このページのまとめ
- 大学3年生は11月に早期選考や冬インターンを活用すると、就活を有利に進められる
- 大学4年生11月に内定なしだとやや厳しいものの、今から就活成功を目指すことが可能
- 自己分析や選考への積極的な参加などが、11月からの就活で内定を獲得する鍵

「大学3年生の11月に就活を始めても間に合う?」「大学4年生で内定なしだとどうなる?」と焦りを感じる人もいるでしょう。
11月は、3年生にとって選考直結の冬インターンや年内内定、4年生にとって内定辞退後の追加募集を狙える時期です。就活イベントや選考に参加したり、自己分析を進めたりすると内定獲得につながります。
この記事では、就活で11月にやるべき対策と求人選びの戦略を解説するので、ぜひご一読ください。
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- 大学3年生・11月の就活状況を解説
- サマーインターンは終了している
- 就活は3月以降に本格化する
- 年内に内定獲得のチャンスがある
- 就活イベントに参加できる
- 選考直結の冬インターンが開催される
- 就活で大学4年生11月に内定なしの状況を解説
- 多くの企業の内定式は10月に終わっている
- 1割以上が12月以降に内定を獲得する
- 内定獲得後に辞退する学生もいる
- 就活を11月に始める人は何をする?大学3年生の対策
- 1.就活サイトやアプリに登録する
- 2.インターンや本選考の日程を確認する
- 3.自己分析を徹底する
- 4.業界・企業研究を深める
- 5.就活イベントに参加する
- 6.エントリーシートを作成する
- 7.Webテスト対策を行う
- 8.面接練習を繰り返す
- 9.積極的に早期選考を受ける
- 就活で11月に何をする?大学4年生の対策
- 1.これまでの就活のやり方を見直す
- 2.年内を目標に就活スケジュールを組み立てる
- 3.応募する業界や企業の幅を広げる
- 4.面接対策に力を入れる
- 5.第三者の意見を聞く
- 就活で11月にチェックすべき求人
- 1.大学経由の求人
- 2.大手企業のグループ会社の求人
- 3.ベンチャー企業の求人
- 4.スカウト型就活サイトの求人
- 5.就職エージェントに紹介された求人
- 11月以降に就活の面接でよく聞かれる質問と回答例
- なぜ現在も就活を続けているのですか?
- なぜ春・夏採用で弊社を志望しなかったのですか?
- 就活は11月からが勝負!内定獲得を目指すあなたへ
大学3年生・11月の就活状況を解説
大学3年生の11月は、就活において重要な時期です。まだ、本格的な就活に入る前ですが、すでに多くの学生が内定獲得に向けて動き出しています。
キャリアチケットが25卒の学生を対象に、2023年10~11月にかけて行った調査では、就活状況として以下の結果が出ました。

調査によると、25卒の学生の9割以上が大学3年生の10~11月時点で就活を始めています。また、内定状況としては以下の結果が出ていました。

25卒の就活生のうち、大学3年生の10~11月時点ですでに内定を持っていた人は8%です。就活を大学3年生の11月に始める場合、周りと比べてスタートが遅めといえるでしょう。
しかし、本格的な選考はスタートしていないので、今から就活を始めても内定を獲得することは十分に可能です。以下を参考に大学3年生の11月の状況を知り、情報収集や準備を進めましょう。
「就活はいつからスタートすれば良い?一般的なスケジュールや準備を解説」の記事では、就活のスタート時期について解説しているので、ぜひご参照ください。
参照元
キャリアチケット
【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査
サマーインターンは終了している
夏に実施されるサマーインターンは、大半が11月を迎えるまでに終了しています。サマーインターンに参加した人は、業界や企業について知識を深めたり、自分の適性を再確認したりしているでしょう。
サマーインターンで成果を残せると、早期選考の案内を受けたり、採用担当者と接点を持てたりする可能性もあります。
ただし、サマーインターンに参加できなかった場合も過度に落ち込む必要はありません。11月以降に始まる冬インターンや就活イベントなど、企業理解を深めるチャンスはほかにもあります。
冬に実施されるインターンについては「冬インターンの開催時期やポイントは?夏インターンとの違いも解説!」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活は3月以降に本格化する
