このページのまとめ
- 面接で好印象を与えるコツは、マナーを押さえたうえで面接官との対話を意識すること
- PREP法を使って結論から述べ、エピソードの過程や学びを重点的に話すことも大切
- 面接対策として自己分析と企業研究を徹底し、質問への回答を準備する

「面接でうまく答えられない」「何社受けても内定が取れない」という状況で、面接のコツを知りたいと考える就活生もいるでしょう。面接のコツは、「第一印象を意識する」「要点が伝わるように結論から話す」などです。
この記事では、面接官に好印象を与えるコツや選考突破のための対策、よくある質問と回答例を紹介します。面接に苦手意識がある人は、ぜひ参考にしてください。
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- 面接で好印象を与えるコツ4選
- 1.就活における基本のマナーを押さえる
- 2.第一印象を意識する
- 3.受付や待機中の振る舞いにも気を配る
- 4.面接官とのコミュニケーションを重視する
- 面接における上手な話し方のコツ3選
- 1.結論から先に話す「PREP法」を活用する
- 2.エピソードの過程や学びを重点的に話す
- 3.1分程度に話をまとめる
- 【選考フェーズ別】面接突破のコツ
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 【形式別】面接突破のコツ
- 個人面接
- 集団面接
- オンライン面接
- 面接対策のコツは?選考突破のための方法を解説
- 1.自己分析で強みや経験を整理する
- 2.企業研究でマッチングの度合いを把握する
- 3.よくある質問への答えを用意する
- 新卒の面接でよくある質問10選と答え方のコツ
- 1.自己紹介
- 2.自己PR
- 3.長所・短所
- 4.志望動機
- 5.学生生活で頑張ったこと(ガクチカ)
- 6.挫折・失敗の経験
- 7.就活の軸
- 8.キャリアプラン
- 9.時事問題
- 10.逆質問
- 面接に自信がないあなたへ
- 面接のコツに関するよくある疑問
- Q.面接準備はしないほうが良いって本当?
- Q.面接で大学生活での経験を効果的に伝える方法は?
面接で好印象を与えるコツ4選
就活において面接は、仕事に対する意欲や人柄を企業側に伝える重要な場です。面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうために、好印象を与えるコツをしっかり押さえましょう。
1.就活における基本のマナーを押さえる
面接では、「マナーや常識があるか」「入社後に問題なく業務を進められるか」をチェックされます。そのため、基本的なマナーを押さえておくことが、選考突破のためのコツです。具体的には、以下のマナーを押さえておきましょう。
・3回ノックして入室する
・入室時と着席前、退室時にお辞儀する
・面接官に促されてから座る
・丁寧な言葉遣いで話す
「面接マナーを知りたい就活生必見!質問例や持ち物もご紹介」の記事では、面接のマナーについて詳しく解説しているので、ぜひご確認ください。
2.第一印象を意識する
面接の評価は、第一印象に左右されるといっても過言ではありません。第一印象アップを図り、面接突破を目指しましょう。
身だしなみを整える
清潔感のある身だしなみは、面接において重要なポイントの一つです。面接官に好印象を与えられるよう、身だしなみをしっかり整えておく必要があります。
まずは、スーツとワイシャツにシミ・シワがないかチェックしておきましょう。ネクタイの結び方やボトムスの丈、ストッキングの伝線などにも要注意です。
また、男性・女性ともに清潔感のある髪型に整えるのが望ましいでしょう。会場に入る前に鏡で服装や髪型に乱れがないか確認しておくと安心です。
元気に挨拶する
面接中の受け答えはもちろん大切ですが、その前の挨拶にも気を配りましょう。挨拶をしない、あるいは覇気がない挨拶では、質問が始まる前から印象が下がってしまいます。笑顔でハキハキと元気の良い挨拶を心掛けましょう。
緊張しているときは、なおさら大きめの声で挨拶してみてください。「少し大き過ぎたかな」というくらいの声を出すと、緊張がとけリラックスして面接に臨めるでしょう。
3.受付や待機中の振る舞いにも気を配る
面接官は、受付や待機中の態度も見ていることがあります。「まだ面接は始まっていない」と油断せず、敬意と節度をもった行動を心掛けることが、面接突破のコツといえるでしょう。受付時や待機中に意識したいポイントは以下のとおりです。
・5~10分前に到着する
・スマートフォンを使用しない
・ほかの応募者と私語をしない
会場に入った段階で面接が始まっているという気持ちで、面接前から終了後までマナーのある振る舞いを心掛けましょう。
