「面接に落ちたかも」と思うサイン13選!落ちる人の特徴や対処法を解説

このページのまとめ

  • 面接に落ちたかもと感じるのは、面接官の態度が冷たかったり早くに終わったりしたとき
  • 「面接に落ちたかも」と思うサインがみえたからといって、不採用になるとは限らない
  • 基本的なマナーがなっていない人や意欲が見られない人は不採用になりやすい
  • 面接落ちたと思ったら、内容を振り返って次の面接につなげることが大切

「面接に落ちたかも」と思うサイン13選!落ちる人の特徴や対処法を解説のイメージ

面接官の態度や行動で、面接中に「落ちたかも」と感じることはあるでしょう。しかし、面接で不合格サインがみられたからといって不採用になるとは限らないため、諦めずに取り組むことが大切です。

このコラムでは、「面接に落ちたかも」と思うサインをまとめました。また、面接に落ちる人の特徴や不合格サインがみられたときにとるべき行動を解説するので、フラグに惑わされずに面接を突破しましょう。

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目 次

面接に落ちたなと思った瞬間は?不合格のサイン13選

面接官の態度や質問内容のなかで、不合格を予感させるような特定のサインが表れることも少なくありません。そのため、就職活動の面接後、「もしかしたら落ちたかも...」と感じることがあるでしょう。企業からの正式な連絡を待つ間、不安に駆られるのは当然です。

ここでは、「面接に落ちた」と感じやすい14の不合格サインを紹介します。しかし、これらのサインが出たからといって、必ずしも不合格になるとは限りません。あくまで一つの傾向や目安として参考にしてみてください。

1.短時間で面接が終了した

面接が予定されていた時間よりも大幅に短く終了した場合、不合格のサインだと感じることがあります。面接官が応募者への関心が薄い、あるいは採用基準に達していないと判断した場合、時間を掛けて深堀りする必要がないと見なされるケースがあるためです。

たとえば、30分の予定が10分程度で終わってしまった場合といった具合に、予定時間よりも早く終わることがあるでしょう。しかし、面接官側のスケジュールの都合や、面接官が応募者の情報収集を効率的に終えられた場合など、必ずしも不合格を意味しない例外も存在します。

2.面接官の態度がそっけなかった

面接官の態度が事務的でそっけないと感じた場合も、不合格のサインである可能性があります。面接官が応募者に対してポジティブな印象をもっていれば、自然と表情や態度に熱意や好意が表れるものです。

たとえば、質問への返答が「はい、分かりました」など短い相槌に留まる場合、深掘りの必要性を感じていないか、相性が悪いと判断された可能性があります。

ただし、面接官によっては、公平性を保つために意図的に感情を抑制していたり、もともと事務的な話し方である場合もあるでしょう。そのため、態度だけで一概に判断せず、あくまで一つの可能性として捉えることが重要です。

3.会話が弾まなかった

面接中に会話が一方通行で弾まなかったときも、不合格のサインの一つとして捉えられるでしょう。面接官が応募者に入社してほしいと考えているならば、お互いのコミュニケーションを通じて相互理解を深めようと努力します。

しかし、面接官からの質問が形式的なものに終始し、応募者の回答に対して深堀りする質問や具体的なフィードバックがほとんどない場合、面接官があなたの話に関心をもてていない、または企業の求める水準に達していない可能性があるでしょう。

ただし、会話が弾まない要因には、応募者側の緊張の度合いや、面接官の質問の進め方がマニュアル的であるなど、面接官の意図や評価とは直接関係のない要素も考えられます。そのため、会話が一方通行になったと感じても、その事実だけで合否を悲観的に判断する必要はありません。

4.面接官がメモをとっていなかった

面接中に面接官が応募者の発言についてメモをとっていない場面が多かった場合、不合格のサインの可能性があるでしょう。一般的に、面接官は採用の判断材料とするため、応募者の職務経歴の詳細、具体的な成果、入社意欲など、重要な情報を記録します。

したがって、メモが少ないことはすでにほかの要素で評価されている可能性があるため、不合格のサインである可能性があるでしょう。ただし、これは一つの側面に過ぎません。

面接官のなかには応募者との対話による人柄の把握や傾聴に集中するため、あえてメモを最小限に留めているケースもあります。また、面接後に詳細な評価シートを記入する方式をとっている企業もあるでしょう。

面接官の行動に一喜一憂するよりも、自身の面接でのパフォーマンスに意識を向けることが大切です。言いたいことを伝えられたか、質問に誠実に答えられたかを振り返り、選考の結果を待ちましょう。

