玉手箱とは?問題形式・SPIとの違い・対策方法を就活生向けに解説

このページのまとめ

  • 玉手箱とは就活の適性検査の一つで、能力テストと性格適性検査で構成されている
  • 玉手箱はほかのテストと比較して時間制限が少ないので、素早く解けるように慣れが必要
  • テスト本番までに対策本を繰り返し解いたり、模擬テストを受けたりして準備を整えよう

「玉手箱とは何か」「SPIとの違いは?」「どう対策すれば良い?」と悩む就活生も多いでしょう。玉手箱はSPIとは異なる問題形式で、制限時間の短さが最大の難関です。

この記事では、適性検査における玉手箱の出題内容や問題形式、対策方法を解説します。また、受検の際の注意点やSPIをはじめとするほかのテストとの違いもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

「玉手箱とは何か」「SPIとの違いは?」「どう対策すれば良い?」と悩む就活生も多いでしょう。玉手箱はSPIとは異なる問題形式で、制限時間の短さが最大の難関です。この記事では、玉手箱の出題内容・問題形式・SPIとの違い・採用企業の傾向・効果的な対策方法をまとめて解説します。就活で玉手箱を受検する可能性がある方はぜひ参考にしてください。

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目 次

玉手箱とは?就活で使われる適性検査の基本情報

玉手箱とは、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する総合適性テストです。選考の一貫として取り入れている企業も多く、就活生の能力と人柄を知るために実施されます。大手企業や人気企業の新卒採用でも導入されており、選考通過のためには事前の対策が重要です。

ここでは、玉手箱の出題内容や受検方法のほか、合格ラインと難易度も併せて解説します。玉手箱の基本情報を知りたい方は参考にしてみてください。

出題内容

玉手箱は、情報処理のスピードと正確性を測る能力テストと、企業との相性やパーソナリティを調べる性格適性検査の2つで構成されています。
能力テストの科目は、言語・計数・英語の3つです。計数は数学や算数、言語は国語をイメージすると良いでしょう。性格適性検査は心理テストのような問題で、自分に当てはまる選択肢を選ぶ形式です。就活生の価値観や思考といった人間性を判断するための質問が出題されます。

「能力検査はともかく、性格検査は対策しようがないのかな?」と疑問に感じた方は、「性格検査とは?問題例や対策・受検する際のポイントを解説」の記事を参考にしてください。

受検方法

玉手箱の受検方法には、自宅や学校のネット環境が整ったパソコンから受検するWebテスト方式と、テストセンターで受検するテストセンター形式の2種類があります。

Webテスト方式とは、企業から送られてくるURLにアクセスし、受検期間内の好きなタイミングで受検する方法です。企業からメールで送られてくる専用URLにアクセスし、指定された期間内であれば自身の都合の良いタイミングでテストを受けられます。

一方テストセンター形式とは、自宅ではなく指定されたテストセンターに出向いて受検する方法です。企業から案内が届いた後、専用サイトで希望の会場と日時を予約してから現地へ向かって受検します。

受験方法に合わせて電卓か筆算での計算に慣れておこう

本番に向けて練習問題を解くときは、受検方法に合わせて電卓もしくは筆算での計算に慣れておきましょう。自宅で受検するWebテスト方式の場合、電卓を使用しながら計数問題などを解くことが認められています。ブラインドタッチで電卓を操作できれば、解答スピードを大幅に引き上げられるでしょう。

一方で、企業が用意した会場で受検するテストセンター形式では、電卓の持ち込みは禁止です。その場合は余白を使った筆算で、素早く正確に数値を処理する能力が求められます。志望企業の受検方式を事前に確認し、本番の環境を想定した状態で模擬問題を解く訓練を繰り返しておきましょう。

合格ライン

玉手箱の合格ラインは企業によって異なりますが、多くの場合、正確な合格ラインは公開されていません。一般的には6〜7割程度が合格の目安とされていますが、大手企業や人気企業、難関企業では、8割以上の正答率が求められることもあります。

玉手箱は、誤謬率(ごびゅうりつ)を測定しないテストです。誤謬率とは、解答した問題のうち、間違えた割合のこと。間違いが多くても減点されないので、分からない問題があっても積極的に解答することが得点アップにつながります。

