このページのまとめ
- 企業は面接で学生時代に頑張ったことを聞き、仕事への取り組み方をイメージしている
- 面接官が理解できるように、伝わりやすい構成と具体的な説明を心がけることが大切
- 自分らしさが伝わると、面接で学生時代に頑張ったことを効果的にアピールできる
「面接で学生時代に頑張ったことを聞かれても、うまく答えられない」「何も頑張っていない」などと悩んでいる就活生も多いでしょう、学生時代に頑張ったことは、具体性を持って分かりやすく伝えると、効果的なアピールにつながります。
この記事では、面接で学生時代に頑張ったことを回答するコツや注意点をまとめました。最後まで読めば、学生時代に頑張ったことをアピールして、面接官に好印象を与えられること間違いなしです。
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- 企業が面接で学生時代に頑張ったことを聞く理由
- 物事に取り組む姿勢を知るため
- 伝える力や実行力を測るため
- 人柄を理解するため
- 頑張ったことがない人は今から挑戦しても遅くない
- 面接で学生時代に頑張ったことを伝える基本の6ステップ
- 1.学生時代に何を頑張ったか
- 2.どのような動機があるか
- 3.どのような課題や問題点に直面したか
- 4.課題や問題点に対してどのような行動をしたか
- 5.結果はどうだったか
- 6.経験から学んだことをどう活かしていけるか
- 面接で学生時代に頑張ったことを効果的に伝えるコツ
- 聞き手が理解しやすい順番で話す
- 分かりやすい言葉を使う
- 話の長さに気をつける
- 面接で学生時代に頑張ったことを伝える際の注意点
- 具体性のない表現を避ける
- 志望先の企業に合わせてエピソードを選ぶ
- 誰かに言われて頑張ったことはNG
- 仲間と一緒に頑張った経験を話す
- 自慢話をしない
- 嘘をつかない
- 面接で学生時代に頑張ったことを伝える回答例文10選
- 例文1.学業
- 例文2.アルバイト
- 例文3.部活
- 例文4.趣味
- 例文5.ボランティア
- 例文6.研究室・ゼミ
- 例文7.インターンシップ
- 例文8.留学
- 例文9.資格取得
- 例文10.習い事
- 面接で学生時代に頑張ったことをアピールしたいあなたへ
企業が面接で学生時代に頑張ったことを聞く理由
企業は、面接で学生時代に頑張ったことを質問して、応募者の人柄や伝える力などを知りたいと考えています。
なぜ「学生時代に頑張ったこと」や「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」について質問をするのか、あらかじめ企業側の意図を知っておくと、より印象に残る回答を考えられるでしょう。以下で、企業が面接で学生時代に頑張ったことを聞く理由を解説するので、参考にしてください。
物事に取り組む姿勢を知るため
企業は、就活生に学生時代に頑張ったことを聞いて、応募者がどのように仕事に取り組むかをイメージしています。
企業は、自社で長く活躍してくれる人材を採用したいと考えているものです。特に、新卒学生の場合は仕事の経験や実績がありません。そのため、学生時代にどのような考えを持って、何に取り組んでいたかを知ることで、入社後に働く姿を想像していると考えられます。
伝える力や実行力を測るため
応募者の伝える力や実行力を測るのも、企業が面接で学生時代に頑張ったことを聞く理由の1つです。
学校やサークルと全く関わりのない第三者に、学生時代のエピソードを分かりやすく説明するのは簡単ではありません。学生時代に頑張ったエピソードをどのように伝えるかは、企業にとって、応募者のコミュニケーション能力や計画を立てて実行する力があるかどうかの判断材料になります。
また、応募者の伝える力や実行力を測ると同時に、得意分野を把握して入社後の姿をイメージするといった意図もあるようです。
人柄を理解するため
企業は、学生時代に頑張ったことの回答から、応募者の人柄を理解しようと考えています。学生時代の経験から、「その経験から何を得たのか」「どのような考えを持っているか」などを知り、応募者の人柄を判断しているのです。
また、学生時代に頑張ったことの回答から予想できる人柄から「自社に合う人材か」「一緒に働きたいか」なども見極めていると考えられるでしょう。
