インターン後のお礼メールは不要?知っておきたいマナーと例文を解説

このページのまとめ

  • インターンのお礼メールがいらないと言われるのは選考に影響がないから
  • インターンのお礼メールは必須ではないが、丁寧な印象を与えられる
  • 長期インターンの場合には、お礼メールを送るのがおすすめ

インターン後のお礼メールは不要?知っておきたいマナーと例文を解説のイメージ

「インターンのお礼メールはいらない?」「お礼メールを送らないと選考に影響がある?」などと悩む就活生も多いでしょう。インターンのお礼メールは必須ではなく、送っても送らなくても問題ありません。

この記事では、インターン後のお礼メールが必要かどうか、いらないといわれる理由を解説しています。最後まで読めば、インターン後のお礼メールをどうすべきか明確にできること間違いなしです。

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目 次

インターン後のお礼メールはいらない?送るべきなのかを解説

インターンシップ後のお礼メールを送るかどうかは、状況によって変わってきます。どのような状況であれば送るべきか、送らない方がよいかについて解説するので参考にしてください。

1dayインターンの場合

1dayインターンの場合には、送らなくてもよいとされています。主に企業や業務内容についての説明を受けることが多く、担当者と話す機会が少ないからです。

また、1dayインターンは本選考に影響する可能性が低い点も、送らなくてよいと言われる理由になります。第一志望であるなど特別な理由がない場合は、無理にメールを送らなくてもよいでしょう。

1dayインターンの特徴については、「インターンシップ1dayの内容は?禁止になる?気をつけるポイントも解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。

短期インターンの場合

短期インターンの場合は、送っても送らなくてもよいとされてます。お礼メールで悪い印象を持たれることはないので、送るかどうか迷うのであれば、送るとよいでしょう。

短期インターンは1dayインターンと比べると、担当者と接する機会が多くなります。「担当者によい印象を残したい」「お世話になったお礼を伝えたい」などの場合は、メール送信がおすすめです。

長期インターンの場合

長期インターンに参加した場合は、お礼メールを送るようにしましょう。長期インターンは、企業のプロジェクトに深く関わり、お世話になった社員の方も多いからです。

お礼メールを送ることで、社員の方々によい印象を残すことができます。長期間にわたり多くの支援を受けた場合は、感謝の気持ちを伝えることが信頼関係の構築に役立つでしょう。

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インターンのお礼メールがいらないといわれる理由

インターンのお礼メールがいらないといわれるのは、内定にあまり影響を与えないからです。いらないといわれる理由を2つ紹介するので、お礼メールを送るか迷う場合には参考にしてください。

メールが迷惑になる場合があるから

お礼メールがいらないと言われる理由は、メールを送ることで迷惑になる恐れがあるからです。特に、参加者の多いインターンの場合、企業に確認や返信の負担をかけることになってしまいます。

採用担当者はインターンだけではなく、採用業務や社内外のメールなども対応が必要です。「メールが多すぎて重要な連絡を見落とした」「返信に時間が必要で業務が進まない」などの迷惑をかけてしまう恐れもあります。

1dayインターンのように、担当者との接点が少なく、参加者が多いインターンでは、あえて送らないことも選択肢になります。

選考には影響がないから

選考に対して直接的に影響がない点も、お礼メールがいらないと言われる理由です。お礼メールを送ったからといって、選考を通過できたり、評価が上がるわけではありません。

特に、1dayインターンや短期インターンは、企業や業務について知ってもらうためのインターンです。選考でアピールできるほどの能力はわからないため、企業もインターンだけでは評価しない傾向にあります。

お礼メールを送ったからといって、本選考で覚えてもらえるとも限らないでしょう。送ってもあまり意味がないと考える人も多く、お礼メールはいらないと言われています。

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インターンのお礼メールを送った方がよい理由

インターンのお礼メールを送ることで、評価につながるケースもあります。お礼メールを送った方がよい理由を解説するので参考にしてください。

担当者によい印象を与えられるから

お礼メールを送ることで、担当者に好印象を与えられるメリットがあります。「気配りができる」「ビジネスマナーができている」などの印象を与えられるでしょう。

お礼メールをもらって、マイナスにとらえる担当者は基本的にいません。「わざわざお礼メールを送るなんて丁寧な就活生だ」と評価してもらえる点はプラスになります。

志望度や入社への熱意をアピールできるから

お礼メールを送ることで、企業に対する入社意欲や熱意をアピールできます。お礼メールの要不要については、企業も理解しているはず。「送らなくてもいいところをわざわざメールするなんて意欲のある就活生だ」と思ってもらえる可能性があるでしょう。

