このページのまとめ
- 就活スケジュールでは大学3年生の3月に選考が本格化するが準備は早くから始めよう
- 企業によって就活スケジュールは異なるため、各社の動向をチェックしておく
- 就活スケジュール全体を把握して事前準備・マナー・行動計画を立てることが内定のコツ
就活スケジュールの全体像を把握して、スムーズに選考を進めたいと考えている就活生は多いでしょう。就活は情報収集と早めの準備が成功のポイント。この記事では、就活スケジュールの全体像や、インターン、自己分析、企業研究、面接対策、そして選考後の対応までを解説。
「何から始めれば良いかわからない」「スケジュールどおりに進められるか不安…」という方も、この記事を読めば自信を持って就活をスタートできるはずです。
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- 就活のスケジュール:2027年卒就活の一般的な流れ
- 1.インターンシップで実践的な経験を積む
- 2.自己分析で就活の軸を見つける
- 3.業界研究で自分に合う分野を探す
- 4.企業研究で魅力や相性を見極める
- 5.OB・OG訪問で先輩からリアルな情報を得る
- 6.企業説明会で基本情報を収集する
- 7.エントリーシート・履歴書作成の準備は早めに
- 8.採用試験対策はスケジュールを逆算して進める
- 9.大学4年の6月ごろから選考に臨む
- 10.内定後はスムーズな入社準備を進めよう
- 就活はスケジュールを把握した事前準備が命!
- 就活が本格化すると準備に時間を使えなくなる
- 就活スケジュールは企業によって異なるケースがある
- インターンやOB・OG訪問も事前準備に含まれる
- スケジュールを逆算して早くから始める就活準備のコツ
- 将来のビジョンや目標を明確化しておく
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)をつくる
- 就活準備サイトへの登録で効率良く情報収集する
- 就活で気をつけたい基本マナー~連絡編~
- 電話
- メール
- 手紙
- 就活で気をつけたい基本マナー~身だしなみ編~
- 上着
- ネクタイ
- スーツ
- シャツ
- 靴
- 鞄
- アクセサリー
- 髪型
- メイク
- その他
- 就活で気をつけたい基本マナー~対人編~
- 会社説明会
- OB・OG訪問
- インターンシップ
- 面接
- 内定が出る人と出ない人の違い
- 内定が出る人の特徴
- 内定が出ない人の特徴
- キャリアチケットと就職活動をはじめませんか?
就活のスケジュール:2027年卒就活の一般的な流れ
エントリーや選考の解禁日は毎年異なり、本格的な就活開始時期はそれに倣います。
とはいえ、それぞれの開始時期は違っても流れはほとんど同じです。
ここでは、2027年卒の就活スケジュールをご紹介しますので、どのような流れになっているのか参考にしてください。
・2025年6月ごろ:インターンシップ申し込み・参加開始
・2025年9月ごろ:OB・OG訪問
・2026年3月:エントリー・説明会開始
・2026年4~5月ごろ:エントリーシート締め切り
・2026年6月:面接などの選考が本格化、順次内々定が出始める
・2026年10月:順次内定確定、内定式実施
・2027年3月:大学卒業
・2027年4月:入社式
就活はどうやって進めればいい?スケジュールと内定獲得に必要な対策
1.インターンシップで実践的な経験を積む
就活スケジュールのなかでも、大学3年の6月〜翌年2月はインターンシップに参加する大きなチャンスです。興味のある業界や職種に直接触れ、企業理解を深めることで、将来のキャリアイメージを具体化できます。
また、1・2年次向けには「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」などのプログラムもあり、仕事への理解を深める貴重なきっかけとなります。1・2年生のうちから積極的に参加しておくことで、就活本番を迎えたときに余裕を持って取り組めるでしょう。
