このページのまとめ
- 自己PRが書けない悩みは、多くの就活生が抱えている
- 特別な成果がなくても、努力や工夫の過程を伝えることが自己PRのポイント
- 自己分析を徹底し、失敗談や短所もポジティブに言い換えて強みに変えることが大切
「自己PRが書けない」「何を書けば良いのかわからない」「自分には特別な強みがない」と悩む就活生は少なくありません。特別な経験や成果がなくても、これまでの努力や工夫を正しく伝えれば、魅力的な自己PRに仕上がります。
この記事では、自己PRが書けない理由や企業が見ているポイント、対策法などをご紹介。この記事を参考に自己PR作成の不安を解消し、自信を持って就活に臨みましょう。
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- 自己PRが書けないと感じているのは自分だけではない
- 自己PRが書けないと感じてしまう理由
- 特別な成果が必要だと思い込み過ぎている
- 自分の短所ばかりが浮かんでしまう
- 強みをうまく言語化できない
- 企業が自己PRでチェックしているポイント
- 人柄
- 仕事への意欲
- 基本的なコミュニケーション能力
- 自己PRが書けないときの対策方法
- まずは徹底的に自己分析をしよう
- 失敗談や短所も自己PRの強みに変えよう
- 自分が頑張ったことを探そう
- 家族や友人に聞いてみよう
- 自己PRの書き方
- 自己PRを伝える際のポイント
- 分かりやすく簡潔に伝える
- 企業で活かせる内容を取り入れる
- 具体的なエピソードで裏付ける
- 自己PRが書けなくても嘘はつかないようにしよう
- 自己PRが書けないと悩んでいるあなたへ
自己PRが書けないと感じているのは自分だけではない
「自己PRが書けない」という悩みはあなただけではなく、多くの就活生が抱えています。「何を書けば良いのか分からない」と不安になり、焦りを感じるのは自然なこと。普段の生活の中で自分の成果や役割を言葉にする機会は少なく、自分の価値を客観的に把握することが難しいからです。
しかし、普段から取り組んでいる活動や経験の中からも、アピールできるスキルや強みは見つけられます。たとえば、アルバイトで学んだ責任感やサークル活動での調整力、趣味を通じて培った継続力など、どのような経験も自分らしさを伝える材料になるのです。
まずは過去を振り返り、これまでの経験を整理することから始めましょう。具体的なエピソードを思い出すことが、自己PRを言葉にする第一歩です。
自己PRがどのようなものか知りたい方は「就活に役立つ自己PR例文25選!書き方や高評価につながるコツも解説」の記事を参考にしてみてください。
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自己PRが書けないと感じてしまう理由
自己PRが書けない主な理由として、「特別な成果が必要だと思い込み過ぎている」「自分の短所ばかりが浮かんでしまう」「強みをうまく言語化できない」が挙げられます。
就活で自己PRを書くことは簡単ではなく、誰もが悩むポイントです。しかし、それぞれの理由を整理し対処することで、自己PRが書けるようになるでしょう。
特別な成果が必要だと思い込み過ぎている
自己PRが書けない理由の一つとして、「自己PRは輝かしい成果や表彰実績がないと評価されないのでは」と思い込んでいる場合があります。
しかし、実際の選考で評価されるのは成果そのものよりも、どのように物事に取り組んだかというプロセスです。物事に取り組む中で工夫したことや、困難を乗り越えるために努力したことなどが重要視されます。
アルバイトやサークル、学業の中で取り組んできたプロセスも、就活で十分にアピールできる要素です。難しく考え過ぎず、自分の等身大の努力や工夫に目を向けてみましょう。
自分の短所ばかりが浮かんでしまう
「自分には短所しかない」「長所が分からない」と感じて、自己PRが書けない方もいるでしょう。しかし、短所は長所や強みにもなり得る要素です。
たとえば「優柔不断」という短所は、裏を返すと「慎重に物事を判断できる」という強みともいえます。「せっかち」という短所は、「行動力がある」という強みに言い換えられるでしょう。
短所を挙げて紙に書き出し、ポジティブに言い換える作業をしてみると、自己PRでアピールできる長所や強みの発見に繋がります。
強みをうまく言語化できない
自己PRを書けない原因として、「なんとなく自分の得意なことは分かっているものの、うまく言語化できない」という悩みも挙げられます。
この場合は、自己分析を深めることが有効な解決策です。
・自己分析ツールや強み一覧を参考にする
・友人や家族に自分の長所を聞く
上記のような対策を行うことで、自分の強みを具体的な言葉に落とし込めるようになります。言語化できるようになると、そのまま自己PRに活用できるようになり、書けない状態から脱出できるでしょう。
「自己PRの書き方は?就活で評価されるアピール方法や強みを例文つきで解説」でも、就活生が悩みがちな自己PRの書き方をまとめています。あわせてチェックしてみてください。
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企業が自己PRでチェックしているポイント
