Web面接でカンペを使ってもいい?バレない置き方や注意点を紹介

このページのまとめ

  • Web面接でのカンペ使用は企業によって考え方が異なるため、事前の確認が必要
  • Web面接でカンペを使う場合は、キーワードを中心にまとめて自然な会話を心掛けよう
  • カンペは補助ツールとして活用し、企業研究や模擬面接などの準備を行うことが大切

 Web面接でカンペを使ってもいい?バレない置き方や注意点を紹介のイメージ

Web面接でカンペを使うことに悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか。カンペの使用は企業によって考え方が異なり、容認する企業がある一方で、準備不足の表れと捉える企業もあります。

本記事では、Web面接でのカンペ使用のメリット・デメリットや効果的な活用方法、バレない工夫など、役立つ情報を詳しく解説。カンペを補助ツールとして上手に活用し、Web面接を成功に導きましょう。

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目 次

Web面接でカンペを使うのはOK?

Web面接でカンペを使用するのは必ずしも悪いことではありませんが、使い方次第で面接の評価に影響を与える可能性があります。

面接は準備した内容を伝えるだけでなく、コミュニケーション能力や対応力を見る場でもあるため、カンペの使用方法には工夫が必要です。

Web面接でカンペを使えるかは企業によって異なる

企業によってWeb面接でのカンペの使用に対する考え方は異なります。容認する企業では「就活生が自分の考えを整理して話すために必要なツール」と捉えている一方で、禁止している企業では「準備不足の表れ」や「自然な会話の妨げになる」という見方をしている場合があるようです。

Web面接時にカンペの可否について明確な指示がない場合は、事前に採用担当者に確認することをおすすめします。正直に確認すれば、誠実さをアピールできる可能性もあるでしょう。

企業はどこを見ている?Web面接の評価ポイント

面接官は、カンペの有無よりも回答の質や態度を重視しています。Web面接における主な評価ポイントは、以下の3つです。

1.質問の意図を理解し、的確に答えられているか

面接官の質問の本質を理解し、求められている情報を過不足なく伝えられているかを見ています。カンペに頼り過ぎて一方的に話すのではなく、人との対話を意識することが重要です。

2.自然な会話ができているか

暗記した内容を棒読みするのではなく、表情や声のトーンに気を配り、相手に伝わりやすい自然な話し方ができているかがポイントです。

3.想定外の質問への対応力

準備した内容以外の質問にも柔軟に対応できるかを確認しています。カンペに頼り過ぎてしまうと、臨機応変な受け答えが難しくなる可能性もあるでしょう。

Web面接では、企業理念や事業内容への理解、志望動機の明確さなども重要な評価ポイントとなります。Web面接でカンペを用意する際は、これらの内容を漏れなく伝えるための補助ツールとして活用するのが賢明でしょう。

面接のほかに、就活で悩みや不安を抱えている方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事もあわせてご一読ください。

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Web面接でカンペを使うメリットとデメリット

カンペはWeb面接をスムーズに進めるための便利な補助ツールになる一方で、デメリットもあります。ここでは、Web面接でカンペを使う際のメリットとデメリットについて詳しく解説するので、下記を参考にしたうえで検討しましょう。

メリット

カンペを活用すると、面接の質を向上させることができます。就活生にとって面接は緊張する場面ですが、カンペがあれば自信を持って臨めるようになります。

伝えたいことを確実に伝えられる

Web面接でカンペを使用すれば、伝えたい内容を漏れなく話すことができます。たとえば、自己PRや志望動機といった重要な質問に対して、要点を整理して答えられるでしょう。

面接では緊張して頭が真っ白になってしまうこともありますが、カンペがあれば安心して話を進められます。カンペに文章をそのまま書くのではなく、キーワードを中心にまとめると、より自然な会話になるでしょう。

精神的な安心感につながる

カンペを用意することは、Web面接に対する不安を和らげることにもつながります。就活生にとって面接は人生の重要な場面であり、緊張するのは当然です。

カンペを手元に置けば、万が一話すことが思い出せなくなっても、確認できるという安心感が生まれるため、落ち着いて受け答えができるでしょう。

また、準備したカンペは面接前の最終確認としても活用できます。面接で話したい内容を整理し、自分の考えを明確にすることで、より説得力のある回答になるでしょう。

デメリット

カンペを使用すると、Web面接の質を下げてしまう危険性もあります。

棒読みになりやすい

カンペを見ながら話していると、面接官との対話ではなく一方的な情報の読み上げになり、会話が不自然になってしまう可能性もあります。

文章を読み上げるような話し方は、面接官に「準備した内容を暗記しただけ」という印象を与えてしまうことも。また、声のトーンが単調になり、熱意や意欲が伝わりにくくなります。その結果、「コミュニケーション能力が低い」という印象を与えてしまう恐れもあるでしょう。