2.自己分析で就活の軸を見つける
自己分析は、就活の土台となる重要なステップです。 自分の強みや価値観を理解することで、志望企業や職種を選ぶ軸が明確になり、選考で自信を持ってアピールできるようになります。
大学3年の4月から2月にかけて、インターンシップに参加しながら自己分析を深めていくのが理想です。過去の経験を振り返り、得た学びや行動の背景を言語化することで、自分の特性が見えてきます。
1・2年生のうちから、アルバイトや部活動などでの経験を記録しておくと、自己分析がより深く、スムーズに進められるでしょう。
3.業界研究で自分に合う分野を探す
業界研究は、就活の早い段階で取り組むべき重要なステップです。 自分に合った業界を見つけるためには、大学3年生の3月ごろまでに、関心のある業界について幅広く情報を集め、理解を深めておく必要があります。
業界ごとのビジネスモデルや動向、主要企業の特色を把握することで、自分に合った職種や企業の絞り込みがしやすくなるでしょう。結果として、志望動機の説得力が増し、エントリーシートや面接での評価も高まる傾向にあります。
1・2年生のうちは、業界を限定せずにさまざまな分野に目を向けて情報収集を行いましょう。3年生になったら、自分の価値観や適性をもとに関心のある業界を絞り込み、企業説明会やインターンシップを活用して、より具体的に理解を深めることが大切です。
4.企業研究で魅力や相性を見極める
企業研究は、業界分析の次に取り組むべき重要なプロセスです。 志望企業の魅力や特徴を理解し、自分との相性を見極めることで、ミスマッチを防ぎながら志望度の高い企業への内定獲得を目指せます。
企業ごとに事業内容や社風、求める人物像は大きく異なるもの。表面的な情報だけで志望すると、実際の働き方や社風とのギャップに戸惑うことになりかねません。
3年生の就活解禁(3月)までに、志望業界内の企業について情報を集めましょう。企業の公式サイトや説明会、口コミサイト、ニュース記事などを活用し、多角的に分析することがポイントです。
1・2年生のうちは、業界研究を通じて興味のある分野を特定し、3年生になったら企業単位での深掘りに移行していきましょう。
5.OB・OG訪問で先輩からリアルな情報を得る
OB・OG訪問では、 実際にその企業で働く先輩から直接話を聞くことで、企業の雰囲気や業務内容をよりリアルに理解できます。
企業の採用ページや説明会だけでは得られない実際の働き方や職場の雰囲気、求められる人物像など、リアルな声を聞けるのが最大のメリットです。また、選考対策や志望動機のブラッシュアップにもつながります。
3年生になったら積極的にOB・OG訪問を始めましょう。ただし、1・2年生のうちから気になる業界の先輩に話を聞くのもおすすめです。最近では、オンライン面談や大学のキャリアセンター経由で気軽にアポイントが取れる仕組みも整っています。
6.企業説明会で基本情報を収集する
企業説明会は、就活スケジュール上で最も多くの企業と出会える貴重な機会です。 多くの企業が大学3年生の3月以降、大学4年生の夏ごろまで説明会を開催しています。
企業の採用担当者や社員から直接話を聞くことで、Webサイトやパンフレットだけでは得られない企業文化や働き方を具体的にイメージできるのがメリットです。また、説明会を通じて志望動機の解像度を高められます。
関心のある企業だけでなく、視野を広げて複数の業界や職種の説明会に参加しましょう。実際に働いている社員の話を聞いて、「自分に合う企業像」を明確にしていくことが、就活を効率的に進めるコツです。
7.エントリーシート・履歴書作成の準備は早めに
エントリーシート(ES)や履歴書の準備は、就活スケジュールの中でも特に重要なステップです。 大学3年生の3月以降、多くの企業がエントリー受付を開始するため、それまでに準備を整えておく必要があります。
ESや履歴書は、企業が応募者を最初に評価する「第一印象」となる書類です。内容が不十分だと、面接に進む前に不合格となることもあります。特に、志望動機や自己PRは選考に大きく影響するため、自己分析や企業研究をもとにしっかりと書き込むことが大切です。
