就活で効果的な自己PRの伝え方は?アピールするためのコツを解説

このページのまとめ

  • 就活で効果的な自己PRの伝え方は、強みは1つに絞り具体的な経験を述べること
  • 就活における自己PRの伝え方からは、話をまとめる能力や社風に合うかが見られている
  • 就活で自己PRを効果的に伝えるには、自己分析や企業研究で準備するのが大切

就活で効果的な自己PRの伝え方は?アピールするためのコツを解説のイメージ

就活で自己PRが必要になり、「伝え方はどうすればいい?」「どんな内容が評価される?」などと気になる就活生も多いでしょう。優れた能力を持っていても、伝え方が悪ければ評価につながりません。面接官目線にたって、どのようなアピールがいいか考えるのが大切です。

この記事では、自己PRをどのようにまとめるか、おすすめの伝え方を解説します。例文も紹介しているので、文章作成の参考にしてください。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

   
目 次

就活で評価される自己PRの伝え方

自己PRを効果的に伝えるには、「強み」「エピソード」「強みの活かし方」の順番に内容を伝えるのがポイントです。最初に結論を伝え、エピソードで強みを裏付けてください。

結論となる「強み」を伝える

自己PRの書き出しは、アピールしたい強みから伝えましょう。強みから伝えることで、何についてアピールしたいのかが明確になります。「私の強みは△△です」「私は△△に自信があります」のように伝えましょう。

自己PRの書き出しについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」の記事も参考にしてください。

強みを裏付けるエピソードを伝える

強みを発揮したエピソードを伝えて、説得力につなげましょう。具体的に、どのような場面で強みを発揮し、どのような成果を得たかを伝えます。

強みだけを伝えても、エピソードがなければ具体的なイメージが湧きません。課題に対して、何を考え、行動し、解決したのかを伝えてください。

強みを入社後にどのように活かすか伝える

最後に、自分の強みをどのように仕事に活かすかを伝えましょう。強みの活かし方を伝える理由は、面接官に入社後のイメージを持ってもらうためです。

「コミュニケーション能力を活かして営業職で活躍します」「将来はリーダーシップを発揮して、プロジェクトリーダーとして活躍したいです」のように、具体的に伝えましょう。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

   

就活の自己PRの伝え方から企業が見ているポイント

評価される自己PRを作るために、企業の目線も知っておくのが大切です。企業は自己PRから、「どのような強みや経験があるか」「自社で活躍できそうか」を見ています。

面接官の意図を理解し、回答するようにしてください。

どのような強みを持っているか

自己PRでは、就活生の強みが見られています。自己分析を行い、強みやスキルをアピールできるように準備しておきましょう。

アピールする強みに決まりはありませんが、企業で求められている能力を伝えるのがポイント。仕事で活かせる能力を考え、アピールしましょう。

「営業ならお客さまと話すから、コミュニケーション能力や傾聴力が活きる」などのように考え、強みを選ぶのがコツです。

わかりやすく伝える能力があるか

面接官に対して、わかりやすく伝えられるかもポイントになります。コミュニケーション能力が見られているため、覚えておきましょう。

仕事では、周囲に対して仕事を説明する場面がよくあります。わかりやすく情報共有ができれば、業務がスムーズに進み、生産性も上がるでしょう。

また、接客や営業といった職種では、相手に対してわかりやすく説明する能力が求められます。どのような職種でも、相手に伝える能力は必要になるので、自己PRから伝え方が見られています。

企業の社風に合うか

就活生の人柄やこれまでの経験を通して、自社に合うかどうかも面接官が見ているポイントです。考え方や方向性が合う人物であれば、活躍できそうだと思ってもらえます。

もし、企業の社風に合わない場合、ミスマッチで仕事へのモチベーションが下がってしまうことも。成果が出ないだけではなく、従業員とのトラブルや早期離職につながる可能性もあります。