内閣官房の「2026 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」によると、26卒の就活は、原則として以下のスケジュールで行われます。
| 採用活動の内容 | 解禁日 |
| 広報活動開始 | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 |
| 採用選考活動 | 卒業・修了年度の6月1日以降 |
| 正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日以降 |
参照:内閣官房「2026 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方(p.6)」
つまり、就活が本格化するのは、原則として大学3年生の3月1日以降です。多くの企業は、3月以降にエントリーを受け付けたり、会社説明会を開催したりします。
11月にどれだけ自己分析や業界・企業研究などの準備を進めておくかが、3月以降の就活でスタートダッシュを切るうえで鍵となるでしょう。
参照元
内閣官房
就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議
年内に内定獲得のチャンスがある
大学3年生の11月に本格的に就活を始めることで、年内に内定を獲得できる可能性があります。外資系企業やベンチャー企業などは、早期選考を積極的に行う場合があるためです。
文部科学省の「令和6年度就職・採用活動に関する調査結果(企業)」によると、企業が内々定を出し始めた時期として以下の結果が出ています。
※企業全体の結果

引用:文部科学省「令和6年度就職・採用活動に関する調査結果(企業)(p.13) 内々定を出し始めた時期について」
2024年度は、7.3%企業が大学3年生の1月以前に内々定を出していました。また、1月以前に内々定を出す企業の割合は年々高まっています。
なるべく早く就活を終えたい学生にとって、早期選考は大きなメリットです。年内に内定を得ることでメンタル面での安定にもつながるでしょう。
早期選考を実施する企業は選考のスピードが速い傾向があります。なるべく早く情報収集と対策を行い、チャンスを逃さないようにしましょう。
参照元
文部科学省
令和6(2024)年度 就職・採用活動に関する調査(企業)調査結果報告書
就活イベントに参加できる
大学3年生の11月は、合同説明会や大学主催の就活イベントなどが活発に開催される時期です。イベントに参加することで、業界・企業研究を深めたり、就活準備を進めたりできるでしょう。
また、採用担当者や現場の社員と話せる機会もあり、気になる企業の雰囲気を肌で感じられます。就活を効率的に進めるためにも、就活イベントには積極的に参加してみましょう。
選考直結の冬インターンが開催される
大学3年生の12~2月ごろには、冬インターンが開催されます。冬インターンは、実務経験やワークなど実践的な内容が主流です。企業の事業内容や実際の業務について理解を深めたり、適性を確認したりするのに良い機会になるでしょう。
また、冬には選考直結型のインターンも実施されます。インターンで結果を残すと早期選考の案内を受けられたり、一部の選考ステップが免除されたりするため、11月からの就活で早めの内定獲得を目指すことも可能です。
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就活で大学4年生11月に内定なしの状況を解説
大学4年生の11月は、多くの人が正式に内定を獲得している時期。まだ内定がない場合、状況はやや厳しいといえるでしょう。
しかし、決して諦める必要はありません。採用活動を続ける企業がまだ残っているのも事実です。状況を正しく把握し、内定獲得のために就活を続けましょう。
多くの企業の内定式は10月に終わっている
一般的に10月1日に内定式が行われるため、大手企業や人気企業では、大学4年生の10月までに選考が済んでいるのが現実です。
この時期に内定がない場合、周囲との差を感じて落ち込んだり、就職先が決まるか不安になったりするのも当然といえるでしょう。
しかし、採用枠が埋まらなかった企業や、通年採用を行っている企業は、11月以降も積極的に採用活動を続けています。焦らずに今後の戦略を立て、内定獲得を目指すことが重要です。
1割以上が12月以降に内定を獲得する
大学4年生の11月時点で多くの就活生が内定を持っていますが、それ以降に内定を獲得する人もいます。
厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」によると、25年卒の学生のうち2024年10月1日時点で内定を獲得しているのは72.9%です。
そのあと、内定率は12月1日時点で84.3%、2025年4月1日時点で98.0%に上昇しており、全体の1〜2割程度の学生は12月以降に内定を獲得していることが分かりました。

引用:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(p.5)」
このように、11月以降の就活でも内定を獲得できる可能性は残されています。自分が置かれている状況を客観的に捉え、最後まで諦めずに行動を続けることが大切です。
「冬採用攻略法!夏・秋採用との違いや内定獲得へのポイントを解説」の記事では、大学4年生の12~3月ごろに掛けて行われる冬採用について解説しています。卒業前に内定を獲得するため、ぜひ冬採用の特徴や対策をご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
内定獲得後に辞退する学生もいる
就活生のなかには、内定獲得後に辞退する学生もいます。企業によっては内定辞退を受けたあと、11月以降に追加募集を行うケースもあるでしょう。採用枠が埋まっていない優良企業が、11月以降に採用活動を続けることもあると考えられます。
キャリアチケットが25卒の就活生を対象に実施した「2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)」によると、2割弱の学生が入社予定の企業を辞退する可能性があると回答しました。

また、学生が入社予定企業に辞退を伝える時期については、「2024年8月」が46.7%で最も多く、次いで「2024年9月」が26.7%です。
就活が終盤に差し掛かる8~9月に内定辞退が発生した場合、企業はできるだけ早く追加募集を開始するのが一般的。追加募集に遅れないよう、11月からの就活においては興味を持った企業があれば積極的にエントリーしましょう。
参照元
キャリアチケット
2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)
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就活を11月に始める人は何をする?大学3年生の対策
就活を11月に始める場合、冬インターンや選考の情報を積極的に収集したり、自己分析や業界・企業研究などの準備を進めたりすることが大切です。
ここでは、11月に就活を始める大学3年生にとって必要な対策をまとめました。就活成功に向けて動き出したい人は、ぜひ参考にしてください。
1.就活サイトやアプリに登録する
大学3年生の11月から就活を始める場合、まず最初に行う対策は情報収集の基盤を整えることです。就活サイトやスマホ用のアプリに登録しましょう。就活サイトやアプリでは、以下のような情報を手に入れられます。
・企業情報
・エントリーの情報
・インターンの情報
・説明会の情報
・選考スケジュール
・就活イベントの情報
・就活のノウハウ
就活サイトやアプリに登録することで、早期選考や冬インターンの情報を洩れずに手に入れられるでしょう。大手の就活サイトのほか、専門分野に特化したWebサイトもあるので、志望の業界や職種を踏まえて登録を検討してみてください。
2.インターンや本選考の日程を確認する
就活を始める際に、スケジュールを確認しておくことも大切です。冬のインターンは、大学3年生の11月ごろに募集が始まるものもあります。就活を始めたら、早めに日程や内容を確認し、参加を検討してください。
また、本選考の時期を確認し、逆算して就活準備を進めておきましょう。3月ごろから本格的に選考を受ける場合、11月から準備を進めることで余裕を持って臨めます。
3.自己分析を徹底する
就活を始めたら、徹底的に自己分析を行いましょう。過去を振り返り、自分の強み・弱みや価値観、将来の目標などを洗い出します。一つひとつの行動について「なぜ、そうしたのか」「その結果、何を得たのか」などを深掘りしてください。
自己分析を行うことで、企業選びの軸が定まります。また、説得力のある志望動機や自己PRを考えられるようになるため、本格的な選考が始まる前に自己分析をしておくのがおすすめです。
4.業界・企業研究を深める
自己分析と並行して、世の中にある業界や企業について理解を深めましょう。業界の構造や市場規模、企業の事業内容、社風、求める人物像などを深く調べてください。業界や企業について知っておくことで、自分に合った仕事を見つけやすくなります。