5.面接官が目を合わせなかった

面接官が終始応募者と目を合わせない場合、面接の評価に影響する可能性はゼロではありません。目を合わせることはコミュニケーションの基本であり、対話への積極性や関心を示すサインの一つと見なされることが多いからです。

しかし、視線だけで合否を判断できるとは限りません。面接官が履歴書や職務経歴書などの提出資料に目を通しながら話を聞くことに集中している場合も考えられます。あるいは、面接官が採用担当者として経験が浅く、緊張しているといった応募者への評価とは無関係の理由である可能性も。面接官が目を合わせてくれないからといって悲観し過ぎず、自身のパフォーマンスに集中し、最後まで前向きに取り組みましょう。

6.面接官が終始厳しい表情だった

面接官が終始笑顔を見せず、厳しい表情だった場合、不合格のサインと感じる就活生は少なくありません。自然とポジティブな表情で面接を進めば、面接官は応募者に対して好意的な印象をもっていると考えられます。

しかし、話している最中にあからさまな不機嫌そうな表情や不満げな態度が見られた場合は、「回答や態度に何か問題があるのでは」と不安になるのは当然です。

この点については、面接官の個性や面接スタイルにもよるため、一概には言えません。面接官が意図的に厳しい表情をすることで、「圧迫面接」として応募者の予期せぬ質問への対応力やストレス耐性といったメンタル面を試そうとしている可能性もあります。

面接官が厳しい表情でも、それは応募者への個人的な評価とは限りません。「試されている」と考え、焦らず平常心で、自分のもつ力と誠実さを最大限に伝えましょう。

企業が圧迫面接をする目的や対処法は、「就活で圧迫面接が行われるのはなぜ?特徴と8つの対処法・質問回答例も解説」の記事で解説しているので参考にしてみてください。

7.面接後に次の選考について説明されなかった

面接の終了間際に、今後の選考フローや結果通知の時期について具体的な説明がなかった場合、不合格のサインと不安になることがあります。採用意欲の高い候補者には、企業は迅速かつ丁寧に次のステップを案内し、企業への興味をつなぎ止めたいと考えるためです。

ただし、面接官が選考の事務手続きを担当していない場合や、人事部で選考全体のスケジュールをまだ調整中の場合など、企業側の事務的な事情で具体的な案内ができないケースもあるため一概にいえません。
もし不安が残るようであれば、「今後のご連絡はいつごろになるか」といった質問を面接の最後にあなたから確認してみるのも良いでしょう。

8.面接官に自分の意見を否定された

面接官から自分の意見や考えを否定されるような発言があった場合、「不合格かも」と不安に感じるのは当然のことです。企業は、自社の文化や事業の方向性に合致する人材を求めています。

回答に対して「それは少し違うね」「当社の考え方とは合わないかもしれない」といった否定的な言葉が続いた場合、企業との価値観や方向性が合致していないと面接官が感じている可能性があるでしょう。

しかし、面接官はあえて反論することで、プレッシャー下での対応や冷静さ、自身の意見を論理的に守り抜く力を見ているケースもあります。焦って反論したり黙り込んだりするのではなく、一度「ご指摘ありがとうございます」と受け止め感情的にならず冷静に受け止める姿勢が重要です。

「なぜそのように考えたのか」という根拠を冷静に再説明する、あるいは面接官の意図を汲み取って建設的な議論につなげようとする姿勢を見せることが状況を乗り切るカギとなるでしょう。

9.回答内容を深堀りされなかった

応募者が話した内容に対して、面接官から「なぜそう思ったの?」「具体的には?」といった深堀りする質問がなかった場合、不合格のサインの可能性があります。面接官は採用の可能性が高い候補者に対しては、人柄やスキル、思考のプロセスをより深く理解するために、積極的に質問を投げ掛ける傾向があるためです。

しかし、応募者の回答が表面的なものに留まり、面接官がそれ以上の興味をもてなかった場合や、すでに不合格と判断している場合は、深掘りせずに次の質問に移ることもあります。

重要なのは、「深掘りの有無」はあくまで判断材料の一つに過ぎないので、これだけで合否を判断したり、過度に不安になったりする必要はありません。

10.企業や業務についての話をされなかった

面接官から企業理念や具体的な業務内容、入社後のキャリアパスなど、企業側の情報提供がほとんどされなかった場合、「不合格のサインかも」と感じるでしょう。企業は採用したい候補者に対しては、入社への意欲を高めてもらうために、仕事の魅力や将来性について積極的に情報提供を行うためです。