自己分析で得た強みや経験、企業研究から得た情報を組み合わせて、志望企業ごとに内容を調整しましょう。また、誤字脱字や内容の曖昧さを防ぐためにも、第三者に添削を依頼するのがおすすめです。複数の企業に対応できるよう、基本の書類フォーマットを早めに完成させておくと、スムーズにエントリーできます。
就活では、書類選考が最初の関門です。エントリー開始時期に慌てないよう、大学3年の秋〜冬から少しずつ準備を始め、3月までに完成度の高い応募書類を整えておきましょう。
8.採用試験対策はスケジュールを逆算して進める
採用試験の本格化は大学4年生の6月ごろですが、対策は大学3年のうちから始めておくことをおすすめします。 なぜなら、企業によって試験の時期や形式が異なり、準備に時間が掛かるからです。
一般的に、企業の採用試験には以下の3つが含まれます。
・筆記試験(SPIなど):一般常識、言語・非言語能力、英語などが出題される
・適性検査:性格診断や論理的思考力を測る問題
・面接:個人面接・グループ面接・最終面接などが段階的に行われます
まずは筆記・適性試験対策として、SPIや玉手箱などの問題集に早めに取り組みましょう。特に数的処理や言語理解は反復練習が効果的です。また、企業によっては独自の試験を実施することもあるため、志望企業の選考フローを事前に調べておくことが重要。
面接対策は、自己PRや志望動機を明確に言語化し、模擬面接を通じて実践力を高めるのが効果的です。大学のキャリアセンターや就活支援サービスを活用し、客観的なフィードバックを受けると改善が進みます。
採用試験対策は、就活スケジュールを理解したうえで逆算して早めに動くことが成功のカギです。選考が本格化する前に、筆記・面接の両面からしっかり準備を進めておきましょう。
9.大学4年の6月ごろから選考に臨む
本格的な選考は大学4年生の6月ごろからスタートです。エントリーシートの提出、筆記試験、面接と段階を踏んで選考が進み、内定獲得を目指します。就活スケジュールに合わせてしっかりと準備を整えることが、選考を乗り切るポイントです。
選考では、自己分析や企業研究の成果をもとに、自分の強みや価値観、志望動機を明確かつ論理的に伝える力が問われます。書類選考や面接において、自分をどうアピールするかは内定に直結するため、事前準備が不可欠です。
特に複数の企業に同時に応募するケースが多いため、感情のコントロールも重要。 一つの結果に一喜一憂せず、冷静に次へ進む姿勢を持ちましょう。
10.内定後はスムーズな入社準備を進めよう
内定をもらった後も、やるべきことはたくさんあります。 内定承諾や辞退の連絡、入社準備など、社会人としての第一歩を踏み出すために必要な手続きや心構えを整えることが大切です。
まず、内定通知を受けたら、指定された期限内に承諾の意思を伝えましょう。返信が遅れると企業側に不安を与えるだけでなく、ほかの候補者への影響も出る可能性があります。口頭だけでなく、書面やメールでの確認も忘れずに行うのがマナーです。
もし他社の内定を受ける場合など、辞退する場合はできるだけ早く連絡を入れましょう。辞退理由は簡潔で問題ありませんが、感謝の気持ちを添えると好印象を与えられます。連絡手段は、電話→メールの順で行うのが一般的です。
内定を承諾したら、入社書類の提出や健康診断など、企業ごとの案内に沿って確実に準備を進めましょう。 また、配属先で必要とされる知識やスキルについて事前に調べておくと、入社後の不安が軽減されます。
就活スケジュールの終盤である内定後の期間も、重要な準備期間です。内定に安心することなく、社会人としての第一歩を踏み出す準備を着実に行いましょう。丁寧な対応が、あなたの印象をさらに良くし、スムーズな入社につながります。
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就活はスケジュールを把握した事前準備が命!