企業が自己PRでチェックしているのは「人柄」「仕事への意欲」「基本的なコミュニケーション能力」の3点です。企業は学歴や経歴だけで採用を決めるわけではなく、「この人と一緒に働けるか」「長く働いてくれるか」「社風に合うか」を見極めたいと考えています。
そのため、自己PRでは優秀さではなく、「価値観」「人柄」「働く意欲」を伝えることが重要です。
人柄
まず企業が自己PRで知りたいのは、あなたの人柄です。高学歴であっても、面接を確実に突破できるわけではありません。企業が「優秀さ」だけを求めているわけではないからです。
企業は、応募者がどのような価値観をもち、どのように物事に取り組む人間なのかを見ています。なぜなら、社員の人柄は職場環境や社風とのマッチ度に大きく影響するからです。
過去の経験から自分らしさが表れているエピソードを洗い出し、自己PRで伝えることが、企業にあなたの魅力を伝える近道といえるでしょう。
仕事への意欲
次に企業が自己PRで見ているのは、応募者が仕事に対してどれだけ意欲を持っているかです。特別な経験がなくても、面接官は「この学生は本当に自社で働く気持ちがあるか?」「入社後も頑張ってくれるだろうか?」という部分を見ています。
そのため、自己PRでは、「なぜその会社で働きたいのか」「将来どのようなことに挑戦したいか」という前向きな気持ちを具体的に伝えることが大切です。たとえば、学生生活の中で「○○を学んで社会で活かしたい」「人の役に立ちたい」という想いが芽生えたエピソードを盛り込むと、企業も意欲を感じやすくなります。
新卒の自己PRでは、熱意を示し、「これから社会人として成長したい」という姿勢をしっかり伝えましょう。
基本的なコミュニケーション能力
企業が自己PRから特にチェックしているのが、社会人として必要なコミュニケーション力があるかという点です。
・相手の話をしっかり理解できるか
・相手の気持ちを考えて会話ができるか
これらの能力は、履歴書の文字だけでは判断できません。だからこそ、面接の自己PRや受け答えで伝えることが重要です。難しい話術は必要ないので、「一緒に働きたい」と思ってもらえるような、誠実で分かりやすいコミュニケーションを意識しましょう。
「自己PRとは?企業が求める理由や回答のポイント・例文を紹介」でも企業が何をチェックしているか解説しているため、あわせて参考にしてください。
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自己PRが書けないときの対策方法
ここでは、自己PRが書けないと悩んでいるときの対処方法を紹介します。
まずは徹底的に自己分析をしよう
自己PRで自分の魅力を最大限伝えるには、自己分析が欠かせません。ただ成果や経験を並べるだけでなく、「なぜその成果を出せたのか」「どのような工夫をしたのか」を深掘りしましょう。
たとえば、アルバイトで売上が上がった経験があれば、そのためにどのような工夫をしたのか具体的に説明すると、説得力が増します。自己分析をしっかり行うことで、自分らしい自己PRを書きやすくなるでしょう。
自己分析については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
失敗談や短所も自己PRの強みに変えよう
自己PRは成功体験だけや強みだけでなく、失敗した経験や短所もアピールポイントとして伝えられます。たとえば、失敗から立ち直った過程や実行した改善策などを具体的に伝えれば、問題解決能力や粘り強さがアピールできるでしょう。
また、短所をポジティブに言い換えることも効果的です。「慎重過ぎる」なら「リスクをしっかり見極められる」など、自分の性格を前向きに伝えてみましょう。失敗や短所も成長のチャンスとして捉え、自己PRに活かしてみてください。
自分が頑張ったことを探そう
自己PRを書く際は、特別な経験よりも主体的に取り組んだことや、工夫して頑張った過程を伝えることが大切です。
アルバイトやサークル活動、勉強の中で努力したことや乗り越えた困難を振り返ってみましょう。その過程や結果、そこから学んだことを丁寧に伝えれば、企業に熱意や成長意欲が十分に伝わります。
家族や友人に聞いてみよう
自己PRで伝えられる強みを自分で見つけられない場合は、家族や友人に聞いてみるのも一つの手です。
身近な第三者から見た自分のイメージを知ることで、自己PRのヒントになるほか、客観的に自分を見つめ直すきっかけにもなります。周囲の意見を取り入れて自己PRをブラッシュアップすれば、より魅力的で説得力のある内容に仕上がるでしょう。
「自己PRの考え方が分からない…書けない場合の対処法と構成の作り方を解説」でも自己PRを作成する際のコツや、書けないときの対処法を紹介しているため、あわせてご参照ください。
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自己PRの書き方
自己PRで伝えたいエピソードが見つかったら、「何に取り組んだのか」「課題に対してどのような工夫や行動をしたのか」「結果どうなったのか」などを深掘りしていきます。
自己PRは以下のような構成で組み立てると良いでしょう。
(2)その根拠:長所や強みの証明になる具体的なエピソード。そこから何を学んだか
