履歴書でセールスポイントをアピールする方法と書き方!例文3選もご紹介

このページのまとめ

  • 履歴書におけるセールスポイントは、自分を企業に売り込むための特徴
  • 履歴書でセールスポイントとして使えるのは性格やスキルなど
  • セールスポイントの見つけ方には自己分析や他己分析、企業研究などがある
  • 履歴書のセールスポイントは「結論→エピソード→活かし方」の手順で書く
  • セールスポイントは1つに絞ると伝わりやすい文章になる

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履歴書のセールスポイントで何をアピールすべきか分からず、悩む就活生も多いのではないでしょうか。就活の履歴書でセールスポイントを書く際は、自分の強みを熟知し、採用担当者に伝わりやすいようアピールすることが重要です。
このコラムでは、セールスポイントの見つけ方や書き方、パターン別の例文などをご紹介します。応募先企業で活かせる自分のセールスポイントを見つけ、採用担当者に好印象を与える履歴書にしましょう。

 

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セールスポイントとは

一般的にいうセールスポイントとは、「商品を売り込む際にアピールしたい特徴」です。
つまり、履歴書においてのセールスポイントとは、「自分という人材を企業にアピール」し「会社にどのようなメリットをもたらせるか」を売り込むための特徴を指します。
履歴書では、企業に「うちの会社に欲しい人材」と思ってもらえるよう、企業ニーズに合った「自分を売り込むための特徴」を考え、相手に分かりやすく伝えることが大切です。

セールスポイントの重要性

なぜ履歴書でセールスポイントを述べる必要があるのでしょうか。それは、履歴書が企業に向けて自分をアピールするビジネス文書だからです。学歴や経歴だけで自社に合う人材かどうかを判断するのは、企業にとって難しい面もあるでしょう。
採用担当者に「自社に必要な人材」として評価されるためには、いかに企業の関心を惹けるセールスポイントにできるかが重要といえます。

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履歴書でおすすめな主なセールスポイント

履歴書のセールスポイントでは、自分の何をアピールすれば良いのでしょうか。まずは、どのようなものがセールスポイントになるのか確認しましょう。ここでは、大まかに性格と能力に分けたセールスポイントの参考例をご紹介します。

性格

仕事に活かせる性格はセールスポイントになります。以下で挙げる参考例以外にも、就活でアピールできる自身の性格を探しましょう。

コミュニケーション力

採用担当者は、就活生がどのような人柄なのかに関心を寄せています。コミュニケーション力は基本的にどのような企業・職種でも必要になるため、セールスポイントとして幅広くアピールできるでしょう。志望職種が営業や接客業などの場合、「笑顔」などもセールスポイントになり得ます。

協調性

社会に出て働くとなると、上司や先輩、後輩などさまざまな年齢、考え方の人と関わることになります。そのため、協調性があれば、順応力や場を取りまとめる力があると考えられ、大きな強みになるでしょう。ほかにも、「気配りができる」など周囲との調和に欠かせない素養はセールスポイントとして使えます。

行動力

学生時代とは違い、社会に出ると誰かに指示されたことをこなすだけではなく、自分で考えて行動する機会が増えるでしょう。仕事の現場では、フットワークが軽くすぐに行動に移せる人材は重宝されると考えられます。

責任感

企業に所属するということは、その会社の一部として責任を担うことです。企業は、どのような業種・職種でも責任感を持って仕事をして欲しいと考えています。そのため、責任感もセールスポイントとして使えるでしょう。

能力

セールスポイントには、努力や経験で身につけた能力も当てはまります。自身の持つスキルや資格が希望職種でどう活かせるかを考えましょう。

英語力

グローバル化が進み、英語スキルを持つ人材の需要は高まりつつあります。また、「英語力を身につけた=努力した」と見なされ、継続力や集中力といった人間性への評価にも繋がる可能性があるでしょう。TOEICなどでスコアを取り客観的な能力レベルを示せると、より説得力のあるセールスポイントになります。

パソコンスキル

職種によって使用頻度の差はありますが、企業の多くで業務にパソコンを利用するのが一般的です。
IT化の促進で、システムエンジニアやプログラマーといった職種の求人も増加傾向にあります。WordやExcelなどの基本的なパソコンスキルに加え、専門的なツールを扱う操作能力もあれば、企業の関心を高められるでしょう。

 

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セールスポイントの3つの見つけ方

次に自分自身のセールスポイントを見つけてみましょう。以下、セールスポイントの見つけ方をまとめました。

1.自己分析

セールスポイントを見つけるうえで一番はじめにすることは、自己分析です。
過去から現在まで、ありとあらゆる経験を振り返り、自分がどのような性格で、どのような特徴があるのか理解する必要があります。その中で、企業にアピールできる自分の資質をじっくり探りましょう。

2.他己分析

もし自己分析に行き詰まったら、自分を客観的に見てくれる友人や家族に他己分析をしてもらうことをおすすめします。
自分ひとりだと、主観的で偏った考えになることもあるでしょう。そのため、第三者の意見に耳を傾けることは、自分を俯瞰して見るという意味でも大切なことです。
自分の考えたセールスポイントが、周りから見ても納得できるものなのか、第三者と擦り合わせて確認すれば、説得性の高いセールスポイントになるでしょう。