OBOG訪問で情報を集めよう
業界・企業について情報を集めたい場合は、OBOG訪問をするのがおすすめです。実際にその企業で働いている先輩から仕事内容や職場の雰囲気、選考の体験談などを教えてもらえます。
OBOG訪問で得た情報は、エントリーシートに志望動機を書いたり、面接で熱意をアピールしたりする際にも役立つでしょう。
また、OBOG訪問は社会人の方とコミュニケーションをとる練習としても効果的です。本格的な就活が始まる11月ごろに体験しておくと、説明会の質問や面接の回答で周りと差をつけられる可能性があります。
5.就活イベントに参加する
先述したように、大学3年生の11月は就活イベントが開催される時期。効率的に情報収集したり、就活に対するモチベーションを維持したりするためにも、積極的にイベントに参加するのがおすすめです。
企業説明会
大学3年生の11月には、合同企業説明会や早期選考を実施する企業の個別説明会などが開催されます。企業説明会は、事業内容や社風を理解するための貴重な機会です。企業の採用担当者や現場の社員の話を聞いて実際に働くイメージを持つこともできます。
また、冬にインターンを実施する企業の説明会が開かれることもあるので、興味がある人は情報を探してみましょう。
大手企業の学生向けセミナー
大学3年生の11月ごろには、3月以降に本選考を始める大手日系企業が、学生との接触を増やすため、セミナーやワークショップを開催することがあります。
セミナーでは、業界のトップを走る企業の担当者に話を聞いて知識を深められるほか、企業理念や社員の方の人柄を肌で感じることも可能です。また、選考フローに関してヒントが得られることもあるので、就活準備として参加することをおすすめします。
選考対策イベント
就活に関する不安を解消するため、選考対策イベントへの参加を検討してみましょう。大学3年生の11月ごろには、就活サイトや大学のキャリアセンターが主催する選考対策イベントが開催されることがあります。選考対策イベントで学べる主な内容は、以下のとおりです。
・エントリーシートや履歴書の書き方
・Webテストの傾向
・グループディスカッションのノウハウ
・面接の受け方
就活が本格的に始まると、企業説明会や面接などに追われて選考対策に十分に時間を掛けられないこともあります。選考が本格化する前の11月に実践的なスキルを身につけておくと、就活を有利に進められるでしょう。
6.エントリーシートを作成する
大学3年生の11月は冬のインターンや早期選考のエントリーが始まるので、エントリーシートの作成を始めることも大切です。特に、以下の3点はエントリーシートで求められることが多いので、原案を作ってみましょう。
・自己PR
・学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)
・志望動機
企業ごとに内容を変える必要はありますが、原案を作っておくことで内容に悩みにくくなります。完成度を高めたい場合は、友人やキャリアセンターの職員など、第三者に読んでもらい、客観的な視点からアドバイスをもらいましょう。
7.Webテスト対策を行う
選考に突破して内定を獲得するため、SPIや玉手箱などのWebテストの対策も必要です。Webテストの点数は、対策の有無によって左右されるといわれています。11月から計画的に勉強時間を確保し、対策本や模擬テストで問題を解いておきましょう。
8.面接練習を繰り返す
面接は、意欲や人柄、コミュニケーション能力などを企業側にアピールする機会です。質問に対する回答内容のほか、話し方や態度も評価に影響します。面接に慣れ、自分の魅力をアピールするため、以下の方法で11月から練習してください。
・自己紹介や志望動機など、頻出の質問への回答を準備する
・鏡を見たり、録画したりして自分の様子を客観的に確認する
・友人と一緒に練習してフィードバックをもらう
・キャリアセンターや就職エージェントで模擬面接を受ける
友人やキャリアセンターの職員などからアドバイスをもらったら、真摯に受け止め、本番に向けて面接の受け方を改善していきましょう。
9.積極的に早期選考を受ける
先述したように、外資系企業やベンチャー企業では、大学3年生の11月ごろに早期選考が実施されることがあります。選考のプロセスに慣れたり、面接のフィードバックを受けたりできる機会でもあるため、積極的にエントリーしてみましょう。
選考の経験を積んでおくことで、志望度の高い企業の選考でも落ち着いて対応できる可能性があります。早期選考の対策については、「早期選考は受かりやすい?7つの対策で内定獲得を目指そう!」の記事で詳しくご確認ください。