難易度

玉手箱の言語・計数・英語の問題は、それぞれ中学〜高校レベルとされており、難易度はそれほど高くありません。事前に対策しておけば、高い正答率を狙えるでしょう。
ただし、難易度が高くないからといって何もせずにいると、大幅に点数を落としてしまう恐れも。また、対策をしていないことで本番の焦りや不安につながるので、油断せずに事前の対策をしっかり行いましょう。

玉手箱とほかのテストはURLの文字で見分けられる

企業の受検案内だけでは、玉手箱なのかほかのテストなのか判別しにくいことがあります。Webテスト方式の場合は、URLをチェックして玉手箱かどうかを見分けられるので、覚えておくのがおすすめです。
URLに以下の文字が含まれている場合は、Webテストが玉手箱である可能性が高いといえます。

・「e-exam」
・「nsvs」
・「tsvs」

玉手箱のほかにも、就活のWebテストにはさまざまな種類があります。テストの種類を事前に把握できれば、直前にその形式に絞った対策ができるため、忘れずにチェックしておきましょう。

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玉手箱とSPIの違い一覧

SPIとは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供している総合適性テストです。適性検査としてSPIを採用している企業は多く、就活においてはポピュラーなテストといえるでしょう。玉手箱とSPIの代表的な違いは以下のとおりです。

  玉手箱 SPI
出題内容 言語・計数・英語・性格検査 性格検査・能力検査(言語・非言語)
問題の傾向 スピードと正確性を重視 基礎能力と性格の標準測定
難易度 標準的(形式に慣れれば対応可能) 標準的
診断項目 実務的な処理スピードと仕事へのモチベーション 基礎的なポテンシャルと組織への適応力

SPIは専用会場に出向くテストセンターでの受検が主流である一方、玉手箱は自宅受検型のWebテストとして利用される割合が高くなっています。また、問題の難易度自体はSPIのほうがやや易しい傾向にあるでしょう。玉手箱は時間制限が厳しいため、よりスピーディな処理能力が必要とされるぶん、SPIより難しいと感じるかもしれません。

SPIについてさらに詳しく知りたい方は、「SPIのWebテストとは?効果的な対策方法と高得点を狙うコツを解説」の記事をご覧ください。

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玉手箱を導入している企業の傾向と目的

玉手箱は幅広い業界で導入されていますが、特定の業界や企業規模において特に採用されやすい傾向があります。数あるテストのなかから企業がなぜ玉手箱を採用しているのか理解することで、選考でどのような能力が評価されているのかを逆算しやすくなるでしょう。
ここでは、適性検査に玉手箱を採用している企業の傾向と、その導入目的について解説します。

採用している企業の傾向

玉手箱が採用されやすいのは、コンサルティング業界や金融業界、保険業界などに属する企業です。高い事務処理能力や論理的思考力が求められる企業で採用される傾向にあります。
特に、スピーディーな業務遂行が重要視される企業では、基礎的な地頭の良さとタフさを兼ね備えた人材を発掘するツールとして、適性検査に玉手箱を採用する場合が多いようです。

就活でよく見られるそのほかの適性検査については、「就活の適性検査とは?検査の種類や特徴、受ける際のポイントをご紹介!」の記事を参考にしてみてください。

企業の導入目的

企業が選考の一環として玉手箱を実施するのは、主に以下の目的があるためです。

・就活生の基本的な学力を測る
・自社とのマッチ度を判断する
・応募者のなかから優秀な人材を選抜する

大手や有名企業では応募者が殺到するため、一人ひとりのエントリーシートを丁寧に読む時間がないのが実情です。そのため、まずは玉手箱の点数で一定の能力に達していない学生をふるいにかけ、短い制限時間でも問題をスムーズに解くための準備や努力ができている学生を見つけるために、玉手箱を利用します。

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玉手箱の問題形式と出題の特徴

玉手箱は、言語と計数が3種類ずつ、英語が2種類の全8種類の問題形式で構成されています。問題数や制限時間は、企業によって異なるので注意しましょう。
ここからは、玉手箱の出題分野と問題形式の特徴について解説します。