ただし、面接のフェーズによっては、情報提供が控えめになる場合もあるでしょう。特に一次面接など初期の段階では、企業側は応募者の基本的なスキルや適性を判断することに集中し、企業説明は次のステップや別の担当者に任せる方針をとっているケースもあります。そのため、情報提供が少なかったという事実だけで合否結果を判断するのは避けましょう。

11.仕事に関係のない雑談が多かった

面接の大半が仕事に関係のない雑談で終わってしまった場合も、不合格のサインに感じる人もいるでしょう。面接官が応募者の人となりを知ろうと雑談を挟むことはありますが、本来確認すべき重要な質問がされずに雑談で時間を終えてしまった場合、スキルや適性を評価する意欲が低い可能性があります。

ただし、面接の冒頭や途中で短い雑談が入るのは緊張をほぐし、より自然なコミュニケーション能力や人柄を見るという面接官の意図があるため、必ずしもネガティブなサインとは限りません。

12.他社の選考状況を聞かれなかった

面接官から他社の選考状況について質問がなかった場合も、不合格のサインの一つです。企業は内定辞退のリスクを避けるため、採用意欲の高い候補者に対しては、他社の状況を把握しようとします。

ただし、他社選考状況は、一般的に内定出しを検討する選考の終盤で問われる質問です。そのため、面接が初期の段階であった場合、まだ合否に関わらず、質問自体を意図的に控えている可能性も考えられます。このサインだけで判断せず、面接の段階を考慮しましょう。

13.「最後に何か質問はありますか」と聞かれなかった

面接の終盤に定番の質問である「最後に何か質問はありますか」と聞かれる逆質問の時間がなかった場合、不合格のサインだと思うのは当然です。逆質問の時間は、企業への関心や入社意欲を示す貴重な機会であり、企業も応募者への疑問点を解消するために設けます。

逆質問の時間がないということは、面接官が応募者に対してそれ以上の情報を得る必要がない、あるいはすでに合否を判断している可能性があるでしょう。ただし、面接時間が厳格に決められている場合など、企業側の事情で質問時間が設けられないケースもあるため、一概に決めつけるのは避けてください。

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【段階別】面接で企業がチェックしているポイント

選考の段階に応じて企業が重点的にチェックしているポイントを理解することで、不安の解消や次の面接への効果的な対策が見えてきます。ここでは、一般的な選考フローにおける各段階の面接で、企業がどのような意図で、何を見極めようとしているのかを具体的に解説。面接を振り返るヒントにもなるため参考にしてください。

【一次面接】基本的な社会人マナー

一次面接では、主に基本的な社会人としての適性とコミュニケーション能力をチェックされます。企業はまず、一緒に働くメンバーとして最低限の土台が備わっているかを確認したいと考えているためです。

厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(p.7)」をみると、企業が新卒者を採用するにあたって「マナー・社会常識」を重視している企業の割合は、58.6%と3番目に多いことがわかります。新卒者にマナーや社会常識が身についているかどうか注視している企業は多いといえるでしょう。
根拠としては、以下の項目を重点的に見られています。

基本的なマナーと振る舞い ・清潔感のある服装であるか
・正しい言葉遣いができているか
・社会人としてふさわしい行動ができているか
・面接官の目を見て話せるか
・質問に対して的確な受け答えができているか。
コミュニケーション能力 ・質問の意図を正しく理解し、論理的に自分の考えを伝えられているか
・相手の話を最後まで聞く姿勢があるか
提出書類との整合性 ・エントリーシートや履歴書に記載された内容と、実際に話している内容に大きな矛盾がないか

一次面接は、応募者の第一印象が評価の大部分を占めます。たとえば、いくら優秀なスキルをもっていても、遅刻をしたり、不適切な言葉遣いがあったりすれば、合格につながる可能性はあります。まずは基礎的なマナーを徹底し、ハキハキとした態度で臨むことが大切です。

就活の流れや面接でのマナーを確認したい方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事を参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況

【二次面接】自社とのマッチ度や志望度の高さ

二次面接では、一次面接を通過した候補者に対して、企業とのマッチ度や志望度の高さが深く掘り下げられます。一次面接で基礎的な適性は確認済みであるため、二次面接では「自社で長く活躍してくれる人材か」をより具体的に見極めたいと考えるでしょう。

