このページのまとめ
- 自分に合う企業を見つけるために、企業研究は必須
- 企業研究は面接対策にもなる
- 企業研究をすることで他社との比較もできる
- 企業研究ノートを作ろう
企業研究は進めていますか? 「企業研究の大事さはわかっているけど、何から始めたらいいかわからない」という就活生、必見! 企業研究の目的や方法を解説します。
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企業研究の目的
興味がある企業についてさまざまな角度から徹底的に調べ上げ、その企業がどんな企業なのかを研究することを「企業研究」と言います。
満足のいく就活ができるかどうかに大きく関わってくる、重要な過程です。
企業研究の目的は、大きく分けると3つあります。
自分に合った企業を見つける
事業内容や理念、競合他社との違いなどを調べ、企業の特徴を理解します。
その上で自分の志向と照らし合わせて、企業と自分との相性を見極めましょう。
志望動機を明確にする
「なぜこの企業に入りたいのか」「どうして他社ではダメなのか」「入ったら何をやりたいのか」
これらのような志望理由を、より具体的にして説得力があるものにするために必要なのが企業研究です。
求める人物像を把握する
就活はマッチングです。企業側も、企業の方向性や雰囲気に合った人を採用したいと思っています。
企業が求める人物像を研究し、自分が人物像と合っていることを選考で伝えられるようにしましょう。
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企業研究のチェック項目
企業の特徴を知る
まずは、志望する企業の特徴についてとことん調べましょう。
代表取締役
氏名や経歴などのプロフィール情報のほか、代表メッセージも確認しましょう。
企業理念、経営理念
企業理念は不変のもので、創業者の想いが込められています。
経営理念は企業の未来に向けたもので、時代の変化に伴って変わることがあります。
会社概要
設立年、資本金、株式公開、事業拠点などの基本情報は押さえておきましょう。
独立系の企業でなければ、グループ会社や提携会社などの関連企業も調べましょう。
歴史や規模を窺えます。また、転勤の可能性も想像できる情報です。
事業内容
商品・サービスの内容やその対象、提供方法について調べます。
企業が市場にどのように貢献しているのか、どのように利益を生み出しているのかが理解できるでしょう。
利益の割合が多い商品・サービスや、注力している事業が何かを把握すれば、企業の強みを知ることができます。
業務内容
職種や業務内容を調べましょう。実際に働いた時のイメージがつきやすくなります。
そこで求められるスキルと自分の強みがマッチすれば、面接時のアピール点になります。
勤務条件
社員に対する待遇です。働きやすさに大きく関わりますので、しっかりチェックしましょう。
具体的には、給与、勤務地、勤務時間、休日、福利厚生、手当、保険などが挙げられます。
人事・教育制度
成長していける環境なのかどうかの基準になります。
昇給や昇進がどのような制度で判断されるかということは、今後のキャリアプランにも関わってきます。
女性の場合は、役職への女性登用が進んでいるのかどうかも要チェックです。
業績、成長性
現在の状況や世情による影響度、未来への展望の分析に役立ちます。
具体的には、業績、利益の伸び率、景気による影響度、商品・サービスの強みなどが挙げられます。
社風
入社後のミスマッチを起こさないように、正確に把握することが大切です。
説明会や面接で訪問した時に感じた職場の雰囲気や、年齢比や男女比も判断基準の一つです。
また、仕事をしていく上では、意思決定をする際にトップダウン型なのかボトムアップ型なのかということも自分がやりがいを感じられるかどうかに関わってきます。
CSR活動、ダイバーシティーの取り組み
社会貢献や多様性を大切にする、倫理的観点による取り組みです。企業の社会的信頼や、持続的な成長に関わってきます。
その企業の大きな特徴の一つになりうるので、志望する企業で取り組みがあれば把握しておきましょう。
採用情報
応募、選考に際して必ず目を通すことになる項目です。入念な準備のためにもチェックしましょう。
自分と企業とのマッチング率を知る
企業の特徴について調べたら、その結果自分が感じたプラス面とマイナス面を書き出しましょう。
自分の志向や、譲れない点・妥協できる点を照らし合わせて、マッチング率をはかります。
競合他社との比較
同業の会社と比較して志望企業がどの位置にいるのかを整理すると、より企業への理解が深まるでしょう。
面接でよく訊かれる「なぜうちの会社を選んだのか」という質問の根拠にもなります。
以下の観点は特に各企業の違いが出やすいものになります。
提供する対象や業態
B to BなのかB to Cなのかなど、サービスの対象がどちらかということに着目するとわかりやすいでしょう。
また、扱う商品・サービスの分野や領域の広さも注目ポイントです。
資本構成
独立系、系列系、外資系などの資本構成の違いを把握しましょう。
社風や福利厚生、事業戦略の違いに影響していることがあります。
事業規模
資本金、売上、営業利益、従業員の数などを参考に、企業の規模の位置を確認しましょう。
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企業研究ノートを作成しよう
集めた情報は「企業研究ノート」を作って記録していきましょう。同じフォーマットで作成すると比較しやすくなります。
志望する企業と自分の志向、志望する企業と競合他社、この二点を比べるためにも最適なツールです。
以下の三つの観点から整理していきましょう。
企業情報
チェック項目で挙げた企業の特徴を書きましょう。
加えて、他社と比較した時に出てきた同業の中での立ち位置や、強み・弱みも記録しましょう。
感想や見解
調べて感じたことや、企業に興味を持った理由、また、企業の求める人物像から出てきた自分のアピールポイントを書きましょう。
説明会やインターンシップに参加した場合は、その際に感じたことも書き加えていきましょう。
社員からの情報
説明会やOB・OG訪問で聞いた社員のリアルな声を記録しましょう。
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企業研究のための情報源
情報収集のためのツールを紹介します。これらを参考にして、企業研究を進めましょう。
コーポレートサイト
基本情報が載っています。まずはここをチェックしましょう。
新卒採用ページ
採用に関する情報が掲載されています。
企業が就活生に向けて知ってほしいことや、求める人物像などを発信するメディアです。
IR情報
IR(Investor Relations)情報とは、投資家向けに発信している情報のことを指します。上場企業には開示義務があるため、サイトで確認することができます。
就活生向けではない客観的な事実を知れたり、今後の戦略が読み取れたりするので、新卒採用ページとは別にチェックしておきたい項目です。
企業が発行している書籍
社長や創設者が出版している本を読んでおくと、社風や理念への理解が深まるでしょう。
面接時の話題の一つにもなるかもしれません。
就活関連の書籍
「会社四季報」や「業界地図」などが挙げられます。競合他社との比較に役立つツールです。
「会社四季報」には離職率や有休消化率など、企業の公式サイトには無い情報が載っていることがあります。
「業界地図」は業界の中での企業の位置を知ることができます。
会社説明会
基本情報を知ることができるほか、実際にその企業で働く社員と直接会える機会になります。
企業の雰囲気を感じられますし、社員の方がサイトに載っていない+αの情報を教えてくれるかもしれません。
インターンシップ
実際に企業に赴き業務内容を体験することができるので、企業とのミスマッチを防げます。選考・入社までに伸ばしたい能力にも気づけるでしょう。
また、現役社員と関わることができ、リアルな話を聞いたり、わからないことを質問できたりする絶好のチャンスです。
OB・OG訪問
先輩社員と一対一で話すことができます。他の社員がいる説明会などの場では聞きづらいことも質問できる場です。
「企業研究」は自分が納得できる就活にするためにやっておくことをオススメします。
選考を突破するために、入社後もやりがいを持って働くために、しっかり準備しましょう。
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