言語理解

言語理解は長文を読んで解答するもので、主に国語の能力を判断する問題です。「論理的読解(GAP形式)」「趣旨判定(IMAGES形式)」「論旨把握」の3つの形式があります。3つのうち一つだけが出されるのが一般的です。

論理的読解(GAP形式)/32問・10分

論理的読解とは、600字程度の長文を読み解き、選択肢のなかから正しいと思うものを選んで解答する問題形式です。本文に対する設問文の内容が、正しいか・間違っているか・判別できないかを判断します。

制限時間15分で8つの長文に各4つの問題、全32問のパターンか、制限時間25分で13の長文に各4つの設問、全52問のパターンが出題されます。そのため、解答時間は1つの長文に対して1〜2分程度になる計算です。

趣旨判定(IMAGES形式)/32問・10分

趣旨判定とは、400〜600字程度の長文が出され、それに対する設問文が趣旨として正しいかどうかを選択肢から選びます。論理的読解と同様、8つの長文に各4つの設問があり全32問の構成です。
制限時間が10分と短く、1つの長文に対して1分30秒前後しか時間をかけられないため、迅速な解答が求められます。

論旨把握/10問・12分

論旨把握とは、長文を読んでその趣旨(筆者の主張)を最も適切に表した選択肢を選ぶ問題形式です。趣旨判定と似ていますが、設問数が少なく1問あたりの時間が比較的多い点が特徴です。
制限時間12分で全10問の構成です。問題数は少ないものの、長文を正確に読み解く読解力と要約する力が問われます。

計数理解

計数理解は、「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄の推測」の3種類の問題形式で構成されています。言語理解と同様、3つのなかから一つだけが出題されるのが一般的です。Webテスト方式の場合は電卓が使えるので、あらかじめ用意しておきましょう。

四則逆算/50問・9分

四則逆算とは式の一部に空欄があり、方程式を完成させる問題です。全50問で9分の制限時間が設けられています。
1問あたり10秒程度で解答しなければ間に合わないので、事前に出題形式に慣れておくのがポイントです。

図表の読み取り/29問・15分または40問・35分

図表の読み取りでは、表やグラフなどの図表を読み取って法則を見つけて設問に答えます。計算する桁の数が多いのが特徴です。
制限時間が15分で全29問、または35分で全40問に解答する2つのパターンがあります。

表の空欄の推測/20問・20分または35問・35分

表の空欄の推測とは、図表に記入されているほかの数値から法則を読み取って、空白に当てはまる数字を解答する問題です。表の要素を比較して法則を見出す必要があるため、やや難易度が高いといえます。
制限時間は20分で全20問、または35分で全35問を解く構成です。

英語理解

英語は主に長文問題で構成され、基本的に単語の出題はありません。問題は、論理的読解と長文読解の2種類の形式があります。言語理解の英語版と考えておくと良いでしょう。中高生レベルの基礎的な英語力が試されます。

論理的読解(GAP形式)/24問・10分

論理的読解とは、文章を読んで選択肢のなかから適切だと思うものを答える形式です。言語の論理的読解と同様に、正しいか・間違っているか・判別できないかを解答します。
制限時間は10分で、問題数は長文8つに対し各3つの設問で全24問です。

長文読解(IMAGES形式)/24問・10分

長文読解では、長文を読んで正しい選択肢に答えます。1つの長文に対して設問が3問あり、全24問の構成です。制限時間は10分で、英語の長文を読み解く力が求められます。
英語理解の対策方法を詳しく知りたい就活生は、「玉手箱の英語対策とは?特徴と出題傾向を押さえて完全攻略!」の記事を参考にしてみてください。

性格適性検査

性格適性検査は、選択肢のなかから自身の考えに合うものを選ぶ形式です。テストというよりも、性格診断のような側面が強いでしょう。玉手箱の性格検査は、「性格」と「意欲」に分類されています。