4.面接官とのコミュニケーションを重視する
面接では、一方的に話すのではなく、面接官とコミュニケーションをとることが重要です。
コミュニケーションは、選考の際に重視される項目の一つ。厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」では、新卒採用において企業が重視した点として以下が上位5項目に挙げられていました。
| 重視した点 | 重視した企業の割合 |
| 就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 | 79.3% |
| コミュニケーション能力 | 74.8% |
| マナー・社会常識 | 58.6% |
| 組織への適応性 | 53.2% |
| 体力・ストレス耐性 | 36.2% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(p.7) 表4 採用区分、若年正社員の採用選考の有無及び採用選考にあたり重視した点別事業所割合」
調査によると、コミュニケーション能力は、就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神に次いで重視されており、マナーや社会常識よりも求められていることが分かります。
面接は質疑応答を通じて、自分と企業が相互理解を深めるコミュニケーションの場です。以下のポイントを押さえ、面接官と対話することを意識しましょう。
・質問の意図を理解して回答する
・面接官の話を遮らず、話を聞く姿勢を見せる
・面接官とアイコンタクトをとる
特に、質問の意図を汲み取った受け答えをするのは、コミュニケーションの基本です。緊張している場合も、落ち着いて面接官の質問を聞き、意図に沿った回答をしましょう。
質問の意図がわからず、どう答えれば良いか迷った場合、素直に「ご質問は△△という理解でよろしいでしょうか」と尋ねてOK。質問の意図を理解できず、的を得ない回答をしないよう、冷静に判断することが重要です。
「面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」では、面接官が評価するポイントを解説しているので、ぜひご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
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面接における上手な話し方のコツ3選
面接で話す内容がどれだけ素晴らしくても、面接官に伝わらなければ意味がありません。ここでは、自分の魅力をアピールするための、効果的な話し方のコツを紹介します。
1.結論から先に話す「PREP法」を活用する
面接では、限られた時間のなかで要点を伝えることが大切です。要点を分かりやすく伝えるためのコツとして、「PREP法」を活用することが挙げられます。PREP法は、以下の順番で結論を先に伝える話し方です。
・P(Point):結論
・R(Reason):理由
・E(Example):具体例、エピソード
・P(Point):結論
まず結論を述べることで、面接官は「これから何の話が始まるのか」をすぐに理解でき、応募者の話が論理的で分かりやすいと感じる傾向があります。
結論と理由のあとは、具体的なエピソードやデータを用いて話に説得力を持たせましょう。抽象的な話だけでは、どのような行動をとり、どんな結果を出したのかが伝わりません。面接官がイメージしやすいように具体例を加えることが、面接成功のコツです。
2.エピソードの過程や学びを重点的に話す
面接で過去のエピソードを話す際は、過程や学びを重点的にアピールしましょう。
一般的に、面接官が知りたいのは応募者の人柄や価値観です。良い成果を残していても、「なぜその行動をとったのか」「経験から何を学んだのか」が分からなければ、好印象につながりにくいといえます。
面接では、結果ではなく「課題解決のためにどのように行動したか」「何を学び、どのように成長したか」などを中心に話しましょう。
3.1分程度に話をまとめる
一つの回答を簡潔にまとめることも、面接を突破するコツといわれます。なぜなら、回答が長くなり過ぎると伝えたいことがぼやけたり、面接官が興味を失ったりしやすいからです。
基本的な質疑応答の回答は、1分程度にまとめることを意識しましょう。短い時間で要点をまとめる力は、ビジネススキルとしても評価してもらえる可能性があります。もし面接官が追加で詳しく聞きたいことがあれば、さらに質問してくれるでしょう。
「面接で受かるための攻略法6選!話し方のコツやよくある質問と回答例を紹介」の記事では、面接に受かるための攻略法をまとめているので、コツとあわせてご確認ください。