なお、学生時代に頑張ったことは面接でよく聞かれる質問の1つです。ほかにも、面接でよく聞かれる質問を知りたい場合は、「就活の難関!面接でよく聞かれる質問リスト」を参考にしてください。
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頑張ったことがない人は今から挑戦しても遅くない
学生時代に自信を持って頑張ったといえる経験がなく、アピールするエピソードが思い浮かばないという人もいるでしょう。
企業は、活動内容よりも応募者がどのように考え、行動したかを知りたいと考えています。そのため、学生時代に頑張ったことは、人に自慢できるような華々しい経験でなくても構いません。多くの就活生が、下記のような題材から学生時代に頑張ったことを伝えています。
・学業
・アルバイト
・部活、サークル
・ボランティア
・インターンシップ
・研究室、ゼミ など
学生時代に頑張ったことがどうしても思い浮かばない場合は、今から題材になるものを始めても遅くはありません。興味のあることにチャレンジしたり、アルバイトに打ち込んだりして、そこから得た経験を伝えてもよいでしょう。
長期的に続けているからといって、必ずしも高評価につながるとは限りません。短期間の経験であっても、しっかりとアピールできれば、好印象を与えられるはずです。
ガクチカの具体例をより詳しく知りたい方は、「「ガクチカがない…」は勘違い!見つからない時の対処法や7つの例文を紹介」も参考にしてください。
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面接で学生時代に頑張ったことを伝える基本の6ステップ
面接で、学生時代に頑張ったことを伝えるときは、何も知らない面接官が話を聞いて具体的な姿をイメージできるかどうかがポイントです。
面接官は、応募者の学生生活について全く知りません。情報がない相手に説明をする状況は、社会人になるといつでも起こり得ることです。学生時代に頑張ったことをうまく伝えられると、業務に活かせるプレゼン力の高さもアピールできるでしょう。
以下で、学生時代に頑張ったことを伝える基本構成を解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.学生時代に何を頑張ったか
学生時代に頑張ったことを伝える際は、最初に「何を頑張ったのか」簡潔に説明しましょう。結論から話すと、聞き手はその後の内容を想像しやすくなります。
また、話が印象に残りやすいという点でも、最初に結論を述べるのはとても重要です。ただし、結論がだらだらと長くなってしまうと、何が言いたいのか伝わりにくいため、簡潔にまとめるのがポイントです。
2.どのような動機があるか
結論を述べたら、次に、その活動に取り組んだ動機を説明します。どのような理由があって、どうしたいと思ったのかを具体的に伝えるとよいでしょう。
面接官は、力を入れて取り組むに至った動機から、応募者の価値観や人柄などを判断しています。
3.どのような課題や問題点に直面したか
具体的なエピソードを伝える際は、活動を通して直面した課題や問題点を述べてください。ただエピソードを話すよりも、どのような課題や問題があったのかを盛り込んだほうが、面接官の印象に残りやすくなります。
また、活動において自分が主体となった部分や、具体的な役割があれば積極的に伝えましょう。
4.課題や問題点に対してどのような行動をしたか
直面した課題や問題点に対して、自分がどのように考え、行動したのかをできるだけ具体的に説明してください。
大切なのは、課題や問題を解決するために何をしたかです。「△△するために頑張った」「△△になるよう話し合った」という漠然とした内容では何も伝わりません。第三者でも分かりやすいように、具体的な取り組みを説明しましょう。
5.結果はどうだったか
自分が行動したことで、どのような結果になったのかも伝えてください。「成功した」「改善した」と一言で済ませるのではなく、具体的に説明するのがポイントです。
たとえば、「売り上げを△△円から△△円まで伸ばした」「△△から△△と言ってもらった」など、客観性のある内容を伝えると、エピソードに説得力が増します。
6.経験から学んだことをどう活かしていけるか
最後に、経験から得たことや学んだことを述べてください。「頑張った」という事実だけではなく、経験から自分がどのように成長し、入社後にどう活かしていけるかまで伝えられると、将来性を評価してもらえるでしょう。