性格問題/68問・20分

性格問題は、自身の行動傾向や考え方に関する質問に対し、どの程度当てはまるかを選択していく形式です。類似した内容の質問が表現を変えて何度も登場するため、回答に一貫性を持たせることが重要になります。自分を偽って回答すると矛盾が生じやすくなり、結果として「信頼性が低い」と判定されるリスクがあるため注意が必要です。素直な気持ちで回答を進めましょう。

意欲問題/36問・15分

意欲問題は、仕事においてどのような環境や条件にやりがいを感じるか、何を重視して働きたいかといった、働くうえでのモチベーションの源泉を探る質問が出題されるのが特徴です。チームでの協調性を重んじるか、それとも個人の裁量で成果を上げたいかなど、職務適性を判断するための材料として活用されます。志望企業の求める人物像をあらかじめ研究しておき、その像から大きく逸脱しない範囲で、自分自身の本来の価値観を反映させることが大切です。

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玉手箱の受検における4つの注意点

玉手箱が手強いといわれる理由は、問題の難易度そのものよりも、玉手箱の独特なシステムにあります。「1問あたりに使える時間が少ない」「受検者によって出題される問題が異なる」などの特徴があるので、対策を始める前に知っておくことが大切です。
ここでは、玉手箱の受検における4つの注意点をご紹介します。

1.1問あたりに使える時間が少ない

玉手箱は時間制限が厳しく、素早い解答が求められます。たとえば、問題によっては15分で32問の解答が必要です。この場合、1問あたりに使える時間は30秒程度しかありません。
以下では、言語・計数・英語の分野別の出題科目と問題数、制限時間を表にまとめました。

言語

科目・形式 問題数 制限時間
論理的読解/GAB形式 32問
または52問
15分
52問の場合は25分
趣旨判定/IMAGES形式 32問 10分
趣旨把握 10問 12分

計数

科目・形式 問題数 制限時間
四則逆算 50問 9分
図表の読み取り 29問
または40問
15分
40問の場合は35分
表の空欄の推測 20問
または35問
20分
35問の場合は35分

英語

科目・形式 問題数 制限時間
論理的読解/GAB形式 24問 10分
長文読解/IMAGES形式 24問 10分

解答速度を上げるためには、あらかじめ玉手箱の問題形式に慣れておく必要があります。何度も繰り返し問題を解いて、制限時間内で回答する練習をしてみましょう。

2.受検者によって出題される問題が異なる

玉手箱は、受検者によって出題される内容が変わります。そのため、玉手箱を受検した就活生から「こんな問題が出た」と聞いていたとしても、自分が受けるときに同じ問題が出るとは限りません。
どの範囲が出題されても困らないよう、幅広い問題形式の対策をしておくことが大切です。

3.同じ分野の問題が連続して出題される

玉手箱は1つの分野において、1種類の問題形式しか出題されません。たとえば、計数の分野の1問目が四則逆算だった場合、あとの49問すべてが四則逆算の問題になります。1問目が図表の読み取りであれば、残りもすべて同じ種類の問題形式です。

玉手箱以外の適性検査では複数の分野にわたって出題されるケースが多く、苦手分野があっても得意分野である程度の得点を取れる可能性があります。一方で、玉手箱は対策していない分野が出ると、ほとんど得点を取れなくなるリスクがあるので、全分野の対策が必要です。

玉手箱の結果で選考に落ちるのを防ぎたい方は、「就活の筆記試験で落ちる人の特徴は?テスト対策でボロボロの結果を防ごう」の記事も参考にしてみてください。

4.前の問題には戻れない

玉手箱は、前の問題に戻って解答を修正できません。一度「次に進む」のボタンを押すと、戻ることはできない仕様になっています。分からない問題を後回しにしてあとから回答するという、テストでよく使われる手法を取れない点に注意が必要です。

玉手箱は加点式テストのため、正解率が低くても評価は下がりません。どうしても分からない問題も、何か解答を埋めてから次に進みましょう。

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玉手箱の対策はいつから始めるべきか

玉手箱の対策を始める時期と必要な学習時間の目安を事前に把握しておくことで、選考シーズンを余裕を持って迎えられます。ここでは、対策を始めるおすすめの時期と、必要な準備時間の目安を解説します。