目線が不自然になりやすい

カンペを見るために視線を落とすと、面接官と目線が合わなくなってしまいます。

画面と手元を頻繁に行き来する目線は、面接官から「落ち着きがない」「自信がない」という印象を持たれてしまう恐れも。Web面接では、カメラを通して相手に伝わる表情や仕草が重要視されるため、不自然な目線の動きは悪印象につながりかねません。

また、カンペを見る癖がつくと、想定外の質問にも対応しにくくなります。準備した内容以外の話題になったとき、とっさにカンペを探して会話の流れが途切れてしまう恐れがあるでしょう。

Web面接でのカンペ使用はメリットもありますが、場合によっては評価を下げてしまうこともあるため、注意して活用することが大切です。

Web面接で好印象を与えるために、マナーを把握しておきましょう。「Web面接で聞かれることは?質問内容・回答例・当日のマナーなどを解説」のコラムで、Web面接のマナーについて解説しています。

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Web面接でカンペを使ったらバレる?

Web面接でのカンペの使用は、視線の動きや不自然な間から面接官に気づかれる可能性があります。ただし、適切な方法で使用すれば、面接を円滑に進めるツールとして活用できるでしょう。

面接官は、就活生の視線の動きを注意深く観察しています。カメラの周辺に頻繁に目線を向けたり、下を向いて読み上げるような話し方をしたりすると、カンペの使用がバレてしまうでしょう。質問の内容に関係なく、いつも同じ方向を見ながら答える癖がついていると、不自然な印象を与えます。

また、カンペを見ると会話の自然な流れが途切れがちです。たとえば、質問の途中でカンペを確認しようとして言葉に詰まったり、準備した内容を読み上げることに集中し過ぎて面接官の反応を見落としたりする可能性があるでしょう。

ただし、面接官は就活生が何らかの準備をして面接に臨むことを想定しており、企業によってはメモを参考にするのを許可している場合もあるようです。そのため、Web面接でのカンペ使用が即座に減点対象となるわけではありません。

カンペの使用のほかにも、Web面接には気をつけるべきポイントがあります。「【就活】オンライン面接だからこそ気をつけたいマナーや当日の注意点を解説」の記事も参考にし、万全の状態でWeb面接に臨みましょう。

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Web面接のカンペの作り方とバレない置き方

ここでは、Web面接で使用するカンペの作り方や、バレたくない人向けのおすすめの置き方を具体的に解説します。適切な作り方と置き方を知ることで、面接をスムーズに進められます。

カンペを作る際はキーワードを大きく書く

Web面接に使うカンペは、ひと目で内容が分かるように作成することが重要です。文字は大きめに書き、キーワードを中心にまとめましょう。長文で書くと読み取りに時間がかかり、会話が途切れてしまう原因となります。

キーワードは黒のマーカーなど、見やすい太さで書くのがおすすめです。色分けをする場合も、2~3色程度に抑えることで、見やすさを保てます。

カンペは紙とデジタルどっちがおすすめ?

紙のカンペとデジタルのカンペには、それぞれ特徴があります。

紙のカンペは手書きのため、キーワードの配置を自由に決めることが可能です。また、パソコンの画面付近に貼り付けやすいメリットもあります。

一方、デジタルのカンペは文字の大きさを調整しやすく、内容の修正も容易です。ただし、画面の切り替えが必要になるため、操作音や動作が目立ってしまう可能性もあります。

総合的に見ると、紙のカンペのほうが扱いやすいでしょう。付箋やメモ用紙を使用することで、必要な情報をコンパクトにまとめられます。また、デジタルツールの操作ミスによるトラブルも避けられるでしょう。

カンペは目線が自然に見える位置に置く

カンペの配置は、カメラの近くがおすすめ。パソコンの画面上部に小さな付箋を貼る方法や、カメラのすぐ下にメモを置く方法が効果的です。この位置なら、面接官との目線を維持しながらカンペを確認できます。

また、複数のカンペを用意する場合は、すべて同じ位置にまとめて配置しましょう。カンペを探すような動作は、不自然な印象を与えてしまいます。

Web面接は、カンペ以外にもさまざまな準備が必要です。「Web面接の準備は何が必要?事前に確認すべき7つのポイント」の記事もあわせて参考にしてみてください。

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Web面接でカンペを使う際の注意点

Web面接でカンペを効果的に活用するためには、いくつかの重要なポイントがあります。下記で紹介するポイントを意識することで、Web面接を成功につなげられるでしょう。

カンペの内容を丸暗記しない

カンペの内容を丸暗記しようとするのは避けましょう。暗記に頼ると、質問の意図に合わない一方的な回答になってしまう可能性もあります。丸暗記よりも質問の要点を理解し、自分の言葉で表現できるように準備することが大切です。

面接では、予期せぬ質問をされる場合も。丸暗記した内容だけでは対応できず、かえって焦ってしまう可能性があります。カンペには核になるキーワードだけを記載し、それをもとに柔軟な受け答えができるよう心掛けましょう。