より効果的に自己アピールするためには、仕事につながるエピソードを伝えるのがポイントです。また、面接での評価される答え方を身につけたい方は、「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」も参考にしてください。
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面接で学生時代に頑張ったことを効果的に伝えるコツ
面接で学生時代に頑張ったことを伝える際は、分かりやすい言葉を使ったり、話の長さに気をつけたりする必要があります。
以下で、学生時代に頑張ったことを効果的に伝えるコツを解説するので、参考にしてください。
聞き手が理解しやすい順番で話す
面接では、話す内容だけでなく、話す順番にも気をつけなければなりません。順序立てて話ができなければ、面接官を混乱させ、肝心な内容が相手に伝わらなくなってしまいます。
学生時代に頑張ったことは、前述の基本構成に沿ってエピソードを6つのステップで整理しておきましょう。順序立てて話ができれば、面接官は内容を理解しやすく、好印象にもつながるはずです。
分かりやすい言葉を使う
面接では、専門用語や馴染みのない言い回しは使わないでください。
専門用語というと、理系の研究職にありがちな印象を受けますが、文系の専門科目で使用されている用語や新しいビジネス用語など、一般的ではない言葉は数えきれないほどあります。自分にとっては馴染みのある言葉でも、聞き手は分からないかもしれません。
どうしても専門用語を使わなければならないときは、聞き手の理解を促すために、具体的な意味を補足しましょう。
話の長さに気をつける
面接で学生時代に頑張ったことを伝える際は、話の長さも意識する必要があります。なぜなら、短すぎると十分なアピールにつながらず、反対に長すぎても、伝えたい内容を簡潔にまとめられないといった印象を与えてしまうからです。
具体的なエピソードを伝える際は、話の組み立て方を意識しながら、簡潔にまとめて伝えるよう心がけてください。高評価につなげるためには、適切な長さで話す必要があります。
面接での話し方は、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」も参考にしてください。
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面接で学生時代に頑張ったことを伝える際の注意点
面接で学生時代に頑張ったことを伝える際は、自慢話になったり嘘をついたりしないよう注意して、志望先の企業に合わせたエピソードを選びましょう。
以下で、面接で学生時代に頑張ったことを伝える際の注意点を解説します。
具体性のない表現を避ける
面接で質問に答えるときは、具体性のない表現を避けてください。学生時代に頑張ったことなら、「どのような課題を抱えていたか」「どのように行動したか」などが分かるように、具体的な説明をするのがポイントです。
可能な場合は、数字を用いて成果を示すと、具体性が増して印象に残りやすくなります。面接官が深掘りする可能性もあるため、何を聞かれても答えられるように回答を準備しておきましょう。
志望先の企業に合わせてエピソードを選ぶ
学生時代に頑張ったことを聞かれたら、単に自己アピールできるエピソードを話すのではなく、企業で活かせる強みが伝わるエピソードを選んでください。
たとえば、ルーティンワークが中心の事務職に応募して、「常に新しいことに挑戦した」というエピソードを話しても、「この仕事には向いていないのでは」などと判断される可能性があります。
面接で学生時代に頑張ったことを伝えるときは、志望する企業の社風や求めている人物像、応募職種などに合ったエピソードを話しましょう。
なお、企業が求める人物像を把握するためには、業界・企業研究をする必要があります。企業研究の進め方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考にしてください。
誰かに言われて頑張ったことはNG
学生時代に頑張ったことを伝える際、誰かに言われて頑張ったエピソードは避けてください。誰かに言われて頑張ったエピソードは説得力に欠けるほか、面接官に受け身の印象を与えてしまいます。