対策を始めるおすすめ時期

玉手箱の対策は、受検予定の約3ヶ月前からスタートするのが理想的です。選考が本格化するとESや面接対策も並行しなければならず、適性検査に集中できる時間が減るため、早めに着手して余裕をもった準備を進めましょう。

たとえば、大学3年生の夏のインターンシップ選考で受検を控えている場合、5月から7月にかけて対策を進めていくアプローチが効果的です。1日1時間の勉強を約2ヶ月間続けるなど、自身の大学の授業や予定から逆算して計画を立ててみてください。
早い段階から問題のパターンに触れて処理スピードを養っておくことで、エントリーシート作成や面接対策が本格化して忙しくなる時期にも、ゆとりをもって就活を進められるでしょう。

すでにSPI対策を進めている場合は、言語・計数の基礎はそのまま活かせます。一方、四則逆算のスピードや図表の空欄推測は玉手箱特有の問題形式のため、SPIの対策とは別に慣れるための演習が必要です。SPI対策と並行しながら、玉手箱特有の分野に絞って追加で練習しておきましょう。

就活の全体スケジュールについては「就活スケジュール27卒版|月別やることリストと早期選考対策を解説」の記事を参考にしてみてください。

対策にかかる時間の目安

玉手箱の対策には、目安として合計60時間程度の学習が必要とされています。選考直前に詰め込もうとすると、特有の形式に慣れるための十分な演習量を確保できなくなってしまうでしょう。

1日1時間ペースで継続すれば約2ヶ月、1日2時間なら約1ヶ月で目安の60時間に到達できます。ただし、苦手分野が多い場合や初めて適性検査の対策に取り組む場合は、さらに多くの時間が必要になることも。

効率的に進めるには、まず全分野の問題に一通り触れて苦手な科目・形式を洗い出してから、重点的に取り組む範囲を絞り込む方法がおすすめです。大学の授業や課外活動の予定と照らし合わせながら、1日あたりの学習時間と期間を逆算して計画を立ててみてください。

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玉手箱の対策方法5選

玉手箱の対策方法5選のイメージ

就職みらい研究所の「就職白書2026」によると、就活の過程で適性検査・筆記試験を受けたと回答した学生の割合は52.2%でした。基本的には、選考では適性検査やテストを受けるものとして対策しておく必要があるでしょう。

特に、玉手箱は問題形式への慣れがスコアを左右するテストのため、ぶっつけ本番で挑むのはリスクが高く、事前のトレーニングが欠かせません。対策本やWebサイト、アプリなどを利用し、対策を行いましょう。

ここでは、多くの就活生が実践している対策法を5つご紹介します。自分に合ったスタイルを組み合わせて、高得点を目指してみてください。

参照元
就職みらい研究所
就職白書2026

1.1冊の対策本を繰り返し解く

玉手箱の対策では複数の参考書に手を出すのではなく、解説が丁寧な最新の対策本を1冊選び、それを何度も反復して解く方法が効果的です。玉手箱の問題は形式がパターン化されているため、同じ問題を繰り返すことで解法の手順が脳に定着し、解答スピードが向上しやすくなります。1周目は時間を気にせず解き方を理解することに努め、2周目以降は制限時間を設けて本番に近い緊張感で取り組むといった具合に、段階的にハードルを上げていくと良いでしょう。

公式や解き方のパターンは暗記しよう

割合の計算や増加率を求める数式、四則逆算の法則など、計算に必要な公式や解き方のパターンは入念に暗記しましょう。解き方を瞬時に引き出せる状態にしておけば、短い制限時間のなかでスピーディに回答できるようになります。

2.苦手科目も5~6割は解けるようにしておく

玉手箱では得意科目を伸ばすことも大切ですが、苦手科目が出題されても最低限5~6割は解けるように基礎的な学力を身につけておくことが重要です。企業によっては科目ごとに基準を設けている場合があるため、特定の科目で極端に低いスコアを取ると選考に影響するリスクがあります。

玉手箱は「1分野1形式しか出ない」という仕様上、対策していないと、苦手科目が出題された際に全滅してしまうリスクがあるでしょう。基本的な問題だけでも解けるように対策しておくことで、足切りラインを下回る失敗を防ぎやすくなります。