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【選考フェーズ別】面接突破のコツ
選考が進むにつれて、面接の目的や質問の傾向は変わっていきます。それぞれのフェーズに合わせた面接のコツを理解し、内定獲得に向けて対策を行いましょう。
一次面接
一次面接では、主に基本的なビジネスマナーや人柄、熱意が見られます。一次面接で好印象を残すコツは、以下のとおりです。
・明るくハキハキと話す
・志望動機や自己PRを論理的に伝える
基本的なビジネスマナーを押さえたうえで、志望動機や自己PRで意欲や適性をアピールすることが、次の選考に進むための鍵となるでしょう。
二次面接
二次面接は、一次面接を突破した学生に対し、企業とのマッチ度がより深く見られる傾向にあります。そのため、企業について深く理解したうえで、経験や人柄、スキルなどをアピールすることが重要です。
志望動機や学生時代に経験したことを深掘りして質問される傾向にあるので、自己分析や企業研究を徹底しておきましょう。
最終面接
最終面接では、将来の目標や価値観が、企業の経営方針や文化と一致しているかが確認されます。質疑応答では、「当社で何がしたいか」「5年後どうなっていたいか」など、入社後のキャリアプランや目標について聞かれるでしょう。
回答の際は、企業のビジョンを深く理解したうえで、自分が企業にどう貢献できるかを伝えることが重要です。企業の将来と自分の目標が重なっていることを示すのが、最終面接突破のコツといえるでしょう。
面接では、緊張してうまく話せないことも。緊張しやすい人は、「面接で緊張しないコツとは?答えに詰まったときの対処法も解説」の記事で対策や言葉に詰まったときの対処法を確認しておきましょう。
リクルーター面談で好印象を与えるコツ
リクルーター面談は、選考の第一歩となることがあります。カジュアルな雰囲気で行われ、社員とざっくばらんに話せることが多いですが、気を抜かずに対応することが重要です。
リクルーター面談で好印象を与えるためには、仕事内容や社風について具体的な質問をするのがコツ。企業への関心の高さや入社への本気度をアピールできるでしょう。
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【形式別】面接突破のコツ
面接には、個人面接や集団面接、オンライン面接とさまざまな形式があります。それぞれの特性を理解し、形式別のコツをつかんで面接突破を目指しましょう。
個人面接
個人面接は、面接官と1対1、もしくは複数の面接官対自分一人で行われる一般的な形式です。じっくり時間を掛け、個人の経験や価値観にフォーカスした質問が出される傾向にあります。
予想外の質問をされても一貫した回答ができるように、自己分析を深めておきましょう。
また、一方的に話すのではなく、面接官との対話を深めることも個人面接を受けるときのコツの一つです。アイコンタクトをとりながら、相手の意図に合わせた回答をしましょう。
集団面接
集団面接は、複数の応募者が同時に面接を受ける形式です。集団面接で好印象を与えるためには、以下のコツを押さえておきましょう。
・自分ばかり話し過ぎない
・ほかの学生の話を聞く
・自分に自信を持つ
自分の回答は簡潔にまとめ、ほかの就活生の発言中は真剣に聞く姿勢を示すことが大切です。ほかの人の回答と内容が被っても、自分の意見として自信を持って伝えましょう。
周囲へ配慮しながら自分の魅力をアピールすることが、集団面接突破のためのコツです。
オンライン面接
オンライン面接では、対面で話をするよりもお互いの表情や動作が分かりにくいといわれています。そのため、画面越しでも熱意が伝わるように振る舞うことが面接突破のコツでしょう。具体的には、以下を意識してみてください。
・カメラを目の高さに合わせ、レンズを見て話す
・対面よりジェスチャーや笑顔をオーバーにする
・表情が明るく見えるように、背景にも気を配る
「【就活】オンライン面接だからこそ気をつけたいマナーや当日の注意点を解説」では、オンライン面接のマナーや注意点を紹介しています。オンライン面接を突破するため、あわせてご覧ください。
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面接対策のコツは?選考突破のための方法を解説
面接本番で実力を発揮し、内定を獲得するには、徹底した準備が必要です。ここでは、面接対策のコツについて解説します。志望企業の選考を突破するため、ぜひ参考にしてください。
1.自己分析で強みや経験を整理する
面接では、自己PRを求められたり、学生時代の経験を聞かれたりすることがあります。質問にスムーズかつ論理的に回答するためにも、自己分析が欠かせません。