(3)長所や強みを会社でどのように活かすか:「この経験を活かし、御社でも~という活躍をしたいです」
はじめに結論を述べ、次に裏付けとなる具体的なエピソード、そこから学んだこと、最後に経験をどのように仕事に活かすか、という構成で述べると、伝わりやすくなります。
自己PRの書き方や基本的な構成を知りたい方は「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」もあわせてご覧ください。
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自己PRを伝える際のポイント
自己PRを書こうとしても「何をどう伝えれば良いのかわからない」と悩む方も多いでしょう。ここでは、自己PRの伝え方のポイントを紹介します。自己PRの基本の伝え方を一緒にマスターしていきましょう。
分かりやすく簡潔に伝える
自己PRは結論から簡潔に伝えることが大切です。多くを詰め込み過ぎると何を伝えたいのかがぼやけ、採用担当者の記憶に残りにくくなってしまいます。
たとえば、「私の強みは継続力です」と冒頭で伝え、その後「大学のゼミで半年間継続して自主的に○○に取り組み、結果として○○を達成しました」と続けると、内容が整理され印象に残りやすくなるでしょう。
自己PRはアピールしたい強みを1つに絞り、冒頭で結論を述べることで、採用担当者に伝わりやすく、記憶に残る自己PRになります。
企業で活かせる内容を取り入れる
自己PRは、その企業で自分の強みをどのように活かせるか具体的に伝えましょう。採用担当者は「この学生を採用することで、自社にどのような貢献をしてくれるのか」を知りたいと考えています。自己PRが企業の求める人物像や仕事内容と結びついていないと、「自社である必要がないのではないか」と判断されてしまうでしょう。
たとえば、「人の意見をまとめる調整力」を強みとしてアピールしたい場合、以下のように伝えると、入社後の活躍をイメージしやすくなります。
自己PRでは、自分の強みを伝えるだけでなく、その強みが応募先企業のどのような場面で役立つのか具体的に伝えるのがポイントです。採用担当者が「あなたを採用する理由」を見つけやすくなり、選考を通過できる可能性が高まるでしょう。
具体的なエピソードで裏付ける
自己PRには、裏付けとなる具体的なエピソードが欠かせません。抽象的な自己PRだけでは説得力に欠け、強みが伝わりづらくなってしまいます。エピソードを交えることで、自分の強みが実際の経験に基づいたものであると伝えられ、信頼感が高まるのです。
たとえば、「私の強みは最後まで粘り強くやり抜く力です。」とアピールしたい場合は、以下のように自分の経験も伝えると、説得力が高まります。
自己PRを書く際は、必ず「その強みを表す経験・エピソード」をセットで伝えることを意識しましょう。
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自己PRが書けなくても嘘はつかないようにしよう
自己PRを書くときは、嘘をつかずに正直に伝えることが大切です。新卒の就活では、まだ社会人経験が浅いため「もっとすごい経験を書かなきゃ」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、面接官は多くの応募者と接しているため、相手の話の細かな矛盾や違和感に敏感です。嘘や誇張が見抜かれてしまうと信頼を失い、選考で不利になるリスクが高くなります。
だからこそ、自分の経験や気持ちを誠実に伝えることが一番の近道です。無理に自分を大きく見せようとせず、ありのままの長所や強みをしっかりアピールしましょう。
「自己PRのダメな例は?悪い例文から考える就活で失敗しないアピール方法」では、避けたほうが無難な自己PR例も紹介しているため、作成する際の参考にしてください。
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自己PRが書けないと悩んでいるあなたへ
自己PRは、最初は誰でも「何を書けば良いか分からない」と立ち止まってしまうものです。しかし、大切なのは「特別な実績」ではなく、あなたがこれまで頑張ってきた経験や工夫、乗り越えた過程を整理し、自分の言葉で伝えること。ありのままのあなたの魅力を伝えることが、企業に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるポイントです。
それでも「一人で考えるのが大変」「どう書き出せば良いかわからない」という方へ。キャリアチケットでは、プロのキャリアアドバイザーがあなたの自己PRの作成をサポートし、強みを言語化するお手伝いをしています。さらに、あなたの強みが活かせる企業の紹介や面接対策まで無料で支援可能です。
・短期間で納得できる自己PRを完成させたい人
・就活を一歩前に進めたい人
上記のような悩みや意欲をお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。自分だけでは見えなかった強みや可能性に気づき、あなたらしい自己PRで内定獲得に一歩近づきましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。