本格的な就活をスムーズに進めるには、大学3年生の3月より前からの準備が欠かせません。たとえば2027年卒の場合、企業へのエントリーが解禁されるのは大学3年生の3月(=2026年3月)です。この時期からエントリーシートの提出や説明会参加が始まるため、「就活はこのタイミングから」と考える人も少なくありません。
しかし、就活スケジュールを確認してみると、実際には就活は3月を待たずにすでに始まっているのが現実です。そのため、内定を着実に手にするためには、就活スケジュールを正しく把握し、3月よりも前から準備を始めることが大切。2027年卒に限らず、どの年代の就活においても同様です。
ここでは、就活が本格化する前から準備が必要である具体的な理由を紹介します。
就活が本格化すると準備に時間を使えなくなる
選考が始まると準備に時間が割けなくなります。気になる企業や業界が複数あれば、その分の自己分析や業界・企業研究は必須。「自己分析・企業研究→応募」という作業を繰り返していくうちに、自分が何をしたいのかよくわからなくなってくるということもあります。
軸がブレれば、チャンスを逃してしまったり、本来なら内定が出ていたかもしれない企業で実力を発揮できなかったりするかもしれません。
さらに、面接が始まれば面接日時の調整や面接当日に向けた準備で忙しくなります。この時点から面接対策を学び実行に移していくのは、時間的にも精神的にも余裕がなく、現実的ではありません。
自己分析や業界・企業研究、マナーの勉強や面接・筆記試験対策など、事前準備を入念にしておきましょう。
就活スケジュールは企業によって異なるケースがある
就活は一律のスケジュールで進むとは限りません。 一般的な流れに加えて、企業や業界ごとに独自のスケジュールで採用活動を行うケースがあるため、事前の情報収集が不可欠です。
特に、金融業界や広告・出版業界、外資系企業などでは、通常よりも早期に選考が始まる傾向があります。こうした企業は、大学3年生の秋~冬ごろからインターンシップ経由で早期選考へつなげる場合もあり、一般的な就活解禁(大学4年生の6月)を待たずに内定が出ることも。
そのため、興味のある業界や企業がある場合は、採用ページやナビサイトを定期的にチェックし、説明会やインターン情報を見逃さないようにすることが大切です。LINE公式アカウントやマイページ登録などを活用して通知を受け取れるようにしておくと、情報収集の効率も上がります。
一般的なスケジュールにとらわれず、自分の志望業界に応じた準備を整えておきましょう。
インターンやOB・OG訪問も事前準備に含まれる
就活の事前準備には、自己分析や企業研究以外にもOBOG訪問やインターンへの参加が含まれます。
これらが重視されている理由は、現在働いている方の生の体験談を聞くことでイメージが強化され、志望企業が求めている人物に近づけてアピールできるようになるためです。
「実際に見聞きしたらイメージと違った…」「参加したことで別の職種に興味がわいた」と感じれば、早めに志望する業界・企業・職種を修正することもできます。
「夏休みごろにインターンに参加している先輩が多かった」という印象が強いかもしれませんが、早ければGW前後など4~5月にかけて春インターン(スプリングインターン)を実施している企業も。
そもそもインターンに参加するためには、ある程度気になる業界や企業を絞っておく必要がありますので、春インターンに参加しようと思えば4月より前に自己分析・業界研究を終わらせておく必要があるでしょう。
2027年卒を例に挙げると、2025年2~3月ごろから就活(自己分析・業界研究)を始めている人もいるということです。
就活の進め方が分からない方は、「就活の進め方がわからない就活生必見!内定に向けて必要な準備や行動を解説」の記事もご覧ください。
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スケジュールを逆算して早くから始める就活準備のコツ
就活をスムーズに進めるためには、早期からの準備が成功のカギ。 特に大学1・2年生のうちから動き出すことで、自己理解やキャリア観の形成、情報収集の余裕が生まれ、本番で慌てずに行動できます。
ここでは、早くから始めておきたい就活準備のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