企業がチェックする主なポイントは、以下のとおりです。

チェックポイント 具体的な確認事項
自社とのマッチ度 ・企業理念や事業内容、社風への共感度
・応募者の価値観や行動指針が、企業の求める人物像と合っているか
志望度の高さ ・これまでの経験から、当社の業務で活かせる強みがあるか
・なぜ競合他社ではなく、この企業を選んだのかという根拠の明確さ
・企業や業界について深く研究しているか
・入社後にどのような貢献をしたいかという意欲の具体性
自己分析の深さ ・過去の経験について、なぜそのような行動をとったのかという思考のプロセスが明確か
・自分の長所・短所を客観的に把握できているか

二次面接では、「企業研究」と「自己分析」の結果が試されます。単なる「好き」という感情ではなく、「なぜここでなければならないのか」を論理的に説明できる準備が必要です。

一次面接と二次面接の違いは、「二次面接で聞かれることは?一次面接との違いや対策方法6選を解説」の記事を参考にしてみてください。

【最終面接】応募者最終的な入社判断と将来性

最終面接は、一般的に役員クラスや経営層が担当し、「入社への最終判断」と「将来性」を最も重視してチェックする段階です。これまでの面接でスキルや適性は確認済みなので、最終面接では将来の幹部候補として、企業全体を動かす視点と覚悟があるかを見極めます。
主に最終面接でチェックされるのは、経営的な視点や将来の展望に関する部分です。

入社後の将来性
(ポテンシャル)
・入社後、どのようなプロフェッショナルになりたいか、具体的なビジョンをもっているか
・そのビジョンが会社の成長戦略とつながるものか
・成長意欲があり、長期的に組織を牽引できる可能性があるか
企業へのコミットメント ・困難があっても乗り越える、揺るぎない入社への決意があるか
・高い志望度を裏付ける、揺るぎない覚悟があるか
危機管理能力と価値観 ・困難な状況に直面した際の考え方や対応力はあるか
・会社の将来を担うリーダーとしての素質があるか

最終面接は、応募者の「人となり」を深く確認する場でもあります。面接官は、応募者が「数年後、会社の未来を担う存在」になれるかをイメージして質問を投げかけてきます。経営層との対話であることを意識し、自信をもって自分の考えを伝えて企業への強い決意を示すことが重要です。

面接の段階に応じて企業が見るポイントが変わることを踏まえ、各選考に合わせた対策を練ることで、内定獲得の可能性が高まるでしょう。

最終面接の対策方法を知りたい方は、「最終面接の対策は何をすればよい?頻出質問10選の回答例を解説」の記事をチェックしてみてください。

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「面接に落ちたかも」と選考に通りにくい人の特徴

就職活動の面接に通りにくい人には、いくつかの共通する特徴があります。面接の合否は企業との相性も影響しますが、対策をすることで内定に近づきやすくなることも。これらの特徴を知っておくことで次の面接対策に役立てられるでしょう。

基本的なマナーが身についていない

面接に落ちやすい人の特徴は、基本的なビジネスマナーが身についていないことです。企業は一緒に働く仲間を見極めるために、面接でマナーを重要視する傾向があります。

たとえば、面接会場への入室・退室時の挨拶やお辞儀が不十分だったり、面接官の目を見て話せなかったりすると、「コミュニケーションがとりにくい」「入社後にクライアントや社内の人に失礼な対応をしてしまうのではないか」と企業側に不安を与えるでしょう。

どれほど優秀なスキルや熱意があっても、社会人としての常識がないと判断されると選考通過は難しくなるのは事実です。面接当日までに、面接の流れやマナーをチェックし、練習しておきましょう。

面接の流れや対策方法は「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事をご覧ください。

明るさや前向きな姿勢が見られない

明るさや前向きな姿勢が見られないのも、「面接に落ちたかも」と選考に通りにくい人の特徴の一つです。声が小さい、曖昧な回答をしている、姿勢が良くない、目線がうつむきがちなどの姿勢だと、「仕事に対して意欲がない」「指示待ち」といった印象につながります。

また、失敗談を話す際に反省点や学んだことを述べず、ただ「辛かった」「大変だった」といったネガティブな表現に終始してしまうと、「問題解決能力がない」「前向きさがない」と判断されかねません。面接では、ハキハキとした話し方と、困難を乗り越えようとするポジティブな姿勢を見せることが大切です。

