就活に強い小論文のコツをご紹介

企業や官公庁の就職試験において、「小論文」を課せられることがあります。採用側は、小論文を通して就活生の何を見ようとしているのでしょうか。その目的を考察しつつ、小論文を書くときのポイントを紹介していきます。

目次
 

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企業が小論文からチェックすること

小論文とは、与えられたテーマに対して自分の考えや意見を述べた文章のことです。作文と似通った印象を持つ人が多いでしょうが、両者には下記のように端的な違いがあります。

・作文は、主観的な考えや意見を述べて良い
・小論文は、何らかの根拠に基いて意見を述べることが必要

作文は、単に自分の思いを綴るのみで良いと言えるでしょう。一方、小論文は物事を客観的に考察したうえで意見を述べる、ということが重要なポイントです。これは、一般的にビジネスのうえでも大切なことだと考えられています。

たとえば、仕事する際に資料や事例、見識者の見解などを踏まえることで、自身の意見に深みが増し周囲へ訴えやすいという効果があります。また、客観的視野を広く持つことは、問題解決の糸口に繋がりやすいとも言えるでしょう。小論文を書くという作業は、社会人としての資質が反映されると言っても過言ではないと推測されます。
つまり、採用側は小論文を通して、応募者の物事に対する取り組み方や考え方をチェックしているといえるでしょう。

 

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小論文でよく出題されるテーマ

小論文のテーマとして頻出するものを分類すると、大きく4つに分けられます。

・自分の将来を問うもの
ここでいう将来とは、主に就職後のことを指しています。
「一年後、自分はどうありたいですか」
「あなたが働くうえで最も重要だと思うこと」
夢を語るのではなく、論理的に書き進めることが大切です。

・自分の過去を問うもの
主に学生時代の経験について問われることが多いようです。
「学生時代に身につけるべきものとは」
「自分が一番成長した時」
学生時代に学んだことや体験したことを、社会人としてどう活かすかというテーマが頻出しています。

・一般的なことを問うもの
社会生活をおくるうえでの普遍的なテーマ、というものが目立ちます。
「幸福とは」
「グローバル社会とは」
客観的な目を忘れずに、就活に適した意見を述べるよう心がけましょう。

・志望する業種や職種について問うもの
社会が必要とする職業像や、自分の理想を論じるテーマが多い傾向にあります。
「自分が理想とする技術者像」
「現代社会における警察の役割」
民間企業でも官公庁でも、社会を構成する一員ということを意識して書くと良いでしょう。

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小論文を書く時のポイント

面接の予行練習はしても小論文の練習まではしない、という人は意外と多いようです。だからこそ、他の就活生と差を付けるためにも、しっかりと準備をした方が得策といえます。
小論文を書くうえで大切なポイントを項目別にまとめました。ぜひ参考にしてください。

・内容
テーマに沿うのが大前提、社会のルールを逸脱した内容は好ましくない、反社会的勢力を支持しない

・構成
「序論、本論、結論」の3つで組み立てる、具体的な事例や根拠を示す

・表現
抽象的な表現は避ける、「わからない」「人によって違う」「思います」といった曖昧な表現も相応しくない

どんなテーマが出題されてもいいように、常日頃からニュースや世論に関心を持つことが大切です。また、物事に対して、自分なりの意見を持つことが重要。ニュースに触れるたびに、「自分だったら…」「私の考えは…」と自ら考えることを習慣づけると良いでしょう。さらに、実際に書く練習を行うことで、構成力や表現力が磨かれると思われます。

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