将来のビジョンや目標を明確化しておく
就活をスムーズに進めるためには、早い段階から将来のビジョンや目標を明確にしておくことがカギです。 まだ就活が本格化していない大学1・2年生のうちから、自分の将来について考えておくことで、志望業界や企業の方向性が見えやすくなります。
就活では「どの企業に入りたいか」だけでなく、「どんな人生を歩みたいか」「どんな価値観を持って働きたいか」といった視点が重要です。早期に将来のビジョンを描いておくと、就活スケジュールが始まってから迷わず動けるようになります。
たとえば、「社会にどんな影響を与えたいか」「5年後・10年後にどうなっていたいか」を自問自答してみましょう。そこから逆算して、必要なスキルや経験が得られる業界や職種を考えると、自己分析や企業選びがスムーズになります。
さらに、明確な目標があると、エントリーシートや面接での自己PRや志望動機にも説得力が生まれます。就活スケジュール全体の中でも「準備フェーズ」での目標設定は、就活結果を大きく左右する重要なステップです。
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)をつくる
就活で必ず聞かれるのが、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」です。 エントリーシートや面接であなたの人柄や価値観、行動力を伝える上で、ガクチカは重要な判断材料となります。
就活スケジュールが本格化する大学3年生の3月以降では、準備にかけられる時間が限られるため、大学1・2年生の段階から意識的に取り組んでおくことで、説得力のあるエピソードを余裕を持って用意できるでしょう。
まずは、サークル、アルバイト、ボランティア、学内プロジェクトなど、自分が興味を持てる活動に積極的に参加することをおすすめします。ただし、単に「関わった」だけでは不十分です。活動の中で課題を発見し、それに対して自ら考え、行動し、成果や学びを得た経験がガクチカとして評価されます。
たとえば、「アルバイト先で売上低下に気づき、改善策としてSNSを活用した集客を提案・実行した」といったストーリーは、主体性や課題解決力を伝える強力な材料になるでしょう。
就活スケジュールを計画的に進めるためにも、ガクチカづくりは大学1・2年生のうちから始めることが理想です。 自分らしいエピソードを積み重ねておくことで、後の就活において大きなアドバンテージになります。
就活準備サイトへの登録で効率良く情報収集する
就活準備を効率良く進めるには、就活準備サイトへの登録が非常に有効です。 特に大学1・2年生のうちから就活スケジュールや基本知識を把握しておくことで、3年生以降の本格的な就活にゆとりを持って臨めます。
就活に必要な情報は年々変化しており、個人で集めるには限界があるでしょう。就活準備サイトでは、スケジュール、企業情報、選考対策などの最新情報を効率的に得られるため、無駄のない準備が可能です。
サイトによっては社会人の仕事紹介や自己診断ツール、就活に役立つコラムなどが用意されています。これにより、自分の興味・適性を早い段階で把握でき、自分に合ったキャリアを考える土台づくりにつながるでしょう。
就活スケジュールを見据えた早期の情報収集は、内定獲得に向けた第一歩です。 就活準備サイトを上手に活用し、計画的に準備を進めることで、自信を持って本番に臨めるようになるでしょう。
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就活で気をつけたい基本マナー~連絡編~
就活の事前準備では、基本的なビジネスマナーについても学び、身につけておくことが大切です。
「自分は問題ない」「マナーならすぐに直せる」と思っていても、日ごろのクセは染み付き、ちょっとした心の緩みから出てしまうもの。
就活を始める前からマナーやモラルに気を配って生活していれば、「マナーが身についていない」とマイナス評価が下されることはないでしょう。
まずは、企業やOB・OGへ連絡する時のマナーを詳しくご紹介します。
電話
・連絡するときは企業の営業時間に注意する
・平日の10~11時、14~16時ごろにかけるのがベター
・連絡内容をあらかじめメモにまとめておく