面接で学生時代に頑張ったことを聞かれたときは、自発的な行動を伝えることが大切です。誰かに言われて仕方なくやった行動を伝えても、自分の考え方や人柄を効果的にアピールするのは難しいでしょう。面接では、自分の意思で考え、行動した経験を伝えてください。
仲間と一緒に頑張った経験を話す
学生時代に頑張ったことを伝える際は、できるだけ仲間と一緒に頑張った経験を話すとよいでしょう。企業は、採用活動において、応募者が組織のなかでどのような役割を担えるかを判断しています。
そのため、自分1人で頑張ったことよりも、誰かと協力した経験やグループ内で努力した経験のほうが、よりよい印象を与えられるでしょう。
仕事は、上司や同僚、顧客といった人と関わるものがほとんどです。仲間と一緒に頑張った経験を伝えると、コミュニケーション能力や協調性などもアピールできるでしょう。
自慢話をしない
学生時代に頑張ったことは、自慢話にならないように注意してください。質問を通して面接官が知りたいのは、「学生時代に頑張った経験から、何を学んだか」です。
成果を伝えるときは、事実を簡潔に伝えましょう。だらだらと成果を述べると、自慢話のように聞こえがちです。学生時代に頑張ったことを伝えるときは、成果の後に必ず「経験から得たもの」を述べるようにしてください。
嘘をつかない
学生時代に頑張ったことが思い浮かばない場合でも、面接で嘘をつくのはやめましょう。面接官は、採用活動を通じて多くの就活生と顔を合わせています。嘘をついても簡単に見抜かれてしまう可能性が高いほか、仮に嘘がばれなくても、入社後に働きにくさを感じるきっかけになりかねません。
「学生時代に頑張ったことがない」という就活生は、あらためて自己分析をするなどして、これまでの経験を深掘りしましょう。些細なものでもよいので、経験から学んだことがあれば、自信を持って回答してください。
面接で学生時代に頑張ったことを伝える回答例文10選
ここでは、面接で学生時代に頑張ったことを聞かれた際の回答例文をエピソード別に紹介します。
あらかじめ回答となる文章を作成しておくと、面接でもスムーズに答えられるでしょう。例文を参考に、説得力のある回答を用意しておいてください。
例文1.学業
私が学生時代に頑張ったことは、英語学習です。大学入学当初から、卒業後は海外事業に携わりたいと考えており、ネイティブの人とスムーズにコミュニケーションを取りたかったからです。
大学入学後は、市販の参考書を使って毎日1時間以上の勉強と並行して、英語でおしゃべりやゲームを楽しむ英会話サークルに所属し、楽しみながら日常的に英語を学習できる環境を作りました。
大学2年生のときに初めてTOEICに挑戦しましたが、結果は620点という低いものでした。次の試験では800点以上のスコアを目指し、英語学習への意欲がさらに高まりました。文法の理解を深めるために、分からないところはすぐに教授に確認するようにしたほか、ネイティブの先生から指導を受けられるサークルにも参加しました。
その結果、前回の受験では730点を獲得しました。この経験から、目標を達成するためには、日々の積み重ねが大切だと学びました。御社に入社後も、学び続ける姿勢を大切に、業務に積極的に取り組みたいと考えています。
例文2.アルバイト
私が学生時代に頑張ったことは、アパレルショップでのアルバイトです。人と話すことやファッションが好きでアルバイト先を選びましたが、最初はうまく接客できず、ノルマを達成できない日々が続いて悩む場面が多くありました。
しかし、自分が洋服を買いに出かけた際、とても話しやすい店員の方と出会ったのを機に、自分の接客の悪い部分に気づきました。それから、自分から多くの情報を伝えるのではなく、まずお客さまの話をしっかりと聞くよう意識したことで、お客さまに合った洋服の提案ができるようになり、結果的にノルマも達成しました。
さらに、「また洋服を選んでほしい」と、私を指名して来店してくださるお客さまも増えました。この経験から、目的を達成するためには視野を広く持ち、積極的に行動することが大切だと学びました。御社に入社後も、業務の全体像を把握したうえで自分にできる行動をし、販路拡大に貢献していきたいと考えています。
例文3.部活
私が学生時代に最も力を注いだのは、部活動です。大学では野球部に所属し、目標に向かって努力する大切さを学びました。
