このページのまとめ
- 誠実さを自己PRする際は企業に貢献する方法をアピールする
- 誠実さの自己PRでは第三者からの評価を盛り込むと効果的
- 誠実さを自己PRする際は不誠実な言動をとらないように注意する
「誠実さを自己PRで伝えたいけど、どのように伝えるかがわからない」と悩む就活生も多いでしょう。
誠実さをアピールしたい場合は、第三者からの評価されたエピソードを伝えると効果的です。
この記事では、誠実さを自己PRするさいのコツや、注意点を解説します。自己PRの例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
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- 誠実さとは真面目で嘘をつかない様子を指す
- 企業が求める誠実さを持つ人物
- 信頼して物事を任せられる人
- 会社や周囲の人のために行動できる人
- 誠実さを自己PRでわかりやすく伝える方法
- 結論は冒頭に伝える
- 具体的なエピソードを盛り込む
- 第三者からの評価を取り入れる
- 働く意欲を伝えて締める
- 「誠実さ」の自己PRをほかの就活生と差別化するコツ
- 企業がどのような誠実さを求めているか考える
- 企業に貢献する方法をアピールする
- 「誠実さ」を別の言葉に言い換える
- 誠実さを自己PRする際の注意点
- 面接時の態度に注意する
- 履歴書はきれいに書く
- 当たり前の内容をアピールしない
- 誠実さを伝える際の自己PRの例文
- 部活経験からアピールする場合の例文
- 学生生活からアピールする場合の例文
- アルバイト経験から誠実さをアピールする例文
- アルバイト経験から誠実さをアピールする例文2
- 誠実さを自己PRして内定を獲得したいあなたへ
- 「誠実さ」を自己PRする際によくある質問
- Q.誠実さを言い換える表現は?
- Q.誠実さを自己PRして企業に与える印象は?
- Q.誠実さを自己PRする際のコツは?
誠実さとは真面目で嘘をつかない様子を指す
誠実さを自己PRする前に、どのような状態を指すのかを知っておきましょう。誠実さとは、「真面目で噓をつかない様子」を指します。
誠実さをアピールする場合には、具体的なエピソードも合わせて伝えることで説得力を持たせられます。いくつかエピソードを書き出しておき、企業に合わせたアピールを意識しましょう。
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企業が求める誠実さを持つ人物
誠実さを自己PRで伝える際には、企業がどのような人物を求めているか確かめるのも重要です。企業が求める人物像に応じてアピールできれば、内定獲得につながります。
信頼して物事を任せられる人
企業が求める誠実さとは、「信頼して物事を任せられる人」です。与えられた仕事に対し、責任感を持って真面目に取り組める人物が求められています。
どのような業務であっても、手を抜かずに取り組む様子が誠実さであり、企業にとって欠かせない人物です。
会社や周囲の人のために行動できる人
企業が求める誠実さには、「会社や周囲の人のために行動できる人物」も含まれます。自分の役割を理解し、役割を果たすために行動する姿に誠実さを感じるからです。
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誠実さを自己PRでわかりやすく伝える方法
誠実さを自己PRでわかりやすく伝えるためにも、具体的な例や第三者からの評価などを交えて伝え方を工夫しましょう。4つのポイントを紹介するため、意識して自己PRを考えてください。
結論は冒頭に伝える
自己PRをわかりやすく伝えるためには、「私の強みは誠実さです」「私は誠実さに自信があります」など結論を冒頭に持ってきましょう。結論から伝えることで、どのような強みをアピールしたいかが明確になります。
余分な説明から入ると、何を伝えたいかがわからなくなるため注意しましょう。
具体的なエピソードを盛り込む
説得力のある自己PRにするには、具体的なエピソードが欠かせません。誠実さを発揮したエピソードを思い出し、伝えるようにしましょう。
その際、オリジナルで、具体性のあるエピソードほど、誠実さを示す根拠になります。自分だけにしかないエピソードを探してください。もし、エピソードが見つからない場合は、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」も参考に探すのがおすすめです。
第三者からの評価を取り入れる
アピールを効果的にするため、第三者からの評価を取り入れましょう。特に、誠実さは客観的な評価が重要になります。
たとえば、「部活でキャプテンを任された経験」は、部員や顧問からの信頼を示すエピソードです。「毎日真面目に練習する姿を見てキャプテンに推薦された」「自分の練習だけではなく、周りの部員をサポートする姿が評価された」など、第三者からの評価をあわせて伝えると、さらに誠実さがアピールできるでしょう。
働く意欲を伝えて締める
自己PRの最後では、働く意欲を伝えてください。誠実さをどのように仕事に活かすか、伝えるのが重要です。意欲が伝わるほど、採用担当者からの評価が高まります。
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「誠実さ」の自己PRをほかの就活生と差別化するコツ