その際、メールにはお礼だけではなく、「学んだこと」「企業への思い」なども伝えるとさらに印象に残ります。志望度の高い企業にはアピールの一環としてお礼メールを送るのもおすすめです。

お礼メールの印象をさらによくするには、書き方に気を配るのも大切です。好印象を与えるメールの書き方を「就活メールで好感度アップ!好印象につながる書き方や返信方法を例文とともに解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。

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インターンのお礼メールを書く際の構成

インターンのお礼メールを送るために、基本的な構成を知っておきましょう。どのように書けばよいかをわかりやすく解説するので参考にしてください。

件名

件名はわかりやすく、簡潔に書きましょう。担当者は多くのメールを読んでいるため、内容のわからないメールは後回しにされたり、読まれなかったりする可能性があります。

ただし、「インターンシップについて」だけでは、どのような内容なのか不明確です。お礼メールなのか、質問なのか、日程変更なのかわからないため、「インターンシップのお礼」などのように、シンプルで問題ありません。

また、誰が送信したかがわかるように、「△△大学△△学部 △△△△」のように、所属と氏名を書いてください。

宛名

本文を書く前に、誰宛なのか宛名を記載しましょう。「会社名」「部署」「担当者名」を記載します。

△△株式会社
人事部 △△様

会社名は「(株)」などの略称を使わず、株式会社や有限会社と記載しましょう。担当者名がわからない場合は、「採用担当者様」で問題ありません。

挨拶

お礼を伝える前に、挨拶と名乗りを忘れないようにしましょう。以下のような形で伝えてください。

お世話になっております。
本日、インターンシップに参加いたしました、△△大学△△学部の△△△△と申します。

インターンのお礼

挨拶を伝えたら、インターンについてのお礼を述べます。「本日はお忙しいなか、貴重な時間をいただきありがとうございました」のように伝えてください。

インターンの感想

インターンについての感想や学んだことも伝えておきましょう。ほかの就活生との違いをアピールできる部分です。

たとえば、「インターンを通じてチームワークの重要性を感じた」や「業務を進めるなかで問題解決のアプローチを学んだ」のように、自分の経験を書くのがおすすめです。「何を学んだか」「どのような発見があったか」「今後にどのように活かせるか」などを伝えてみましょう。

学んだことを伝えることで、形式的にお礼メールを送っているわけではないことが伝わります。企業や担当者に対して、より好印象を与えられるでしょう。

具体的なエピソードも交える

感謝や学んだことを伝える時には、具体的なエピソードを伝えるのがおすすめです。たとえば、「△△さんからは、プレゼンテーションの準備方法について細かく教えていただきました。特に、資料作成のポイントや効果的な話し方について学んだことが印象に残っています」のように具体的な事例を挙げることで、自分がどのように成長し、何を学んだのかがはっきりと伝わり、企業側にとっても評価しやすい内容になります。

締めの挨拶

最後に締めの挨拶を述べてください。

・この度はお忙しい中、貴重な機会をいただきありがとうございました。
・お忙しい中ご指導いただき、心より感謝申し上げます。
・インターンシップの機会をいただき、誠にありがとうございました。

締めの挨拶や言葉については、「ビジネスメールは終わり方が大切!結び言葉の基本」の記事も参考にしてください。

署名

メールの最後には、署名を残しておきましょう。署名には、以下のような内容を記載します。

・氏名
・大学名
・学部名
・電話番号
・メールアドレス

署名であることがわかるように、点線などを使って仕切るようにしましょう。署名の書き方の例は、以下のとおりです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部△△学科3年
△△△△(ふりがな)
TEL:090-0000-0000
E-mail:△△△△.△△△△@××××.co.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

署名のルールやマナーについては、「就活メールに署名は必要?すぐに使えるテンプレや署名の入れ方をご紹介」の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

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インターン後のお礼メールの例文

お礼メールの例文を参考にして、インターン後の感謝の気持ちを適切に伝えましょう。ただし、例文をそのまま使うのではなく、自分の言葉で感謝を表現することが大切です。

件名:インターンシップ参加のお礼
△△株式会社
採用ご担当者様

△△大学△△学部の△△です。今回参加させていただいたインターンシップでは、△△さんをはじめ社員の皆様に大変お世話になりました。特に△△さんからのご指導により、企業の理念や基本を深く理解することができ、大変勉強になりました。

インターンを通じて、チームワークの重要性や問題解決のアプローチを学び、今後のキャリアに活かしていきたいと考えています。また、プレゼンテーションの準備方法や資料作成のポイントについても実践的な指導を受け、大変有意義な経験となりました。