3.性格適性検査の矛盾を無くす

玉手箱の性格検査では、矛盾がないように答えることが重要です。企業からの印象を良くしようと、本心とは異なる答えを選ぶ人も少なくありませんが、性格検査では似たような趣旨の質問がいくつか出題されます。そのため、虚偽の回答をするとどこかで矛盾が生まれてしまい、「一貫性がなく虚偽の可能性がある」と判定される恐れがあります。

性格検査であまりにも矛盾が多くなると企業からの印象が悪くなり、不採用の原因にもなりかねません。自己分析をしっかり行ったうえで、性格検査の答えを統一させることを意識しましょう。

4.スキマ時間はアプリで問題を解く

通学中の電車内やちょっとした待ち時間などのスキマ時間に、スマートフォンの玉手箱対策アプリを活用すると、数分から十数分の短い時間も勉強に充てられます。
玉手箱では思考力も大切ですが、問題を短時間で素早く処理する慣れも必要です。短い時間でもアプリで計算問題や言語のミニテストに触れ続けることで、反射的に素早く正解を導き出す感覚を養うことができるでしょう。

近年では、間違えた問題を記録して重点的に復習できる機能や、タイマー機能付きでスピード感覚を養えるアプリも充実しています。重い対策本を持ち歩く必要がないため、移動中や大学の講義の合間などにコツコツ取り組んでみてください。

5.模擬テストを受ける

ある程度解法をマスターしたら、オンライン上で実施される模擬テストを受講してみましょう。本番の一連の流れを想定したうえで緊張感をもって練習に取り組めるのが、模擬テストのメリットです。
模擬テストの結果を振り返ると、自分の得意不得意が分かります。テスト結果を苦手な分野の対策に役立てられると、どの内容が出題されても安定して点数が取れるようになるでしょう。

テスト本番でなくても制限時間は意識しよう

玉手箱で高得点を獲得するためには、練習の段階から制限時間を意識して解くのもポイントです。前述したとおり、玉手箱は1問あたりの解答時間が30秒から1分程度しかないため、スピードが求められる傾向にあります。

練習のときから制限時間を意識すると、本番でも同様のペース配分で解答できるでしょう。練習段階ではタイマーやストップウォッチを使用し、自分がどの程度の時間で解答できるか確認しておくのがおすすめです。

就活を成功させるには、流れを把握しておくことが重要。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」では、就活の流れや進め方をまとめています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

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玉手箱対策におすすめの問題集・参考書

玉手箱の対策には、市販の問題集(参考書)の活用が効果的です。玉手箱は問題形式がパターン化されているため、繰り返し解くことで高得点を狙いやすくなります。問題集を選ぶ際は以下のポイントを意識しましょう。

問題集や参考書を選ぶときは、出版年が新しいものを選ぶことが重要です。玉手箱の出題形式や問題数は変更される可能性があるため、できるだけ最新版を購入しましょう。また、解説が丁寧なものを選ぶと問題の解き方のパターンが理解しやすくなります。1問解くごとに解説を確認する習慣をつけると、解法が定着しやすいでしょう。

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玉手箱のテスト対策を無料でできるサイト

玉手箱の対策をコストをかけずに始めたい方には、無料で練習問題に取り組めるWebサイトの活用がおすすめです。いくつかのサイトでは玉手箱の出題形式に準じた模擬問題が無料公開されており、スマートフォンやパソコンからいつでも練習できます。

代表的な無料対策手段として、玉手箱を提供している日本エス・エイチ・エル株式会社の公式サイトでは練習問題が公開されています。また、就活情報サイトが提供している無料のWebテスト対策ページも充実しており、言語・計数・英語の各分野を練習できます。

無料サイトは手軽に始められる反面、解説の充実度が市販の対策本と比べると限られる場合があります。無料サイトで問題形式に慣れたら、苦手分野の対策に対策本を取り入れると、より効率よくスコアアップを図ることができます。