誠実さは、ほかの就活生もアピールしやすい強みです。ほかの就活生に埋もれないためにも、差別化するための工夫を知っておきましょう。
企業がどのような誠実さを求めているか考える
誠実さをアピールする際は、企業がどのような誠実さを求めているか考えましょう。誠実さにもさまざまな表現があり、企業ごとに求める要素は変わります。
企業が求める誠実さを調べるためには、Webサイトや企業理念を見てみましょう。OB・OG訪問や企業説明会を利用して、どのような人材を求めているか確かめるのも効果的です。
企業について知るには、企業研究も行いましょう。企業研究の方法に関しては、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう」を参考にしてください。
企業に貢献する方法をアピールする
誠実さを活かして、どのように企業に貢献できるかアピールしましょう。誠実なだけではなく、仕事に活かせなければ評価されません。
たとえば、「大変な業務でも責任をもってやりきる」「接客ではお客様の意見に耳を傾け、誠意をもって対応する」などとアピールできます。
自己PRを伝える場合、エピソードに集中しがちです。しかし、採用担当者は業務への活かし方も評価しているため、忘れずに伝えるようにしてください。
「誠実さ」を別の言葉に言い換える
ほかの就活生と違ったアピールを目指す場合、誠実さを別の言葉に言い換えてみましょう。たとえば、次のように言い換えができます。
・真面目
・真摯に取り組む
・責任感が強い
・嘘をつかない
・真剣に人と向き合う
誠実さをアピールする場合、具体性に欠けると思われてしまうかもしれません。言葉を言い換え、別の角度からアピールできれば、ほかの就活生とは違った評価を得られるでしょう。
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誠実さを自己PRする際の注意点
誠実さを自己PRにするときは、面接時の態度や履歴書の書面まで気を配ることが大切です。「誠実」をアピール材料にするなら、それを示す行動を意識しましょう。
面接時の態度に注意する
誠実さをアピールする場合、面接時の態度に注意しましょう。誠実さが感じられない態度であれば、自己PRの内容と違うと思われてしまいます。
たとえば、面接で嘘をついてしまえば、誠実な人とはいえません。また、話を聞く態度や姿勢が悪くても、誠実な印象は受けないでしょう。態度からも誠実さをアピールできるように、真剣に話を聞いたり、姿勢を正したりするのが大切です。
面接のマナーについては、「知っておきたい面接・面談時のマナーについて」も参考にしてください。マナーを確認し、よい印象を与えられるようにしましょう。
履歴書はきれいに書く
履歴書を書く際は、きれいに書くように心がけてください。文字が汚かったり、誤字脱字が目立つようでは、誠実な性格と評価されません。
文字を書くのが苦手な場合も、丁寧に書くように心がけましょう。ミスをした場合には修正テープを使うのではなく一から書き直すなど、マナーを守ることも誠実さの表れるポイントです。
当たり前の内容をアピールしない
当たり前の内容をアピールしても、誠実な印象を与えられないため注意してください。人として当然、と思われてしまいます。
たとえば、「時間を守るから誠実です!」とアピールしても、社会人なら当然のマナーです。「嘘をつかない」も同様に、当たり前の内容だと思われるでしょう。常識やマナーは誠実さとは違うため、区別するようにしてください。
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誠実さを伝える際の自己PRの例文
ここでは、誠実さを伝えるための、自己PRの例文を紹介します。4つのパターンを紹介するので、それぞれ参考にしてください。
部活経験から誠実さをアピールする例文
私の強みは、サッカーで身に着けた自分自身と向き合う誠実さです。
中学生のころ、早朝や夕方などの時間を使って練習に励んでいましたが全く成果が得られず、もう限界だと挫折しそうになった時期がありました。その際、コーチから「君が努力していることを俺は知っているよ。でも、もう一度自分と向き合って足りない部分が何かを考えてごらん」と問いかけられたエピソードがあります。
その言葉から自分を見直した結果、実は苦手なメニューを省いており、自分の得意分野ばかり練習していることに気づかされました。苦手な練習から逃げてはいけないと考え直し、その日からは、苦手だった走り込みやおろそかにしていたストレッチなど、幅広く取り組むようになりました。
高校になってからも苦手な練習と向き合い続けた結果、全国大会に出場する強豪校でレギュラーとして試合に臨めるまで成長しています。
自分に甘えが出てしまい、欠点や苦手なことから目を背けた時もありましたが、誠実に弱さと向き合うことで、逃げない、負けない精神力を育てることができたと自負しています。今後もミスや苦手ともしっかり向き合い、真面目に取り組む誠実さを持って、仕事に励んでいこうと思います。
ポイント
努力をアピールするだけではなく、努力する過程で自分の欠点にも気づき、乗り越えた成功体験は効果的です。その結果、誠実さだけでなく精神力も持ち合わせているとわかり、根気強く仕事に取り組めるイメージが伝わります。
今まで努力した過程や結果から自分がどのように変わり、今後どのように成長していきたいかをまとめて自己PRを作成してみましょう。
学生生活から誠実さをアピールする例文
