このページのまとめ
- 就活生に名刺入れは必須ではないが、受け取り用に持っていると便利
- 就活で使うならレザー素材・黒かブラウン、無地の名刺入れがベター
- 名刺を受け取る際は、必ず立ち上がるなどのマナーを守ろう
社会人にとって必須のアイテムの一つである名刺入れ。
就活で社会人と接する機会が増えてくると、自分も名刺や名刺入れをもったほうがいいか悩むこともあるでしょう。
この記事では、名刺入れの必要性からおすすめの色・素材、そして、名刺の受け渡しの際の基本マナーにまで、就活生が知っておくべき情報を詳しく解説します。
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就活生は名刺入れを持っていなくても問題ない
就活生は学生のため、名刺そのものを持っていないことが前提です。そのため、名刺入れを持っていなくてもマナー違反にはならないでしょう。
しかし、会社説明会やOB・OG訪問、インターンシップなど、就職活動中における社会人との交流の場面で、社会人から名刺をもらうケースもあります。
名刺をもらった際に、そのままカバンやポケットなどにしまうのは、折れ曲がったり汚れたりする可能性があるため、避けたいところです。
事前に名刺入れを用意しておけば、しまう場所に困ることなくスムーズに社員の名刺を受け取ることができるでしょう。
就活生にとっての名刺の必要性について、より詳しく知りたい方は「基本は不要!就活中の学生の名刺、メリット・デメリットは?」を参考にしてください。
就活における名刺の重要性
社会人にとって、自分の所属や役割が示された名刺はとても重要。初対面の相手との名刺交換は最低限のビジネスマナーの1つです。
学生の中にも、自分の名刺を作成し就活で活用する人は珍しくありません。
名刺を用意しておけば、紙一枚で名前や大学名、学部を認識してもらうことができ、口頭で自己紹介するよりも間違いが起きにくいというメリットがあります。また、名刺を渡すことで印象に残りやすいとも考えられるでしょう。
しかし、持っていることが好印象につながるとは限らず、逆に「背伸びしている」という印象を与えてしまうこともあるでしょう。
企業の中には、ほかの就活生と公平を期すために名刺交換を禁止しているところもあるようです。
採用担当者も、学生は名刺を持っていないことを当たり前と認識しており、持っていないことで採用結果に悪い影響が出るとは考えにくいでしょう。
社会人になると必要なアイテムですが、就活生の時点では無理に名刺を作成する必要はないと言えます。
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就活生におすすめの名刺入れ
名刺入れには、デザインや素材、色など選択肢が多いですが、就活生が持つならシンプルなデザインがおすすめです。
素材はレザー
おすすめの素材は、レザーです。
名刺入れにはアルミやプラスチック、木製、布製、アルミなど、レザー以外にも多くの素材がありますが、アルミなどの金属製では指紋が付く可能性があるため汚れて見えますし、プラスチックの場合は簡易的で安っぽい印象を与えてしまいます。
一方、木製や布製のものでは、汚れた場合に目立つ可能性があるため、あまりおすすめできません。ビジネスの場面においてスタンダードな素材はレザーだと覚えておきましょう。
色は黒かブラウン
色はスーツの色と同様、暗く落ち着いたカラーが望ましいとされています。
無難におすすめできる色は、黒やダークブラウン、紺です。
デザインは無地
ボーダーや水玉などの柄物は避け、無地を選ぶようにしましょう。
キャラクターがデザインされたものはもちろん、ブランド物のロゴが入っているものも避けたほうが無難です。名刺入れが目立つことがないよう、シンプルなものを選びましょう。
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就活で名刺を受け取る際の基本マナー
就活にふさわしい名刺入れを用意できたら、名刺の受け渡しについてのマナーを学んでいきましょう。
まずは、名刺を受け取る際のマナーから解説していきます。
受け取る際は立ち上がる
座っているときに名刺をもらう際は必ず立ち上がりましょう。名刺交換は立って行うのがルールのため、座ったままで受け取るのは失礼にあたります。
また、双方の間に机を挟んだまま受け取るのも避けてください。机を挟んで名刺を受け取りそうになった場合、相手のそばまで自身が歩み寄りましょう。
