このページのまとめ
- 自己PRは「強み」をアピールする行為のこと
- 自己PRで伝える強みを探すには、自己分析や他己分析がおすすめ
- 自己PRで伝える強みは、企業が求めている能力に合わせるのがポイント
「自己PRと強みって何が違うの?」「就活でアピールするならどんな強み?」などと気になる就活生も多いでしょう。自己PRは強みをアピールする行為であり、違いを明確にしておくと適切なアピールができるようになります。
この記事では、自己PRと強みの違いや、強みのアピール方法などを解説。強みごとに自己PRの例文も紹介しているので、履歴書やエントリーシート作成時の参考にしてください。
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- 自己PRと強みの違いとは?それぞれの概要や似た意味の言葉を解説
- 自己PRとは強みをアピールすること
- 強みとは自分の優れた能力のこと
- 長所は個人の優れた性格のこと
- スキルは訓練や学習から得た能力のこと
- 自己PRで伝える強みを見つける3つの方法
- 自己分析を行う
- 他己分析を実施する
- 短所を言い換えてみる
- 自己PRで強みを伝える際の構成
- 1.アピールしたい強みを伝える
- 2.強みの裏付けになるエピソードを伝える
- 3.強みを仕事でどのように活かすか伝える
- 自己PRで使える強みの一覧
- 自己PRで伝える強みを選ぶ際のポイント
- 自己分析で見つけたものにする
- 客観性のある強みにする
- 企業が求める強みにする
- ESや履歴書の自己PRで強みを伝える際の例文
- 向上心をアピールする場合の例文
- 行動力をアピールする場合の例文
- マネジメント能力をアピールする場合の例
- PC・文書作成スキルをアピールする場合の例文
- コミュニケーション能力をアピールする場合の例文
- 自己PRと長所でかぶる場合はどうする?対処法を解説
- 自己PRと長所で内容がかぶるのはOK
- 伝えるエピソードを変えるのがポイント
- 自己PRで魅力的に強みを伝えたいあなたへ
自己PRと強みの違いとは?それぞれの概要や似た意味の言葉を解説
自己PRと強みは、それぞれ意味が違うので覚えておきましょう。意味の違いを理解し、履歴書やエントリーシートで適切に使うのが大切です。
ここでは、それぞれの違いや、ほかの似た語句との違いも解説しているので参考にしてください。
自己PRとは強みをアピールすること
自己PRとは、自分の強みをアピールすることです。「強みは何か」「どのような出来事を通して得たのか」「仕事でどのように活かせるのか」などを伝えます。
強みとは自分の優れた能力のこと
強みとは、自分自身の優れた「能力」のことです。自己PRでアピールする要素のことを強みと呼びます。
強みをアピールする行為が自己PRであるので、強みと自己PRは同じではありません。明確に違いがあるので、それぞれを区別しておきましょう。
長所は個人の優れた性格のこと
長所は強みのなかでも、個人の性格や特徴を指します。たとえば、「粘り強い」「協調性がある」などが長所にあたります。
強みは性格や特徴だけではなく、スキルも入るのがポイント。似た語句ではありますが、違いを理解しておきましょう。
長所の例について知りたい就活生には、「長所の答え方の例文5選!効率的に伝える方法や注意点も解説」の記事がおすすめです。就活では長所を聞かれることも多いので、長所の具体例や伝え方を覚えておくとアピールしやすくなりますよ。
スキルは訓練や学習から得た能力のこと
スキルとは、学習や訓練を通して得た能力を指します。パソコンスキルや語学力など、持って生まれたものではなく、自分の意思で学習した能力です。
スキルをアピールする場合、資格があると効果的。TOEICであれば英語力が、MOSであればPCスキルがアピールできます。
長所は性格や特徴、スキルは学習で得た能力、スキルと長所の両方含まれるものが強みです。また、強みをアピールする行為が自己PRなので、それぞれの違いを理解したうえで就活ではアピールしましょう。
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自己PRで伝える強みを見つける3つの方法
自己PRで使う強みを見つける際は、「自己分析」「他己分析」「短所の言い換え」が有効です。ここでは、強みを見つけるために実践できる3つの方法を紹介するので、それぞれ試してみてください。
自己分析を行う
自分の強みを見つけるためには、自己分析が効果的です。過去の経験やエピソードから、共通する能力や特徴を探してみましょう。
たとえば、チームで活動する場面が多い就活生は、協調性やコミュニケーション能力が強みになるかもしれません。また、リーダーの役割が多く、リーダーシップや主体性が強みになる人もいるでしょう。