失敗談の適切な答え方は、「面接で失敗談を聞かれたら?見つけ方や効果的な答え方・新卒向けの回答例文を解説」を参考にしてみてください。

質問の意図を理解していない

面接官の質問の意図を正確に理解せず、見当違いな回答をしてしまうことも、不採用につながる要因です。面接官は、応募者の思考力やコミュニケーション能力を見ています。

質問の意図を理解せずに見当違いな回答をしてしまうと、「話を聞いていない」「理解力に欠ける」「コミュニケーションが苦手」と評価されることも。質問に対して間髪入れずに回答するのではなく、自分のなかでしっかりと質問を噛み砕いてから答えましょう。

自己分析や企業研究が不足している

自己分析や企業研究が不十分であることも、選考に通りにくい就活生にありがちな特徴です。自己分析や企業研究が不足していると、入社意欲の低さや仕事への適性のなさを疑われる可能性があるでしょう。

特に「志望動機」や「入社後にやりたいこと」といった質問に対して、ほかの企業でも通用するような漠然とした回答しかできない場合、「本気でうちの会社で働きたいと思っていないのだろう」と判断されてしまいます。
面接では、自社ならではの事業内容や社風を理解し、「なぜこの会社でなければならないのか」という熱意と、自分のスキルや個性が入社後にどう活かせるのかを具体的に伝えることが大切です。

企業から評価される志望動機を作るための準備は、「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

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「面接に落ちたかも」と思ったときにとるべき行動

面接中に「失敗した」「うまく答えられなかった」と感じると、「もうダメだ」と諦めてしまいたくなることもあるでしょう。しかし、面接が終わる前に諦めてしまうのはもったいないことです。面接官は、回答内容だけでなく、最後まで真摯に臨む姿勢や題に直面した際の対応力も見ているため、行動次第で挽回できる可能性があります。

以下で、「面接に落ちたかも」と思ったときにとるべき行動を紹介するので参考にしてみてください。

最後まで諦めず面接に臨む

面接中に「落ちたかもしれない」と感じても、最後まで諦めず面接に臨みましょう。落ちたと感じるのはあくまで主観的な感覚であり、面接官の評価とは限りません。面接の合否は、最後の瞬間までわからないため、ネガティブな感情に流されず、最後まで最高のパフォーマンスを発揮し続けることが大切です。

主張が不十分だったと感じても、その後の質問で評価を逆転させるチャンスは必ずあります。面接官は、失敗や不十分な点があった学生に対してこそ、「まだ見えていないポテンシャル」を探る目的で、最後に挽回の機会を与えてくれることも。その際にそれまでの回答を補足・改善し、熱意をもって自身のポテンシャルを伝えきれば、採用につながる可能性が出てくるでしょう。

最後の一言や逆質問でアピールする

面接の終盤で問われる「最後の一言」や「逆質問」は、面接で感じた不安を払拭し、印象を逆転させるためのチャンスです。この機会を逃さず、積極的な姿勢で臨みましょう。

逆質問では、事前に準備していた質問に加え、面接中の会話で出てきた話題や、企業への理解が深まった点に関連した質問をすることがおすすめです。会話を広げる意識や、企業のことを深く考えている熱意を伝えられます。

アピールの機会 目的 具体例
最後の一言 入社への強い意欲と
貢献意欲を伝える
「本日の面接を通じて、改めて御社で△△という目標を達成したいという気持ちが強くなりました。」
逆質問 企業への関心の深さと入社後のイメージを伝える 「先ほどのお話にあった△△のプロジェクトについて、具体的に若手はどのような役割を担うことが多いのでしょうか?」

最後の逆質問を通じて、「落ちたかも」という不安を「どうしても入社したい」という熱意に変えてアピールできれば、面接官の評価が変わる可能性があります。

逆質問が思いつかない方は、「就活面接の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」を参考にしてみてください。

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面接に落ちたときに行うべき対処法

不採用通知を受け取ったとき、ショックを受けたり、自信をなくしたりすることがあるでしょう。しかし、就職活動は長期戦であり、一度の失敗ですべてが終わるわけではありません。不採用の経験を次に活かすために、まずは気持ちを落ち着けて、前向きな対処法を実践することが重要です。

