自己PR動画の作り方5ステップ!撮影のコツや時間・職種別の例文も紹介

このページのまとめ

  • 自己PR動画は、視覚情報で面接官に自分の強みをアピールできるチャンス
  • 自己PR動画は最初の15秒を特に重視して、画面の奥に人がいることを意識する
  • 自己PR動画では、対面の面接以上に明るくハキハキと話そう

自己PR動画の作り方5ステップ!撮影のコツや時間・職種別の例文も紹介のイメージ

「自己PR動画の撮影はどうするの?」「何を意識すればよいか分からない」などと悩む学生は多いです。自己PR動画では、限られた時間で視覚情報を含めていかに自分の魅力をアピールできるかが鍵を握ります。

この記事では、自己PR動画の作り方が分からない就活生に向けて、制作の流れや撮り方のコツをまとめました。話し方のポイントや注意点、長さ別の例文も紹介しているので、選考を突破したい人はぜひ参考にしてください。

動画で自己PRを伝えるコツを相談したい

   
目 次

自己PR動画は視覚情報で企業にアピールするチャンス

自己PR動画とは、自己PRの様子を動画で撮影したものです。選考の一つとして使用する企業もあり、どのように撮影するか知っておくことが大切です。

自己PR動画が選考に取り入れられたのは、書類選考だけではわからない部分を評価できるから。エントリーシートや履歴書の内容だけでは、学生の人柄や人間性を見極めるのは難しいのが現状でした。

自己PR動画であれば、応募者の話し方や雰囲気から、自社とマッチするかどうか確認ができ、採用活動の効率化が図れます。

今後さらに増えると予想されるため、その対策も必須となるでしょう。自己PR動画は、自ら撮影環境を用意して録画する点でWeb面接とは異なり、画面の奥にいる面接官を意識してアピールすることが大切です。

自己PR動画と自己紹介動画の違い

自己PR動画と自己紹介動画は別の動画なので気をつけましょう。違いを理解して応募しなければ、評価が下がるおそれがあります。

自己PR動画は、自分の強みをアピールする動画です。「強みは何か」「強みを仕事でどのように活かせるか」を面接官に向けて伝えます。

一方で、自己紹介動画は、自分の氏名や大学、部活やアルバイトなどの基本情報を伝える動画です。選考への意気込みを簡単に伝えても問題ありません。

自己PR動画と自己紹介動画は聞かれている内容が違うので、違いを意識して応募するようにしましょう。動画で撮影するのは珍しく、慣れない選考形式かもしれませんが、伝える内容は通常の面接や応募書類の自己PRと同じです。

自己PR動画の詳細は「エントリームービーの対策方法を知ろう!撮り方のコツや服装マナーを解説」も参考にしてください。

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自己PR動画で企業が評価する4つのポイント

自己PR動画からは、人柄や入社への熱意が面接官に見られています。選考突破に向けて、どのような点が評価されているかを知っておきましょう。

人柄が会社にあっているか

自己PR動画では、就活生の人柄が会社に合っているかが見られています。人柄があっていると仕事がスムーズに進みやすく、企業で長く働いてもらいやすくなるからです。

自己PR動画のメリットは、書類選考だけではわからない部分まで動画で判断できる点です。「書類選考では自社にマッチしてそうだったが、面接してみるとマッチしていなかった」のような事態を減らせます。

自己PRの内容はもちろんですが、身だしなみや立ち振る舞いなども評価されていることを覚えておきましょう。自己PRを考える方法は「就職活動の自己PR例文18選を紹介!書き方や高評価につながるコツも解説」を参考にしてください。

時間内に内容をまとめられているか

自己PR動画が時間内にまとめられているかも評価されています。自己PR動画の時間は30秒から3分程度で指定されることが多く、時間を正しく守らなければなりません。

時間が見られているのは、ビジネスでは時間やルールを守って行動することが重要だからです。また、限られた時間で必要な内容を伝えられるかどうかも仕事で重要なポイントになります。

