履歴書を送るときの値段は?切手代や郵送のマナーを教えます!

このページのまとめ

  • 郵便物に貼る切手の値段は封筒の大きさや厚さ、重さで決まる
  • 履歴書を郵送する際は切手の値段に過不足がないよう注意する
  • 履歴書は郵便局の窓口から発送するのが確実
  • 履歴書をポスト投函するなら普通切手を選ぶ
  • 切手は郵便局以外の場所でも手に入る

履歴書を送るときの値段は?切手代や郵送のマナーを教えます!のイメージ

履歴書を郵送するときは、「切手の値段はいくらかかるの?」と疑問に思う方が多いでしょう。
就活で履歴書を企業に送る場合、送料や郵送マナーを確認することが大切です。封筒に貼られた切手の値段や貼り方が違うと、採用担当者にマイナスイメージを与える恐れがあります。
このコラムで履歴書の郵便料金や郵送マナーを把握し、採用担当者にスマートな印象を与えましょう。

 

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切手の値段は封筒の大きさと重さで決まる

切手の値段(郵便料金)は、郵便物の大きさや厚さによって定形郵便物、定形外郵便物(規格内)、定形外郵便物(規格外)の3種類に分けられ、さらに重さごとで送料が変わります。一般的に、履歴書を入れた封筒は定形外郵便物(規格内)に該当することが多いでしょう。
定形外郵便物(規格内)とは、長辺34cm×短辺25cm、厚さ3cm、重さ1kg以内の郵便物のことです。
履歴書はA4が入る角形A4号(横22.8cm×縦31.2cm)か角形2号(横24.0cm×縦33.2cm)の封筒で送ることが多いため、定形外郵便物(規格内)のサイズに当てはまります。
ただし、企業から封筒のサイズ指定がある場合、指定されたサイズによっては定形外郵便物(規格内)に該当しないため注意しましょう。

履歴書の郵便料金は「140円」が一般的

履歴書を入れた封筒は、重さが50g以上100g以下になるものが多く、定形外郵便物(規格内)の郵便料金140円の重さに収まります。そのため、履歴書の郵便料金は140円になるのが一般的です。
以下で、定形外郵便物(規格内)の郵便料金を、重さごとに確認しておきましょう。

50g以内=120円
100g以内=140円
150g以内=210円
(※2019年10月1日の料金改定後の郵便料金)

ただし、履歴書以外にポートフォリオなど重さのある資料を同封する場合は、140円を超過する恐れがあるので注意が必要です。
履歴書を郵送するときは、必ず1通ごとに重さを量り、正しい値段の切手を貼りましょう。

速達には「290円」の追加料金が必要

履歴書の郵送がどうしても提出締切に間に合いそうにない場合、速達を利用しようとする就活生もいるでしょう。
速達には追加料金がかかります。前述したように、履歴書の郵便料金は、封筒の重さが100g以下に収まることが多く、140円になるのが一般的。速達料金は、250gまでの郵便物なら1通290円(2020年8月時点)です。つまり、計算式は以下のようになります。

基本料金140円+速達料金290円=合計430円

上記で算出された合計金額430円が、速達で履歴書を郵送する際の一般的な料金といえるでしょう。
就活において、履歴書を提出期限に間に合わせることは必須事項ですが、速達を利用すると余計なコストがかかってしまいます。受け取り手の企業に「スケジュール管理に問題がある応募者なのでは」と懸念を抱かせる恐れも考えられます。
速達を利用しなくて済むよう、履歴書の提出締切日はよく確認し、計画的に準備を進めるのが基本的なマナーです。提出期限に余裕を持って履歴書を郵送しましょう。

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履歴書を郵送するときは切手の過不足に注意

切手の料金が不足または超過した場合、下記のような事態が考えられます。

切手が不足した場合

郵送した履歴書の切手が不足していた場合、送付先企業が不足分を支払えば履歴書は企業のもとに届きますが、支払わなければ差出人の自宅に返送されてきます。
仮に、企業が切手の不足分を支払ったとしても、採用担当者からみた差出人である応募者への印象は良くないでしょう。本来ならば支払う必要のない金銭的な負担を負わされているため、採用担当者は差出人を「責任感のない人間」と見なす可能性が高いからです。
ほかにも、切手が不足していると、企業のもとに届く前に自宅に返送されるパターンもあります。
応募期限が迫っている企業の場合、履歴書を再送するまでに日数がかかり、提出の締め切りを過ぎてしまうことも。
予想外の事態に陥らないよう、履歴書を郵送するときは正しい郵便料金の切手を貼りましょう。