自己分析では、学業やサークル活動、アルバイトなど過去の経験を振り返り、「なぜその行動をとったのか」「どのような結果や学びを得たか」を整理し、言語化しましょう。
自己分析で強みや経験を明確にしておくと、面接で深掘りした質問が出ても動じることなく対応できる可能性があります。
2.企業研究でマッチングの度合いを把握する
企業研究は、「なぜその企業で働きたいのか」「企業にどのように貢献できるか」を考えるうえで不可欠です。企業研究では、以下の内容を調べましょう。
・事業内容
・企業理念
・社風
・同業他社との違い
・求める人物像
調べたことを踏まえ、自分と企業のマッチング度を分析することも大切です。「求める人物像と自分の強みが一致している」「企業がビジョンを実現するために、自分の経験や強みを活かせる」ということを面接で伝えられると、高評価につながるでしょう。
3.よくある質問への答えを用意する
面接対策では、よくある質問の回答を準備しておくことも重要です。事前に回答を準備しておくことで、本番に焦らず自信を持って話せるようになります。次項では、面接でよくある質問と回答例を解説しているので、ぜひご覧ください。
回答の丸暗記は避ける
面接対策において、事前に回答を準備することは大切ですが、丸暗記は避けましょう。一言一句暗記すると、深掘りした質問や変化球の質問が出たときに焦ってしまいかねません。また、棒読みになってしまい、感情が伝わりにくくなる恐れもあります。
面接対策のコツは、要点とエピソードのポイントを覚え、自分の言葉で話す練習をすること。面接官の反応や流れに合わせて自然に話すと、柔軟性やコミュニケーション能力のアピールにもつながります。
面接対策の方法について詳しく知りたい人は、「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事もご一読ください。
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新卒の面接でよくある質問10選と答え方のコツ
新卒の面接では、熱意や適性、将来性を見極めるための質問がされます。ここでは、特によく聞かれる10の質問と、選考を突破するための答え方のコツをまとめました。回答例文も紹介しているので、面接対策のヒントにしてみてください。
1.自己紹介
自己紹介は、面接の冒頭でアイスブレイクや基本情報の確認のために求められます。意気込みや人となりを伝える最初のチャンスとして、面接官の興味を引く自己紹介をしましょう。
答え方のコツ
自己紹介のコツは1分程度にまとめること。以下の内容を簡潔に伝えましょう。
・名前
・学校名
・面接で特にアピールしたい経験や強み
・面接に対する意気込み
面接官への最初のアピールのため、明るくハキハキと話すことを心掛けてください。
回答例文
本日はお時間をいただきありがとうございます。 ○○大学○○学部の○○と申します。
大学では、異文化コミュニケーションについて研究してまいりました。研究活動と並行して、カフェでのアルバイトで培った、お客さまのニーズを先読みする傾聴力を私の強みとしています。
この面接では、私の強みが御社の営業職でどのように活かせるかをお伝えしたいと考えております。限られた時間ではございますが、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
2.自己PR
自己PRは、強みやスキル、個性を企業側にアピールするための質問です。面接官に入社後の活躍イメージを具体的に持ってもらえる回答を心掛けましょう。
答え方のコツ
自己PRを求められたら、結論として強みを述べ、その強みが発揮された具体的なエピソードを説明します。そして、入社後どのように強みを活かせるかを明確に伝えましょう。企業が求める人物像に合致した強みを選ぶことが、面接突破のコツです。
回答例文
私の強みは、目標達成に向けた計画性と粘り強さです。大学のテニスサークルでは、初心者向け練習メニューの作成を担当しました。メンバーのレベルを分析し、目標を段階的に設定することで、半年後には初心者全員が試合で一勝を挙げられるまでになりました。
この計画的に粘り強く取り組む力を、御社の新しい営業戦略の推進で活かしたいと考えております。
3.長所・短所
長所と短所に関わる質問で見られるのは、自己理解の深さです。また、短所をどのように克服しているのかも確認されています。
答え方のコツ
長所は業務に関連付けられる具体的な強みを述べ、短所は仕事に大きな支障をきたさないものを選びましょう。短所を述べる際は、改善のために具体的に取り組んでいることをセットで伝えるのが、面接で好印象を与えるコツです。
回答例文