面接官は送られてきた自己PR動画から、自分の強みを明確かつシンプルにアピールできているか、ポイントを時間内に要約する力があるかを見ているのです。

わかりやすくアピールできているか

わかりやすく説明できているかどうかも、自己PR動画で見られている内容です。自己PRの内容はもちろん、話し方などの伝える能力も意識しましょう。

自己PR動画を撮影する場合は、以下のポイントを意識するのが大事です。

・声のトーンを上げる
・普段よりもゆっくり話す
・カメラ目線で話す
・顔がはっきり映る明るさにする
・音がきれいに入るようにする

撮影中は気にならなくても、動画で見ると聞こえにくい、わかりにくい場合があるので気をつけましょう。面接と違って提出してしまうと修正できないので、事前にしっかりとチェックしてから選考に送ることが大事です。

入社への志望度や熱意が伝わるか

自己PR動画からは、入社への熱意や志望度も判断されています。話し方から志望度や熱意が伝わっているかも意識しましょう。

面接官は、以下のようなポイントに注目して選考を行っています。

・話し方
・態度
・撮影環境
・動画映り

志望度の高い企業であれば、入念に準備し、話し方にも熱がこもるはずです。動画だからこそ面接官に伝わる部分があるので、話し方や伝え方は意識するようにしてください。

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自己PR動画の作り方5ステップ

ここでは、自己PR動画の作り方を紹介するので、完成までのイメージを膨らませながら全体像を把握しましょう。

1.原稿を作成する

動画を作成するためには、原稿を作成することから始めましょう。その際、指定された時間に合わせてアピール内容を考えることが大切です。

内容は書類上の自己PRと基本的には同じで構いませんが、動画では、話し言葉を使用し、小道具やフリップを使うなど視覚情報でアピールできるのが書類との違いです。

また、書類上と同じく、動画の原稿を作成する際も入念な自己分析を行うことが重要です。自己理解を深め、企業の求める人材像に合った強みを時間内に効率的にアピールするためにも、自己分析を徹底しましょう。

自己分析を効率的に行う方法については、「自己分析を効率的に進める質問項目|例文と活用方法も解説!」の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

2.原稿を読んで練習する

自己PR動画の原稿が完成したら、声に出して練習しましょう。文章上では気にならなくとも、声に出して読んでみると、言いづらい表現や違和感のある言い回しなどが見つかる場合もあります。その際、下記の事項に注意しながら読んでみましょう。

・話し方に抑揚をつける
・棒読みにならないようにする
・身振り手振りをつける

撮影を開始すると思った以上に緊張することもあるので、事前に何回か音読練習をしてから撮るのがおすすめです。

もし、文章がうまくできない場合は、「結論」→「理由」→「具体例」→「結論」の構成を意識して考えてみてください。自己PRの構成については、「自己PRの書き方は?就活で評価される構成と8つのコツを例文つきで解説」の記事も参考にしてください。

3.撮影環境を用意する

話す内容がまとまったら、撮影環境を用意します。自己PR動画の本気度は撮影環境からも伝わるため、採用担当者の立場に立って「丁寧に準備しているな」と思われるような環境を整えてください。

撮影環境の整え方も後述しているので、細部にも注意を払い、少しでも好印象を与えられるように工夫しましょう。

4.自己PR動画を撮影する

撮影環境の用意ができたら、自己PR動画を撮影します。練習した内容どおりに自分の強みを話せたら、撮影した動画をチェックしましょう。

髪の毛や身だしなみ、声のトーン、背景の明るさ、周囲に雑音が入っていないかなどをチェックしてから提出してください。

5.動画を確認して企業に送信する

最後に、撮影できた自己PR動画を企業に送信します。企業によって提出用の動画フォーマットが指定されていたり、就活サイトにアップロードしたりするなど方法が異なるので、提出方式は必ず確認しましょう。