・用件を簡潔に伝え、スムーズな会話を心掛ける
・電話中もメモをとる
・対面していなくても笑顔で話す
メール
・即返信する、遅くても24時間以内(営業時間内)のレスポンスを心掛ける
・件名をわかりやすくする
・本文内には、宛名、担当者名、名乗り、本題、締めの挨拶、署名を書く
・用件がわかりやすく、読みやすい行間にする
・(株)など省略しない
・送信前に誤字、脱字がないかチェックする
手紙
・履歴書を送付するときは、封筒の表面に赤字で「履歴書在中」と記載する
・手書きの場合、字が汚くても丁寧に書くことを心掛ける
・送付状などをPCで作成するときは、自分の氏名を直筆にする
・封筒を閉じるときは糊を使う
・とじ目に「〆」「封」と書く
・封筒の裏面には、漢数字で「投函日」または「持参日」と自分の住所氏名を書く
・住所や宛名を省略しない
メールの送り方が分からない方は、「就活メールを送る時間は何時がベスト?マナーと例文まとめ」の記事も参考にしてください。
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就活で気をつけたい基本マナー~身だしなみ編~
身だしなみは何より清潔感が大切です。
普段からそれなりにきちんとしている方の中には、「毎日お風呂に入っているし、服も洗濯しているから大丈夫」と安易に考えてしまう人も。
就活やビジネスシーンにおいては、このように清潔さを保っていてもTPOをわきまえない服装で訪問することはマイナスとなります。
どんな服装・メイクが「清潔感がある」と判断されるのかチェックしておきましょう。
上着
・トレンチコートかビジネスコートがベター
・黒、紺、ベージュで柄のないスーツに合うデザインを選ぶ
・撥水加工されていると雨が降っても安心できる
・上着、マフラー、手袋などは企業に入る前に脱ぐ
ネクタイ
・派手な色(特にピンクや紫、ゴールドなど)や大きな柄は避ける
・黒無地、白無地は冠婚葬祭用なので避ける
・企業に入る前にネクタイが曲がっていないか確認する
スーツ
・黒、紺、グレーで柄のないものを選ぶ
・肩幅がぴったりのサイズを選ぶ
・1番下のボタンは留めない(2つボタンでは上だけを、3つでは上2つまたは真ん中の1つを留める)
・パンツの裾はかかとから1~2cm上を目安にする
・スカートの丈は立った状態で膝が半分ほど隠れると良い
・ストッキングはナチュラルベージュなど自分の肌色に近いものを選ぶ
・シワがないか、着る前日に確認して整える
シャツ
・色は白
・首元は、ボタンを留めた状態で生地と首の間に指1本入るのがベスト
・手首の骨辺りに袖が来るのがベター
・ジャケット着用時は袖が1cm程度出るのを目安にする
・シワは前日までに確認して整える
靴
・汚れや傷みがないか履く前日までにチェックし、きれいにしておく
・男性の場合、黒の革靴
・内羽根のストレートチップが無難
・女性の場合、黒のパンプスがベスト
・ヒールは3~7cm程度
鞄
・黒、紺がベター
・床に置くことが多いので自立できるものが良い
アクセサリー
・ネックレス、指輪、ブレスレット、ピアスなど、アクセサリー全般はつけない
・華美なヘアゴムも不可
・時計は身につけてOK
髪型
・黒髪がベスト
・髪が長い人は1つにまとめる
・前髪はピンで留める
メイク
・ナチュラルメイクにする
・つけまつげをつけたいときはナチュラルに見えるものを選ぶ
その他
・ヒゲは剃る
・ネイルはしない
・ニオイにも注意
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就活で気をつけたい基本マナー~対人編~
身だしなみが整ったら、次に気をつけたいのは人と対応するときの所作や言葉遣いです。
説明会や面接ではきちんと振る舞わなければならないと分かっていても、比較的年齢の近い先輩や社員と関わるOB・OG訪問、インターンシップではついラフな格好やフレンドリーな対応をしてしまう人も。
基本的に、就活ではすべて「面接と同様」の服装や振る舞いをするのがベストですが、どうすべきか迷ってしまうような細かなポイントもいくつかあります。
説明会やOG・OB訪問、インターンシップ、面接…それぞれのマナーのポイントを押さえておきましょう。
会社説明会
・指定がなければスーツで参加する
