テストセンターで電卓は使える?持ち込み禁止物を確認しよう

このページのまとめ

  • SPIには、運営会社が用意した会場で受検する「テストセンター」や、自宅などで受検する「Webテスト」、企業内で受検する「インハウスCBT」などがある
  • 多くの企業が実施しているテストセンターでは、電卓や時計、筆記用具の持ち込みは不可
  • 持ち込みが発覚すれば受検不可となり、最悪の場合は企業に不正の連絡が行くこともある
  • 受検方法によって持ち物や持ち込み禁止物が異なるため、自分の受験方法は事前に確認しておこう

選考で採用している企業も多いSPI。
多くの企業がテストセンターまたは自宅受検の方法を取っていますが、テストセンターと自宅では検査中使える物に差があることは知っていますか?
当コラムではテストセンターを使用する場合の持ち物や持ち込み禁止物を紹介。
電卓や時計などを持ち込めるのか、自宅受検の場合はどうなのかをまとめたので、参考にしてください。

 

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テストセンターは電卓を持ち込める?

多くの企業が選考に取り入れているSPI。
言語分野と非言語分野の能力検査と性格検査で構成されており、計算問題が多く出題される非言語分野を苦手とする方も多いようです。

ここで気になるのが、電卓を使用できるかどうか。
大学の試験では参考資料などの持ち込みが認められるケースも多く、同様にSPIでも電卓を持ち込みたい…と考える方は多いでしょう。
また、出題される問題は桁数の多い計算などもあるため、自力で解くのは厳しいという方もいるかもしれません。

しかし、結論から言うとテストセンターを使用する場合の電卓持ち込みは不可。
自力で計算問題を解くことが求められます。

企業は、応募者の実力や人柄をチェックするためにSPIを採用しています。
容易に計算ができる電卓を使用すると正しい能力が分からなくなる可能性があるため、持ち込み不可となっているようです。

不可にもかかわらず電卓を持ち込んだ場合は、使用の有無にかかわらず不正行為とみなされて受検ができなくなる可能性も。
また、実施中に持ち込みが発覚すれば、テストが中断されて受検不可になるだけでなく、周囲の受検者に迷惑をかけることになります。
最悪の場合、企業側に持ち込みや不正があった旨を連絡されることも。
不正を働いたことが企業側に露見すると、今後の選考や結果に大きく影響を及ぼすと心得ておきましょう。

ちなみに、SPIは自宅や大学から受検する「Webテスティング」や、SPIを運営するリクルート社が用意した会場で受検する「テストセンター」、企業内で受検する「インハウスCBT」などがあります。
テストセンターやそれに準じるインハウスCBTでは電卓持ち込みが認められていませんが、Webテスティングでは使用可。
Webテスティングは電卓の利用を前提とした問題となっているため、有効に活用しましょう。

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テストセンターの非言語は筆算が基本

テストセンターを使用するSPIでは電卓を使用することができません。
しかし、計算式を必要とするものなど、暗算では答えを導き出せないものも出題されます。
そのようなときにはどうやって計算すれば良いのでしょうか。

テストセンターや電卓使用を禁止するインハウスCBTの場合、受検生には計算用紙を配布されるのが一般的。
暗算で計算しきれない場合は、計算用紙を使用しながら筆算で答えを求めるのが基本となります。

筆算をするのは大変かもしれませんが、途中の計算など答えまでの「過程」が分かるので、見直しが正確にできるというメリットがあります。
しかし、全ての計算問題で筆算を使用していると時間がなくなってしまうことも。

そのため、簡単な問題は暗算で解き、複雑なものは筆算を使用するなど計算方法の使い分けをするのがおすすめです。
制限時間に限りのあるSPIではより早く回答することがポイントになりますが、暗算は紙に書く必要がないので時間を短縮することができます。
そのため、時間を有効に使用するためにも暗算で解ける問題は筆算を利用しないのがおすすめです。
暗算が苦手…というのであれば、買い物の合計額を暗算したり過去問題を解いたりして暗算に慣れておくことが大切。
また、暗算は筆算のように計算過程が分からないため、見直しをしない問題で使用するのが良いでしょう。

 

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その他の持ち込み禁止物は?

テストセンターに持ち込めないのは電卓だけではありません。
持ち込み禁止物とされているものは以下のとおりです。

・辞書や計算機能を備えた機械(携帯電話や電子辞書など)
・筆記用具全般(シャーペン、消しゴム、メモ、ノートなど)
・時計(携帯電話や腕時計など)

辞書や計算機能を備えた機械は、電卓持ち込み不可の理由と同じく正しい能力が分からなくなるため禁止されています。
筆記具も不正対策として持ち込み禁止。筆算で使用するものについてはテストセンター側が貸し出している筆記具を使用するのがルールです。
また、メモ用紙は最初にA4サイズ2枚が配布されますが、足りなければ挙手をすると3枚目をもらうことができるので覚えておきましょう。

多くの試験で持ち込み可とされる時計も、SPIでは持ち込み不可。
そもそもSPIは1問ごとに制限時間が設けられており、時間を過ぎると未回答であっても次の問題に切り替わります。
そのため時計は必要なく、不正対策の一環として持ち込み不可になっているようです。

上記はテスト中に使用が認められていないもの。
そのため、会場に行くまでに携帯電話や時計を使用することは問題ありません。
私物はロッカーにしまったり足元に置いたりとテストセンターの会場によって対応はさまざま。
テスト開始までに机上に持ち込み禁止物が出ていると不正になってしまうため、会場に到着したら携帯電話やスマートフォンの電源を切り、不要なものはカバンにしまって担当者の指示に従いましょう。

 

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テストセンター受検に必要な持ち物

電卓や携帯電話のほか、筆記具や時計も持ち込むことができないテストセンター。
では、受検時には何を持っていけば良いのでしょうか。

まず、絶対に忘れてはいけないのが身分証。
他人がなりすまして受検する「替え玉受検」を防ぐため、保険証など写真の付いていないものは認められないので注意しましょう。
顔写真付き、受験票に印刷された氏名と一致している、有効期限内、原本であることが身分証の条件。
使用できるものとしては、運転免許証やプラスチック製の学生証、パスポート、マイナンバーカードなどが挙げられます。

受検票も必要です。
ただし、SPIには明確な受検票というものがなく、「受検予約完了画面」または「テストセンター受験予約内容の確認メール」を受検票として使用しています。
これは自分で用意する必要があり、郵送されるものではないので事前にプリントアウトしておきましょう。
プリンターを保有していない場合は、大学でプリントしたり、USBメモリに保存してコンビニでプリントしたりしてもOKです。
また、A4サイズの紙(白紙もしくは罫線入り)にテストセンターIDとカナ氏名、検査名、会場名、日程、タームをメモしても受検票として使用できます。

一口にSPIと言っても、受検方法によって持ち物や出題の難易度が変わります。
自分の受検方法をしっかりと把握し、忘れ物や不備がないよう準備をしておきましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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