適性検査の「eF-1G」とは?検査内容や対策方法を解説!

このページのまとめ

  • 「eF-1G」は就活生のポテンシャルをはかる適性検査
  • 「eF-1G」は能力検査と性格検査の2種類がある
  • 「eF-1G」は言語分野と非言語分野が難しいので対策が必須

適性検査の「eF-1G」とは?検査内容や対策方法を解説!のイメージ

「eF-1Gってどんな適性検査?」「対策をするにはどうすればいい?」などと悩む就活生もいるでしょう。

「eF-1G」は適性検査のなかでも難易度が高いといわれており、どのような問題が出るか知っておくのが大切です。

この記事では、「eF-1G」の検査内容や対策方法について解説しています。ほかの就活生よりも高得点をとれるように、しっかりと対策しておきましょう。

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目 次

「eF-1G」とは?概要や検査形式を解説

「eF-1G」とは、就活の選考で利用される適性検査の1つです。就活生一人ひとりのポテンシャルの把握を目的として開発されています。

eF-1Gの特徴は、心理学・統計学・比較文化学などの専門家監修のもと、測定項目や質問を設定している点です。検査内容はほかの適性検査と比べて独特であり、「初見では解けない」「対策方法がほとんどない」などともいわれます。

「eF-1G」で検査する内容

eF-1Gでは、就活生の特徴や個性を判別します。例としては、次のとおりです。

・積極性
・学習姿勢
・ストレス耐性
・コミュニケーション力
・エモーショナルコンディション

就活生の個性や人柄などが見られていると知っておきましょう。

「eF-1G」の検査形式

eF-1Gは、パソコンで受験するWebテスティング形式です。自宅のパソコンやタブレットなどでも受験できます。

Webテスティング形式のメリットは、テスト会場に行かずに、都合のいい時間に受験できる点です。ただし、インターネット環境の準備や、試験に集中できる環境の維持を意識しましょう。

また、日本語だけではなく、英語と中国語での受検にも対応しています。

「eF-1G」の合格ライン

eF-1Gの合格ラインは、企業ごとに異なります。点数についても、公表されていないケースがほとんどです。

ただし、eF-1Gの場合、就職偏差値が高いほど合格ラインも高い傾向にあります。就職偏差値については、「就活偏差値とは?信憑性や正しい活用方法を解説!」記事で解説しているので、参考にしてください。

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「eF-1G」で行われる2つの検査内容

eF-1Gには、「性格検査」と「能力検査」の2つがあります。それぞれの検査内容について解説していきます。

性格検査

性格検査とは、就活生の考え方や行動の特徴を明らかにする検査です。全部で251問、80項目あります。

質問の内容は、就活生自身について尋ねる検査です。「そう思う」「ややそう思う」などの選択肢から回答します。問題を解くための時間は20分から40分ほどです。

性格検査では、自分を偽ることなく素直に回答するようにしましょう。適当な回答をしてしまうと「回答が矛盾している」「回答が極端」などと思われてしまうので注意してください。

性格検査については、「適性検査の性格テストとはどんなもの?目的と対策」の記事で詳しく紹介しています。ほかの適性検査にも性格検査はあるので、チェックしておくのがおすすめです。

能力検査

能力検査とは、仕事に必要な学力や思考力をはかる検査になります。19ブロック、114問あり、最大30分で回答が必要です。

能力検査では、全体の時間とは別に、ブロックごとに制限時間が設けられています。1問10秒程度なので、素早く解けるようにしましょう。

問題の半分ほどは、SPIなどほかの能力検査の対策をしていれば対応可能といわれています。しかし、残りの半分は柔軟な思考と発想力を必要とする問題であり、初見で解くのは難しいでしょう。事前に対策をしておくのが重要です。

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「eF-1G」の能力検査で出題される内容を解説

eF-1Gの能力検査では、「言語分野」と「非言語分野」の2種類が出題されます。それぞれの試験内容について知っておきましょう。

言語分野の問題は、文章を読み取る力が見られます。非言語分野の問題は、「数的処理」や「論理的思考力」が見られる検査です。

eF-1Gの場合、瞬間的な発想力や柔軟な思考力を必要とする独特な問題が多く出題されます。eF-1Gならではの問題について解説するので、参考にしてください。

言語分野

言語分野では、次のような問題が出題されます。

・語句の用法
・四文字熟語
・長文読解
・単語の連想
・単語の列挙

これらのうち、「語句の用法」「四文字熟語」「長文読解」については、ほかの適性検査でも見られる問題です。

「単語の連想」「単語の列挙」の2つは、eF-1Gならではの問題なので注意しましょう。この2つの問題について簡単に解説します。

単語の連想問題

単語の連想問題は、指定された単語から、思いつく言葉を挙げていく問題です。マジカルバナナとも呼ばれています。

たとえば、「空⇒( )⇒( )⇒船」と問題があるとしましょう。この場合、「空⇒(青い)⇒(海)⇒船」のように、連想される言葉をつなげて問題を解いていきます。

単語の連想問題の特徴は、最初の単語がすべて同じになっている点です。全10問ありますが、同じ単語からスタートします。1問目を解く時点で、最初の単語から連想される単語をできるだけたくさん頭に浮かべておくと、2問目以降も解きやすくなるでしょう。

