就活生必見!履歴書の正しい書き方とマナー

このページのまとめ

  • 住所は都道府県から書き、マンション名などは正式名称で記入する
  • 学歴は中学校卒業から記入し、職歴は「なし」と記載する
  • 資格や免許は、アピール材料になるものを優先して書く
  • ギャンブル、政治、宗教に関する趣味や特技を書くのは避けよう
  • 黒のボールペンで記入する、間違えたら書き直すといったマナーを守ろう

ここでは就活生に向けて、項目別に履歴書の正しい書き方をご紹介。知っておくべき履歴書の基本マナーについても解説するので、当コラムを読んで記入時のポイントを押さえましょう。

 

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履歴書の書き方:基本情報

まずは氏名、住所といった基本情報について、書き方のポイントを確認しましょう。

日付

郵送する際は投函日、面接時に手渡しする場合は持参する日を記載します。元号は西暦(20☓☓年)と和暦(令和○年)のどちらでも問題ありませんが、履歴書内でどちらかに統一しましょう。

氏名・押印

ふりがなは、「ふりがな」と書かれていたら平仮名、「フリガナ」と記載されていたら片仮名で記入します。
押印欄があるときは、すべて記入した後に印鑑を押すのが無難。かすれる、曲がってしまうなどのトラブルによって最初から書き直すことがないよう注意してください。

証明写真

3ヶ月以内に撮影したものを貼ります。はがれてしまったときに備えて、証明写真の裏には大学名と氏名を書くようにしてください。

住所

都道府県から書き、マンション名などは正式名称で記入します。市区町村以降の書き方ですが、「1-2-3」とは記入せずに「1丁目2番地3号」と記載するようにしてください。

連絡先

電話番号は、外出先でも連絡できる携帯電話(スマートフォン)の番号を記入するとよいでしょう。
そのほか履歴書に記載するメールアドレスは、大学指定のものを書くのが無難。アニメキャラクターなどの名称が含まれるアドレスはビジネスシーンに不向きなので、就活用のメールアドレスを新たに作る際は、自分の名前や誕生日だけに留めましょう。

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履歴書の書き方:学歴・職歴

ここでは、学歴・職歴欄を記入する際の注意点をご紹介します。

学歴

中学校卒業から記入し、学校名は「東京都渋谷区立○○中学校」「東京都立○○高等学校」「○○大学 ○○学部 ○○学科」のように正式名称で書きます。
なお、まだ大学を卒業していない新卒の就活生は、「○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業」ではなく「○○大学 ○○学部 ○○学科 卒業見込み」と記載することも覚えておきましょう。

職歴

アルバイトは職歴に含まれないため、基本的には「なし」と記載します。「なし」の1行下には「以上」と記入することも忘れないようにしてください。

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履歴書の書き方:資格・免許、趣味・特技

資格・免許や趣味・特技についても記入時のポイントがあるので、しっかりチェックしてください。

資格・免許

住所と同様に、資格や免許も正式名称で記載します。たとえば「英検2級」や「漢検2級」は、「実用英語技能検定2級」「日本漢字能力検定2級」と書くようにしてください。
取得している資格・免許が多いときは、志望企業や希望職種に活かせるものを優先して記載しましょう。

なお、「たくさん資格を書いた方が印象が良さそうだから…」と闇雲に記載するのは避けるべき。たとえば中学レベルといわれている英検3級は、就活生が記入すると「英語はあまり得意じゃなさそう」とネガティブなイメージを持たれる恐れがあります。持っている資格・級がアピール材料にならない場合は、書かない方がよいでしょう。

合格を目指している資格があるときは、「○○検定○級 取得に向けて勉強中」と記載するのも一つの方法です。

趣味・特技

自分が打ち込んでいることや得意なことを記載します。
履歴書の趣味・特技は、面接時のアイスブレイク(緊張をほぐすための手法)として活用されることが多いよう。業務に活かせる内容を記載するのがベターですが、背伸びせずリラックスして話せるものを書くようにしてください。

なお、パチンコや競馬といったギャンブルや、政治・宗教に関する内容を記載するのは避けるべき。ギャンブルは「金銭トラブルがないか心配」、政治・宗教は「考え方が偏っていそう」といったマイナスイメージにつながりかねないため、書かないのが無難です。
「趣味・特技の話を通して人となりがチェックされている」ということをしっかり覚えておきましょう。

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履歴書の書き方:志望動機、自己PR

入社意欲や志望企業とのマッチ度の高さをアピールできるよう、下記のポイントを押さえましょう。

志望動機

「志望理由→具体的なきっかけ→抱負」という流れで記載します。「なぜほかの企業ではなくこの会社を志望したのか」「入社後どのように会社に貢献したいのか」を具体的に書いてください。
なお、「志望動機がなかなかまとまらない…」と悩むことがあるかもしれませんが、例文の丸写しはやめましょう。採用担当者は普段から多くの志望動機を読んでいるので、丸写しであることはすぐに見抜かれてしまいます。
文章を書くことに苦手意識がある人も、自分の言葉で表現することを心がけましょう。「入社意欲が伝わる内容になっているか不安…」という人は、友人や家族などに読んでもらうのがおすすめです。

自己PR

「自分の強み→根拠となるエピソード→抱負」のように、結論から書き出します。会社によって求める人材像は異なるので、十分に企業研究した上でアピール内容を考えてください。
なお、強みは1つに絞って書くのが基本。複数書くと印象に残りづらくなるほか、「何をアピールしたいのかよく分からない」と思われてしまいます。

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履歴書のマナーを押さえよう

ここでは履歴書の基本マナーを3つご紹介します。

黒のボールペンで記入する

履歴書を記入する際は、黒の油性ペンやゲルインクボールペンを使います。水性ペンは雨などでにじむ恐れがあるので、使わないようにしてください。
そのほか、消せるボールペンで書くことも避けるべき。「間違えたときに便利なのに…」と思うかもしれませんが、摩擦によって文字が薄くなったり消えたりするため、履歴書の記入時には使わないようにしましょう。

見直しをする

誤字・脱字が多いと、「仕事でもミスをするのでは?」「誠意が感じられない」と思われる可能性があります。文字は丁寧に書き、記入し終わったら必ず見直しをしてください。

修正液・修正テープを使わない

書き間違えてしまった際は、最初から書き直しましょう。修正液や修正テープでの訂正は第三者も行えるため、これらを使って修正した書類は信憑性に欠けると判断される恐れがあります。
書き直しに時間をとられることがないよう、あらかじめ見本用の履歴書を作成し、それを見ながら記入するのがおすすめです。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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