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就活で11月に何をする?大学4年生の対策
大学4年の11月時点で就職先が決まっていなくても、行動を続けていれば道が開ける可能性はあります。ここでは、大学4年生の11月以降の就活でやるべき対策を5つ紹介するので、参考にしてみてください。
1.これまでの就活のやり方を見直す
大学4年生の11月以降の就活では、これまで取り組んできたことを振り返り、どの部分にどのような課題があったのか見直してみましょう。
不採用になった理由を分析すれば、今後の対策につながります。たとえば、書類選考を通過できない場合は、履歴書やエントリーシートや内容をブラッシュアップする必要があるでしょう。
面接で不採用になっている場合は、質問に対する答えや立ち振る舞いを改善できると考え、模擬面接を繰り返したりよくある質問への回答を準備したりしてすることが大切です。
やるべきことが明確になったら、To Doリストを作成して応募企業の選定・エントリー・選考対策などを細かく管理します。スケジュールを逆算して行動することで、限られた時間のなかでも効率的に就活を進められるでしょう。
就活の軸を再構築する
大学4年生の時点で内定がない場合、就活の軸が曖昧になっている可能性があります。
就活の軸が定まっていない場合、ミスマッチな企業に応募してしまったり、面接で熱意が伝わらなかったりすることも。本当に自分がやりたいことや譲れない条件を改めて明確にし、その軸に合う企業へと方向転換してみましょう。
就活の軸の見つけ方は、「就活の軸がない原因と見つけ方|自己分析から面接での伝え方まで解説」の記事でご確認ください。
選考後には改善点を整理する
就活では、面接や書類選考のたびに振り返りを行いましょう。たとえば、「踏み込んだ質問に答えられなかった」「自己PRが十分に伝わらなかった」など、うまくいかなかった点を明確にして改善することで、選考突破の可能性を高められます。
2.年内を目標に就活スケジュールを組み立てる
大学4年生の11月以降の就活では、年内に内定を獲得することを目標にスケジュールを組み立てるのがポイントです。11月以降は採用枠が少なくなります。そのため、限られたチャンスを確実に活かせるよう、明確な目標に向けて行動することが大切です。
たとえば、「12月中に内定を2社確保する」といった具体的なゴールを設定しておけば、応募企業やエントリー数を検討する際の判断基準になります。具体的な行動計画を立てて着実にタスクをこなすことで、11月からの就活を成功させられるでしょう。
3.応募する業界や企業の幅を広げる
大学4年生の11月になると採用枠が減ってくるため、視野を広げて企業を探す必要があります。採用活動を続ける中小企業やベンチャー企業、これまで目を向けていなかった業界などの求人も探してみましょう。
中小企業やベンチャー企業のなかにも、安定した経営基盤や充実した福利厚生を備えた企業が多くあります。企業選びの視野を広げると、自分に合う企業と出会える可能性が高まり、結果として内定に近づけるでしょう。
11月以降も採用活動を続ける企業の特徴
一定数の企業は、大学4年生の11月時点でも採用を継続しています。11月に採用活動を続ける企業の主な特徴は、以下のとおりです。
・採用予定人数を確保できていない
・通年採用を行っている
・戦略的にほかの企業と採用時期をずらしている
「現時点で就活に満足していない優秀な学生を確保したい」「新たな事業の立ち上げに伴い、追加で新卒を迎え入れたい」などの目的で採用を継続している企業もあります。大学4年生の11月以降も自分に合った企業を見つけるため、諦めずに就活を続けてください。
4.面接対策に力を入れる
大学4年生の就活で内定を目指すためには、面接対策を重点的に行うことがポイントです。11月以降の選考は、採用枠が限られています。そのため、自分の強みや熱意をしっかりと伝え、チャンスを確実に掴むことが大切です。
先述したように、よくある質問の回答を考えたり、模擬面接を繰り返し受けたりと対策しておきましょう。
高いレベルの選考を突破する必要がある
大学4年生の11月以降に内定を手に入れるには、高いレベルの選考を突破しなければいけません。なぜなら、少ない採用枠に対し、選考に慣れた学生や志望度の高い学生が応募するからです。
また、優秀な内定辞退者の代わりを探している企業は、レベルの高い人材を求めています。質問の回答やエントリーシートの書き方だけでなく、ビジネスマナーや印象など細部にも気を配り、選考突破を目指しましょう。