切手が超過した場合

切手が超過した場合、履歴書は送付先の企業のもとに届きます。
無事に企業のもとに届くため一見問題ないようですが、採用担当者によっては「郵便料金を必要以上に支払う=コスト意識の低い応募者」と判断する恐れがあるため注意が必要です。「コスト意識が低い」と認識されると、仕事をするうえでの経費や時間に対するコスト意識を不安視され、採用を遠ざけてしまうこともあり得ます。
履歴書を郵送するときは、手持ちの切手をとりあえず多めに貼るといった対応は避け、きちんと郵便料金を確認し必要な分の切手を封筒に貼りましょう。

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履歴書は郵便局の窓口から発送するのがおすすめ

履歴書を郵送するときは、郵便局の窓口から出すことをおすすめします。窓口から出せば、局員が封筒の大きさや厚さ、重さをはかってくれるので、切手の過不足が起きないからです。
いっぽう、自分でポストに投函する場合は、封筒の大きさや厚さ、重さを正確にはかれず、切手の過不足を起こす危険性があります。
確実に企業に届けるためにも、履歴書はポストに投函せず、郵便局の窓口から送りましょう。窓口で出すときは、局員に「普通郵便でお願いします」と伝えてください。

窓口では切手ではなく郵便証紙を貼られる

窓口で郵送を依頼すると、切手ではなく郵便証紙を封筒に貼付されるのが一般的です。
郵便証紙とは、白地に赤文字が書かれたシールのようなもので、郵便料金と発送日、発送した郵便局名が印字されています。郵便証紙は窓口から発送した証になるため、採用担当者によっては「誠実な対応をする人間」という印象を与えられるでしょう。

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自分で切手を貼るときの3つの注意点

履歴書をポストに投函するときは、切手の貼り方に注意が必要です。
正しい切手の貼り方と注意点を確認しておきましょう。

1.切手はベーシックな普通切手を選ぼう

封筒に貼る切手は、ベーシックなデザインの普通切手を選びましょう。
「派手なデザインの切手を貼って、採用担当者の目を引きたい」と思う方もいるかと思いますが、就活ではおすすめできません。履歴書はビジネス文書の1つなので、派手な切手の使用は「ビジネスマナーに欠ける」と見なされる恐れがあるためです。
普通切手とは、各種郵便料金に応じた額面で発行された通年販売の切手を指します。記念切手や地域ごとのオリジナル切手とは異なるため、購入する際は間違わないよう注意しましょう。また、慶弔用切手は慶事や弔事で使うためにあるため、履歴書には不適切です。

2.切手の枚数は2枚以内に収めよう

切手を貼るときは、枚数が2枚以内になるよう気をつけましょう。
貼付する切手の枚数に明確な制限はありませんが、少額の切手を何枚も使うと、封筒の見栄えが悪くなるからです。また、手持ちの切手をかき集めて間に合わせたようにも見えるため、採用担当者に「いい加減な対応をしている」と思われるリスクがあります。
多くても2枚以内に収めるように心がけ、採用担当者にスマートな印象を与えましょう。

3.切手は封筒の左上に貼ろう

切手は、封筒の左上に貼りましょう。
切手には、封筒が縦書き(履歴書の封筒は縦書きが一般的)の場合は左上、横書きの場合は右上に貼るという決まりがあるためです。正しい位置に切手を貼ると、郵便局で仕分けする際に機械が判別しやすく、消印を押しやすいというメリットもあります。
切手を貼るときは、封筒の左上角から縦7cm×横3.5cmのスペース内に収めると見栄えが良くなるでしょう。複数枚の切手を貼るときは、スペース内に縦列に並べ、上下の切手が真っ直ぐになるよう貼付します。
なお、切手は封筒の角すれすれに貼らず、周囲に余白を残すようにしましょう。余白を残さず貼ると、ほかの郵便物と接触したときに切手が剥がれ落ちる危険性があるからです。

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切手が手に入る主な場所

切手が手に入る場所は郵便局だけではありません。郵便局が休みだったときに備え、郵便局以外で切手を入手する方法を知っておきましょう。以下は、切手の主な販売場所です。

・コンビニエンスストア
・キオスク
・個人商店の文房具店、タバコ屋
・スーパーのサービスカウンター

上記に挙げた場所では、切手を売り場に陳列していないことが多いため、見当たらないときは店舗スタッフに切手の取り扱いがあるかを確認してみましょう。利用する店舗によっては切手の販売を行っていなかったり、販売していても取り扱う切手の値段が限られたりする場合もあるため注意が必要です。

切手はコンビニでも購入できる!

前項で挙げたように、郵便切手はコンビニでも入手できます。
多くのコンビニが24時間年中無休で営業しているため、「切手が足りない」「切手を買い忘れた」といった場合に便利でしょう。ただし、前述と同様、店舗によっては切手の取り扱いがないところも。また、取り扱う切手の数量や種類は、店舗ごとに異なります。
あらかじめ、最寄りのコンビニで切手の取り扱いの有無や種類などを把握しておくと良いでしょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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