感情を込めて話す

カンペを見ながらでも、声のトーンや表情に気を配ることが重要です。特に志望動機や自己PRを話す際は、自分の熱意や意欲を込めて話すようにしましょう。

単調な話し方になると、面接官に「準備した内容を読み上げているだけ」という印象を与えてしまう恐れがあります。自分の経験や考えを振り返りながら、臨場感のある話し方を心がけてください。

カンペに頼り過ぎない

Web面接におけるカンペは、あくまでも補助ツールと考えましょう。面接で大切なのは、自分の人柄や能力をアピールすることです。カンペを見る時間が長くなると、面接官との目線が合わず、コミュニケーションが不自然になってしまいます。

質問の内容をしっかり聞き、面接官の反応を見ながら話を進めることが大切です。カンペは時折確認する程度に留め、面接官との会話を優先しましょう。事前の練習を重ねておくと、カンペに頼り過ぎずに受け答えができるようになります。

Web面接で注意すべきポイントについては、「【21卒 就活お悩み相談室 #8】Web面接で気をつけたほうが良いことって何ですか?」でも解説しているので、こちらもご覧ください。

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Web面接でカンペがバレそうになったら?

Web面接でカンペの使用に気付かれそうになった場合は、正直に状況を説明するのをおすすめします。ごまかすよりも、誠実な対応をしたほうが好印象につながるでしょう。

事前にカンペ使用の許可を得る

事前に「メモを参考にさせていただいてもよろしいでしょうか」と確認することで、誠意を示せるでしょう。この方法なら、面接中にカンペを見ることへの不安や緊張が軽減され、より自然な会話ができるようになります。

また、企業によっては「準備をしっかりとしている」と好意的に評価される場合も。ただし、許可を得た場合もカンペに頼り過ぎず、面接官との対話を重視する姿勢を忘れないようにしましょう。

カンペを使用していることを伝える

Web面接中にカンペの使用に気づかれた場合は、素直に認めるのが賢明です。「より正確にお伝えしたいと思い、要点をメモしてきました」といった説明を添えることで、準備の意図を理解してもらえる可能性が高まるでしょう。

隠そうとして不自然な言い訳をするよりも、正直に伝えて面接官との信頼関係を保つことが重要です。準備の段階で深く考えた内容について、面接官と建設的な対話をするきっかけになる場合もあります。

面接官と良好な信頼関係を築くためにも、心得を把握しておきましょう。「面接の心得って?好印象を与えるコツ」の記事で、面接の心得について解説しています。

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カンペ以外にも!有効なWeb面接の対策方法

Web面接を成功させるためには、カンペに頼るだけでなく、しっかりとした準備が重要です。ここでは、効果的な対策方法をご紹介します。

面接で頻出する質問の回答を準備しておく

志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなど、面接で頻出する質問にスムーズに答えられるよう準備しましょう。回答は結論から話せるよう、要点を整理しておくことが大切です。ただし、完全な暗記は避け、質問の意図に沿って柔軟に対応しましょう。

また、自分の経験や考えを交えた具体的なエピソードを準備することで、説得力のある回答ができます。面接官との対話を意識しながら、相手に伝わりやすい表現を心掛けましょう。

企業研究を徹底的に行う

企業の事業内容や強み、課題、将来のビジョンなどを理解しておくと、質問への的確な回答が可能になります。企業のホームページや採用サイト、ニュースなどから情報を集め、自分なりの考えをまとめておきましょう。

特に志望動機を話す際は、企業研究で得た知識と自身の経験や価値観を結び付ければ、説得力のある回答ができます。面接官との会話の中で、企業への理解度と熱意を伝えられるよう準備しましょう。

模擬面接をする

家族や友人に協力してもらい、模擬面接をすることをおすすめします。オンラインツールを使用して実施することで、実際のWeb面接に近い状態での練習が可能です。

練習では、カメラ目線や声の大きさ、表情などにも気を配りましょう。また、録画機能を使って自分の様子を確認すると、改善点を見つけやすくなります。複数回の練習を通じて、自然な対応ができるよう準備を進めましょう。

面接対策は、Web面接も対面の面接も共通している部分があります。「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」を参考に、面接本番に向けた対策をしましょう。

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Web面接でカンペを使おうか悩んでいる方へ

Web面接でのカンペの使用は、準備の一環として捉えられます。完全に頼り切るのではなく、補助的なツールとして活用することで、より充実した面接になるでしょう。

重要なのは、自分の言葉で話せるように準備することです。カンペに頼らずとも自然に話せる部分を増やしていけば、面接官との良好なコミュニケーションが期待できるでしょう。また、正直にカンペの使用を伝えることで、かえって誠実な印象を与えられる可能性もあります。

迷った場合は、まずは企業研究や模擬面接など基本的な対策を十分に行い、そのうえでカンペを補助的に使用する方法を検討してみてください。これにより、自信を持って面接に臨めるでしょう。

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