私が所属する野球部は、決して強いチームではありませんでしたが、前年よりもよい成績を残すという目標を掲げて毎日練習に励みました。チームとしての弱点だけでなく、1人ひとりの課題を部員全員で洗い出し、練習メニューを考えました。試合に勝つためには厳しい練習が必要で、チームメイトと衝突する場面も多くありましたが、その度に話し合って目標を共有することで乗り越えてきました。その結果、チーム一丸となって臨んだ大会では、初めて地方予選を突破できました。
私はこの経験から、チームで目標を共有し、努力を重ねる素晴らしさを知りました。仕事をするうえで、チームワークはとても重要だと感じています。御社に入社後も、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら、設定した目標を1つずつ達成して成長し続けたいと考えています。
例文4.趣味
私が学生時代に頑張ったことは、趣味のカメラです。私は花屋でアルバイトをしています。SNSで宣伝するための写真を撮っているうちに、撮影の楽しさに気づき、もっとうまくなるために一眼レフを買ったのがきっかけです。
初めて触れる一眼レフは、操作が難しくてピントが合わず、満足のいく写真を撮れない状況が続きました。撮影スキルを上達させるためには、失敗の原因を把握することが不可欠だと思い、休みの日は1日100枚の風景写真を撮るようにしました。うまく撮れなかった写真があれば、なぜ失敗したのかを自分なりに考えて原因を書き出すようにしました。失敗の原因を1つひとつ明確にし、同じ過ちを繰り返さないようにするうちに、次第に納得のいく写真が撮れるようになりました。その後、写真用のSNSアカウントを立ち上げたところ、1万人を超えるフォロワーを獲得できました。
この経験を通して、うまくいかないことはしっかりと原因を分析して改善できると実感しました。御社に入社後も、困難に直面したときには、なぜ難しさを感じるのか分析し、問題点を乗り越えながら成長していきたいと考えています。
例文5.ボランティア
私は学生時代、ボランティアに力を入れました。なかでも、災害時における住環境の復旧に注力してきました。私の地元が過去に豪雨の被害にあった経験から、同様の経験をされた人たちの力になりたいと考え、継続的に活動しています。
ボランティア活動に参加する際、特に注意したのが、被災地のニーズを最優先することです。被災地によっては、ボランティアが過剰に集まって混乱が起きる状況が問題視されています。そのため、災害があったからといって、無計画に現地へ行ってもかえって迷惑になるのではないかと常に考えるようにしました。そこで、被災地のニーズを把握するためにSNSを活用し、「庭のがれき撤去を手伝ってほしい」「水浸しになった家の掃除を手伝ってほしい」といった人たちと直接連絡を取ることで、的確な協力ができたと感じています。
この経験から、相手のニーズを正しく理解することが、本当の意味で人の役に立つと学びました。入社後も、周囲が自分に何を求めているのかを考えながら行動し、チームに貢献していきたいと考えています。
例文6.研究室・ゼミ
私が学生時代に頑張ったことは、ゼミの活動です。
私は文学系のゼミに所属し、Webメディアに関する研究に情熱を注ぎました。最近ではテレビを見る人が減っており、Webメディアの影響力や拡散力が増しています。私たちのチームは、Webマーケティングの専門家と協力しながら最適な調査手法を決め、より正確な結果を得るために努力しました。研究過程では、データの分析に時間がかかったり、数値の正確性を証明するのに苦労したりする場面もありましたが、教授の助言を仰ぎながら粘り強く取り組んで問題を解決できました。その結果、学内における研究発表会で、特別賞を獲得しました。
このような経験を通じて、研究には忍耐力や柔軟性が求められると学びました。御社に入社後も、チームワークを大切にし、商品の認知拡大に貢献したいと考えています。
例文7.インターンシップ
私が学生時代に頑張ったことは、インターンシップです。
私は大学3年の夏休みに、IT企業での長期インターンシップに参加しました。私がインターンシップに参加した動機は、実際の業務を経験して、仕事内容やビジネスマナーを学びたかったからです。具体的には、開発チームの一員として、新しいシステムの企画に関わりました。未経験の領域だったため、慣れるまでは大変でしたが、上司やチームメンバーのサポートを受けながらタスクに取り組みました。その結果、プログラミングの知識を習得し、プロジェクトの成功に貢献できました。また、社内でのミーティングにも積極的に参加し、論理的思考力やプレゼンテーションスキルが高まったと感じています。