Webテスト全般の対策法については「就活のWebテスト対策はいつから始める?主な種類や勉強法を知っておこう!」もあわせてご覧ください。

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玉手箱のテスト対策を徹底したい就活生の方へ

玉手箱をはじめとする適性検査の対策方法が分からず、焦りや不安を感じている就活生は多いでしょう。玉手箱は難易度がそれほど高くはないものの、解答スピードが求められる適性検査です。そのため、事前に対策して問題形式やパターンに慣れておく必要があります。

「自分に合った就活の対策方法を知りたい」「対策を始めたものの、手応えを感じられない」などのお悩みがある場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。
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エントリーシートの作成や面接対策、スケジュール管理など、就活で悩みやすいポイントへのアドバイスも実施。キャリアチケット就職エージェントではすべてのサービスを無料で受けられるので、お気軽にお問い合わせください。

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玉手箱に関するよくある質問

ここでは、玉手箱についてよくある質問をQ&A形式でまとめました。

玉手箱とSPIの難易度に違いはある?どちらが難しい?

難易度は、玉手箱のほうがSPIよりも上といえるでしょう。玉手箱は企業ごとに出題内容が異なり対策が難しいうえ、回答するスピードも求められるためです。とはいえ、問題そのもののレベルはそこまで高くないので、事前に対策をしておけば十分対応できます。
それぞれの違いについて詳しく知りたい方は「【新卒】SPIと玉手箱の違いは?具体的な対策や攻略ポイントを紹介!」の記事もご覧ください。

玉手箱とTG-WEBとの違いは?

TG-WEBとは、ヒューマネージ社が提供する適性検査で、自宅受検型がメインのWebテストです。問題は言語、非言語、英語、性格適性の4つの分野から出題されますが、英語を採用している企業はそう多くありません。出題形式は従来型と新型の2種類があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

・従来型(旧型):難易度が高く出題数が少ない
・新型:問題数が多く回答時間が少ない

難易度は適性検査のなかでも特に高いといわれています。なお、2021年からはAI監視型のTG-WEB eyeの提供も始まりました。TG-WEBについては「TG-WEBとは?従来型と新型の違いや出題傾向・効果的な対策法を解説」で詳しくまとめています。

玉手箱とWeb-CAB・Web-GABの違いは?

Web-CABとは、玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エル株式会社が提供するWebテストです。Web-CABはIT系職種での選考に多く用いられます。能力検査でも、四則逆算や法則性、命令表、暗号といった、IT業界で必要とされる論理的思考力を測る問題が出されるのが特徴です。
Web-GABも、玉手箱と同じく日本エス・エイチ・エル株式会社が提供するWebテスト。言語・計数・性格検査があり、どの企業でも出題範囲が固定されている特徴があります。
なお、Web-GABはGABの受検方式の一つで、自宅などで受検する種類の名称がWeb-GABです。このほかに、テストセンターで受けるC-GABと、ペーパーテスト型のGABがあります。

就活のWebテストの種類はさまざまです。Webテストの種類や特徴について知りたい方は、「適性検査の種類22選を紹介!就活で使われる理由や対策も解説」の記事を参考にしてください。

玉手箱は何割取れれば合格?

玉手箱の合格ラインは企業によって異なるため、明確な数値は公表されていません。一般的には6〜7割程度の正答率が目安とされており、大手企業や採用競争率の高い企業では8割以上が求められるケースもあります。
なお、玉手箱はほかの受検者との相対評価で合否が判断される仕組みのため、自分の得点だけでなく、受検者全体のなかでどの位置にいるかが重要です。確実に合格ラインを突破するためには、6〜7割を最低ラインとしつつ、できるだけ高いスコアを目指して対策しておきましょう。

玉手箱で電卓は使えますか?

玉手箱の受検方式によって、電卓の使用可否が異なります。自宅や学校のパソコンで受検するWebテスト方式では、電卓の使用が認められています。計数問題では複雑な計算が求められることもあるため、電卓を手元に用意して受検に臨むと良いでしょう。
一方、テストセンター形式では電卓の持ち込みが禁止されています。筆算で素早く正確に計算する練習が必要です。受検前に企業からの案内をよく確認し、受検方式に合った練習を積み重ねておきましょう。電卓使用のルールについては「テストセンターで電卓は使える?持ち込み禁止物を確認しよう」もあわせてご覧ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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