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自己PR動画は時間指定に合わせよう

自己PR動画は時間を指定されることが多いので、ルールに従って撮影してください。撮影時間の長さは30秒~3分程度が一般的ですが、指定がなければ以下の内容を参考にして構成を検討しましょう。

時間指定があるにもかかわらず長過ぎる・短過ぎる動画は、ルールを守れないことを暗に示してしまうため気をつけてください。

時間ごとに目安となる文字数

聞き取りやすいスピードで話す場合の文字数は、30秒で150~200字とされています。そのため、自己PR動画を撮影する際は、時間の長さに合わせて以下の文字数を目安に原稿を作成するとよいでしょう。

・30秒:150~200字程度
・1分:300字程度
・2分:600字程度
・3分:1,000字程度

なお、原稿を作る際は、冒頭と終わりの挨拶も含めて時間内に収まるようにしてください。書き出した内容を実際に読み、時間を計測しながら調整すると、効率よく原稿を作成できるでしょう。

自己PR動画の時間配分例

自己PR動画の時間配分を検討する際は、以下の項目にそれぞれ必要な時間を割り当てるのがポイントです。

・はじめの挨拶と自己紹介
・自分の強み
・強みの根拠となるエピソード
・業務での強みの活かし方
・終わりの挨拶

以下、長さ別で時間配分の例を紹介しているので、指定された時間に合致する際は参考にしてください。

30秒の場合

30秒で自己PR動画を作成する場合は、以下の内容と時間配分を目安にしましょう。

・はじめの挨拶と自己紹介:5秒
・自分の強み:5秒
・強みの根拠となるエピソード:10秒
・業務での強みの活かし方と終わりの挨拶:10秒

30秒の場合は150から200文字程度しか話せないため、各項目をよりコンパクトにまとめる必要があります。慌ただしい印象にならないようにするためにも、自分の強みをアピールすることを最優先にして、削れる内容はできる限りカットするのがおすすめです。

1分の場合

1分の場合は、以下の時間配分で台本を作成するとよいでしょう。

・はじめの挨拶と自己紹介:10秒
・自分の強み:5秒
・強みの根拠となるエピソード:20秒
・業務での強みの活かし方:15秒
・終わりの挨拶:10秒

1分の場合は約300文字話せるため、10秒あたり50文字が目安になります。コンパクトな一文で25文字と考えると、それぞれに割けるボリュームも明確になるでしょう。エピソード部分に厚みを持たせながら、場合によって入社後の抱負や強みの活かし方にも長めに触れるのがおすすめです。

1分程度の自己PRを作る方法は、「『自己PRを1分で』と面接で言われたら?作成方法と効果的な伝え方」も参考にしてください。

2分の場合

2分の自己PR動画を撮影する場合は、以下の時間配分で考えてみましょう。

・はじめの挨拶と自己紹介:20秒
・自分の強み:10秒
・強みの根拠となるエピソード:50秒
・業務での強みの活かし方:30秒
・終わりの挨拶:10秒

2分の場合は600文字ほど話せるため、履歴書やエントリーシートに記載する以上のボリュームがあります。終わりの挨拶を除き、それぞれをさらに深掘りした内容で原稿を作成するとよいでしょう。

3分の場合

3分の場合は、以下の時間配分を参考にしてみてください。

・はじめの挨拶と自己紹介:30秒
・自分の強み:10秒
・強みの根拠となるエピソード:80秒
・業務での強みの活かし方:50秒
・終わりの挨拶:10秒

3分の場合は1000文字程度の原稿を作成する必要があり、強みをアピールする時間としては想像以上に長く感じるでしょう。

そのため、エピソードの紹介で400文字程度の具体的な内容を盛り込んだり、業務での活かし方や入社後のキャリアを300文字前後で詳しく話したりするのがおすすめです。それでも時間が余る場合は、自己紹介で調整してみてください。