そのため、面接官は就活生の経験から、自社に合う人物かを見ているのです。

入社後に活躍できそうか

就活生が仕事で活躍できそうかも、自己PRで見られています。面接官に評価されるためには、入社後のイメージを持ってもらうことが欠かせません。

入社をイメージしてもらうには、企業に合う人材だと伝えるのが大事。「仕事で活躍できる」「社風に合いそう」「ビジョンが明確」など、何でアピールできるか考えましょう。

自己PRで評価されているポイントについては、「新卒面接の自己PRで評価される4つのポイント」の記事でも解説しています。面接官目線に立って、どのようなアピールが評価できるか考えてみましょう。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

   

就活面接における自己PRの伝え方のコツ

自己PRを評価されるためには、「強みは1つに絞る」「企業の求める人物像に合わせる」などを意識するのが大切です。

ここでは、自己PRを考える際に意識したい、4つのコツを解説します。

伝える強みは1つにする

アピールする強みは、1つに絞りましょう。複数の強みを伝えてしまうと、どれをアピールしたいのかがわからなくなるからです。

たとえば、「私の強みはコミュニケーション能力と粘り強さと問題解決能力です」といわれると、どれを評価していいのか困ってしまいます。強みは1つに絞り、具体的にアピールするように意識してください。

1つのエピソードを具体的に伝える

エピソードも1つに絞り、内容を具体的にアピールしましょう。エピソードが強みの根拠になるので、情景がイメージできるように伝えるのがコツです。

根拠のない強みを伝えられても、面接官は就活生の本当の強みなのか判断できません。強みを発揮した経験を思い出し、具体的に伝えるようにしましょう。

ESや履歴書の内容と矛盾しないようにする

自己PRの内容は、ESや履歴書の内容と合わせましょう。矛盾していると、嘘をついている印象や不誠実な印象を与えてしまいます。

たとえば、「コミュニケーション能力に自信があります」と強みで答えていたとしましょう。一方で、「短所は人と話すのが苦手なことです」と書いてあれば、「コミュニケーション能力に自信があるのでは?」と思われてしまいます。

就活では、ESや履歴書、面接の内容で統一感を持たせることが大切。面接官もESや履歴書を見ながら面接をしているので、自分が書類選考で何を書いたか覚えておくか、コピーして面接前に見返すのもおすすめです。

企業の求める人物像に合ったアピールをする

アピールする強みは、企業の求める人物像に合わせましょう。企業研究を行い、どのような人材が必要とされているのか、確認しておくのがおすすめです。

一般的には、企業のWebサイトや採用ページに求める人物像が掲載されています。企業説明会で伝えられる場合もあるので、確認しておきましょう。

求める人物像の調べ方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事も参考に実施してみてください。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

   

就活で評価される自己PRを作るために必要な準備

自己分析や企業研究を入念に行えば、自己PRでアピールしやすくなります。面接官に好印象を与えるために、準備を整えておきましょう。

自己分析

自分の強みをアピールするためには、自己分析が必須です。これまでの経験を振り返り、どのようなエピソードがあったか紙に書き出してみましょう。

自己分析を行う際は、自分史を作るのもおすすめ。時系列に整理すると、どのような経験をしたかがわかりやすくまとめられます。

エピソードごとに、「どのような強みを発揮したか」「どのような感情や考え方を持ったか」「どのような結果になったか」などをまとめてみてください。自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。

業界研究

業界研究を行い、どのような強みや経験が求められているか確認するのも大切です。業界や企業について知らなければ、相手の求めるアピールはできません。

業界研究は、「企業のWebサイト」「四季報などの書籍」「ニュース」「業界研究セミナー」などで実施できます。業界研究セミナーの場合は、業界全体について学べるものと、特定の業界を学べるものがあるので、状況によって使い分けましょう。

業界研究の方法は、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

企業研究

企業研究を行い、企業の求める人物像を明確にしておきましょう。志望企業について知ることは、より具体的なアピールをするために欠かせません。

企業研究を行う場合は、企業のWebサイトや採用ページを読んでおきましょう。また、OB・OG訪問を行い、実際に働く従業員の方の話を聞くのもおすすめです。

企業訪問の方法は、「就活を円滑に進める「企業研究」って? ポイントを解説!」の記事を参考にしてください。OB・OG訪問を行う場合は、「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」の記事を参考に実践してみましょう。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