3.企業研究

効果的なアピールをするには、自分の志望する企業が、どのような人材を求めているかを把握する必要があります。
そのうえで、自分の目指す業種に合わせたセールスポイントを考えると効果的でしょう。たとえば、経理など正確性が必要な仕事であれば「真面目さ」、営業など対話スキルが必要であれば「コミュニケーション力」などです。
セールスポイントは、自分の志望する企業・業種に結びつくよう考える必要があります。

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セールスポイントの書き方3つのフロー

自分のセールスポイントが絞れたら、履歴書に記入しましょう。ここでは、書く際に注意すべき点をご紹介します。

1.端的な結論を先に述べる

セールスポイントでは、まずはじめに結論を述べましょう。「何をアピールしようとしているのか」という結論を最初に示すことで、採用担当者の理解度も高まり、読み手にとって分かりやすい文章に仕上がります。

2.裏付けとなるエピソードを述べる

次に、セールスポイントを根拠付けるための具体的なエピソードを考えます。
自己分析で振り返った過去の中から、セールスポイントが的確に伝わるエピソードを選んでください。また、エピソードは、自分にしか書けないオリジナリティ溢れる内容になるよう意識しましょう。

3.セールスポイントが業務にどう役立つか伝える

自分のセールスポイントが応募先企業でどのように役立つかを掲示し、採用担当者に「入社後に活躍できる人材」と見なされるようアピールしましょう。
複数の企業に応募していても、セールスポイントは企業ごとに用意するのがベターです。複数のアピールポイントを見つけられない場合は、企業ごとに活かし方の内容を変えることをおすすめします。企業研究の成果をもとに企業理念を踏まえて伝えると、採用担当者の共感を得やすいでしょう。

セールスポイントは1つに絞る

採用担当者により際立った印象を残せるよう、自分のセールスポイントは1つに絞りましょう。
セールスポイントを複数盛り込んでしまうと、採用担当者に「要点が分かりづらい」と思われる恐れがあるためです。採用担当者はたくさんの履歴書をチェックしています。「何が一番得意なのか」「どのような能力を持っているのか」ということを、ひと目で理解してもらえる文章にすることが大切です。

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履歴書に書くセールスポイントの例文3パターン

セールスポイント別に3パターンの例文をご紹介するので、作成する際の参考にしてみてください。

セールスポイントの例文1:行動力

私のセールスポイントは、自分が今すべきことを考え、実行する行動力です。
私は大学に入ってから、ドラッグストアでアルバイトをしています。アルバイトを始めて1年が経った頃、近くにスーパーができたことにより、客足が遠のき、店の売上が下がってしまいました。
私は、「店の立地からどのような客層が多いのか」「周辺にスーパーやコンビニなど、周りにはどのような店があるのか」「アルバイト先のドラックストアには、どのようなニーズがあるのか」などを徹底的に調べ上げました。
調査結果により、単身用のアパートやマンションが多く、女性客が多いことが判明しました。その結果を報告し、コスメやヘアケア用品などの仕入れを増やし、店長の許可のもとポップやチラシを同僚と作りました。その結果、近隣スーパーのオープン前の水準と比べ、売上を1.2倍上げることができました。
自分で考えて提案し、周りを巻き込んで行動していく力を、貴社でも発揮したいと思っています。

セールスポイントの例文2:協調性

私のセールスポイントは、誰とでもうまくやっていける協調性です。
私は、大学1年の頃からダンス部に所属しています。2年の文化祭で、チーム別に他ジャンルのダンスを披露する「ダンスフェスティバル」に参加することになりました。
しかし、チーム決めの結果、仲の良い部員と離れ、普段あまり話さないメンバー同士のチーム編成になってしまいました。練習の際も会話がほとんどなく、雰囲気が沈みがちで、最初は大変戸惑いました。
しかし、このままでは良いパフォーマンスを披露できないと思い、メンバーの考えを聞き取り、擦り合せを行うようにしました。すると、共通点がなかったように見えたメンバーが、実は全員同じアーティストが好きだという事実が発覚し、そこから意気投合しました。文化祭では、メンバーみんなが好きな曲のダンスを披露し、ステージは大成功しました。
この経験で、良い結果を残すには「個の力」だけではなく、「仲間とのチームワーク」が必要なのだと気が付きました。貴社の業務においても、自身の協調性を活かして周囲と意思疎通を交わしながら、協力して成果を獲得していきたいです。

セールスポイントの例文3:コミュニケーション力

私には、人の話を傾聴し潜在的なニーズを引き出すコミュニケーション力があります。
大学在学中はテレアポのアルバイトを経験しました。勤務したての頃はお客様に話を聞いてもらえず、なかなか成果を挙げることができませんでした。
現状を変えたいと思い、サービスの宣伝に終始していた従来のスタイルを止め、お客様の現状をお伺いしたうえで、その方にとって最適なサービスをご紹介するよう心がけました。闇雲にサービスを勧めるよりも、お客様のニーズを知ったうえでお勧めするほうが、長期的な利用に繋がると考えたからです。
その結果、長期利用のお客様から指名でご相談を頂くことが増え、アポイント獲得率で8ヵ月連続トップを記録しました。
貴社におきましても、顧客の声に耳を傾け、ニーズを把握することに努める所存です。顧客の需要を満たすサービス提供を行い、貴社の売上げアップに貢献したいと考えております。

 

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