私の長所は、計画を立て、それを実行しきる計画性です。これにより、大学の課題や資格取得など、すべてを予定どおりに完了させてきました。
一方で短所は、人に頼むのが苦手な点です。何でも自分で抱え込んでしまう傾向がありましたが、最近ではタスクを細分化し、得意な人に助けを求めることで、チーム全体の生産性を高める訓練をしています。
4.志望動機
志望動機は、入社への意欲と企業とのマッチ度を伝える重要な質問です。「なぜ、その企業でなければいけないのか」を論理的に説明することが求められます。
答え方のコツ
志望動機の質問では、事業内容や企業理念、社風、商品など、他社にはない企業独自の魅力を挙げ、それに共感した理由を具体的に伝えましょう。
また、「入社後、どのように活躍したいか」「自分の強みを活かし、どう企業に貢献できるか」を伝えることも面接突破のために重要です。
回答例文
私が御社を志望したのは、「社会を豊かにするイノベーションを」という企業理念に深く共感したからです。特に、御社が近年開発されたAIを活用した環境改善システムは、私の大学での研究テーマである持続可能な社会の実現に直結しています。
私の持つデータ分析スキルと環境問題への強い関心で、この革新的なシステムをさらに普及させることに貢献したいと考えております。
5.学生生活で頑張ったこと(ガクチカ)
学生生活で頑張ったことは、新卒の面接において定番の質問の一つです。面接官は、応募者が何に取り組み、どのように行動してどんな学びを得たのかを確認しています。
答え方のコツ
学生時代に頑張ったことを質問されたら、以下の内容を盛り込んで答えましょう。
・経験の概要
・目標
・直面した課題
・課題解決のための工夫や行動
・行動から学んだこと
先述したように、課題解決のための工夫や行動、経験から学んだことに重点を置いて回答してください。
回答例文
学生時代に最も力を入れたのは、地域のNPO法人が運営する子ども食堂でのボランティア活動です。当初、参加者が少なく広報活動に課題がありました。
そこで私は、ターゲット層である保護者の方々の生活スタイルを分析し、デジタルではなく、学校や自治体の掲示板などアナログな広報経路を徹底的に強化する戦略を提案・実行しました。その結果、3ヶ月で参加者数を2倍にすることができ、相手の立場になって考えることの重要性を学びました。
6.挫折・失敗の経験
面接では、ストレス耐性や困難を乗り越える力、経験から学んだことを確認するため、挫折や失敗の経験について質問されることもあります。前向きな姿勢や成長意欲を示すことが、面接突破につながるでしょう。
答え方のコツ
挫折や失敗の経験に関する質問では、事実だけでなく、その失敗から何を学び、次にどう活かしたかをセットで伝えることがコツです。反省で終わらず、「その経験を活かして成長した」という前向きな姿勢を強調してください。
回答例文
大学3年生のときに企画した地域イベントで、準備不足から目標集客数の半分しか達成できなかったことが、私にとって大きな挫折でした。
失敗の原因は、私一人で準備を進め、チームに適切な役割分担ができていなかった点にあると反省しました。この失敗を教訓に、以降の活動では、進捗を共有し、週次のミーティングで必ずメンバー全員の意見を聴くことを徹底しました。
この経験から、「困難な時こそ、他者を巻き込み、チームで乗り越える力」の重要性を学びました。
7.就活の軸
新卒の面接では、就活の軸について質問されることがあります。就活の軸とは、企業選びや仕事選びにおける自分なりの基準のこと。面接官は就活の軸を通し、業種や職種への本気度、自社とのマッチング度などを確認しようとしています。
答え方のコツ
就活の軸を聞かれたら、具体的な軸を2~3個程度答えましょう。自分が設定した軸が企業とどのように合致しているかを伝えることが、面接突破のコツです。
回答例文
私の就活の軸は2点あります。1つは「若いうちから裁量権を持って挑戦できる環境」、もう1つは「社会貢献度の高い製品を扱っていること」です。
御社は入社3年目からリーダーを任される制度があり、私の希望する環境だと考えました。また、開発されている省エネ技術は、社会貢献度が高いと感じています。
8.キャリアプラン
キャリアプランとは、理想の将来像を実現するため、どのような仕事を経験していきたいか考え、計画を立てることです。面接では、入社後の定着性や成長意欲を見るため、キャリアプランについて質問されることがあります。
答え方のコツ
面接でキャリアプランについて質問されたら、3年後・5年後・10年後と具体的な期間を設定し、目標を伝えましょう。現実的かつ意欲的な回答を心掛けます。
また、キャリアプランを企業のビジョンや事業と関連付けることも面接突破のためのコツです。自分が成長することで、企業にどのように貢献できるかを伝えましょう。
回答例文