5.第三者の意見を聞く
11月からの就活においては、第三者の意見に耳を傾ける姿勢も必要です。家族や友人からのアドバイスによって、新たな視点に気づける場合もあるでしょう。
ほかにも、大学のキャリアセンターや就職エージェントなどに相談すれば、履歴書やエントリーシートの添削、企業ごとの面接対策など、より実践的なアドバイスがもらえます。
「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事では、就活の悩みと対処法を紹介しているので、選考対策や企業選びに悩んでいる人はぜひご覧ください。
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就活で11月にチェックすべき求人
大学3年生と4年生にとって、11月は就活において戦略的な行動が求められる時期です。ここでは、内定獲得に向けて、11月に就活でチェックすべき求人を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.大学経由の求人
11月の就活では、まず大学の就職課やキャリアセンターで紹介されている求人を確認することをおすすめします。大学に届いている求人は、企業が「この大学の学生を採用したい」と明確に考えていることを示しており、応募者にとって有利に働く可能性が高いからです。
大学経由の求人を出す企業は、学生の特徴や強みに理解があると考えられます。そのため、自分の経歴や適性が伝わりやすく、書類選考や面接もスムーズに進みやすいでしょう。
2.大手企業のグループ会社の求人
11月の就活では、大手企業のグループ会社に注目するのも有効な選択肢です。大手企業のグループ会社は親会社に準じた労働条件や福利厚生が整っている傾向にあり、安心して働ける環境が期待できます。
また、大手の親会社ほど応募者が多くないため、本選考やインターンの競争率が比較的高くなりにくい点も魅力でしょう。
3.ベンチャー企業の求人
11月の就活では、ベンチャー企業に目を向けるのも選択肢の一つです。
大学3年生の場合、実践的な経験を積める長期インターンに参加できる可能性があります。早期選考ルートが用意されていることもあるので、早い段階で内定獲得を目指せるでしょう。
また、大手と比べて本選考のスピードも速い傾向にあるので、年内に内定が欲しい大学4年生にとっても選択肢の一つになります。通年採用を行っている企業もあり、11月も選考に臨めるチャンスが残されているでしょう。
ベンチャー企業は少人数体制の職場が多いため、自分の働きが事業や組織の成長に直結しやすく、大きなやりがいを感じられる点も特徴です。若手のうちから裁量を持って働きたいと考える学生にとって、ベンチャー企業は魅力的な選択肢だといえるでしょう。
4.スカウト型就活サイトの求人
11月の就活では、スカウト型就活サイトの求人もチェックしてください。スカウト型就活サイトを利用すると、登録したプロフィールを見た企業から直接スカウトを受けられるため、効率良く企業との接点を増やせます。
これまで関心がなかった業界や企業からスカウトが届けば、新たな選択肢も増えるでしょう。より多くの企業の目に留まるよう、プロフィールや自己PR文を丁寧に作り込んでおくのがおすすめです。
5.就職エージェントに紹介された求人
11月からの就活に不安を感じている方は、就職エージェントに求人を紹介してもらうのも一つの手。就職エージェントは希望条件をヒアリングしたうえで、適性もふまえて求人を紹介してくれるため、効率良く自分に合った企業に出会えるでしょう。
新卒に特化した就職エージェントのキャリアチケットでも、一人ひとりに合わせた求人紹介を行っています。内定獲得に向けて11月に求人を探している人は、ぜひ一度ご相談ください。
「企業の選び方の基準13選!就活で失敗しないコツや面接での回答例文も紹介」の記事では、自分に合った企業の選び方を解説しています。ぜひ、求人探しのヒントにしてみてください。
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11月以降に就活の面接でよく聞かれる質問と回答例
大学4年生の11月以降の面接では、企業が応募者の入社意欲の高さを確認したいと考えています。そのため、この時期ならではの鋭い質問が飛んでくることも。鋭い質問をされても、前向きかつ論理的に答えることが大切です。
ここでは、大学4年生の11月以降の就活でよく聞かれる質問と回答例を紹介するので、ぜひ選考対策に役立ててください。
なぜ現在も就活を続けているのですか?