取り急ぎお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。引き続き、何卒よろしくお願いいたします。ご指導ご鞭撻いただき、本当にありがとうございました。

----------------------------------------------------------------------------
就活花子
◎◎大学 ○○学部
電話番号:○○○-○○○○-○○○
メールアドレス:○○○@○○○.jp
----------------------------------------------------------------------------

お礼メールは、感謝の気持ちを伝えることが主な目的ですが、自分の仕事に対する姿勢や意欲を示し、印象を残すことも重要です。感謝の意を伝えると同時に、インターンでの経験を活かし、今後の就職活動に繋げましょう。

お礼メールに企業から返信が来た場合の例文

インターンシップのお礼メールを送った後、企業から返信が来ることがあります。この場合、必ず返信するようにしましょう。返信内容は簡潔でシンプルにまとめ、感謝の意を伝えることが大切です。

メール返信の例文

件名:Re: インターンシップ参加のお礼(△△大学 就活 太郎)

本文:
△△株式会社 人事部
△△様

△△大学の就活 太郎です。

ご多忙な中、ご丁寧にお返事をいただきまして、誠にありがとうございます。

インターンシップを通じて、貴社の業務内容や企業文化について深く学ぶことができ、大変貴重な経験となりました。今後も何かイベント等があれば、ぜひ参加させていただきたいと思います。また、気になることがあればご連絡させていただきます。

それでは、引き続きよろしくお願いいたします。

----------------------------------------------------------------------------
就活太郎
◎◎大学 ○○学部
電話番号:○○○-○○○○-○○○
メールアドレス:○○○@○○○.jp
----------------------------------------------------------------------------

返信メールは新規で作成するのではなく、企業からのメールに対して返信するようにしましょう。メールのやり取りがスムーズに進み、相手もどのメールに対する返信かをすぐに把握できます。また、企業からの返信メールに「返信不要」などの指示がある場合は、その指示に従うことが大切です。

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インターンのお礼メールを送る際のマナー

インターンシップ後のお礼メールを送る場合は、遅くとも翌日中に対応しましょう。また、せっかく好印象を与える目的で送っても、誤字脱字があればマイナス印象が強まります。送信前に注意してください。

お礼メールは翌日までに送る

お礼メールは、インターンシップ終了後、できるだけ早く送ることが大切です。理想はその日のうちですが、遅くとも翌日までには送るようにしましょう。送るのが遅れると、相手がインターンの内容を忘れてしまう可能性があります。

もし数日経ってから送る場合は、遅れた理由を簡潔に添えて送るとよいでしょう。早めの対応が、相手に対する誠意を示し、よい印象を与えるポイントです。

誤字・脱字がないか見直す

誤字・脱字が多いメールを送ってしまうと誠意が伝わりにくいため、送信前に必ず見直しましょう。企業名や担当者名に間違いがないかもチェックしてください。

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インターンのお礼メールでよくある悩み

ここでは、お礼メールのよくある疑問についてそれぞれ解説します。

メールよりもハガキや手紙で送るべきか

インターンシップ終了後のお礼は、メールで送るのが一般的です。メールは迅速に感謝の意を伝えることができ、相手も都合のよいタイミングで確認できます。

一方で、ハガキや手紙などの手書きのお礼状は相手に強い印象を残すことができます。特に個別に指導を受けた場合や、長期間にわたり支援を受けた場合には、手書きのお礼状が効果的です。

ただし、手書きの場合は配送に時間がかかるため、早めに準備を始める必要があります。内容は簡潔に、感謝の気持ちをストレートに伝えることを心がけましょう。フォーマルな便箋や封筒を使用するのもポイントです。

インターンのお礼メールはどこに送るのがよいのか

インターンシップのお礼メールを送る際は、基本的に人事や採用担当者に宛てるのが一般的です。具体的には、インターンシップの案内を送ってくれていた方のメールアドレスに送信するのが適切です。

担当者が複数いる場合や、特にお世話になった方がいる場合は、その方々全員にお礼メールを送るとより丁寧な印象を与えることができます。また、インターンシップ中に直接指導を受けた方にも感謝の意を伝えることで、今後の関係性をよりよいものにすることができます。

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インターン後のお礼メールが必要かどうか迷っているあなたへ

インターンシップ後にお礼メールを送るかどうかは悩むところですが、送ることでよい印象を残すことができます。適切なマナーを守りつつ、感謝の意を伝える方法を確認しましょう。

お礼メールのマナーに関して自信がない方には、就職支援サービス「キャリアチケット」がおすすめです。

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