入社後、まずは3年間で営業の基礎を徹底的に学び、御社の製品の深い専門知識を身につけたいと考えています。5年後には、チームリーダーとして若手の育成にも携わりながら、地域トップのシェア獲得を目指したいです。
そして10年後には、培った知見を活かし、新規事業開発のプロジェクトに参画したいです。新たな収益の柱を創出することで、御社の発展に貢献できる人材になりたいと考えています。
9.時事問題
面接では、時事問題について質問されることもあるでしょう。時事問題の質問では、社会への関心や情報収集能力、自分の考えを倫理的に伝える力などが確認されます。
答え方のコツ
時事問題の質問に答えるときのコツは、知識を披露するだけでなく、自分の意見や考えを明確に述べることです。時事問題が応募企業や業界にどのような影響を与えるかについて言及すると、業界理解や企業理解の深さをアピールできます。
回答例文
私は、「国内スタートアップへの投資額が過去最高を更新」というニュースに注目しています。この流れは、単なる投資ブームではなく、イノベーションを社会実装する好機だと見ています。
御社が注力されているスタートアップとの連携は、技術を早期に取り込むための最善策だと理解しています。私の企画力を活かし、スタートアップの持つスピード感と御社のリソースをつなぐ役割を担い、事業の成長に貢献したいです。
10.逆質問
面接の最後には、「何か質問はありますか」と逆質問されることが多いでしょう。積極的に逆質問をして、入社意欲や企業研究の深さ、主体性をアピールしてください。
逆質問のコツ
逆質問では、調べれば分かることや待遇に関する質問は避けましょう。企業の将来性や業務内容、入社後の成長に関する質問をすることで、高い関心と本気度を示すことができます。
また、逆質問を2~3個程度準備しておくのも面接を受けるときのコツです。複数の逆質問を準備することで、面接の内容や流れに合った質問を選べます。
逆質問の例文
・営業職として入社する場合、事前にどのような知識やスキルを身につけておくべきでしょうか。
・御社で最も活躍されている社員の方々は、どのような共通点をお持ちですか
・○○さまがこれまでのキャリアのなかで、最もやりがいを感じられた瞬間についてお聞かせください
選考を突破するためには、面接以外に書類選考やグループディスカッション、Webテストなどの対策も必要です。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、就活の流れや内定獲得のためのポイントを紹介しているので、ぜひご参照ください。
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面接に自信がないあなたへ
就活中は、「面接でうまく話せない」「この答え方で良いか分からない」と悩むこともあるでしょう。面接に自信が持てない人は、選考対策をサポートしてくれる就職エージェントを活用するのも一つの手です。
就職エージェントのキャリアチケットでは、キャリアアドバイザーがマンツーマンの面接対策を実施。面接時の振る舞いや回答の内容をプロの視点からアドバイスします。
「今さら聞きづらい…」と思うような小さな疑問にも丁寧に対応するので、お気軽にご相談ください。
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面接のコツに関するよくある疑問
ここでは、面接のコツに関する疑問にQ&A形式で回答します。面接について気になることがある人は、ぜひご覧ください。
Q.面接準備はしないほうが良いって本当?
A.選考突破のために、面接準備は欠かせません。自己分析や企業研究を徹底し、話す内容のポイントを固めておくことで、面接本番に一貫した回答ができるようになります。
ただし、回答の丸暗記は避けましょう。用意した文章を丸暗記してしまうと、話し方が不自然になったり、面接官からの深掘り質問や変化球の質問に対応できなくなったりします。準備を整えたうえで、本番では自分の言葉で話すことを意識してください。
Q.面接で大学生活での経験を効果的に伝える方法は?
A.経験の「結果」よりも「プロセス」と「学び」を具体的に伝えましょう。面接官が知りたいのは、大学生活で「何をしたか」という結果だけでなく、「なぜそれに取り組み、どんな課題に直面し、それをどう乗り越えたか」という思考と行動のプロセスです。
初めに結論を伝えたうえで、当時の目標や直面した課題を具体的に説明します。そして、課題に対して、どのような行動をとったかを詳しく話しましょう。最後に、経験を通じて得た学びを、仕事でどう活かせるか説明すると好印象につながります。
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