「頂戴いたします」と挨拶する
無言で受け取るのはマナー違反。「頂戴いたします」と一言伝えてから受け取ります。
受け取る際には、相手の会社名や名前を隠すことがないよう指の位置にも気を付けましょう。
両手で扱う
相手から名刺を受け取るだけの場合、名刺は必ず両手で扱うようにしましょう。
片手で受け取ると失礼になるので注意。万が一片手がふさがっている場合には、「片手で失礼いたします」と一言お詫びの言葉を伝えてから受け取ります。
なお、例外として、自分の名刺があって同じタイミングで交換する際には、右手で自分の名刺を渡し左手で相手の名刺を受け取る場合もあります。
すぐにしまわない
受け取ったらすぐにしまわず、名刺の内容に目を通します。
内容を確認した後も、すぐに名刺入れにしまわず、話の最中は机の端に置いておくようにしましょう。しまうタイミングは、退席する前を目安にしておくと良いでしょう。
名刺は重ねない
複数人から名刺をもらった際、重ねて置くのはマナー違反です。
重ねずに横に並べて置くようにしましょう。並べる順番は、役職または席順です。役職で並べる場合は、左から高い順に置くようにしてください。
普段から整理しておく
就活イベントに数多く参加し、もらった名刺がかさばってきた場合は、きちんと整理しておくようにしましょう。
一般的な名刺入れは、だいたい30〜40枚入ると言われています。たくさん入った名刺入れにもらった名刺を無理やり押し込めば、名刺を破損してしまうかもしれません。注意しておきましょう。
社会人から名刺を受け取る可能性があるイベントの一つが、就活セミナーです。受け取り方以外のマナーについては「基本は不要!就活中の学生の名刺、メリット・デメリットは?」も参考にしてください。
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就活で名刺を渡す際の基本マナー
続いて、自分の名刺を用意している人に向けて、名刺を渡す際についてのマナーも紹介していきます。
なお、就活では、名刺の他にも「自己紹介カード」を活用するのもありです。詳しくは「就活で使える自己紹介カードとは?記載すべき内容を例文付きで解説!」を参考にしてください。
名刺は名刺入れから出す
相手に渡す名刺は、必ず名刺入れから出すようにしましょう。
名刺をジャケットやパンツのポケットにしまい、直接出すような渡し方はルーズでだらしなく見えるため、良いマナーとは言えません。
相手に渡す名刺はあらかじめ名刺入れに入れておき、そこから取り出すことを心がけてください。
就活生側から渡す
就活で名刺を渡す際には、就活生側から渡すように心がけましょう。名刺は、目下の人から先に目上の人に渡すのが良いとされています。
就活においては、就活生が目下で社会人が目上に当たるため、自分から名刺を渡すようにするのがベターです。
ただし、近年は名刺の受け渡しを同時に行う人も増えています。
同時の受け渡しでは、右手で名刺を相手の名刺入れに差し出し、左手の名刺入れに乗せるように相手の名刺を受け取るのがマナーとされています。
文字が相手に見える向きで渡す
名刺を渡す際の向きは、相手が文字を読める向きで渡しましょう。
自分から見ると、文字が逆さまになっている状態が正解です。
折れたり汚れたりした名刺は渡さない
持ち運んでいる最中に折れたり汚れたりしてしまった名刺は相手に渡さないようにしましょう。
名刺入れに入れていても、なにかのはずみで名刺が折れ曲がったり汚れたりすることがあり、そのような名刺を相手に渡すことは失礼にあたります。
名刺を渡す場面が控えている場合は、事前に名刺をチェックし、折れたり汚れたりした名刺を処分しておくようにしましょう。
就活では、名刺の受け渡し以外にも適切なマナーが求められる場面が多々あります。その一つが、面接です。面接でのマナーについては「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」も参考にしてください。
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「就活では名刺入れが必要なのかな…」就活を続けていると、このような細かい悩みがたくさん出てきます。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。