就活でお金がかかりすぎる!平均費用やお金の捻出方法を紹介

このページのまとめ

  • 就活にかかる費用は平均で8万円くらいといわれている
  • 地方の学生と首都圏の学生とでは就活にかかる費用の差が大きい
  • 就活にかかる費用は格安空港やシェアハウスなどを利用して節約しよう

就活でお金がかかりすぎる!平均費用やお金の捻出方法を紹介のイメージ

「就活はお金がかかる」就活をする中でこのような悩みを抱えている学生は多いのではないでしょうか。

就活には平均で8万円程度必要です。

事前に就活にかかる費用を把握し、就活が本格化する前にアルバイトなどで貯金をしておく計画性は、今後の人生でも役立ちます。

この記事では、就活にかかる費用を理解したうえで、就活をより効率的に進めるためのコツをお伝えします。

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目 次

就活にかかるお金は8万円前後

就活にかかる費用は、地方の学生や首都圏内の学生など人によって差がありますが、10万円程度あればよいといえそうです。就職みらい研究所の調査によると、2024年卒学生が就活にかけた平均金額は、8万2,905円でした。去年と比較すると7,660円増加しており、コロナ禍が去り対面選考が増えたためだと考えられます。

特に遠距離の企業を受ける人は飛行機代や宿泊費などで20万を超えるケースもあるようです。就活が長引いてしまうとさらに費用がかかってしまいます。就活中に資金不足にならないよう、事前にアルバイトなどで準備しておくことが大切です。

参照元
就職みらい研究所
【2024年卒 就職活動TOPIC】就職活動の費用は増加傾向 対面での選考増加が影響

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就活にかかるお金の内訳

就活ではどのようなことに費用がかかっているのでしょうか?具体的な内訳の例をご紹介していくので参考にしてみてください。

就活における費用の内訳(例)

・スーツや鞄(約4~6万円)
・交通費(約6~8万円)
・宿泊費(約1~2万円)
・参考書籍代、郵送代、文房具費(約5,000円~1万円)
・喫茶、飲食代(約1~3万円)
・証明写真代(約5,000円~1万円)
・その他諸経費(約5,000円~1万円)

この内訳はあくまでも例ですが、最も差が出るのは、飛行機や新幹線などの交通費や、ホテルなどの宿泊費と考えられるでしょう。地方の学生が遠く離れた首都圏内の会社に就職したい場合、説明会や面接などで何往復もすることがあり、首都圏内の学生に比べて費用が多くかかります。就活が長引けば、それだけ費用もかさみます。「6月で内定なしはまずい?長引く就活を終わらせる方法」を参考に納得のいく就活を進めてください。

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就活にかかるお金の節約方法8つ

就活にかかる費用の内訳を見ていきましたが、特に交通費や宿泊費などの費用がかかってきます。コストをおさえるための節約方法について詳しくご紹介していきます。

格安航空を使うなど移動手段を工夫する

交通手段に飛行機を利用するのであれば、LCCなどの格安航空を予約するという手段があります。また飛行機ではなく、新幹線を利用する方は、時間に余裕があれば、高速バスを利用しましょう。

高速バスは疲れやすいイメージがあるかもしれませんが、睡眠時間を確保できるメリットもあります。

最近では、トイレ付きであったり、毛布などのアメニティが充実していたりするなど、車内で快適に過ごせるよう工夫がされているので、自分にあったプランを調べてみてください。

飛行機や高速バスは、事前割引や学割、往復割引を利用できる機会が多いので、事前に調べておくとよいでしょう。

宿泊施設にカプセルホテルやシェアハウスなどを利用する

カプセルホテルであれば、1泊3,000円くらいで泊まることが可能です。タオルや歯ブラシなどのアメニティが揃っていることも多く便利です。

また、ネットカフェや民宿などもビジネスホテルを利用するより安く泊まれるので視野に入れておきましょう。
長期滞在の場合、地方就活生が集まるシェアハウスを利用して、費用をおさえることができます。

就活生専門のシェアハウスでは、就活生同士で話ができたり、苦労を分かち合える仲間に出会えたりなど、大変な就職活動を一緒に乗り越える環境があります。

就活生の中には、「帰る場所があり安心感が持てる」とメリットを感じる人も多いようです。
また、1週間以上滞在する場合はウィークリーマンションなども利用できます。ウィークリーマンションとは、週単位で借りることができる賃貸住宅のことで、ホテルより割安で借りられます。