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自己PR動画の例文4パターン

自己PR動画の原稿を作る際は、例文も参考にして自分なりの言葉に言い換えるのがおすすめです。ここでは、自己PR動画の原稿の例文を4パターンご紹介しているので、どのようにまとめればよいか悩んだ場合はぜひ参考にしてください。

1.自己PR動画が15秒の場合の例文

△△大学の△△△△と申します。


私の強みは、毎日5kmのランニングをしているなどの継続力があることです。コツコツ努力を続けて、御社の利益に貢献したいです。


以上となります。ありがとうございました。

2.自己PR動画が30秒の場合の例文

△△大学の△△△△と申します。

 

私の強みは、コミュニケーション能力です。雑貨屋のアルバイトでは、商品を探しているお客さまに積極的に声かけをし、ニーズにあった商品をご案内していました。その結果、お客さまに対する満足度アンケートで1位を獲得し、半年間継続できています。

 

貴社でもコミュニケーション能力を発揮し、お客さまのニーズに応えた販売業務を行いたいと考えております。以上となります。ありがとうございました。

3.自己PR動画が1分間の場合の例文

はじめまして、△△大学の△△△△と申します。

 

私の強みは、提案力と実行力があることです。大学では学内新聞のサークルに所属しておりました。発行部数の伸び悩みから紙面の変更などを提案し、企画リーダーとして実行に携わった経験があ​​ります。


具体的には、新聞のサイズを持ち運びしやすいB4タブロイド版にし、地域のお店に紙面への取材記事掲載とクーポン添付の許可をもらいました。改変後の新聞は発行後すぐになくなるようになり、500部だった発行部数が1500部へと増えました。

貴社におきましても、新規顧客の開拓に精力的に取り組み、売上アップに貢献したいと考えております。以上となります。ありがとうございました。

4.アナウンサーを志望する場合の自己PR動画

はじめまして、△△大学の△△△△と申します。

 

私の強みは、状況に合わせて臨機応変に対応できることです。大学時代はインテリアショップでアルバイトしており、お客さまのライフスタイルやお部屋のテイストを伺いながら最適な商品を提案していました。
同じ型番の商品でもサイズや色、脚の形などが異なり、お客さまの反応を見ながら提案する必要があったため、状況に合わせた対応力が自然と身につきました。

 

貴社においてもこの経験を活かし、あらゆる状況に臨機応変に対応できるアナウンサーになりたいと思っています。

 

以上となります。ありがとうございました。

「面接官に好印象を与える自己PRの効果的な伝え方」も参考にして、魅力的な自己PR動画を作成しましょう。

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自己PR動画を撮影する際の話し方や伝え方のポイント

ここでは、自己PR動画撮影時の話し方や伝え方に関するポイントをまとめました。以下の内容も参考にして、動画の構成やクオリティをさらに高めましょう。

挨拶から始まり挨拶で終える

自己PR動画を撮影する際は、最初と最後に挨拶文を入れてください。

・最初の挨拶:はじめまして。△△大学の△△と申します。
・最後の挨拶:以上となります。ありがとうございました。

動画内に最初と最後の挨拶を盛り込まないと、自己PRの内容が再生してすぐに流れてしまいます。また、最後に挨拶がないのも、締まりが悪い印象を与えてしまうでしょう。

より丁寧な印象を与えられるようにするためにも、自己PRの前後には挨拶文を付け加えてください。

最初の15秒は特に力を入れる

自己PR動画を撮影する際は、冒頭の15秒で面接官の注目を集められるように工夫してください。最初の印象をよくするためには、明るく元気なトーンを心がけ、結論から話しましょう。

最初の流れがスムーズでないと、採用担当者が内容を理解しにくく、動画を最後まで見てもらえない可能性もあります。

企業が求める人物像であることを伝えられるよう、冒頭のアピールは特に力を入れましょう。話をするのが苦手な人は「就活でうまくしゃべれない原因と面接下手の克服方法」も参考にしてみてください。