この経験から、チームとして大きな成功を掴むためには、良好なコミュニケーションが欠かせないと学びました。御社に入社後も、周囲とのコミュニケーションを大切に、挑戦し続けていきたいと考えています。
例文8.留学
私が学生時代に頑張ったことは、海外留学です。
高校の同級生にカナダからの留学生がおり、ホームパーティに呼ばれたのをきっかけに海外の文化に興味を持つようになりました。また、実践的な英語を身につけたいというのも、留学を志した理由です。大学2年の秋からオーストラリアへ留学し、食生活やマナーなど、あらゆる点で日本とは違うと感じました。また、学校ではディスカッションを中心に授業が進められ、なかなか自分の意見を発言できずに苦労した場面が多くありました。そこで、私は自分からクラスメートの数人をランチに誘い、自分の意見をはっきりと伝えられるよう練習をしました。その結果、自分の意見を主張し、授業で存在感を示せるようになりました。
この経験から、周囲とコミュニケーションを取るには自分の意見をしっかりと主張することが大切だと学びました。貴社に入社後も、自分なりの考えや意見を持ち、チームに貢献したいと考えております。
例文9.資格取得
私が学生時代に頑張ったことは、資格取得です。
私は大学3年のときに、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)を取得しました。大学の授業では、ExcelやPowerPointを使って提出する課題があり、「資格を取得すればもっと作業を効率化できるのではないか」と感じたのがきっかけです。資格を取得するうえで、大きな課題だったのが基本的なパソコンスキルが不足していた点です。大学入学当初は、ネット閲覧にパソコンを使用する程度であったため、基本的な操作でつまずく場面も多くありました。そこで、通信講座を利用して、学習に取り組みました。その結果、要点を押さえて学習できるようになり、初めての受験で合格できました。
この経験から、スピード感を持って目標を達成するためには、最適な方法を見極めることが大切だと学びました。御社に入社後も、効率よく業務を進めるためには何が必要か考え、パソコンスキルを活かして生産性アップに貢献していきたいと考えています。
例文10.習い事
私が学生時代に頑張っていたことは、中国語レッスンです。
私は外国語学部で第二言語として中国語を専攻しており、習い事としてレッスンに通い始めました。中国語レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師から実践的な会話を学び、自信を持って中国語を話せるほどの語学力を身につけました。レッスン以外の時間でも、分からない点は中国語でメールを作成して講師に質問したり、リスニング力を向上させるために映画を見たり、楽しく学習を続けられました。初めて中国を旅行した際に、現地の人と自然にコミュニケーションを取れたのも、レッスンを通してコミュニケーション能力を磨いた結果だと感じています。
また、異文化に触れることで、柔軟な思考や異なる視点で物事を考える力も培われました。御社に入社後も、習い事を通して身につけた語学力やコミュニケーション能力を活かして、グローバルに活躍していきたいと考えています。
面接で学生時代に頑張ったことをアピールしたいあなたへ
学生時代に頑張ったことは、職種を問わず面接でよく聞かれる質問です。就活生のなかには、「頑張ったエピソードが思い浮かばない」「どうしたら効果的に伝えられるか」と不安に感じてしまう人も多いでしょう。
学生時代に最も頑張ったことであれば、エピソードはどのようなものでも構いません。学生時代に頑張ったことを面接でどのように伝えたらよいか悩んでいる場合は、就活エージェントの利用がおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、専任のキャリアアドバイザーが1対1でカウンセリングを実施します。過去の経験を振り返りながら、学生時代に頑張ったことを一緒に探したり面接対策したりして効率よく選考突破を目指しましょう。
学生時代に頑張ったことを効果的なアピールにつなげたい方は、ぜひキャリアチケットにお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。