台所や洗濯機があり、健康的な生活を送りながら就活に集中することができるメリットがあります。友人や保護者と一緒に部屋を借りることでさらに節約することもできるでしょう。

できる限り1日で数社受ける

1日に数社受けることで、地方の学生が首都圏内の会社に就職したい場合の往復回数を削減できます。

また、1日乗車券を活用し交通費を削減することができたり、スーツを着る日数を減らせたりするのでクリーニング費用も節約できます。

1日に数社受けるためのスケジュールのコツは、移動時間を除いて1時間程度の余裕を持つこと。

余裕のあるスケジュールを組むことで、電車の遅延や面接時間の延長が発生しても焦らずに済みます。また、大きな駅を利用する際や、道に迷う恐れのある場合は2時間以上の余裕をみてもよいでしょう。
説明会はあらかじめ企業が話す内容を決めて時間を設定しているので、延長してもアンケート記入をする時間程度です。

しかし、面接を1日で行う企業も多いので、企業に直接メールや電話で事前に確認しておきましょう。

面接では、逆質問などの時間により企業が設定した時間を過ぎてしまうことがあるので、時間に余裕を持って予定を組みましょう。

就活は、たとえスケジュール管理を徹底したとしても、神経をすり減らすもの。事前の準備も必要なので、予定の詰め込み過ぎには気をつけましょう。

セット購入できるスーツなどを選ぶ

リクルートスーツを購入する場合は、学割やセット購入できる店舗を利用するとお得です。就活をするうえで、リクルートスーツやビジネスバッグは欠かせないもの。できるだけよい物を低価格で揃えたいところです。

上下一式揃えるのは、それなりに費用がかかります。この費用を抑えるには、学割や就活生応援のキャンペーンを行っている店舗を選ぶのがポイント。たとえば、大学生協ではインターンシップ・就活用スーツが割引になるクーポンを提供しています。また、学生証の提示で学割が適用されるスーツ専門店もあります。

さらに、スーツを購入する際はセットになったものがおすすめ。店舗によっては、スーツやワイシャツ、ネクタイやカバンなど就活に必要なものが、ひと通り揃ったセット商品も販売しています。

女性用では、ストッキングやパンプスなどもセットでお得に購入できます。いくつかの店舗を比較してから、自分に合ったものを購入しましょう。

飲み物を持参してコンビニ利用を控える

コンビニの商品は値段が高めなので、食べ物や飲み物をなるべく家から持参するようにするとよいでしょう。会社のフリースペースや公共施設、公園などであれば持参したものの飲食が可能です。

「水筒や弁当箱はかさ張るし荷物になる」という方は、ペットボトルに入れた麦茶や水、ラップに包んだおにぎりやサンドイッチでも十分です。まずは、外出先で飲食物を購入する習慣を見直して、無駄な出費を抑えましょう。

web上での説明会・面接を利用する

web説明会を利用することで、交通費だけでなく時間を節約することができます。新型コロナが流行し、採用活動の場も多様化が進みました。そのため、webでの説明会を積極的に行う企業が増えてきています。
web説明会のメリットは、会場まで移動する時間や費用がかからないことです。パソコンやスマホとインターネット環境さえあれば、どこにいても企業のweb説明会に参加することができます。

ただし、屋外や公共の場で説明会を受ける場合は、周りに迷惑をかけないよう、必ずイヤホンかヘッドホンを使用しましょう。

問題集などは借りる

就活の本やテキストは友達に借りたり、もらったりできるよう工夫しましょう。

SPIの問題集や、面接対策の本などの就活に関連した参考書は数え切れないほどあるので、買い揃えていてはきりがありません。1冊はそれほど高くないとしても、購入を重ねるごとに大きな額となります。
また、問題の傾向などは毎年似通っているので、よっぽどの事情が無い限り前年分の対策本でもあまり問題はありません。

大学やアルバイト先にいる先輩に借りることはできないか交渉してみましょう。どうしても借りられる人がいない場合でも、対策本を1冊購入し、それを何度も繰り返し読み込んでみてください。