フリップや小道具も使用する

自己PR動画の撮影方法に指定がなければ、フリップボードや小道具を使うのも効果的です。

フリップに強みやアピールポイントを書いてページをめくりながら話したり、エピソードに関連する小道具を見せながら話したりすると、より印象に残りやすくなるでしょう。

たとえば、サッカー部の試合のエピソードを語るなら、使用したサッカーボールとユニフォームを使用する、などです。

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自己PR動画で好印象を与える5つの方法

ここでは、自己PR動画で好印象を与えるためにできることを4つ紹介しています。先述した話し方のポイントとセットにして、印象アップを目指しましょう。

明るい声と笑顔を意識する

自己PR動画を撮影する際は、通常の選考時よりも意識的に明るい声と笑顔を意識するのがポイントです。

画面越しで話す様子をチェックすると、思いのほか無愛想に見えたり、表情が暗く映ったりしている場合もあります。アピールしたい強みが簡潔にまとまっていたとしても、声や表情が暗いとネガティブな印象を与えかねません。

ちょっとした意識で動画の映り方は変えられるので、ワントーン明るい声と口角を上げる意識を持ちましょう。

カメラのレンズを見ながら話す

動画撮影する際は、カメラのレンズをまっすぐ見つめるようにしてください。目線が定まっていないと、挙動不審に見えたり、自信がなさそうに見えたりする原因になりえるからです。

また、強調したい部分では、手を動かして表現したり適度にボディランゲージを取り入れるのもありです。動画に動きが加わり、より印象に残るアピールにつながるでしょう。

原稿は見ずに覚えて話す

自己PR動画を撮影する際は、作成した原稿を見ないようにしましょう。原稿を見ながらでは棒読みになりやすく、不自然さが出てしまいます。完璧に暗記する必要はありませんが、思いの丈をありのままに伝えるほうが、面接官へのアピールとしては効果的です。

また、カンペの使用も控えましょう。カンペを用意すると、目線の動きが動画越しで伝わってしまうため、「原稿を見ながら話しているな」という印象を抱かれる可能性があります。

自己PR動画を撮影する際は、一言一句とはいわないまでも、ほぼ暗記した状態で臨んだほうがよいでしょう。

背筋を伸ばして撮影する

動画の撮影中は、堂々とした姿勢に見えるよう、背筋を伸ばして胸を張ってください。対面の面接における受け答えと同じように、背筋が伸びていると、自信を持って話しているように見えるからです。

自宅で撮影する際、ソファーなどに座ると猫背になりやすく、だらしなく見えてしまうので注意しましょう。背もたれがまっすぐの椅子に座ることをおすすめします。

就活用の証明写真を撮影するイメージで、あごを少し引き、背筋を伸ばして真っ直ぐ前を見るのがポイントです。

意識的にゆっくりハキハキと話す

動画撮影の際は、面接時と同じように、普段よりもゆっくりと滑舌よく話すのがポイントです。時間が指定されると早口になりがちですが、動画を視聴した際に違和感が出ないよう、落ち着いて話すようにしてください。

自己PR動画は何度でも撮影できるので、文字数を調整しながら動画をチェックし、聞き取りやすいテンポを探しましょう。

自己PRのポイントをつかむ!企業が学生に求めることは?」の記事では、自己PRを効果的にアピールできるポイントをご紹介しているので、こちらもあわせて参考にしてください。

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自己PR動画のきれいな撮り方のコツ5選

ここでは、自己PR動画を撮影する際のコツを5つ紹介します。撮影環境を整えたうえで好印象を残せる話し方を実践すれば、より魅力的に強みをアピールできるでしょう。

1.照明に気を配る

動画撮影の場所は、自分の部屋やリビングルームなどがおすすめです。その際、室内の明るさにも配慮しましょう。

また、撮影する時間は自然の光が入りやすい日中にするのがおすすめです。光が足りない場合は、撮影機器の周りを照らすライトを併用したり、膝の上に白い用紙を載せて、レフ版代わりにしてもよいでしょう。