私は誠実さを持った行動を心がけています。その理由は、昔から祖母に『人の嫌がる仕事を率先してできる人になりなさい』と教えられて育ってきたからです。
祖母の言葉が印象に残っていた私は、中学生のころから雑巾がけやトイレ掃除、荷物を運ぶ手伝いなどを進んで行うようになりました。周りの人を見た時に、自分も楽をしたいと思う時もありましたが、祖母の言葉には大きな意味があると捉え、何事にも率先して行動を起こすことを心がけていました。
そのような私の姿を高校の担任や校長先生が見ていてくださり、卒業式では代表として答辞を任されました。この経験から、これから社会人として歩んでいくなかで、誰に見られていても、自分に恥じない行動をしていきたいと心がけています。そして、仕事にも誠実に向き合い、自分だけでなく、周りの人のために行動できるよう努めていきたいです。
ポイント
第三者からの評価を加えた自己PRは効果的です。誰かのために頑張れる人である特徴は、会社のために貢献できるアピールにもなります。自身の経験で、「誰かの役に立った」「感謝を受けた」などのエピソードがあれば、自己PRに取り入れてください。
アルバイト経験から誠実さをアピールする例文
私の強みは、誠実さを持って相手と接するコミュニケーション能力です。
アパレル店でアルバイトをしていたとき、お客様から『サイズが違っていた』とクレームがありました。クレーム対応の経験が無かった私は『どうしよう』と困りましたが、先輩がバックヤードへ入ってしまっていたので、意を決してお客様と向き合いました。
お客様のお言葉にしっかり耳を傾け、まず、嫌な思いをさせてしまったことを丁重に謝罪し、これからはサイズや色などの確認を徹底するとお約束して、商品の交換対応を行いました。怖い思いもありましたが、とにかく誠意を持って、まっすぐお客様の目を見て話していると、最初はけわしかったお客様の表情が緩やかに変化していくのがわかりました。
お帰りになるころには『ありがとう』のお言葉までいただけて、達成感を味わったのを今でも覚えています。誠実なコミュニケーションを行えば、お客様やスタッフ間での問題は解決できると思うため、相手としっかり向き合いながら、業務に臨みたいです。
ポイント
クレーム対応から逃げず、乗り越えた経験は、採用担当者からも評価されるポイントです。接客や営業のように、クレームを受けてしまう業務もあり、アピールポイントになります。また、誠実さだけではなく、相手の話をしっかり傾聴できる能力や忍耐力、責任感などもあわせてアピールできるでしょう。
アルバイト経験から誠実さをアピールする例文2
私の強みは誠実さを持って仕事に取り組めることです。大学1年生のころから始めたレストランでのアルバイトにて、先輩達からの指導にそれぞれ違いがあり、疑問を持った経験がありました。
前向きに仕事に取り組むなかで、自分に迷いが生じたため、そのときから報告・連絡・相談を徹底し、先輩や店長とよくコミュニケーションを図ることを心がけました。ホールでの動きや業務分担、キッチンの整理など、疑問に思ったことはすぐに質問し、業務効率を考えて相談や提案なども行うようにしました。
すると、次第に職場内の周知が徹底され、仲間の意識が統一でき、仕事の効率も上がる効果が現れました。その後、私の行動や発言から、店長より信頼を得て、バイトリーダーに任命されることになりました。責任のある仕事でしたが、やりがいを持って働くことができた経験は私の財産です。
今後、社会人として仕事に取り組むうえでも報連相を徹底したいと考えています。疑問点はすぐに質問・解決をし、早く仕事を覚えて戦力となれるよう努力したいです。そして、周りの人達と一緒に向上心を持って、誠実に仕事に取り組みたいと思います。
ポイント
自身の取り組みにより、他者から評価を得たエピソードは評価されやすい自己PRです。また、自分からコミュニケーションをとり、報連相ができる人材は企業にとって重要になります。誠実さは責任感と言い換えることもできるため、アピール時の参考にしてください。
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誠実さを自己PRして内定を獲得したいあなたへ
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「誠実さ」を自己PRする際によくある質問
ここでは、誠実さを自己PRする際によくある質問を紹介します。評価される自己PR作成に向けて、参考にしてください。
Q.誠実さを言い換える表現は?
A.誠実さを言い換える際は、次のような表現ができます。
・責任感がある
・丁寧に仕事を進める
・相手に真摯に向き合う
誠実さをアピールする就活生は多いため、別の表現で伝えられると、一味違う評価を得られるでしょう。
Q.誠実さを自己PRして企業に与える印象は?
A.誠実さをアピールする場合、「真面目」「信頼できる」「仕事を任せられる」などの印象を与えられます。どのような業界や業務でも必要とされる性質になるため、アピールしやすいでしょう。
Q.誠実さを自己PRする際のコツは?
A.誠実さを自己PRする場合は、第三者からの評価を盛り込んでください。「信頼されてバイトリーダーを任された」のように、誠実さを発揮した結果もアピールできれば、さらに評価が上がります。
自己PRのコツについては、「受かる自己PRとは?書き方のコツや効果的なアピール方法をご紹介!」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。