証明写真はデータを持っておく

証明写真は焼き増しできるようデータを持っておくと便利です。証明写真は写真機で撮影すれば安く済むと考えてしまいがちですが、自分の良さをアピールできなかったり、あとで撮り直す必要が出てきたりするデメリットもあるようです。

マンダムが実施した調査では、「履歴書やエントリーシートの証明写真から受ける印象が選考に影響する」と約7割の上場企業採用担当者が答えています。このことから、選考書類において写真が与える印象は大きいことがわかります

写真撮影は写真館やスタジオでプロにお願いし、データを貰って焼き増しする方法を考えてみるとよいでしょう。

参照元
PRTIMES
「履歴書の証明写真は選考に影響」約7割!証明写真から感じとるのは「清潔感」!約8割の採用担当者が、写真とリアルの姿にギャップを経験

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就活にかかるお金を捻出する方法

先にお伝えしたように、住む地域によって違いがありますが、就活には平均で8万円前後かかります。ここでは、どのようにして就活にかかるお金を調達すればよいのかを解説します。

あらかじめ貯金をしておく

就活にかかる費用は、地方の学生や首都圏の学生とでは費用は異なってきますが、10万円前後かかると予想されるため、あらかじめ貯金が必要です。

どんなにSPIや面接などに向けて対策を頑張っても、お金が足りなくて就活ができないのでは元も子もありません。

就活が終わり残った資金は、卒業旅行や初任給が出るまでの生活費に充てられます。事前に就活に必要な費用を計算し、貯金しておくよう心がけましょう。

アルバイトを辞めてしまわない

就活が始まると、アルバイトと両立してやっていけるのか不安に思う学生も多いでしょう。就活を期にアルバイトを辞める学生も多いようです。

しかし、就活には費用がかかるので、出勤数を減らしてでも続け、両立できる方法を模索してみてください。もし、シフトに入ることが難しい場合は、就活が落ち着けば、また戻れるように籍だけでも置いておけないか相談してみましょう。

また、アルバイト先の友人と会ったり、働くことが就活の息抜きになることもあります。無理のない程度に続けていきましょう。

就活とアルバイトの両立には、職場の理解が欠かせません。上司や同僚に就活中であることを伝え、やむを得ないシフト変更などが出てくる可能性があることをあらかじめ説明しておくと、対応してもらいやすいでしょう。

親にお金の援助をお願いしてみる

就活に必要な費用は事前に逆算しておき、アルバイトや節約をして準備していくことが大切ですが、予想以上に就活の期間が長引いてしまった場合など、どうしても資金を捻出できない場合は親に相談してみましょう。

そのため、親に相談しやすい関係性を保っておくことが重要です。必ず感謝と恩返しは忘れないようにしましょう。

就活でお金がもらえるイベントに参加する

就活イベントや合同説明会に参加するだけで、現金がもらえたりクオカードやAmazonギフト券がもらえることがあります。

また、交通費を支給してもらえたり、企業によってはペンやクリアファイル以外にも、自社商品を粗品として提供している場合もあります。

このようにして、企業側も学生を呼び込むための工夫をおこなっているのです。「△△がもらえるから行ってみよう」という軽い気持ちで参加した説明会などでも、もしかしたら企業との運命の出会いがあるかもしれません。

就活とアルバイトを両立している学生は多くいるようです。「就活とバイトは両立できる?やめずに就職を成功させるためのコツを解説」で両立できるコツを参考にしてください。

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就活にお金をかけずに成功させたいあなたへ

「就活にかかるお金をできるだけ抑えたい」「就活にかけられるお金がほとんどない」と資金調達に苦戦している学生も多くいるでしょう。思うような結果が得られず就活が長引いてしまうことも、少なからずあります。

また、就活にかけられるお金が限られており、志望企業先を絞らなくてはならない状況に陥る可能性もあるかもしれません。

そのようなときは、就活の専門家であるキャリアチケットにご相談ください。志望企業選びや、企業研究、自己分析などから、エントリーシート添削や面接対策まで、就活に関することを一貫してサポートいたします。

「できるだけ費用を抑えてスムーズに就活を進めたい」「早く内定を獲得して就活を終わらせたい」などの悩みを抱えている学生は、一度気軽にご相談ください。

就活を早く終わらせたい人は「就活を楽に終わらせるにはどうする?必要な行動や終わらない原因を解説」を参考にしてください。

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