   

就活で評価される自己PRの伝え方の例文

ここでは、自己PRの効果的な伝え方の例文を紹介します。例文の表現を参考に、自分なりの文章を考えてみましょう。

アルバイト経験を伝える例文

私の強みは、細かい作業でもミスなく素早く行えることです。

大学時代は書籍出版社で、本にチラシを挟むアルバイトをしていました。やることはシンプルな作業ですが、数が多くスピードも求められるため、最初はミスもありました。

そこで、まずは正確に作業することを心がけ、次にスピードを意識するために1分間の目標作業量を設定し、効率よく作業を進める方法を模索しました。その結果、1分間に7冊としていた目標作業量を上回る10冊を作業できるようになり、社内でも作業の速さを評価してもらえるようになりました。

御社に入社後は、正確性と作業スピードを両立させて事務処理をスムーズにさばくことで、お客さまから信頼される事務職として、チームの生産性向上に貢献したいと考えています。

ゼミ経験を伝える例文

私の強みは、同じ目標の達成のために、全員に必要な行動を考えるリーダーシップです。

私の参加するゼミでは、冬休みに研究発表会を行っていました。チームごとに研究を進めて成果を発表するのですが、私たちのチームは部活動に所属する人が多くスケジュールが合わず、研究や資料作成が進んでいませんでした。

そこで、まず私は全員を集めて、研究発表会の目標をみんなで設定しました。さらに、全員にスケジュールを共有してもらい、作業の予定を細かく設定しました。すると、やることが明確になり、みんなで目標達成のためにモチベーションをもって取り組めるようになり、研究発表会を成功させることができました。

御社に入社後も、目の前の課題に対し必要なことを考えすぐに対策を講じることで、社内の全員で会社の成長に貢献できる組織を作ります。

留学経験を伝える例文

私の強みは行動力です。大学2年生で経験した、4ヶ月間のアメリカに留学にて培ったものです。

私は将来、国内だけでなく世界をマーケットにした仕事がしたいと考えています。そのために必要なことは『語学力の向上』と『視野の拡大』だと考えました。

その2つを効率的、かつ実践的に習得できる方法が海外で直接学ぶことだと思い、アメリカのベンチャー企業で働くプログラムに参加しました。そこでは積極的に意見を述べることで多くのフィードバックを受け、自分の常識とは違う考え方・やり方に触れることが視野の拡大につながりました。また、日本語を使わない生活が4ヶ月続いたことで語学力も向上しました。

この経験から、失敗を恐れずに行動することが目標達成のためには重要であることを改めて学びました。また、大きな挑戦は自信となり、次の行動につながることも実感しました。

この強みはスピードが求められる御社のビジネスにおいても活かせると考えております。

自己PRの例文は、「自己PRは書き方が大事!企業に評価される構成やポイントを解説します」の記事でも解説しています。複数の例文を読んで、表現力を培いましょう。

ただし、例文をそのまま使うのはNG。あなた自身の経験でなければ評価されないので、オリジナルのエピソードで自己PRを行ってください。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

   

就活における自己PRの伝え方で悩むあなたへ

就活での自己PRはどの企業でも聞かれる内容であり、アピールできるよう準備しておくのが大切です。好印象を与えられるように、どのような伝え方がいいかを勉強しておきましょう。

もし、自己PRの伝え方に不安がある場合は、就活エージェントの活用がおすすめ。なかでもキャリアチケットは、マンツーマンであなたの悩みを解消します。

自己PRに自信がない就活生には、強みを見つける自己分析から、自己PRの考え方、面接での伝え方までサポート。就活のことなら、内定獲得まですべてお任せください。

就活は初めての経験であり、自分だけで努力するのは大変。よりよいアピールを実現するために、キャリアチケットを使ってみましょう。

自分の強みを伝える自己PRを相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。