やむを得ない事情がない限り夜間の撮影は避けて、日中の場合も逆光にならないように気をつけてください。

2.背景は白または明るいグレーにする

自己PR動画を撮影する際の背景は、白または明るいグレーがおすすめです。カーテンやポスター、雑多な収納家具などが背景に映り込むと、悪目立ちしたり暗く見えたりするため気をつけてください。

室内に白や明るいグレーの背景がない場合は、模造紙を貼って環境を用意してもよいでしょう。ほかにも、大学の教室やレンタルスペースなどを活用するのもおすすめです。

3.構図は胸または腰から上にする

動画を撮影する際の画角や構図に関しては、胸元まで映るバストショットか腰まで映るミディアムショットがおすすめです。

バストショットはカメラとの距離が近いため表情を見せやすく、笑顔で撮影できると印象アップにつながりやすいでしょう。ミディアムショットは身体の動きも映せるため、フリップや小道具を使う演出におすすめです。

動画の原稿を作成する際、どのような内容にしてアピールしたいか考えながら、適切な構図を選びましょう。

4.カメラの向きは横向きで撮影する

自己PR動画を撮影する際の機材は、スマートフォンで問題ありません。カメラの向きは横向きにしておきましょう。縦向きで撮影すると、顔だけがアップになったり、全身が映って表情が見えにくくなったりするため注意が必要です。

動画撮影時は三脚やスマホスタンドを用意して、映像がブレないようにしましょう。撮影する際、インカメラは使わないほうが無難です。インカメラを使うと画面映りが気になってしまい、カメラ目線を維持できなくなるかもしれません。

また、アウトカメラのほうが画質がよいのできれいに撮影できます。

5.一度撮影して画角や明るさを確認する

自己PR動画をきれいに撮るには、複数回撮影して画角や明るさを確認することが大切です。

面接は本番の一発勝負ですが、動画撮影は納得がいくまでやり直せます。撮影条件を変えて何度か試したうえで、最も明るく映り、印象アップにつながりそうな撮影環境を検討しましょう。

動画撮影のコツや基本的な注意点は「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」も参考にしてみてください。

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自己PR動画を撮影する際の注意点

自己PR動画を撮影する際は、以下の点に気をつけましょう。

・目立ったパフォーマンスが必要なわけではない
・抽象的な表現は使わない
・嘘はつかない

動画撮影という選考の特殊性から、印象に残るパフォーマンスが必要だと考える就活生もいます。しかし、企業が求めているのは応募者の性格や強みを判断できる情報であり、エンタメ動画のような面白さは必要ありません。

「強みを魅力的にアピールする」という前提を踏まえて、必要な演出としてフリップや小道具などを使うことが大切です。

また、限られた時間で情報を伝える際には、抽象的な表現にならないようにすることも大切です。誇張した表現やインパクトのみを重視した動画では、選考通過にはつながらないでしょう。

自己PRの例文をおさらいしたい人は「大学生必見!自己PRの書き方を経験別の例文と合わせて解説」を参考にしてください。

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自己PR動画を提出する際の注意点

自己PR動画を提出する際は、企業の指示や提出方法をよく確認するようにしましょう。失敗しやすい点や注意点をまとめたので参考にしてください。

動画編集や加工は行わない

動画編集や加工は行わず、そのまま提出するようにしましょう。加工技術ではなく、話し方の印象が評価されているからです。

動画編集をしてしまうと、素の状況がわからず、面接官も判断に困ってしまいます。動画の印象と、面接で実際に合った印象が違うケースも出てくるでしょう。

明るさや雑音などを編集しなくてもよいように、撮影環境はしっかりと整えておきましょう。字幕やカットなども不要なため、撮影したものをそのまま提出するようにしてください。

