このページのまとめ
- ESの趣味欄は、就活における面接時の話題になったり自分の個性が伝えられたりする
- 具体的な文章形式にすることで、相手に伝わりやすいESが書ける
- ESの趣味欄をしっかり書けば、就活で活きる自己PRにつなげられる
- 採用に影響するので、就活に不適切な趣味や「特になし」と書くのは避ける
- 趣味欄が書けない場合は、休日の過ごし方や関心のあることを振り返る
ESの趣味欄を書くとき、「どうやって書けばいいのか?」と困る方も多いでしょう。そもそも「趣味を書いて就活に大きな影響があるの?」と疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
ESの趣味欄は、採用に影響する重要な項目です。また、就活生の人柄を知るきっかけにもなるので、自分が興味をもって楽しんでいることを具体的に書いてみましょう。
このコラムでは、ESの趣味欄の書き方や注意点について詳しく解説します。
エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。
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ESで趣味や特技が問われる3つの理由
ESにある「趣味」や「特技」欄は、企業に自分自身をよく知ってもらうため、重要な役割を担っています。では、具体的にどのような点を評価しているのでしょうか。下記に3つご紹介します。
1.就活生の人間性を知るため
応募の段階で、企業側が就活生のことを知る情報はESしかありません。そのため、ESの趣味欄からその人の雰囲気や価値観などを見ます。業務以外のプライベート面を知ることで、どんな人なのか、会社とマッチングするかなど、人柄を読み解く材料として役立つ項目です。
2.企業や仕事への適性を判断するため
入社後、自分が活躍できるかは「この会社に合うかどうか」という点が大きなポイント。
たとえば、書籍から新しい価値観を取り入れて、豊かな知識を活かすような企業の場合、本を読むことが好きな人はすぐに馴染めると考えられます。ほかにも、体育会系出身の社員が多く、スポーツ関連の社内クラブ活動が盛んな企業の場合は、スポーツ好きの人が溶け込める環境といえるでしょう。
自分の趣味が、仕事への適性につながる可能性があります。
3.面接時の話題にするため
趣味は、話のきっかけになりやすい話題です。そのため、頑張って立派な趣味を考えて書くよりも、本当に自分がはまっていることや得意なことを書きましょう。面接官に落ち着いて話ができれば、緊張もほぐれて場の雰囲気も和みます。
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魅力ある趣味欄にするための4つの書き方ポイント
趣味欄を使って、「自分らしさ」をアピールしましょう。書き方を工夫するだけで、充実した内容が書けます。特に注目すべき点を下記に4つまとめました。
1.箇条書きはせずに、文章で書く
趣味欄のスペースが小さいことから、箇条書きで簡潔に済ませてしまう人が多いようです。間違いではありませんが、個性を出すためにもぜひ文章形式で書いてみてください。
2.具体的な内容を心がける
内容はなるべく詳しく書きましょう。たとえば、旅行なら「好きな国」「多く行った国」などを書くことで話題が充実します。また、具体的な内容を書けば、相手が趣味についてイメージしやすくなることもポイントです。
3.5W1Hを意識する
ただ趣味を書き連ねるのではなく、自分のアピールをしっかりと行ってください。そのためには、いつ・どこで・何をといった5W1Hを意識しましょう。話を順序よく整えることでより具体的になり、「自分だけのエピソード」に仕上がります。
4.趣味も自己PRのチャンスだと考える
効率的に自分らしさを伝えるためには、趣味や特技の内容から自己PRにつなげるのも1つの手段です。また、アルバイトや習い事も趣味に盛り込めます。その場合、続けた年数やこだわった点などの詳しい情報を書くと良いでしょう。
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ESに書く趣味として不適切な3つの内容
好きなことや関心のあるものは人それぞれですが、就活時にはマイナスになってしまうおそれのある趣味があります。自分のイメージを悪くしないためにも、特に気をつけるべき3つをピックアップしました。
1.ギャンブル関連
ギャンブルは、金銭面のトラブルが発生しやすいことや依存症になりやすいといわれているためか、ネガティブな印象を与える可能性があります。ESは自分の強みをアピールする場なので、ほかの趣味や特技を書きましょう。
2.政治・宗教系
政治や宗教については、人によって考え方が異なるので面接官や企業によっては良い印象を抱かないことがあります。そのため、あえてESで書くことは避けるのが無難です。
3.特になし
書くことが思いつかなくても、趣味欄に「特になし」と書いたり、「空欄」にしたりすることはおすすめできません。上記でもご紹介したとおり、ESの趣味や特技欄は採用に大きく影響します。何か1つでも自分の好きなことを書いてみましょう。
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特に趣味が見つからない場合の3つの対処法
趣味欄で重要視すべき点は、「自分がどんな人なのか」を伝えることにあります。趣味が思い当たらない、周囲と差別化できるような趣味がないという方は、内容にこだわらず自分の日常生活から見つけてみましょう。下記に趣味の探し方について3つまとめました。
1.休日の過ごし方を振り返る
あなたは休日や家にいる時間をどう過ごしていますか?普段の生活を1つずつ振り返ってみましょう。すると、自分の行動パターンが分かり、何を好んで行動しているのかに気づくはずです。
2.興味や関心のあることに注目してみる
日常生活の中で、気になったものや目に止まったものがあれば、それについて1度深く調べてみましょう。覚えているということは、自分の中に少しでも興味や関心があったはずです。
就活をきっかけに、興味を深めてみるのも良いでしょう。
3.趣味となるものを作る
あえて自分の趣味を作ってみるのも1つの手段です。長く続けているものだけが認められるのではなく、新しいことに飛び込んでいく「行動力」も就活では立派な評価ポイントになります。また、趣味を「ストレスを解消するスキル」として高く評価する企業もあるため、ぜひ自分が打ち込んでいることや楽しんでいることを書いてみましょう。
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3つの趣味による例文
それぞれの趣味の内容に沿った例文をご紹介します。
1.料理
「節約のため、毎日自炊をしています。材料や作り方を研究しながら、料理スキルを身につけていくのが好きです。」
毎日行っていることは、1つのことを継続できるという評価にもつながります。また、「自分にとって得るものがある趣味」であることもポイントです。
2.旅行
「海外へ一人旅をするのが好きです。国々の文化に興味があるので、現地ではたくさんの人々と交流するようにしています。」
1人で何でもこなせる行動力や、見知らぬ土地でも積極的に人と関われる力は、仕事をするうえでも非常に魅力的です。
3.音楽鑑賞
「幅広いジャンルの音楽を聴きます。よくレコードショップに出かけて、無名のアーティストを探したり、気に入ったジャケットのレコードを買ったりするのが好きです。」
感性の豊かさやセンスの良さが伝わるでしょう。また、1つの趣味に没頭できることも重要です。
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