用面接の間に行く場合など、スーツで行っても問題はありませんが、基本的に私服でいいと覚えておきましょう。

持ち物を忘れない

受検会場には、顔写真付きの本人確認書類(学生証や運転免許証など)と受検票を持参します。

受検票として持って行くのは、性格検査が終わった後に表示される画面を印刷したものです。印刷するのが難しい場合は、下記の内容をA4サイズの白い紙に書いて持参してください。

・テストセンターID
・カナ氏名
・検査名
・会場名
・日程
・ターム

上記をメモする用紙として、ルーズリーフのような罫線入りの紙はOKですが、裏紙を使ったり上記の項目以外を書いたりするのはやめましょう。

筆記用具は会場で用意されたものを使うので、持参する必要はありません。

 

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初めてのテストセンター受検に対するキャリアアドバイザーのアドバイス

テストセンターで初めて受検するときは、しっかり勉強しておいても、いつもと違う環境に緊張してしまい成果がうまく出せないこともあるでしょう。
そこに「会場の場所が分からず遅刻ギリギリになってしまった」「持ち物に不備がありバタついてしまった」などのイレギュラーが重なると、より焦ってしまい本来の力が出ないですよね。
とてももったいないことなので、会場の場所と交通は必ず事前に確認しておきましょう。持ち物も、忘れてしまうと受検できなくなるので前日に必ずチェック。本人確認書類に写真が付いているか、受検票は印刷できているかは特に重要です。

テストセンターに関わらず就活全般にいえることでもありますが、準備は余裕をもって入念に行いましょう!

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テストセンター形式の特徴

SPIにある様々な受験形式のなかでも、テストセンター形式ならではの特徴をお伝えします。

受検者一人ずつ出題内容が異なる

SPIのテストセンターでは、受検者ごとに異なる問題が出題されます。また、回答の状況に応じて、難易度や出題数も変化します。そのため、問題の難易度が高くなるほど正答率がいいという指標にな。テストの出来は自身の所感だけでなく、出題内容の難易度で判断できるでしょう。

制限時間が問題ごとにある

SPIのテストセンターでは、検査全体の制限時間のほかに、問題ごとの制限時間があります。問題ごとの制限時間を過ぎると、未回答でも自動的に次の問題に進んでしまいます。

未回答は誤答として扱われるので、失点を防ぐため、常に制限時間を意識しながら解きましょう。

受検から1年以内であれば結果の使いまわしが可能

テストセンターでSPIを受けた場合、受検から1年以内であればその結果をほかの企業にも送れます。

これを「前回結果送信」と呼び、上記の4つの検査について、それぞれ前回結果送信するか新たに受検するかを選ぶことが可能です。毎回受ける必要はないため、効率よく就活をすることができます。

 

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SPIテストセンターの対策

SPIをテストセンターで受検する際の対策のコツをお伝えします。 

1冊の問題集で繰り返し対策をする

受検当日に自分の力を発揮できるよう、事前に対策本に取り組んで問題形式に慣れておくことが大切です。このとき複数の問題集を進めるのではなく、1冊に絞って繰り返し解くのがおすすめです。

特に、テストセンターは他の受験形式と出題範囲が異なるので、テストセンター用の問題集を用意するといいでしょう。そうすることで得意・不得意分野を把握しやすくなり、どの分野を重点的に対策すべきか考えられます。

間違えた問題は繰り返し取り組み、解き方を身につけて少しずつ苦手分野を減らしましょう。問題形式に慣れてきたら、制限時間を設定して問題を解くようにしてください。

対策の段階で時間を意識して取り組み、本番も限られた時間の中で落ち着いて問題を解けるようにしましょう。

テストセンター受検できる企業を受ける

テストセンター会場の雰囲気や問題に慣れておくといいでしょう。そのため、テストセンター受検を行っている企業を調べたり、周りに聞くなどして対策することをおすすめします。

インターンでもテストセンター受検を行っている企業はあるので、テストセンター慣れのためにも、インターン参加など早くから動いておくのはおすすめです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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