11月の就活では、面接で「なぜ今も就活を続けているのですか」と質問されることがあります。企業側が「就活の軸が定まっているか」「自社への志望度が本物か」を確認するためです。
この質問は、すでに他社からの内定があるかどうかによって答え方が異なります。具体的な回答例は以下のとおりです。
内定がある場合の回答例
現在、数社から内定をいただいております。しかし、就活の軸である「グローバルな環境で、社会課題の解決に直結するソリューションを提供する」という点で、御社が最も合致していると確信しました。
ほかの内定先も素晴らしい企業ですが、御社でこそ実現できる「アジア市場での新規事業立ち上げ」という目標があり、内定が出たあとも最も志望度の高い御社への挑戦を続けております。
内定がない場合の回答例
春から夏までの就活では、自己分析が不十分でやりたいことが明確に定まらないまま選考に臨んでしまい、内定をいただくことができませんでした。その後、自分と向き合う時間を取り、ITソリューション分野で働きたいという意志が固まりました。
現在はこの思いを軸に企業選びを進めており、御社の事業内容に強く惹かれて志望しております。
なぜ春・夏採用で弊社を志望しなかったのですか?
採用担当者のなかには、「志望度が高いのであれば、なぜ春・夏採用で弊社を志望しなかったのか」と疑問を持つ人もいるでしょう。
この質問に対する答え方の一例として挙げられるのが、「就活の軸が変わったこと」です。面接では自分の気持ちの変化を素直に伝えましょう。
回答例
春・夏の就活では、企業選びの軸として知名度や安定性を重視していました。しかし、あらためて自己分析をやり直すなかで、自分にとって本当に大切にしたい軸は挑戦できる環境であることに気づきました。
現在は、その気づきに基づいて企業選びを進めており、御社はその軸に最も合致していると感じています。だからこそ、今あらためて御社を志望しています。
「面接でよく聞かれることは?頻出質問集とそれぞれの答え方を例文付きで解説」では、面接でよく聞かれる質問を紹介しているので、11月以降の選考対策のヒントにしてください。
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就活は11月からが勝負!内定獲得を目指すあなたへ
就活においては、「大学3年生の11月スタートだと出遅れた?」「大学4年生の11月に内定がないとこのまま就職できない?」など悩んでしまうことがあるでしょう。しかし、就活の状況を知り、適切な対策を講じれば、十分なチャンスがあります。
もし、「就活の進め方が分からない」「一人で内定を取れる自信がない」と悩みや不安を抱えている方は、就職エージェントへの相談がおすすめです。
キャリアチケットでは、一人ひとりの状況に合わせてマンツーマンでサポートを行っています。求人の紹介だけではなく、エントリーシートの添削や面接対策など、内定獲得に向けたアドバイスも可能です。
「内定がもらえるのか不安」と悩んでいる方は、ぜひ気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。