自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で解説しています。これから自分の強みを探す就活生は、まず実践してみてください。
他己分析を実施する
友人や家族などに相談し、他己分析を実施してみましょう。第三者からの意見は、自分では気付いていなかった強みを教えてもらえるのでおすすめです。
また、客観的な意見は、自己PRにも活かせることを覚えておきましょう。「友人からは△△と言われます」と伝えるだけでも、エピソードの説得力が増します。どのような部分から強みを感じたのか、具体的なエピソードや経験を聞いてみてください。
短所を言い換えてみる
短所を言い換えて、強みを見つけ出すのもおすすめです。長所は短所の裏返しというように、短所も見方を変えれば長所になる場合があります。
たとえば、「周囲の目を気にしてしまう」という弱みは、「周囲に気配りができる」と言い換えられます。また、「落ち着きがない」という弱みは、「行動力がある」と言い換えられるでしょう。
短所から長所を考える方法については、「自己PRと長所の違い|短所を「強み」につなげる書き方と例文を紹介」で解説しています。さまざまな角度から、強みを探してみましょう。
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自己PRで強みを伝える際の構成
自己PRで強みを伝える際は、「結論」「エピソード」「仕事への活かし方」の構成がおすすめです。どのように伝えるか、伝え方のポイントを解説するので参考にしてください。
1.アピールしたい強みを伝える
「私の強みは△△です」のように、結論から伝えるようにしましょう。結論から伝えるのは、話の内容をわかりやすくするためです。
いきなりエピソードを話してしまうと、「何の強みをアピールしたいのだろう?」と思われてしまうので気を付けましょう。就職活動では、「結論から伝える」を意識してください。
自己PRをどのように伝え始めるかについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」の記事でも解説しているので参考にしてください。
2.強みの裏付けになるエピソードを伝える
結論で強みを伝えたあとは、強みを裏付けるエピソードが重要です。経験やエピソードを伝えれば、説得力が増すので必ず伝えるようにしましょう。
たとえば、「リーダーシップに自信がある」とアピールしたいのであれば、どのような場面で、どのようなリーダーシップを発揮したかを伝える必要があります。また、リーダーシップを発揮した結果、どのような結果を残せたかも伝えられれば、さらに評価は高まるでしょう。
自己PRのエピソードでは結果だけではなく、過程も重視されています。エピソードは具体的に話すように心がけましょう。
3.強みを仕事でどのように活かすか伝える
最後に、アピールした強みが仕事でどのように活かせるかを伝えます。就職活動で評価されるには、自分の強みと企業が求める能力がマッチしていることが重要です。
たとえば、「チームで行う仕事が多いため、リーダーシップを発揮して成果を出せる」とアピールする方法もあります。また、「営業職を志望しており、行動力を発揮して営業件数を増やすことで成果をあげる」のようにアピールもできるでしょう。
自己PRで伝える強みは、企業に求められているか確認しておくのが大切です。求める人物像に応じて、どの強みをアピールするか決めるようにするといいでしょう。
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自己PRで使える強みの一覧
ここでは、自己PRで使える強みの一覧を紹介します。
・責任感がある
・気配りができる
・主体性がある
・粘り強い
・計画性がある
・集中力がある
・忍耐力がある
・真面目である
・誠実性がある
・傾聴力がある
・共感性がある
・ポジティブに考えられる
・リーダーシップがある
・コミュニケーションスキルがある
・語学力
・PCスキル
・研究や部活動で身に付けた知識や技術
自分なりの強みを見つけたら、アピールする方法も知っておきましょう。「強み・業界別自己PRサンプル集|魅力が伝わる書き方のポイントを解説」の記事も参考に、どのようにアピールするかを考えてみてください。
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自己PRで伝える強みを選ぶ際のポイント
自己PRで伝える強みは、企業が求める人物像に合うものや、客観的に認められるものを選びましょう。思いついたものであれば、なんでもいいわけではありません。
ここでは、自己PRで伝える強みを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