・建物に入る前に携帯の電源を切る、コートやマフラー、手袋を脱ぐ
・受付時も笑顔で対応する
・私語は慎む
・姿勢を正す
・面接や筆記試験に対応できるようにしておく
・質問の準備をしておく
・アンケートを記入して提出する
・退出時にお礼を伝える
OB・OG訪問
・スーツが無難
・私服可と言われたら、カジュアル過ぎない服装にする
・待ち合わせ場所や訪問する店は事前に決めておく
・名刺を渡されたら机の右側に置き、すぐにしまったり書き込んだりしない
・飲食店で会う場合、「先輩は何になさいますか?」と聞く
・先輩の頼むものより安いものか、同じものを頼む
・お酒を飲む場合、飲み過ぎに気をつける
・解散時には必ずお礼を伝える
・当日、または翌日までにお礼メールも送る
インターンシップ
・指定がないときはスーツで参加する
・私服可の場合、カジュアルな服装、アクセサリー、ネイルは避ける
・髪が長い場合、あらかじめ髪をまとめておく
・目的意識を持って取り組む
・積極的に働きかける
・明るくハキハキと受け答えする
・報連相を綿密に行う
・参加期間中は毎日、反省点と良かった点を振り返る
面接
・企業への到着予定時刻は面接の30分前を目安にする
・企業に入る前に携帯の電源を切る、上着、マフラー、手袋を脱ぐ
・受付は10分前にする
・受付時も笑顔で対応する
・控室などにいるときも姿勢を正す
・入室するときのノックは3回
・人とすれ違うときや、面接の開始、終了時には礼を欠かさない
・帰宅するまで気を抜かない
さらに詳しいマナーを知りたい方は「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」の記事もご参考にご覧ください。
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内定が出る人と出ない人の違い
就活が進むにつれ、内定がたくさん出ている人と、全く出ない人の差は大きくなっていくようです。
「面接対策をきちんとしているのに内定が出ない」という人は、自分では気づかないクセや思考の傾向が要因となっていることも。内定が出る人と出ない人にはそれぞれどんな特徴があるのかチェックしてみましょう。
内定が出る人の特徴
・明るく清潔感があり第一印象が良い
・大手有名企業にとらわれ過ぎない
・思い込みで自分の適性を決めない
・企業のニーズに合った自己PRや志望動機が言える
・自分が何をしたいのかわかっている
・失敗したら問題点を反省する
・計画的に就職活動している
・メリハリつけて就活している(休むときはきちんと休む)
・自分から主体的に行動している(インターン、OB訪問など)
・不採用でもすぐに気持ちを切り替えられる
・悩んだら先輩など第三者に相談している
・自分を客観的に見られる
内定が出ない人の特徴
・面接マナーが守れない
・ハキハキしていない
・質問の意図を考えた回答になっていない
・面接中の姿勢が悪い
・目が泳いでいる
・自己分析や企業研究が不十分
・自分がやりたいことが不明瞭
・自分から行動を起こさない
・説明会に行っただけで就活した気になっている
・書籍やWebサイトを真似したテンプレートな回答をする
内定がもらえない人の特徴については「内定をもらえない人の特徴とは?就職するための解決方法をご紹介!」でも詳しく解説しています。
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キャリアチケットと就職活動をはじめませんか?
キャリアチケットを利用して就職活動をすれば、当コラムでご紹介したような就活・ビジネスマナーの基本から個性を活かした就活方法まで学べ、より効率的な就職を実現することが可能です。
就活スケジュールを見て「出遅れてしまった…」と不安になっている方もご安心ください。
キャリアチケットは、新卒の就職を支援するサービス。「気になる業界のことを詳しく知りたい」「まずはチャレンジしてみたい」といった意欲を大切にしながら就活できます。
このような求人紹介のほかにも、カウンセリングによる適職診断、書類の書き方、模擬面接を含む面接対策、スケジュール調整代行、入社後の悩みに対するフォローなど、さまざまなサービスを提供中。
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