以下で、面接に落ちたときに行うべき対処法を解説します。この経験を成長の機会ととらえ、冷静に状況を分析して次の選考につなげましょう。

不採用の原因を特定する

不採用通知を受け取ったら、面接内容を振り返り、不採用の原因を特定することが重要です。原因を明確にすることで適切な対策を講じ、次の選考の成功につなげられます。

まずは、面接直後にメモをとった内容を見返し、「面接での伝え方」「企業・職種との相性」「準備・マナー」の3つの視点から切り分けて、具体的な原因を探りましょう。

たとえば、話が長過ぎなかったか、志望動機に説得力があったか、身だしなみに問題はなかったか、といった点を細かくチェックしてみてください。不採用の原因特定は、あくまで次の選考に向けた改善点を洗い出すためのものです。結果に感情的になるのではなく、次に成功するための客観的なデータとして活用しましょう。

気持ちを切り替え次に活かす

原因を特定した後は、気持ちを切り替え、次の選考に向けて行動を再開することが大切です。不採用のショックを引きずったまま次の面接に臨むと、自信のなさが面接官に伝わり、不採用になるといった悪循環になる可能性があります。

面接に落ちたからといって、人間性や能力を否定されたわけではありません。単に企業が求める人物像やタイミングと「合わなかった」と捉え、必要以上に自分を責めるのは避けましょう。落ちた経験を次に活かそうとする前向きな姿勢こそ、就活を成功させる原動力につながります。

第三者にフィードバックを得る

自分一人での分析に限界を感じたら、第三者にフィードバックを得るのがおすすめです。大学のキャリアセンターや就職エージェント、信頼できる先輩など、第三者からのフィードバックを得ることで、自分では気づけなかった改善点が見つかる可能性があります。

たとえば、キャリアセンターでは基本的なマナーや論理的な回答構成のアドバイスを得られ、就職エージェントからは応募企業の傾向に合わせた具体的な対策を聞けるでしょう。模擬面接などを活用し、自分では気づかなかった癖や改善点を知ることで、より魅力的で説得力のあるアピールができるようになります。

面接に落ちる理由13選!今すぐやるべき対策やフェーズ別の評価基準も解説」の記事では、面接に落ちると悩む人が今すぐやるべき対策を紹介しているので参考にしてみてください。

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面接に通過して内定を掴みたい方へ

面接に落ちることは誰でも経験することです。しかし、なかなか内定を得られないと、不安になりますよね。自信をもって面接に臨み、内定を掴みたい方は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。

キャリアチケットでは、専属の就職エージェントがつき、一人ひとりに合った就活サポートを実施しています。面接対策はもちろん、丁寧にヒアリングしたうえで求人を紹介するのでミスマッチを防ぐことができ、選考を有利に進めやすくなるでしょう。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。

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「面接に落ちたかも」と思う人によくある質問

ここでは、「面接に落ちたかも」と思う人によくある質問をQ&A形式で回答します。

Q.面接がボロボロでも受かることはありますか?

A.面接で「ボロボロだった」と感じていても、内定をもらえるケースはあります。就活生は、自分の発言や態度の一部を過度に気にしがちですが、企業側は面接全体を通してポテンシャルや入社意欲を見ています。

たとえば、緊張で言葉に詰まったり、一部の質問にうまく答えられなかったりしても、熱意や人柄が企業文化にマッチすると判断されれば評価は下がらないでしょう。面接での小さなミスを気に病むのではなく、面接全体で企業に何を伝えられたかに注目することが大切です。

Q.面接の合格フラグを教えてください

A.面接の合格フラグは、実際の勤務を想定した質問をされたり、具体的に仕事内容を説明されたりすることが挙げられます。ただし、これらも不合格のサイン同様、あくまで目安であり、内定を確約するものではないことを理解しておきましょう。

Q.落ちた理由を企業に聞いても良いですか?

A.選考に落ちた理由を企業に直接聞くこと自体は問題ありませんが、「総合的な判断」といった形で回答を控える企業が多いようです。企業は多数の応募者を公平に評価しており、特定の個人に詳細なフィードバックを行う義務はありません。

もしフィードバックを求める場合は、メールで「今後の就職活動の参考にしたいので、改善点やアドバイスがあれば教えていただけますでしょうか」といった、丁寧かつ前向きな表現で、選考プロセスの最終段階などで尋ねてみましょう。

Q.面接に受かったと思っても落ちる人はいる?

A.「面接に受かった」と手応えを感じていても、不採用になるケースは存在します。就活生が感じる「手応え」と、企業が設定している「採用基準」との間にズレがあるからです。

たとえば、面接官との会話が盛り上がり、和やかな雰囲気で終了した場合でも、ほかの候補者のほうがより企業の求めるスキルや経験にマッチしていたという事態は起こり得ます。面接の感触が良くても、正式な通知があるまでは気を抜かず、選考結果を待つことが大切です。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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