自己分析で見つけたものにする
自己PRで伝える強みは、自己分析で見つけ出したものにしましょう。職種や仕事内容から逆算して強みを探してしまうと、自分に備わっていない能力を選んでしまう可能性があります。
たとえば、「営業職だから行動力をアピールしよう」などのように、職業から探すのは危険。自分の強みが行動力ではないのに、無理やりアピールしようとしても失敗します。
強みは自己分析を行い、過去の経験やエピソードから探すようにしましょう。
客観性のある強みにする
強みを評価されるには、客観性があるかどうかも大切です。周囲から言われた発言や、強みを評価されたエピソードを盛り込むといいでしょう。
たとえば、「先輩からも粘り強く練習していると言われました」と自己PRに盛り込めば、他者からも評価されているとアピールできます。また、「1日1時間、雨の日でも1年間毎日欠かさずに練習を続けた」ように、数を用いてアピールするのも効果的です。
主観だけでアピールしてしまうと、どのレベルなのかがわからない問題があります。客観的に評価してもらえるように、アピール時には工夫してください。
企業が求める強みにする
企業が求める人物像や、募集している仕事内容に合う強みを選びましょう。優れた能力を持っていても、仕事で活かせなければ評価にはつながりません。
たとえば、チームワークを求める企業の応募で、「一人でコツコツ努力できる継続性が強みです」とアピールしても評価されにくいでしょう。「コミュニケーションスキルがある」「協調性がある」のように、企業の求める人物像に合わせるのがポイントです。
企業研究を行い、どのような人物が求められているのかを事前に調べておきましょう。企業研究の進め方については、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので参考にしてください。
企業研究は志望動機作成やエントリーシート作成などにも欠かせないので、必ず行うようにしましょう。
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ESや履歴書の自己PRで強みを伝える際の例文
ここでは、エントリーシートや履歴書の自己PR欄で、強みを伝える際の例文を紹介します。5つの強みで例文を紹介しているので、文章を考える際の参考にしてください。
向上心をアピールする場合の例文
私は大学時代、英語の勉強に力を入れました。日本とは異なる文化や環境を学び、多様性を理解したいと考えたからです。
英語を学ぶ際に取り組んだのが、TOEICでした。留学前には600点取得していましたが、1年後には800点を目指して勉強を行いました。
留学中は現地の学校で文化について学びながら、TOEICの勉強も並行して行いました。帰国後にはTOEICで830点を獲得し、勉強の成果が出たと思っています。
しかし、これで終わりではなく、現在はTOEIC900点を目指して勉強を続けています。ゆくゆくは満点である990点を獲得するのが目標です。
貴社でも私の強みである向上心を活かして、業務でのスキルアップを実現し、成果に貢献します。
行動力をアピールする場合の例文
学生時代には、フェアトレードについて研究するため、ラオスに行きました。1週間、現地でコーヒーの栽培を手伝うことで、コーヒーが飲料になるまでの過程がいかに重労働であるのかを実感したかったからです。
その結果、労働力に対して適切な対価が支払われていない現実を学び、日本でフェアトレード商品をより普及させることが重要だと考えました。現在はフェアトレードのコーヒーやバナナを移動販売しながら、生産者と消費者をつなぐ活動をしています。この活動はメディアでも紹介されるようになり、認知度や売上アップにつながりました。
この経験から、「百聞は一見にしかず」であり、行動に移し、自分の目で確認することで物事を深く理解できることを学びました。貴社で働く際には、まずは新人売上実績No.1を達成するために、現状把握をしっかりして積極的に行動することで目標を達成します。
マネジメント能力をアピールする場合の例
アルバイト先では毎年、系列店20店舗対抗の大会があります。評価基準は「食事」「清潔度」「スタッフの雰囲気」「サービス力」の4項目です。
私は優勝するために、作業を効率化し、お客様へのサービスに力を入れることが必要だと考えました。そこで作業を効率化するために、新人教育やスタッフの悩み相談に積極的に乗り、現状の改善点を把握するよう努めました。
そして、情報収集で判明した改善点を克服するために新しいシステムを作成し、店舗で仮導入しました。このシステムによって、今まで複雑だったホールの管理作業が単純化し、スタッフのストレスを軽減できました。
結果、ミスをする頻度が減少し、お客様へのサービスに力を入れる余裕ができ、大会で優勝することができました。