指定されたフォーマットで提出する

動画形式に指定がある場合、指示に従って提出するようにしましょう。「mp4」「MOV」などファイルにも種類があります。

もし、指定がない場合はmp4を選ぶのがおすすめです。ルールを守って提出できるかも選考で評価されている部分なので、必ず確認するようにしましょう。

ファイルサイズを確認する

ファイルサイズが大きすぎないか、提出前に確認してください。ファイルサイズが大きすぎる場合、アップロードできず提出できない可能性があります。

たとえば、動画の時間が長すぎると、サイズが大きくなり、アップロードも大変になります。送れるサイズが決まっている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

わかりやすいファイル名にする

動画の名前は誰が送ったか、なんの動画かわかりやすい名前にしておきましょう。「名前+自己PR動画」にしておくと、わかりやすいのでおすすめです。

ファイル名に意図がない場合、何の動画かわからず、面接官が困る場合もあります。わかりやすいファイル名は面接官への配慮でもあるので、送付前にチェックしておきましょう。

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自己PR動画のセルフチェックリスト15選

自己PR動画が完成したら、表情が隠れていないかやカメラ目線で話せているかなどの最終チェックを行いましょう。

ここでは、作成した自己PR動画をセルフチェックできる15のリストを紹介します。以下の内容をすべてクリアできていれば、大きなマイナス評価にはならないはずです。

・髪の毛で表情が隠れていない
・最初から最後までカメラ目線になっている
・口角を上げて明るい表情になっている
・音声がはっきりと聞こえる
・声のテンポ感やリズムに違和感がない
・背筋が真っ直ぐ伸びている
・覚えた内容の棒読みになっていない
・フリップや小道具を効果的に使えている
・明るい撮影環境を維持できている
・耳障りな雑音が入っていない
・冒頭と締めの挨拶を含んでいる
・開始15秒で見るのを止めたくならない
・伝えたい内容がシンプルにまとまっている
・動画から強みが何であるか伝わる
・実際に会って話を聞いてみたいと思える

これらのチェックリストをクリアして、魅力的な自己PR動画を作成しましょう。

自己PR動画をチェックする際は「受かる自己PRのまとめ方と分かりやすく伝えるポイントを解説【例文付き】」の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

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自己PR動画の作り方に悩んでいるあなたへ

「自己PR動画の選考があるけれど、具体的に何から始めてよいかわからない」と悩む就活生もいるでしょう。自己PR動画の提出が選考に盛り込まれるケースが増えているものの、ただでさえ応募書類の作成に追われて大変な最中、慣れない動画撮影に苦労するのは無理もありません。

自己PR動画の作成に関するノウハウは、就活のプロに相談するのがおすすめです。就活エージェントのキャリアチケットでは、就活生の内定獲得をサポートしており、自己PR動画の撮影方法についてもアドバイスしています。

自己分析の方法や自己PRの作り方も含めてアドバイスしますので、「アピールできる強みがわからない」「自己分析ができていない」と悩んでいる人も、困った際はキャリアチケットにご相談ください。

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自己PR動画に関するよくある質問

自己PR動画に関する、よくある質問について回答します。どのように撮影するか悩んでいる場合は、参考にしてください。

Q.動画の編集や加工は必要?

A.動画の編集や加工はしなくて構いません。撮影した動画をそのまま送りましょう。採用担当者は、撮影者である就活生のありのままの表情を見たいと考えています。

Q.撮影は私服でも大丈夫?

A.撮影する際はスーツが無難です。服装に指定がない場合も、スーツで撮影しましょう。

ただし、ほかの就活生との違いをアピールしたい場合には、部活のユニフォームを着て撮影するといった方法もあります。その際、自己PRで部活に関わる内容を話すとアピールしやすいでしょう。

アピールポイント別の自己PRの例文は「自己PRの書き方例を紹介!アピールポイント別の例文つき」をご覧ください。

Q.撮影場所はどこがよい?

A.自己PR動画の撮影は自宅がおすすめです。

撮影する際は、静かな環境を整えてください。自分の声がはっきりと聞こえるか、暗く映っていないかなど、あらかじめ入念に確認しましょう。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。