このページのまとめ
- 履歴書は、速達で郵送してOK
- 履歴書を速達で郵送するには、封筒に赤線を引き追加料金分の切手を貼る
- 速達を使うと、スケジュールやコストの管理ができていないと捉えられる可能性も
- 履歴書は、締切に余裕を持って普通郵便で送るのが最適
急いで履歴書を郵送したいけど、速達は印象が悪いという噂を聞き躊躇している就活生も多いのではないでしょうか。速達は、普通郵便よりも早く送付でき、土日や祝日の配送も可能なサービス。ただし、デメリットもあるので、それを把握しておくことも大切です。
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速達とは
そもそも速達とは、日本郵便株式会社が提供する手紙(第一種郵便物)の定形郵便物・定形郵便物に使えるオプションサービスの一種です。たとえば、普通郵便では最短で翌日の到着になる大阪ー東京間も、速達を使えば翌日の午前には配達してくれます。普通郵便では対応していない土日、祝日も配送可能なので、急ぎの郵便物があるときは便利なサービスです。
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履歴書は速達で郵送しても問題ない
結論からいうと、履歴書は速達で郵送しても構いません。重要なのは、速達かどうかよりも履歴書の内容だといえるでしょう。
しかし、締切直前でない限り早く到着するメリットは特にありません。締切までに余裕があるなら、普通郵便で郵送しましょう。
必着?消印有効?
履歴書などの提出書類の締切には、「必着」と「消印有効」の2種類があります。必着の場合、その日までに書類が相手の手元に届いていなければ受け付けてもらえません。一方、消印有効は応募者が指定の日までに提出していればOKです。消印とは、郵便局が郵便物を受け付けた日に押す印のこと。締切が消印有効で書かれている場合は、到着は指定日を過ぎても受け付けるという意味です。ポスト投函の場合は、郵便物が収集される時間によって消印が翌日になってしまう可能性もあります。念のため、ポストに記載の収集時間を確認しておきましょう。
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履歴書を速達で送る方法
履歴書を速達で送る方法を説明します。間違いなく速達を利用するには、郵便局の窓口での手続きがおすすめです。
封筒
封筒を縦長に使う場合、右上部分に赤い線を表示します。郵便番号を書く7桁の枠の上あたりを目安に、はっきりと線を引きましょう。
料金
250gまでの郵便物なら、基本の郵送料金に加えて290円が追加でかかります。
履歴書を郵送するときは、A4サイズのクリアファイルが入る角2サイズ(定形外郵便物)の封筒を用いるのが一般的です。封筒にクリアファイルに入れた書類を入れると、重さは50~70g程度になるでしょう。定形外郵便の基本料金は50g以内なら120円、100g以内なら140円かかります。それに速達代金290円をあわせて、切手は410円~430円分必要です。
差出場所
郵便窓口に差し出すか、ポストに投函します。速達の赤線と必要料金分の切手が貼ってあれば、ポスト投函でも速達として郵送されますが、料金の不足など不安がある場合は、郵便窓口に行って速達をお願いする方法が確実です。
参照元
日本郵便
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履歴書を速達で送るメリット・デメリット
履歴書を速達で郵送することは問題ありませんが、メリットとデメリットも認識しておきましょう。
メリット
履歴書の郵送に速達を使うメリットは、何といっても到着までのスピードが早いことです。特に、土日や祝日の配送も可能なので、締切直前の送付になってしまったときには役立ちます。
デメリット
速達を使って履歴書を郵送すると、受け取った企業側からネガティブな印象を持たれる可能性もあるでしょう。
その理由の1つ目は、スケジュール管理ができていないと捉えられることです。就活において重要な履歴書を締切直前に送っているので、自分のスケジュールをしっかり管理できていないと思われても仕方ありません。
2つ目の理由は、コスト面の管理ができていないと思われることです。速達は、先述のとおり普通郵便よりも料金が高くつきます。利益を追求する株式会社では、無駄な出費はご法度です。コスト意識が低く、会社の利益のことを考えられないタイプと捉えられる可能性もあるでしょう。
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速達以外の4つの郵送方法
速達以外にも、履歴書を郵送する方法には簡易書留や特定記録郵便などさまざまな種類があります。ただし、履歴書は信書と呼ばれる特別な書類に分類されており、その郵送には一部の方法しか認められていません。以下に紹介する方法は、どれも信書の郵送が認められている方法です。
1.簡易書留
書留とは、郵便物を引き受けたときから配達までの送達過程を記録し、万一郵便物が壊れたり届かなかったりした場合に損害賠償額内の実損額を賠償してもらえる郵送方法です。通常の郵便料金に320円が追加でかかります。
簡易書留は、書留の中の一種にあたり、損害額は5万円までです。また、土日や祝日も配達してもらえて、郵便追跡システムで配送状況を確認できるメリットも。
ただし、配達は必ず手渡しで、受領印かサインを必要とするため、忙しい企業の担当者に送ると迷惑になることもあるでしょう。
2.レターパック
レターパックとは、A4サイズで4kg以内の郵便物を全国一律料金で郵送できるサービスで、履歴書を含む信書の郵送も可能です。配達状況をインターネットで確認できるサービスも利用できるので、確実に届けたい郵便物には向いています。また、通常の封筒より耐久性のある厚紙でできた封筒を用いるため、中身が破損するリスクが少なく安心です。
対面配達で受領印を必要とするレターパックプラスと、郵便受け配達のレターパックライトの2種がありますが、受領時の手間を考えると、履歴書を郵送するにはレターパックライトの方がおすすめ。
郵便局やコンビニで専用の封筒を購入してください。レターパックライトは370円で購入できます。
3.配達日指定
日曜日や休日を含め、指定日に到着するよう配達してくれる、手紙(第一種郵便物)の定形郵便物・定形郵便物に使えるオプションサービスの一種です。郵便局に用意されているシールに配達日を記入して封筒に貼り付け、窓口で提出します。料金は通常の郵便料金に加えて、平日を指定するときは32円追加、休日指定の場合は210円追加した金額です。
4.特定記録郵便
郵便物の引受けを記録する特定記録郵便というサービスがあります。
日曜日と祝日の配達はなく、郵便受けに配達するので普通郵便に近い郵送方法です。引受の記録として受領証を貰えるので、万が一交通事情などにより締切までに相手先に届かないことがあっても、自分は締切までに郵送手続きをしたことを証明できます。配送状況をインターネットで確認できるため、相手先に到着したことを確認できるため安心感があるでしょう。基本の郵便料金に160円追加し、窓口で特定記録郵便を希望する旨を伝えることで利用できます。履歴書を確実に届いたことを確認したい人には、最もおすすめの方法です。
参照元
日本郵便
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。