また、制限時間は全体で120秒です。1問あたり10秒と制限時間が短いため、タイピングのスピードを上げ、どんどん回答していくのも大切になります。

単語の列挙問題

単語の列挙問題とは、指定された単語の代わりになるものを挙げる問題です。たとえば、「パスポートの代わりになるものを挙げよ」「机の代わりになるものを挙げよ」のように出題されます。

問題は1問のみで、制限時間は120秒です。代わりとなるものを8個以上挙げられるといいと言われています。

単語の列挙問題では、キーワードを抽象化したり、キーワードの要素を分解したりして考えるのがポイントです。時間制限が短いため、思いついたものはとにかく書いていくといいでしょう。

非言語分野

非言語分野では、次のような問題が出題されます。

・四則演算
・記号の数え上げ
・地図の読み取り
・煙突の見え方
・積み木

なかでも、「地図の読み取り」「煙突の見え方」「積み木」の3つが難しいとされるので、回答方法を知っておきましょう。

地図の読み取り問題

地図の読み取り問題は、1枚の地図を見て、質問される内容に「正しい」「正しくない」で回答する問題です。制限時間は1問につき30秒で、全5問出題されます。

質問内容は、「病院の前には本屋がある」のように、地図上で見つければすぐに回答できるものが2問、「花屋と居酒屋が向かい合っている通りを過ぎ、突き当りを右に曲がり、一つ目のT字路を右に曲がったとき、左の角から2件目にあるのは魚屋である」のように複雑な問題が3問です。

簡単な問題と複雑な問題については、順不同で出題されます。簡単な問題から探し、回答するのも1つの方法なので覚えておきましょう。

煙突の見え方問題

煙突の見え方問題とは、煙突がどのように見えるかを、4つの立体図から選び回答する問題です。

問題用紙には、「同じ長さの煙突が数本並んでいる土地を上空から捉えた平面図」が示されています。また、方角と煙突を見る位置が指定されているので、その場所から見た場合に煙突がどのように見えるかを回答しなければなりません。

煙突の見え方問題を考える方法は、平面図の定点からそれぞれの煙突に向けてラインを引くことです。ラインをヒントに、定点から煙突までの距離や遠近感、煙突と煙突の間の距離をイメージして、正解となる立体図を選びましょう。

制限時間は20秒で、出題も1問のみです。初見だと難しいので、問題集を見てイメージしておくといいでしょう。

積み木問題

積み木問題とは、積み木のような立体図を見て、構造上ありえないものを1つ選ぶ問題です。選択肢は「正面から見た図」「側面から見た図」「真上から見た図」などがあるので、1つずつ確かめる方法がおすすめです。

また、選択肢のなかで空白のスペース数が違えば、構造上ありえない図として即決できます。空白のスペース数も確認しておくといいでしょう。

就活の適性検査では、適性検査ごとに特徴となる問題があります。それぞれの違いを把握し、対策するようにしましょう。

適性検査については、「適性検査25種類の内容から対策まで!就活に役立つ情報を詳しく解説」の記事で詳しく解説しています。回答方法も変わってくるので、エントリーした企業がどのような検査を取り入れているか調べておきましょう。

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「eF-1G」は難しい?高得点をとるための対策を解説

ここでは、eF-1Gの合格ラインを突破するために、対策方法を解説します。

問題集などで問題に慣れておく

問題集や体験テストなどを活用し、問題形式に慣れておきましょう。問題のパターンを知っておくと、余裕をもって受験できます。

また、eF-1Gは問題の種類が少なく、何度か受検すると同じような問題に出会う確率が高まることも。第一志望の選考前に、eF-1Gを導入している企業にエントリーを行い、受験しておく方法もおすすめです。

SPIの問題も解いておく

eF-1Gの問題集とあわせて、SPIの問題も対策しておきましょう。eF-1Gの半分ほどは、SPIの問題に似ているからです。

eF-1Gの対策だけをしていると、ほかの問題が解けない場合もあります。SPIは多くの企業で導入されており、ほかの選考でも役立つので練習しておくのがおすすめです。

SPIについては、「適性検査「SPI」の概要と対策を知ろう!」で解説しているので、あわせて参考にしてください。

制限時間を意識する

eF-1Gは制限時間が短いので注意しましょう。制限時間を超えてしまうと、未回答でも次の問題に進んでしまいます。

eF-1Gの回答は、選択肢が準備されている場合も。もし、制限時間が足りなさそうな場合は、直感でもいいので選択肢から選ぶようにしてください。

体調を整えて本番に臨む

万全の体制で臨めるように、体調管理を意識しましょう。寝不足や体調不良の場合は、受験を避けた方が無難です。

eF-1GはWebテスティング形式なので、自分で受験場所や時間を選べます。満足いく結果が出るように、ベストな状態で挑戦しましょう。

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「eF-1G」などのWebテスト対策を行いたいあなたへ

就活の場面では、「eF-1G」や「SPI」、「玉手箱」など、複数の適性検査があります。それぞれ出題内容や回答方法が異なるので、検査にあわせた対策が必要です。

しかし、数ある適性検査の対策を自分だけで行うのは大変でしょう。そんなときは、ぜひキャリアチケットに相談してください。

就活エージェントのキャリアチケットでは、適性検査対策も実施しています。適性検査を受ける前に、回答方法のコツや高得点をとるための解き方などを学んでおきましょう。

また、適性検査だけではなく書類選考や面接の対策も実施しています。就活生一人ひとりに応じたアドバイスを行うので、志望企業の内定を獲得するために、下記のボタンから登録しご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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