貴社に入社した際にも、目標達成のために現状を把握し、実行することで貢献していきます。
PC・文書作成スキルをアピールする場合の例文
現在、アルバイトで食品商社の事務および経理の業務をしています。業務内容は、エクセルを用いた経理処理、ワードを用いた見積作成、取引先との電話・メールでの連絡などです。
また、取引先からの緊急の要望や変更を的確に営業に連絡することも必要で、作業は煩雑です。しかし、どんなに忙しいときでも、相手に情報をわかりやすく伝えることを心がけています。
一緒に働くスタッフや営業の方々からは「対応が早く、文書がわかりやすいので仕事がスムーズに進む」と評価していただき、とてもやりがいを感じました。この経験や培った技術は、貴社における事務業務にも大いに活かせると考えております。
コミュニケーション能力をアピールする場合の例文
サークルでは軽音楽部に所属し、3年生では副部長を務めていました。副部長の際に取り組んでいたのは、新入部員たちのフォローです。
サークルでは自分たちでバンドを作り、自由に活動する方式をとっています。しかし、新入部員は知り合いも少なく、バンドを作るところまでいかず、退部が発生する状況に陥っていました。過去には、入部した半数が退部してしまった年もあったようです。
そこで私は新入部員全員に、一人ひとり声かけを行い、バンド作成のサポートをしました。また、新入部員を中心とした懇親会を行い、新入部員たちが仲良くなれる機会も作るようにしています。
その結果、30名入部した部員は、半年後には退部者1人だけでした。自分から積極的にコミュニケーションをとり、サークル活動に取り組めるようサポートした結果だと思います。
貴社でも持ち前のコミュニケーション能力を活かして、営業職として活躍したいと思います。
自己PRの例文は「自己PRの例文をパターン別に紹介!作成のコツや面接時の注意点も解説」の記事で紹介しています。複数の例文を読んでおくと、自分の表現の幅を広げられるのでおすすめです。
もし、自己PR作成に不安がある場合は、キャリアチケットにぜひ相談してください。強みの発見から自己PR作成、添削まで実施しています。
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自己PRと長所でかぶる場合はどうする?対処法を解説
履歴書やエントリーシートでは、自己PRと長所の両方を聞かれるケースもあるでしょう。「内容が被るけどどうしたらいい?」「同じ強みだとだめかな?」などと悩む就活生も多いはず。
ここでは、自己PRと長所で答える内容がかぶってしまう場合の対策について解説します。
自己PRと長所で内容がかぶるのはOK
自己PRと長所の両方を聞かれた場合、内容がかぶってしまっても問題ありません。むしろ、まったく違う強みを選んでしまうと、一貫性がなくなってしまいます。
ただし、まったく同じ文章を使うのはNG。手を抜いていると思われるので、同じような強みをアピールする場合でも、文章は変えるようにしてください。
伝えるエピソードを変えるのがポイント
同じような強みをアピールする場合でも、エピソードは変えるのがおすすめ。エピソードや経験さえ違えば、同じ強みでも違った印象を与えられます。
たとえば、自己PRで部活動での経験をアピールした場合、長所では学業での経験をアピールすれば、別の印象を与えられるでしょう。強み自体は大きく変える必要はなく、エピソードを変えることで印象を変えられるように工夫できます。
エピソードを伝える際のコツを知りたい就活生は、「就活で自分のエピソードはどう伝える?伝え方のコツや注意点を解説」の記事を参考にしてください。
自己PRだけではなく、志望動機やガクチカなどでもエピソードを伝える機会はあるので、ポイントを勉強しておくのがおすすめです。
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自己PRで魅力的に強みを伝えたいあなたへ
自己PRで強みを伝えるためには、自分の長所やスキルを明確にするのが大切です。まずは自己分析を行い、どのような強みがアピールできそうか考えてみましょう。
アピールできる強みが見つかれば、伝え方も大切です。どのように伝えればいいか迷う場合は、就活エージェントを活用してみましょう。就活エージェントなら、新卒専門のキャリアチケットがおすすめです。
キャリアチケットでは、自己PRであなたの強みを魅力的に伝えるためのアドバイスを送っています。マンツーマンでアドバイスを実施するので、あなただけの自己PRが作成可能です。ほかの就活生と差をつけたいあなたは、ぜひキャリアチケットを利用してください。
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